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4章 魔族ハンター
第40 お嬢✕親分
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大柄な男と不釣り合いな青年は一つの建物の前で立ち止まった。
「着いたぞ」
「おお、ここだ間違いない」
「今更帰るとは言わないよな?」
男は圭介の後ろへ回り込む。
「用が有って来たんだから帰るわけ無いでしょうに、先に行かせてもらうよ」
圭介は階段を登り2階にある扉の前に立ち深呼吸をした。
『桜井組渋谷支部』と書かれた扉を静かに開け中を見渡す。
「こんにちは、若頭さんか親分さんいますか?」
「ああ?」
「何だ貴様?」
「ここはガキの来る所じゃねえぞ」
事務所内にいる3人の男から罵声が飛んでくると同時に背中を押され、前のめりに成りながら事務所の中へと駆け込んだ。
「何だよ危ないな」
圭介の言葉が終わらない内に、4人の男は入り口を背に取り囲むのであった。
「ちょっと待った待った、親分さんはいるんでしょ、桜井智花の使いが来たって伝えてよ」
「お嬢の使い? 直ぐにお伝えしてきます、お前ら丁重にお待ち頂け」
『へい』
これぞ掌返しである。
一番年配であろう男は奥へと続く扉にノックを数回すると中へと入って行った。
待ってる間、俺は黒の高級ソファーに招かれ、おしぼりとお茶まで出して貰うと言う持て成しまで受けていた。
奥の扉が開くと見覚えのある御人が杖をつきながら出て来た。
間違いない、この支部の支部長、親分さんだ。
俺は立ち上がり敬意を込めて会釈をした。
数年前と変わらない貫禄と言うかオーラが凄いな。
「お前さんが智花嬢の使いか、会うのは初めてかのう?」
「いいえ、2年ほど前に勇斗さんと一緒にお邪魔した事があります」
親分は俺の向かいに座ると満面の笑顔で笑い始めた。
「勇斗か懐かしいな、今でも暴れまわってるのかの?」
「いいえ、亡くなりました」
「・・・そうか、勇斗とお嬢は一緒に成るものと思っていたが、残念じゃのう」
「全くだと思います」
「お嬢もさぞ落ち込んだであろう」
「はい、かける言葉が見つかりませんでした、しかし今は吹っ切れた様で馬車馬の如く使われてますよ」
「ははは、昔からお転婆であったからのう」
俺はお茶を一口啜った。
「小僧名前は?」
「圭介と言います」
「では圭介何用で渋谷まで訪れた」
親分の雰囲気が変わった、そろそろ本題に入った方が良いな。
「実は智花さんを初め、俺たちは神埼絵里と言う娘を探しています」
「神埼絵里・・・お前ら知ってるか?」
4人の男は首を振った。
「どうやら直ぐには見つからないかもな、残りの奴らにも聞いてみるが当てにはしないでくれ」
「はい、協力して頂くだけで有り難いですから」
俺は深く頭を下げた。
「勇斗が居ない以上、以前の約束は破棄になるのかのう?」
「あの時の約束は俺が引き継ぎます、プライベートナンバーを置いて行きますね」
俺は親分の前に自分の名刺を差し出した。
「勇斗は数分でこの組を潰せるといっていたが・・・」
「出来ますよ、その場に全員いればですけどね」
俺は4人の男たちへ順番に『スキル睡眠』を使った。
「あの時の勇斗と一緒じゃな、お嬢の事も安心出来そうだ」
お互い笑顔で握手を交わし笑顔で分かれたのだった。
「着いたぞ」
「おお、ここだ間違いない」
「今更帰るとは言わないよな?」
男は圭介の後ろへ回り込む。
「用が有って来たんだから帰るわけ無いでしょうに、先に行かせてもらうよ」
圭介は階段を登り2階にある扉の前に立ち深呼吸をした。
『桜井組渋谷支部』と書かれた扉を静かに開け中を見渡す。
「こんにちは、若頭さんか親分さんいますか?」
「ああ?」
「何だ貴様?」
「ここはガキの来る所じゃねえぞ」
事務所内にいる3人の男から罵声が飛んでくると同時に背中を押され、前のめりに成りながら事務所の中へと駆け込んだ。
「何だよ危ないな」
圭介の言葉が終わらない内に、4人の男は入り口を背に取り囲むのであった。
「ちょっと待った待った、親分さんはいるんでしょ、桜井智花の使いが来たって伝えてよ」
「お嬢の使い? 直ぐにお伝えしてきます、お前ら丁重にお待ち頂け」
『へい』
これぞ掌返しである。
一番年配であろう男は奥へと続く扉にノックを数回すると中へと入って行った。
待ってる間、俺は黒の高級ソファーに招かれ、おしぼりとお茶まで出して貰うと言う持て成しまで受けていた。
奥の扉が開くと見覚えのある御人が杖をつきながら出て来た。
間違いない、この支部の支部長、親分さんだ。
俺は立ち上がり敬意を込めて会釈をした。
数年前と変わらない貫禄と言うかオーラが凄いな。
「お前さんが智花嬢の使いか、会うのは初めてかのう?」
「いいえ、2年ほど前に勇斗さんと一緒にお邪魔した事があります」
親分は俺の向かいに座ると満面の笑顔で笑い始めた。
「勇斗か懐かしいな、今でも暴れまわってるのかの?」
「いいえ、亡くなりました」
「・・・そうか、勇斗とお嬢は一緒に成るものと思っていたが、残念じゃのう」
「全くだと思います」
「お嬢もさぞ落ち込んだであろう」
「はい、かける言葉が見つかりませんでした、しかし今は吹っ切れた様で馬車馬の如く使われてますよ」
「ははは、昔からお転婆であったからのう」
俺はお茶を一口啜った。
「小僧名前は?」
「圭介と言います」
「では圭介何用で渋谷まで訪れた」
親分の雰囲気が変わった、そろそろ本題に入った方が良いな。
「実は智花さんを初め、俺たちは神埼絵里と言う娘を探しています」
「神埼絵里・・・お前ら知ってるか?」
4人の男は首を振った。
「どうやら直ぐには見つからないかもな、残りの奴らにも聞いてみるが当てにはしないでくれ」
「はい、協力して頂くだけで有り難いですから」
俺は深く頭を下げた。
「勇斗が居ない以上、以前の約束は破棄になるのかのう?」
「あの時の約束は俺が引き継ぎます、プライベートナンバーを置いて行きますね」
俺は親分の前に自分の名刺を差し出した。
「勇斗は数分でこの組を潰せるといっていたが・・・」
「出来ますよ、その場に全員いればですけどね」
俺は4人の男たちへ順番に『スキル睡眠』を使った。
「あの時の勇斗と一緒じゃな、お嬢の事も安心出来そうだ」
お互い笑顔で握手を交わし笑顔で分かれたのだった。
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