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本編

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 「んっんん…ちょっと、君達。」
 「はい?」

 振り向くと、そこには携帯電話を持った店長と、警察がいた。

 「あ、ど、どうも。」
 「どうも。さ、君達。ちょっと話を聞こうか。」

 そして、なんと、人生初の逮捕を受けた!

 ◆◆◆

 「まあ、君達。飲み過ぎて…気持ちよくなって…つい脱ぎたくなる。そりゃ勿論気持ちも分かるさ。だがね。周りはその裸をどう見るか。どう捉えるか。考えたかね?」
 「は、はぁ。」

 何故、僕も呼ばれているのか。というか、大大大戦犯をかましたマジのバカ村上先輩は、まだまだ酔っ払っているようだ。

 「だからぁ!!!おにいさんもよっぱらってぬいだことあるらろ!にんげんのぉせいりてきなぁげんしょうなんらぁ!!!」

 もう、何もかも見苦しかった。周りの警察の方も引きぎみで見ている。

 「ふむ。どうも話が通じるような感じではないね。どれ、数日泊まっていくのはどうだろうか。」
 「い、いや!だ、す、すいません!部下として先輩の教育は僕がしっかりやります!決して彼には悪意が無く、ちょっとストレスが溜まったようで…」
 「うーん。ストレスね。なら、君、ストレスを溜めたら人を殺しても良いのかい?」

 さすがは警察の方であった。言い訳の返し方がプロだ。対策済みか。

 「まぁ、別にそこまで悪いことしてる訳じゃないし。なにより被害も少ない感じだから、さすがに泊まってもらうことまではしないさ。」

 良かった。ホッとした。

 「さ、もう遅いから早く帰りなさい。いくら大人とはいえ、酔っ払ってたら子供も同然だ。」
 「分かりました。改めてすいません。ご迷惑をお掛けしました。ほら、行きますよ。」
 「うぅ…………」

 しかし、本当にお酒に弱い、酔い方が悪いだけなのか。もしかして、何かストレスを抱えているのかもしれない。例えば、女子に囲まれること。ホモなのを隠し通していること。
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