57 / 115
第五章 ゴーレムの後ろ姿
第五十一話 ゴーレムの後ろ姿
しおりを挟む
『許さん・・・許さんぞ土塊風情が・・・』
ドラゴンの・・・・・・・声?
『我が子供たちのみならず、我にも手をかけるか・・・その行為・・・許してはおけぬ・・・』
オレは攻撃の手を止め、ドラゴンの次の言葉を待つことにする。
『土塊風情が・・・我が子たちを破壊し、その魂石のみを奪う・・・肉も食わず。ただただ捨てるだけのその行為を、許せるわけがなかろう!』
ドラゴン?子供・・・オレがグランフォールを破壊した後に現れた魔物の中にはドラゴン型のモンスターも確かにいた。あいつらのことだろうか。
『命を持たぬ土塊が、命の限りある我が子たちの命をもて遊び辱めた!我はその復讐の為にのみ存在することになった!』
こいつは・・・。
『何故じゃ!何故これ程の力を神は土塊風情に与えた!!何故これ程の力を持つ者が命を持たぬ土塊なのじゃ!』
ドラゴンから悲痛な叫びが発せられる。
『我はこんな土塊よりも弱いのか!我が子らの仇も討てず!こんなところで朽ち果てなければならないのは何故じゃ!』
その悲痛な叫びを聞いたオレは、ドラゴンの体から退いた。
気が付くと体のサイズも元に戻していた。
『貴様・・・なんのつもりじゃ!我に手心を加えると言うのか!』
オレは答えられない。
何度でも言おう。口がないんだ。
首を左右に振った。
『きさまあああああああああああああ!!!!!!!!!』
ドラゴンの足がオレを蹴り飛ばした!オレの体は簡単に吹き飛ばされて後方に叩き落される。
オレは再度立ち上がり、ドラゴンの目を見た。
『ガアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!』
ドラゴンのブレスがオレを包み込んだ。
ダメだよ。それじゃあオレは破壊できない。さっきみたいに噛みついたり、ひっかいたりしないと。
炎が収まると、ドラゴンはオレの体を掴んだ。
オレのボディからいやの音が発せられて破片が落ちる。
『貴様は一体何を考えている!』
何を考えている、か。久しぶりに念話を試してみる。
お前の気がそれで済むなら、オレを壊してくれ。
『貴様・・・・』
伝わったか?頼むよ、オレは眠れないしご飯も食べれない。体も冷たいゴーレムなんだ。街の復興の手助けもしてたけど・・・辛いんだよ。オレに家族や仲間を奪われた人が、オレに笑顔を向けてくれるのがキツイんだ。
でもオレを壊せるヤツはいない。あんたなら出来るだろ?
『・・・土塊風情が、心を持つのか・・・』
持ってないよ。オレはじじいに言われて国を壊して、ゴートさんに言われて街の復興を手伝っただけなんだから。そこにオレの意思はないんだ。心なんて大層なものきっと無いんだよ。
『それがお前か・・・』
そうだ。だから頼む、オレを壊してくれ。オレはもう罪悪感で押しつぶされそうなんだ。
背後の街から悲鳴と何かを指示する声が聞こえて来た。
街の連中が武装して出てきている。兵士だけではない。
ああ、あいつらに手を出さないでやってくれるか?お前の復讐の相手はオレだけだろ。
『・・・・・・・』
人じゃないけど、最後に言葉を交わせてうれしかったよ。オレ口ないから人との会話に飢えててさ。
『貴様は・・・・貴様はもうここにいるべきではない』
うん、オレもそう思う。
『だが、我はもう貴様を壊す気がない。道具に八つ当たりをするなど、我が矜持に反する』
ドラゴンはオレを離すと、地面に落とした。
おい、なんだよ。きっちり壊してくれよ。
『土塊よ、心ある不思議な土塊よ。我と来るか?貴様は人ではない、魔物でもない。だが力あるものならば我らがミリオンピークでも生きていけよう』
ミリオンピーク?
『この山の頂の更に先、我ら龍種の楽園であり監獄だ』
・・・迷惑はかけられないよ。オレももうすぐ、この街ではお払い箱だ。せっかくだからお前以外で、オレを壊してくれそうなヤツを探すことにするよ。
『そうか、ならば東に向かい海に行くが良い。海洋には陸地とは比べ物にならないほど巨大で異質な物が多い』
・・・・・・・ありがとう。
「ストームドラゴン!国崩しに手を出すな!オレ達が相手だ!」
「そうにゃ!それ以上そいつに攻撃したら許さんにゃ!」
「国崩しを守れ!」
「「「守れ!守れ!」」」
「ドラゴンを倒せ!」
「「「倒せ!倒せ!」」」
や、お前らじゃ無理だって。
『ふん、存外愛されておるようじゃないか』
これがつらいんだって。オレこいつらの仲間殺して住処破壊してるんだぜ?
『それはお前が土塊だからじゃろ。お前、こいつらと言葉をもっと交わすべきだったな』
口がねえんだよ!
