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第23話 【R18】晴人4
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抜けない。細かく震える太ももに挟まれて手が抜けない。
晴人は三秒ほど固まっていた。そして抜くのではなくゆっくりと手を奥へと押し込んでいた。
引いて駄目なら。魅惑の三角地帯に入り込んだ指が洞窟を発見する。濡れて足場が悪く、柔らかな壁が侵入を簡単には許してくれない。
人差し指が果敢にも名乗りを上げて、肉の壁を押しのけながら進む。非常に高温多湿だ。熱中症には気を付けなければいけない。
貴重な遺跡だったら傷つけるわけにもいかない。外で待つ他の指のためにも慎重に、感触を確かめながら奥へ奥へと進んでいた。
「あっ、感じる、んっ」
探索は一進一退だ。なにがあるか分からない。時折壁がぎゅっと狭まるところがあり、そこを重点的に調査する。
「気持ちいい?」
「いい、いいから、んっ…もっとしてぇ」
クライアントからの要望で中指が参戦していた。二人になればただでさえ狭いところがさらに窮屈になる。上下に押し開いても、直ぐに押し戻されていた。
……ここかな。
ざらりとした砂地のような場所を発見した。明らかに周りとは違う。打てば響くような反応を探して、探索隊は大喜びで現場を掻き乱す。
「いやっ、や、んっ……だめ、まって」
「待つ?」
中止、ストップがかけられた。
指は動くことを止め、楽な姿勢で次の司令を待つ。その間に晴人は握っていた手を離して足を崩して座り直していた。
「はぁ、はぁ……いじわる」
腕で顔を隠す海から文句が飛んでくる。
「ごめんね、あんまりにも可愛いから」
「んっ、そればっか」
「むっ」
言われて、晴人は言葉に詰まる。語彙力の無さを指摘されて、少しだけ悔しい気持ちが芽生えていた。
頭を巡らせ言葉を探す。しかしなかなか出てこない。悔しさ紛れに指を動かすと、頭の頂点にチョップを喰らう。
「っ、いきなり動かすな、馬鹿」
「へいへい。悪かったな」
晴人はむくれて、指を腟内から抜いた。滴る程に濡れた指を陰核に押し付けると、円を描くように擦り始める。
なぞるように触れていたものを、次第に押し込むように。次第に強く、速くと手に力が入る。
「クリトリスたってきたね。好きなんだ、ここ弄られるの」
「あっ、うん。すきぃ。すきだからっ、もっと、もっとぐちゃぐちゃにしてぇ」
海は浅ましく快楽をむさぼろうと腰を振る。蠱惑的な腰使いに合わせて、晴人も動かす指を速くする。
ぴちゃぴちゃと音をたてて愛液が飛び散っていた。海の太ももはだらだらと滴る汁でみだらに濡れ、それでもとどまることを知らない。
「あっ、いいっ、いくっ、いっちゃううぅ」
狂乱したように首を振る海は、突然身体を起こした。そのまま覆いかぶさるように晴人に抱き着いて、
「キス。キスして、お願い」
鼻息荒く見つめる双眸に、晴人は片手で抱きしめて海を引き寄せる。
熱い。密着した皮膚からは汗が溜まる。
熱い。もはやぶつけ合うような口づけに、気持ちが高ぶっていく。
熱い。膝立ちした海の恥部ではかき回すように指が踊り、陰核を苛め抜く。
首の後ろに腕が回り、海は晴人の顔を微塵も動かさないようにロックしていた。息苦しくても、口が舌が離れない。唯一呼吸が出来るのは無理やり押し込んだ舌で相手の口を開かせたときだけだった。
不安定な柔らかいマットレスの上で、二人は身体を起こして愛を確かめ合う。獣のように荒々しく、人のまま貪欲に。
「っんんんっっ!」
ボルテージが最高潮に達し、キスもしていられなくなる。震える膝に倒れこみそうになる海を支えながらも、晴人は恥部へのしごきを緩めることはなかった。
「イク? イキそう?」
「うん、うんんっ、イクっ…」
顔を下に向けて、筋肉を突っ張る。全身をひきつらせて、細かく震える身体は限界が近いことを伝えていた。
「ほら、イキ顔見せて」
晴人は顎を掴んで伏せた顔を持ち上げていた。
だらしない表情の海がいる。目には涙、舌は垂れて頬が赤い。浅い息遣いに時折嬌声が混じる。
「や、だぁ。はずかしいよ」
「かわいいよ」
「んんっ、だめ、イクっ」
「イけ。ほら、だらしなくイけ!」
「ぁ、ぁ、ぁ、ぁんんんんっっっ!」
瞬間、膣から勢いよく潮を吹いて、海は絶叫していた。
水鉄砲のように、細く鋭い水がベッドにシミを作る。びゅ、びゅと二回、射精のように吐き出されていた。
オルガズム、アクメ、絶頂。性的興奮が最高潮に達した海は余韻に身体を震わせながら、ベッドにうつぶせで倒れこんでいた。
波が打ち寄せるように、ひくひくと痙攣を起こす。だらしなく見せびらかした肉壺からは甘い香りが漏れ出ていた。
「はぁ…はぁ……」
息も絶え絶え。背中に汗を浮かべて、胸を膨らませる。脱力し、しかし満足げな表情の彼女は、目を閉じて意識を手放そうとしていた。
「――入れるよ」
「へ……?」
足を開く。閉じられないように手で押さえて、晴人は我慢に我慢を重ねた肉棒を、ひくひくと誘う穴に押し当てていた。
「ま――」
十二分に濡れそぼった膣は食むようにうねりながらペニスの侵入を許していた。
「お、ほっ…」
かき分けて進むペニスが内臓を食い破る。奥へ奥へと押された空気が逃げ場を求めて口から吐き出されていた。
はあぁ……ふうぅ……
晴人は泣いていた。熱病に浮かされた頭は考えることを止めて、神経はすべて下半身に集中する。頬を伝う涙が落ち、海の尻にぽつ、ぽつと水滴を作っていた。
気持ちいい。その一点だけしか頭にない。ぴったりと膣に納まったペニスが、同じ体温になるまで堪能する。
「あ……やだ、やだやだ」
「ふう……動くよ」
一息ついて、晴人はゆっくりとペニスを抜く。亀頭の先端まで外気にさらすと、浅く、そして速く挿入を繰り返す。
足を押し付けて、腰を振る。敏感な亀頭にだけ挿入の快感が繰り返し畳みかけて、子種の製造に拍車をかけていた。
下半身を動かすことができない海は、背中を逸らして匍匐前進のように逃げようとしていた。しかし身体を起こすたびに叱るような深い挿入をされ、海は力なく倒れこむことを余儀なくされていた。
「やだ、イったばっかなのに、んっ、すご、またイクっ…やだやだ、やめてよぉ」
「あっ、はぁ…海、気持ちいい。ぬるぬるのまんこがぎゅってしまって、こっちも持たないかも」
「ああ、ぅく、だめ、はるとのちんちんきもちよすぎなの。んっ、おっきくて、かたくて、よわいとこごりごりくるっ」
晴人は三秒ほど固まっていた。そして抜くのではなくゆっくりと手を奥へと押し込んでいた。
引いて駄目なら。魅惑の三角地帯に入り込んだ指が洞窟を発見する。濡れて足場が悪く、柔らかな壁が侵入を簡単には許してくれない。
人差し指が果敢にも名乗りを上げて、肉の壁を押しのけながら進む。非常に高温多湿だ。熱中症には気を付けなければいけない。
貴重な遺跡だったら傷つけるわけにもいかない。外で待つ他の指のためにも慎重に、感触を確かめながら奥へ奥へと進んでいた。
「あっ、感じる、んっ」
探索は一進一退だ。なにがあるか分からない。時折壁がぎゅっと狭まるところがあり、そこを重点的に調査する。
「気持ちいい?」
「いい、いいから、んっ…もっとしてぇ」
クライアントからの要望で中指が参戦していた。二人になればただでさえ狭いところがさらに窮屈になる。上下に押し開いても、直ぐに押し戻されていた。
……ここかな。
ざらりとした砂地のような場所を発見した。明らかに周りとは違う。打てば響くような反応を探して、探索隊は大喜びで現場を掻き乱す。
「いやっ、や、んっ……だめ、まって」
「待つ?」
中止、ストップがかけられた。
指は動くことを止め、楽な姿勢で次の司令を待つ。その間に晴人は握っていた手を離して足を崩して座り直していた。
「はぁ、はぁ……いじわる」
腕で顔を隠す海から文句が飛んでくる。
「ごめんね、あんまりにも可愛いから」
「んっ、そればっか」
「むっ」
言われて、晴人は言葉に詰まる。語彙力の無さを指摘されて、少しだけ悔しい気持ちが芽生えていた。
頭を巡らせ言葉を探す。しかしなかなか出てこない。悔しさ紛れに指を動かすと、頭の頂点にチョップを喰らう。
「っ、いきなり動かすな、馬鹿」
「へいへい。悪かったな」
晴人はむくれて、指を腟内から抜いた。滴る程に濡れた指を陰核に押し付けると、円を描くように擦り始める。
なぞるように触れていたものを、次第に押し込むように。次第に強く、速くと手に力が入る。
「クリトリスたってきたね。好きなんだ、ここ弄られるの」
「あっ、うん。すきぃ。すきだからっ、もっと、もっとぐちゃぐちゃにしてぇ」
海は浅ましく快楽をむさぼろうと腰を振る。蠱惑的な腰使いに合わせて、晴人も動かす指を速くする。
ぴちゃぴちゃと音をたてて愛液が飛び散っていた。海の太ももはだらだらと滴る汁でみだらに濡れ、それでもとどまることを知らない。
「あっ、いいっ、いくっ、いっちゃううぅ」
狂乱したように首を振る海は、突然身体を起こした。そのまま覆いかぶさるように晴人に抱き着いて、
「キス。キスして、お願い」
鼻息荒く見つめる双眸に、晴人は片手で抱きしめて海を引き寄せる。
熱い。密着した皮膚からは汗が溜まる。
熱い。もはやぶつけ合うような口づけに、気持ちが高ぶっていく。
熱い。膝立ちした海の恥部ではかき回すように指が踊り、陰核を苛め抜く。
首の後ろに腕が回り、海は晴人の顔を微塵も動かさないようにロックしていた。息苦しくても、口が舌が離れない。唯一呼吸が出来るのは無理やり押し込んだ舌で相手の口を開かせたときだけだった。
不安定な柔らかいマットレスの上で、二人は身体を起こして愛を確かめ合う。獣のように荒々しく、人のまま貪欲に。
「っんんんっっ!」
ボルテージが最高潮に達し、キスもしていられなくなる。震える膝に倒れこみそうになる海を支えながらも、晴人は恥部へのしごきを緩めることはなかった。
「イク? イキそう?」
「うん、うんんっ、イクっ…」
顔を下に向けて、筋肉を突っ張る。全身をひきつらせて、細かく震える身体は限界が近いことを伝えていた。
「ほら、イキ顔見せて」
晴人は顎を掴んで伏せた顔を持ち上げていた。
だらしない表情の海がいる。目には涙、舌は垂れて頬が赤い。浅い息遣いに時折嬌声が混じる。
「や、だぁ。はずかしいよ」
「かわいいよ」
「んんっ、だめ、イクっ」
「イけ。ほら、だらしなくイけ!」
「ぁ、ぁ、ぁ、ぁんんんんっっっ!」
瞬間、膣から勢いよく潮を吹いて、海は絶叫していた。
水鉄砲のように、細く鋭い水がベッドにシミを作る。びゅ、びゅと二回、射精のように吐き出されていた。
オルガズム、アクメ、絶頂。性的興奮が最高潮に達した海は余韻に身体を震わせながら、ベッドにうつぶせで倒れこんでいた。
波が打ち寄せるように、ひくひくと痙攣を起こす。だらしなく見せびらかした肉壺からは甘い香りが漏れ出ていた。
「はぁ…はぁ……」
息も絶え絶え。背中に汗を浮かべて、胸を膨らませる。脱力し、しかし満足げな表情の彼女は、目を閉じて意識を手放そうとしていた。
「――入れるよ」
「へ……?」
足を開く。閉じられないように手で押さえて、晴人は我慢に我慢を重ねた肉棒を、ひくひくと誘う穴に押し当てていた。
「ま――」
十二分に濡れそぼった膣は食むようにうねりながらペニスの侵入を許していた。
「お、ほっ…」
かき分けて進むペニスが内臓を食い破る。奥へ奥へと押された空気が逃げ場を求めて口から吐き出されていた。
はあぁ……ふうぅ……
晴人は泣いていた。熱病に浮かされた頭は考えることを止めて、神経はすべて下半身に集中する。頬を伝う涙が落ち、海の尻にぽつ、ぽつと水滴を作っていた。
気持ちいい。その一点だけしか頭にない。ぴったりと膣に納まったペニスが、同じ体温になるまで堪能する。
「あ……やだ、やだやだ」
「ふう……動くよ」
一息ついて、晴人はゆっくりとペニスを抜く。亀頭の先端まで外気にさらすと、浅く、そして速く挿入を繰り返す。
足を押し付けて、腰を振る。敏感な亀頭にだけ挿入の快感が繰り返し畳みかけて、子種の製造に拍車をかけていた。
下半身を動かすことができない海は、背中を逸らして匍匐前進のように逃げようとしていた。しかし身体を起こすたびに叱るような深い挿入をされ、海は力なく倒れこむことを余儀なくされていた。
「やだ、イったばっかなのに、んっ、すご、またイクっ…やだやだ、やめてよぉ」
「あっ、はぁ…海、気持ちいい。ぬるぬるのまんこがぎゅってしまって、こっちも持たないかも」
「ああ、ぅく、だめ、はるとのちんちんきもちよすぎなの。んっ、おっきくて、かたくて、よわいとこごりごりくるっ」
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