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第3話(5)
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「ルシィの淹れてくれた紅茶は、美味しいね。おかわりをもらってもいいかな?」
「もちろんです。どうぞ」
ずっと感じている、『ぞわぞわ』。それは気のせいではなく、確かに存在する違和感。
レオン様はいつものように優しくて、不快な発言なども一切ありません。なのにお互い向かい合ってイスに座った直後から、どこか落ち着かないんです。
((レオン様が犯人かもしれないから、無意識的に緊張してしまっている……。のでは、ないのだと思います……))
これは、そういうものではありません。
自分でも、とても変な事を言っていると思っているのですが……。イスに――できればカーテンの陰に隠れて、お話しをしたくなっているんですよね。
((もしかして……。ここに、何かのヒントがある……?))
そう考えた私はカップにアールグレーを注いだ後、改めてレオン様の観察を始めようとして――。おもわず、悲鳴を上げて小さく飛び上がってしまいした。
「ひゃっ!? この大きな音はっ、なっ、なんなのでしょうっ!?」
「……何かが、破裂するような音だったね。邸内ではなさそうだから、外かな……?」
文字で表すと、『パンッッッ!!』。鼓膜が破れそうな程のものが響き、私達は慌てて窓から外を覗きます。
そうしたら――
「ああ、なるほどね。馬車で、トラブルが起きたみたいだ」
――我が家の門の近くで荷台に青色の塗装が施された大型の馬車が停まっていて、多分御者さんですね。深い帽子をかぶった若い男性が降りてきて、周囲に平謝りをしながら車内に入っていきました。
あの様子ですと、運搬中の荷物に何かがあったようですね。事件の発生かと思っていましたので、よかった――
((……え……? え……!?))
安堵の息を吐いていたら、頭の中で不思議な事が起こりました。
わ、分かりますっ。なぜだか、分かるようになりました!
((ずっと感じていた、奇妙なぞわぞわの原因。それは…………。レオン様の、目線です……!!))
「もちろんです。どうぞ」
ずっと感じている、『ぞわぞわ』。それは気のせいではなく、確かに存在する違和感。
レオン様はいつものように優しくて、不快な発言なども一切ありません。なのにお互い向かい合ってイスに座った直後から、どこか落ち着かないんです。
((レオン様が犯人かもしれないから、無意識的に緊張してしまっている……。のでは、ないのだと思います……))
これは、そういうものではありません。
自分でも、とても変な事を言っていると思っているのですが……。イスに――できればカーテンの陰に隠れて、お話しをしたくなっているんですよね。
((もしかして……。ここに、何かのヒントがある……?))
そう考えた私はカップにアールグレーを注いだ後、改めてレオン様の観察を始めようとして――。おもわず、悲鳴を上げて小さく飛び上がってしまいした。
「ひゃっ!? この大きな音はっ、なっ、なんなのでしょうっ!?」
「……何かが、破裂するような音だったね。邸内ではなさそうだから、外かな……?」
文字で表すと、『パンッッッ!!』。鼓膜が破れそうな程のものが響き、私達は慌てて窓から外を覗きます。
そうしたら――
「ああ、なるほどね。馬車で、トラブルが起きたみたいだ」
――我が家の門の近くで荷台に青色の塗装が施された大型の馬車が停まっていて、多分御者さんですね。深い帽子をかぶった若い男性が降りてきて、周囲に平謝りをしながら車内に入っていきました。
あの様子ですと、運搬中の荷物に何かがあったようですね。事件の発生かと思っていましたので、よかった――
((……え……? え……!?))
安堵の息を吐いていたら、頭の中で不思議な事が起こりました。
わ、分かりますっ。なぜだか、分かるようになりました!
((ずっと感じていた、奇妙なぞわぞわの原因。それは…………。レオン様の、目線です……!!))
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