あんなことをしたのですから、何をされても文句は言えませんよね?

柚木ゆず

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第7話 アンジェリクが去ってから~9日後~ 俯瞰視点(2)

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「に、逃げ! 逃げないと――ぁ、ぁぁぁ……」
「ぁぁぁぁ……」
「ぁぁ……。ぁぁぁぁぁ……」

 ブランディーヌも、セザールも、クリステルも、顔面蒼白で腰を抜かしてしまう。
 なぜならば、ここが食堂の最奥だから。入り口は、死神が。巨大ゴキブリが。ピエロが。塞いでしまっているため、脱出経路がなくなっているのです。

「たっ、魂をとられる!? ぁ、ぁあああ!! くっ、くるなああああああああああああああああああああ!!」
「食われる!? くるなああああああああああああああああああ!!」
「殺される!? くるなああああああああああああああああああああああ!!」

 3人は火事場のバカ力を発揮して傍にあった椅子を軽々と持ち上げ、ブランディーヌは死神に、セザールは巨大ゴキブリに、クリステルはピエロに投げつけます。

「あたれええええええええええ――なあ!?」
「当たらない!?」
「避けられた!?」

 死神も巨大ゴキブリもピエロも、軽々と椅子をかわしてしまいました。そこで3人は、蝋燭台などを掴んで投げつけ――

「ダメなの!?」
「これもか!?」
「そんな!!」

 ――ますが、それらも全て命中とはなりませんでした。
 そのため誰一人として闖入者を仕留めることも追い払うこともできず、死神はブランディーヌへと、巨大ゴキブリはセザールへと、ナイフを持ったピエロはクリステルへとゆっくり近づいてきます。

「くっ、来るなぁ! こっ、来ないでぇええ!!」
「来るな!! どこかにいけぇえええええええ!!」
「やめてええ!! やめえええええええええええええ!!」

 恐怖によってついに腰が抜けてしまった3人は、その場で首や手足をバタつかせながら抵抗をします。ですがその言葉を聞いてくれる存在はおらず、死神、巨大ゴキブリ、ピエロはついに、

「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああ!!」
「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああ!!」
「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああ!!」

 ブランディーヌ、セザール、クリステルもとに、辿り着いてしまって――








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