『不便なものよ。・・・・我はもう行く。次に我の仲間に手を出したら今度こそ容赦せんからな』
ああ、すまない。お前の家族に手をかけてしまった事も含めて。謝るよ、本当にすまなかった。
『・・・・・・・・謝罪を聞けただけでも良しとするさ』
ドラゴンはそういうと、一声雄たけびを上げて森へと・・・山へと帰っていった。
「竜が・・・逃げた」
「竜が逃げた!国崩しが勝ったんだ!」
「やったぞ!国崩しの勝利だ!!」
「「「「「「「「「国崩し!国崩し!国崩し!国崩し!・・・・・・・・・」」」」」」」」
はあ、こいつらもなんだかなあ。
もっと恨めよ、もっと文句言えよ。何でオレの事称えてんだよ・・・そんなんじゃ、そんなんじゃ謝れないだろうが。
アイ達が嬉しそうな表情でこっちに向かってきた。
オレは兵士や民衆に対し会釈をし、土の魔法を最大限まで発揮して、巨大な土壁をオレと民衆の間に作った。
どよめきが民衆たちから上がる。
「にゃ?どういうことにゃ?」
「おいおい、これは・・・」
「くにー?」
オレは土壁を背にグランフォール王国を離れていく。
もうこの国に戻ってくることはないだろう。
ドラゴンの・・・・・・・声?
『我が子供たちのみならず、我にも手をかけるか・・・その行為・・・許してはおけぬ・・・』
オレは攻撃の手を止め、ドラゴンの次の言葉を待つことにする。
『土塊風情が・・・我が子たちを破壊し、その魂石のみを奪う・・・肉も食わず。ただただ捨てるだけのその行為を、許せるわけがなかろう!』
ドラゴン?子供・・・オレがグランフォールを破壊した後に現れた魔物の中にはドラゴン型のモンスターも確かにいた。あいつらのことだろうか。
『命を持たぬ土塊が、命の限りある我が子たちの命をもて遊び辱めた!我はその復讐の為にのみ存在することになった!』
こいつは・・・。
『何故じゃ!何故これ程の力を神は土塊風情に与えた!!何故これ程の力を持つ者が命を持たぬ土塊なのじゃ!』
ドラゴンから悲痛な叫びが発せられる。
『我はこんな土塊よりも弱いのか!我が子らの仇も討てず!こんなところで朽ち果てなければならないのは何故じゃ!』
その悲痛な叫びを聞いたオレは、ドラゴンの体から退いた。
気が付くと体のサイズも元に戻していた。
『貴様・・・なんのつもりじゃ!我に手心を加えると言うのか!』
オレは答えられない。
何度でも言おう。口がないんだ。
首を左右に振った。
『きさまあああああああああああああ!!!!!!!!!』
ドラゴンの足がオレを蹴り飛ばした!オレの体は簡単に吹き飛ばされて後方に叩き落される。
オレは再度立ち上がり、ドラゴンの目を見た。
『ガアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!』
ドラゴンのブレスがオレを包み込んだ。
ダメだよ。それじゃあオレは破壊できない。さっきみたいに噛みついたり、ひっかいたりしないと。
炎が収まると、ドラゴンはオレの体を掴んだ。
オレのボディからいやの音が発せられて破片が落ちる。
『貴様は一体何を考えている!』
何を考えている、か。久しぶりに念話を試してみる。
お前の気がそれで済むなら、オレを壊してくれ。
『貴様・・・・』
伝わったか?頼むよ、オレは眠れないしご飯も食べれない。体も冷たいゴーレムなんだ。街の復興の手助けもしてたけど・・・辛いんだよ。オレに家族や仲間を奪われた人が、オレに笑顔を向けてくれるのがキツイんだ。
でもオレを壊せるヤツはいない。あんたなら出来るだろ?
『・・・土塊風情が、心を持つのか・・・』
持ってないよ。オレはじじいに言われて国を壊して、ゴートさんに言われて街の復興を手伝っただけなんだから。そこにオレの意思はないんだ。心なんて大層なものきっと無いんだよ。
『それがお前か・・・』
そうだ。だから頼む、オレを壊してくれ。オレはもう罪悪感で押しつぶされそうなんだ。
背後の街から悲鳴と何かを指示する声が聞こえて来た。
街の連中が武装して出てきている。兵士だけではない。
ああ、あいつらに手を出さないでやってくれるか?お前の復讐の相手はオレだけだろ。
『・・・・・・・』
人じゃないけど、最後に言葉を交わせてうれしかったよ。オレ口ないから人との会話に飢えててさ。
『貴様は・・・・貴様はもうここにいるべきではない』
うん、オレもそう思う。
『だが、我はもう貴様を壊す気がない。道具に八つ当たりをするなど、我が矜持に反する』
ドラゴンはオレを離すと、地面に落とした。
おい、なんだよ。きっちり壊してくれよ。
『土塊よ、心ある不思議な土塊よ。我と来るか?貴様は人ではない、魔物でもない。だが力あるものならば我らがミリオンピークでも生きていけよう』
ミリオンピーク?
『この山の頂の更に先、我ら龍種の楽園であり監獄だ』
・・・迷惑はかけられないよ。オレももうすぐ、この街ではお払い箱だ。せっかくだからお前以外で、オレを壊してくれそうなヤツを探すことにするよ。
『そうか、ならば東に向かい海に行くが良い。海洋には陸地とは比べ物にならないほど巨大で異質な物が多い』
・・・・・・・ありがとう。
「ストームドラゴン!国崩しに手を出すな!オレ達が相手だ!」
「そうにゃ!それ以上そいつに攻撃したら許さんにゃ!」
「国崩しを守れ!」
「「「守れ!守れ!」」」
「ドラゴンを倒せ!」
「「「倒せ!倒せ!」」」
や、お前らじゃ無理だって。
『ふん、存外愛されておるようじゃないか』
これがつらいんだって。オレこいつらの仲間殺して住処破壊してるんだぜ?
『それはお前が土塊だからじゃろ。お前、こいつらと言葉をもっと交わすべきだったな』
口がねえんだよ!
『不便なものよ。・・・・我はもう行く。次に我の仲間に手を出したら今度こそ容赦せんからな』
ああ、すまない。お前の家族に手をかけてしまった事も含めて。謝るよ、本当にすまなかった。
『・・・・・・・・謝罪を聞けただけでも良しとするさ』
ドラゴンはそういうと、一声雄たけびを上げて森へと・・・山へと帰っていった。
「竜が・・・逃げた」
「竜が逃げた!国崩しが勝ったんだ!」
「やったぞ!国崩しの勝利だ!!」
「「「「「「「「「国崩し!国崩し!国崩し!国崩し!・・・・・・・・・」」」」」」」」
はあ、こいつらもなんだかなあ。
もっと恨めよ、もっと文句言えよ。何でオレの事称えてんだよ・・・そんなんじゃ、そんなんじゃ謝れないだろうが。
アイ達が嬉しそうな表情でこっちに向かってきた。
オレは兵士や民衆に対し会釈をし、土の魔法を最大限まで発揮して、巨大な土壁をオレと民衆の間に作った。
どよめきが民衆たちから上がる。
「にゃ?どういうことにゃ?」
「おいおい、これは・・・」
「くにー?」
オレは土壁を背にグランフォール王国を離れていく。
もうこの国に戻ってくることはないだろう。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
『召喚ニートの異世界草原記』
KAORUwithAI
ファンタジー
ゲーム三昧の毎日を送る元ニート、佐々木二郎。
ある夜、三度目のゲームオーバーで眠りに落ちた彼が目を覚ますと、そこは見たこともない広大な草原だった。
剣と魔法が当たり前に存在する世界。だが二郎には、そのどちらの才能もない。
――代わりに与えられていたのは、**「自分が見た・聞いた・触れたことのあるものなら“召喚”できる」**という不思議な能力だった。
面倒なことはしたくない、楽をして生きたい。
そんな彼が、偶然出会ったのは――痩せた辺境・アセトン村でひとり生きる少女、レン。
「逃げて!」と叫ぶ彼女を前に、逃げようとした二郎の足は動かなかった。
昔の記憶が疼く。いじめられていたあの日、助けを求める自分を誰も救ってくれなかったあの光景。
……だから、今度は俺が――。
現代の知恵と召喚の力を武器に、ただの元ニートが異世界を駆け抜ける。
少女との出会いが、二郎を“召喚者”へと変えていく。
引きこもりの俺が、異世界で誰かを救う物語が始まる。
※こんな物も召喚して欲しいなって
言うのがあればリクエストして下さい。
出せるか分かりませんがやってみます。
莫大な遺産を相続したら異世界でスローライフを楽しむ
翔千
ファンタジー
小鳥遊 紅音は働く28歳OL
十八歳の時に両親を事故で亡くし、引き取り手がなく天涯孤独に。
高校卒業後就職し、仕事に明け暮れる日々。
そんなある日、1人の弁護士が紅音の元を訪ねて来た。
要件は、紅音の母方の曾祖叔父が亡くなったと言うものだった。
曾祖叔父は若い頃に単身外国で会社を立ち上げ生涯独身を貫いき、血縁者が紅音だけだと知り、曾祖叔父の遺産を一部を紅音に譲ると遺言を遺した。
その額なんと、50億円。
あまりの巨額に驚くがなんとか手続きを終える事が出来たが、巨額な遺産の事を何処からか聞きつけ、金の無心に来る輩が次々に紅音の元を訪れ、疲弊した紅音は、誰も知らない土地で一人暮らしをすると決意。
だが、引っ越しを決めた直後、突然、異世界に召喚されてしまった。
だが、持っていた遺産はそのまま異世界でも使えたので、遺産を使って、スローライフを楽しむことにしました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる