47 / 86
子育て編
episode00
しおりを挟む
分娩室に入ってどれくらい経つのだろう今俺は分娩台に乗り悲鳴を上げ苦しんでいる晴の姿を眺めていた。
「いやぁぁ!!」
体は大きく揺さぶり無意識に逃げようとしていた
「体が引き裂かれそう」
分娩室の中では晴の悲鳴は響き渡り、看護婦も懸命に頑張っていた。
「な・・・・・直樹」
「どうした?俺はここに居るぞ」
泣きながらそう頷くと、涙ながらに口を開いた。
「怖い、凄く怖い・・・・・・だから逃げないように手握っててくれる?」
「あぁ!握っててやるだから負けるな、俺達の子供も頑張ってる、晴も頑張れ!」
この言葉を果たして言ってよかったのか、俺には分からなかった、子供も産まれようと頑張って晴も激痛に耐え苦しい思いをしているのに俺は手を握りただ祈ることしか出来ない自分に腹を立てていた。
「いやああ!!」
「晴、負けるな!」
「助けて、直樹・・・・・体が壊れそう」
俺の手をさらに強く握ると様々な情報が伝わった、恐怖、痛み、
晴の手は熱く震え、手汗も凄く力も強かった。
「頑張ってください、お子さんだって頑張っています」
看護婦の言葉に頷くと激痛に耐えながらも腹圧をかけ続けた
すると第二者の泣き声、俺の耳にはすぐに分かった、[産声]だ
「産まれましたよ、元気な男の子が」
タオルにくるまれた赤ん坊はまだ目も開いておらず、髪もほとんど生えてなく林檎のように肌はほんのりと赤くなっていた。
「すみません、その子旦那に抱かせてください」
「えっ!?いいのか晴!?」
「当たり前でしょ、貴方の子でもあるんだから、それに一番辛い思いさせてごめんね」
「ううん、俺こそ何も出来なくてごめん」
「そんなこと無いよ、隣に直樹が居てくれたから頑張れたんだよ、ありがとう」
「あぁ」
「はーいパパですよ」
看護婦がそう言うと俺の腕に赤ちゃんを乗せるとずっしりくる重みに耐えるように体制を戻し体を上げ赤ちゃんをじっくりと眺めた。
「可愛いなぁ、俺達の子供なんだよな、おーい?パパだよ」
俺が赤ちゃんに呼び掛けるように話すと赤ちゃんは小さな力を使い俺の親指を見つけるとぎゅと握りしめた。
「は、は、晴!赤ちゃんが俺の指を」
俺は嬉ながらに後ろを振り向くと額に汗をかきながら苦しいそうに目を閉じていた。
「晴?晴!」
俺は赤ちゃんを看護婦に預け直ぐに晴のところに向かうと手を握り閉めていた
「晴!晴!嫌だよ、頼むから目を開けてくれよ」
(嘘だろ、こんなことありかよ)
俺の頭はどうしていいかもう訳が分からなかった。
「落ち着いて旦那さん!奥さんは出産で体力使って、寝ているだけだから」
「えっ!?・・・寝ている?」
目が覚めると心配そうな顔をして直樹が俺の顔を覗いていた。
「晴、大丈夫か?何ともないか?」
「大丈夫だよ、ごめんね心配かけて」
俺は何とか体を起こすと隣にはベビー服を着た我が子がすやすやと寝息を立て寝ていた。
「今日は学校休んでまで居てくれてありがとう」
「お礼を言われるようなことはしてないぞ父親として、出産に立ち会っただけだ。」
俺は赤ちゃんの頭を数回撫でると自然に言葉が漏れていた。
「まさか高校生で母親になるなんて思わなかった」
「それは俺も一緒だって」
俺は直樹に体を寄せ唇に自分の唇を合わせた。
「頑張ろう、子育ても、これから先の人生も」
「そうだな二人で、ううん今度は家族三人で」
俺と直樹は熱いキスを続けると時を忘れてしまいそうなった
さーて新章「子育て編」始まりました
今回の話いかがでしたか?これからも二人と新たに家族の一員になった子供の応援をよろしくお願いします。
貴重な時間を使って見ていただきありがとうございました
「いやぁぁ!!」
体は大きく揺さぶり無意識に逃げようとしていた
「体が引き裂かれそう」
分娩室の中では晴の悲鳴は響き渡り、看護婦も懸命に頑張っていた。
「な・・・・・直樹」
「どうした?俺はここに居るぞ」
泣きながらそう頷くと、涙ながらに口を開いた。
「怖い、凄く怖い・・・・・・だから逃げないように手握っててくれる?」
「あぁ!握っててやるだから負けるな、俺達の子供も頑張ってる、晴も頑張れ!」
この言葉を果たして言ってよかったのか、俺には分からなかった、子供も産まれようと頑張って晴も激痛に耐え苦しい思いをしているのに俺は手を握りただ祈ることしか出来ない自分に腹を立てていた。
「いやああ!!」
「晴、負けるな!」
「助けて、直樹・・・・・体が壊れそう」
俺の手をさらに強く握ると様々な情報が伝わった、恐怖、痛み、
晴の手は熱く震え、手汗も凄く力も強かった。
「頑張ってください、お子さんだって頑張っています」
看護婦の言葉に頷くと激痛に耐えながらも腹圧をかけ続けた
すると第二者の泣き声、俺の耳にはすぐに分かった、[産声]だ
「産まれましたよ、元気な男の子が」
タオルにくるまれた赤ん坊はまだ目も開いておらず、髪もほとんど生えてなく林檎のように肌はほんのりと赤くなっていた。
「すみません、その子旦那に抱かせてください」
「えっ!?いいのか晴!?」
「当たり前でしょ、貴方の子でもあるんだから、それに一番辛い思いさせてごめんね」
「ううん、俺こそ何も出来なくてごめん」
「そんなこと無いよ、隣に直樹が居てくれたから頑張れたんだよ、ありがとう」
「あぁ」
「はーいパパですよ」
看護婦がそう言うと俺の腕に赤ちゃんを乗せるとずっしりくる重みに耐えるように体制を戻し体を上げ赤ちゃんをじっくりと眺めた。
「可愛いなぁ、俺達の子供なんだよな、おーい?パパだよ」
俺が赤ちゃんに呼び掛けるように話すと赤ちゃんは小さな力を使い俺の親指を見つけるとぎゅと握りしめた。
「は、は、晴!赤ちゃんが俺の指を」
俺は嬉ながらに後ろを振り向くと額に汗をかきながら苦しいそうに目を閉じていた。
「晴?晴!」
俺は赤ちゃんを看護婦に預け直ぐに晴のところに向かうと手を握り閉めていた
「晴!晴!嫌だよ、頼むから目を開けてくれよ」
(嘘だろ、こんなことありかよ)
俺の頭はどうしていいかもう訳が分からなかった。
「落ち着いて旦那さん!奥さんは出産で体力使って、寝ているだけだから」
「えっ!?・・・寝ている?」
目が覚めると心配そうな顔をして直樹が俺の顔を覗いていた。
「晴、大丈夫か?何ともないか?」
「大丈夫だよ、ごめんね心配かけて」
俺は何とか体を起こすと隣にはベビー服を着た我が子がすやすやと寝息を立て寝ていた。
「今日は学校休んでまで居てくれてありがとう」
「お礼を言われるようなことはしてないぞ父親として、出産に立ち会っただけだ。」
俺は赤ちゃんの頭を数回撫でると自然に言葉が漏れていた。
「まさか高校生で母親になるなんて思わなかった」
「それは俺も一緒だって」
俺は直樹に体を寄せ唇に自分の唇を合わせた。
「頑張ろう、子育ても、これから先の人生も」
「そうだな二人で、ううん今度は家族三人で」
俺と直樹は熱いキスを続けると時を忘れてしまいそうなった
さーて新章「子育て編」始まりました
今回の話いかがでしたか?これからも二人と新たに家族の一員になった子供の応援をよろしくお願いします。
貴重な時間を使って見ていただきありがとうございました
0
あなたにおすすめの小説
逃げた弟のかわりに溺愛アルファに差し出されました。抱かれたら身代わりがばれてしまうので初夜は断固拒否します!
