遠い宇宙の君へ

水妃

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計画

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「ベイン、ノウェル、本計画は順調に進んでいるな?」

「はい、オッド様」
表情を何も崩さずベインが答えた。

「ベイン、この計画は外には漏れてはいないだろうな」

「大丈夫です」

「この計画は経営幹部十名以外に決して漏れてはいけない。
特にキースが知ってしまっては、キースの才能を活かすことが出来なくなるからな。
アイツのプログラミング技術無しではこの計画は完成されない」

「承知しております」

「本計画に関する情報は全て高セキュリティにて管理するように」

「承知いたしました。何層にも渡ってセキュリティをかけております為ご安心を」

「頼むぞ。それと、言っておいたはずだが、あのニュースが邪魔だ。
AIの人口カウントシステムをオフにしろ。二度とミスは許されない。分かったな。次は無いぞ」

「申し訳ございません……」

「分かれば良いんだ。それではさっそく、四十三歳男性、二十五歳女性のサンプルを見ていく。
この二名はエデンプログラム参加時に悪性のスコアを叩き出しているな。
男性は、ゲーム内で女性を後ろから襲おうとしていた。

女性に関しては、若い男性を誘惑しその上で殺害している。

仮にゲーム内だとしてもこのゲームでは遺伝子レベルの本性を全てスコア化出来る。

且つ、ゲーム内だからそのような行為を行ったという言い訳は通用しない。

いずれはどの場所で生活をしていてもその素養は必ず発現する。

この二名の意識は危険分子の為、肉体に意識データを戻さず、
さらに格納器に転送保管。

肉体はエリア十四に保管するように。

また、飛行船でのルール逸脱者、SNS上での誹謗中傷を行った者も同様に処理するように」

「承知いたしました」
再度表情を一切変えず。ベインは返事をした。
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