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Confession -突撃?彼の大学へ-
閑話5 Dislike 静とエイレン
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とある振替休日の午後。
虎ノ門ヒルズで私、南風成翼は2人の人と待ち合わせ中なんです。
1人はつい先日彼氏となった栄蓮ことエイレン。2人目はなかなか忙しくて会えなかった親友の舎人静さん。
大親友の河崎悠理ちゃんにはエイレン会わせたことあるけど(見事にエイレンフルボッコにされてたな)静さんは繁忙期みたいでなかなか会うタイミングがなくてようやく。
エイレンの方もバイトがちょっと伸びるとの事。
1番わかりやすい目印、トラのもんの象の横にかれこれ20分ほど立っているといきなり目が塞がれた。
「だーれーだ」
「もう静さん。いい年齢なんだからそう言うのはやめましょうよ」
軽くため息をつくと、私の後ろにいた静さんが私の両眼を隠した手を剥がした。
「いいじゃない、翼ちゃん不足が酷くて酷くて。翼ちゃん補充しないと」
そう言いながら私を強く抱きしめた。
今日もいつもの紺色のパンツタイプのスーツ姿。すらっとした長身でボンキュッボンとスタイルも抜群。で、私はそのボンなお胸に
顔を埋もれて軽く呼吸困難になりかけた。
静から離れたと同じ頃にエイレンが遅れて到着。
さっきのエイレンに見られて・・・ないよね?見られたら何か恥ずかしいから。
エイレンは到着したと同時に前髪を分けてイケメンを露わにし、私の事を抱きしめ静さんに挑発的な眼差しを向けた。
あー、見られてた。静さんも上から目線でエイレン見てるし。
「初めまして。翼の『彼氏』の栄蓮です」
「くっ!此方初めまして。翼ちゃんの『親友』の舎人静です」
脳味噌お花畑ヒロインだったらここで
「2人とも私の為に争わないで」
って言うだろうが、流石にアラサーの喪女がそれ言ったら黒歴史発動だろう。
「まあまあ、2人とも落ち着いて。人目もあるからさ。どこかカフェでも行こう」
何だろう、来てすぐに飛び蹴りかました悠理ちゃんの方がよかったのかも。
静さんとエイレン2人に腕を掴まれて上の方では睨み合い。昔あった囚われた宇宙人状態でカフェまでドナドナされて行った。
カフェではテラス席で、映える料理で有名なのか女子率高い。私は場違いだと凹むし、周りからはエイレンと静さんがイケメンと美人のカップルに見えてるらしく場所に溶け込んでいた。
しかし、話してる内容が私の賛辞と言うか自慢。空気になりたい、影に沈みたい。
普通はそれで仲良くなるはずなんだけど、2人とも自分の方が私を知ってるとかで子供の喧嘩。
始めは聞いてて恥ずかしかったけど、だんだんと微笑ましくなってきた。
「ふふっ」
「「翼ちゃんなに笑ってるの」」
エイレンと静さん、2人とも同時に同じ事言って顔をあわせて膨れっ面になる。
「この2人仲良くなりそうな予感がするな」
微笑みながらボソッと呟いた言葉は2人には聞こえてないみたいだったので私だけの確信って事でエイレンみたいにチロッと歯を出して無邪気な笑顔を目の前で喧嘩してる2人に向けた。
虎ノ門ヒルズで私、南風成翼は2人の人と待ち合わせ中なんです。
1人はつい先日彼氏となった栄蓮ことエイレン。2人目はなかなか忙しくて会えなかった親友の舎人静さん。
大親友の河崎悠理ちゃんにはエイレン会わせたことあるけど(見事にエイレンフルボッコにされてたな)静さんは繁忙期みたいでなかなか会うタイミングがなくてようやく。
エイレンの方もバイトがちょっと伸びるとの事。
1番わかりやすい目印、トラのもんの象の横にかれこれ20分ほど立っているといきなり目が塞がれた。
「だーれーだ」
「もう静さん。いい年齢なんだからそう言うのはやめましょうよ」
軽くため息をつくと、私の後ろにいた静さんが私の両眼を隠した手を剥がした。
「いいじゃない、翼ちゃん不足が酷くて酷くて。翼ちゃん補充しないと」
そう言いながら私を強く抱きしめた。
今日もいつもの紺色のパンツタイプのスーツ姿。すらっとした長身でボンキュッボンとスタイルも抜群。で、私はそのボンなお胸に
顔を埋もれて軽く呼吸困難になりかけた。
静から離れたと同じ頃にエイレンが遅れて到着。
さっきのエイレンに見られて・・・ないよね?見られたら何か恥ずかしいから。
エイレンは到着したと同時に前髪を分けてイケメンを露わにし、私の事を抱きしめ静さんに挑発的な眼差しを向けた。
あー、見られてた。静さんも上から目線でエイレン見てるし。
「初めまして。翼の『彼氏』の栄蓮です」
「くっ!此方初めまして。翼ちゃんの『親友』の舎人静です」
脳味噌お花畑ヒロインだったらここで
「2人とも私の為に争わないで」
って言うだろうが、流石にアラサーの喪女がそれ言ったら黒歴史発動だろう。
「まあまあ、2人とも落ち着いて。人目もあるからさ。どこかカフェでも行こう」
何だろう、来てすぐに飛び蹴りかました悠理ちゃんの方がよかったのかも。
静さんとエイレン2人に腕を掴まれて上の方では睨み合い。昔あった囚われた宇宙人状態でカフェまでドナドナされて行った。
カフェではテラス席で、映える料理で有名なのか女子率高い。私は場違いだと凹むし、周りからはエイレンと静さんがイケメンと美人のカップルに見えてるらしく場所に溶け込んでいた。
しかし、話してる内容が私の賛辞と言うか自慢。空気になりたい、影に沈みたい。
普通はそれで仲良くなるはずなんだけど、2人とも自分の方が私を知ってるとかで子供の喧嘩。
始めは聞いてて恥ずかしかったけど、だんだんと微笑ましくなってきた。
「ふふっ」
「「翼ちゃんなに笑ってるの」」
エイレンと静さん、2人とも同時に同じ事言って顔をあわせて膨れっ面になる。
「この2人仲良くなりそうな予感がするな」
微笑みながらボソッと呟いた言葉は2人には聞こえてないみたいだったので私だけの確信って事でエイレンみたいにチロッと歯を出して無邪気な笑顔を目の前で喧嘩してる2人に向けた。
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