雪代鞠絵/15分で萌えるBL小説
BL
隣国の国王キリアン(アルファ)に嫁がされたオメガの王子リュカ。
しかし実は、結婚から逃げ出した双子の弟セラの身代わりなのです…
本当の花嫁じゃないとばれたら大変!
だから何としても初夜は回避しなければと思うのですが、
だんだんキリアンに惹かれてしまい、苦しくなる…という
お話です。よろしくお願いします<(_ _)>
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
【本編完結】完璧アルファの寮長が、僕に本気でパートナー申請なんてするわけない
中村梅雨(ナカムラツユ)
BL
海軍士官を目指す志高き若者たちが集う、王立海軍大学。エリートが集まり日々切磋琢磨するこの全寮制の学舎には、オメガ候補生のヒート管理のため“登録パートナー”による処理行為を認めるという、通称『登録済みパートナー制度』が存在した。
二年生になったばかりのオメガ候補生:リース・ハーストは、この大学の中で唯一誰ともパートナー契約を結ばなかったオメガとして孤独に過ごしてきた。しかしある日届いた申請書の相手は、完璧な上級生アルファ:アーサー・ケイン。絶対にパートナーなんて作るものかと思っていたのに、気付いたら承認してしまっていて……??制度と欲望に揺れる二人の距離は、じりじりと変わっていく──。
夢を追う若者たちが織り成す、青春ラブストーリー。
番に見つからない街で、子供を育てている
はちも
BL
目を覚ますと、腕の中には赤ん坊がいた。
異世界の青年ロアンとして目覚めた「俺」は、希少な男性オメガであり、子を産んだ母親だった。
現世の記憶は失われているが、
この子を守らなければならない、という想いだけははっきりと残っている。
街の人々に助けられ、魔石への魔力注入で生計を立てながら、
ロアンと息子カイルは、番のいない街で慎ましく暮らしていく。
だが、行方不明の番を探す噂が、静かに近づいていた。
再会は望まない。
今はただ、この子との生活を守りたい。
これは、番から逃げたオメガが、
選び直すまでの物語。
*本編完結しました
冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される
マンスーン
BL
王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。
泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。
処刑エンドの悪役公爵、隠居したいのに溺愛されてます
ひなた翠
BL
目が覚めたら、やり込んだBLゲームの悪役公爵になっていた。
しかも手には鞭。目の前には涙を浮かべた美少年。
——このままじゃ、王太子に処刑される。
前世は冴えない社畜サラリーマン。今世は冷徹な美貌を持つ高位貴族のアルファ。
中身と外見の落差に戸惑う暇もなく、エリオットは処刑回避のための「隠居計画」を立てる。
囚われのオメガ・レオンを王太子カイルに引き渡し、爵位も領地も全部手放して、ひっそり消える——はずだった。
ところが動くほど状況は悪化していく。
レオンを自由にしようとすれば「傍にいたい」と縋りつかれ、
カイルに会えば「お前の匂いは甘い」と迫られ、
隠居を申し出れば「逃げるな」と退路を塞がれる。
しかもなぜか、子供の頃から飲んでいた「ビタミン剤」を忘れるたび、身体がおかしくなる。
周囲のアルファたちの視線が絡みつき、カイルの目の色が変わり——
自分でも知らなかった秘密が暴かれたとき、逃げ場はもう、どこにもなかった。
誰にも愛されなかった男が、異世界で「本当の自分」を知り、運命の番と出会う——
ギャップ萌え×じれったさ×匂いフェチ全開の、オメガバース転生BL。
余命半年の俺を、手酷く振ったはずの元カレ二人が手を組んで逃がしてくれません
ユッキー
BL
半年以内に俺は一人寂しく死ぬ。そんな未来を視た。きっと誰も悲しむ人は居ないだろう。そう思っていたから何も怖くなかった。なのにそんな俺の元に過去手酷く振り、今では世界的スターとなった元カレ二人がやってきた。彼らは全てを知っていた。俺がどうして彼らを振ったのか、そして俺の余命も。
全てを諦めた主人公と、主人公を諦めきれないイケメンサッカー選手とシンガーソングライターの再会が導く未来は?
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる