4 / 7
四話
しおりを挟む
◇ ◇ ◇
「あまね~、今日は楽しかった? オレ様も仕事頑張ったし、水着くらい見せてくれても……」
「出て行って」
「は?」
「アイルの馬鹿。どうして黙ってたの?」
「急になんだよ」
「プールに行ったら泳げなかった。水が私を拒否してみたいだった。泳ぐの、好きだったのに」
「……」
アイルは死神だ。それを忘れてはいけない。理不尽に奪われた寿命。最初から仲良く出来るわけなかったのに。どうして私はアイルを部屋に置いてしまったのだろう。
何故、気を許してしまったのか。初めから追い出していれば、こんなことにはならなかったのに。アイルに八つ当たりせず、一人で病んで泣いて解決出来たかもしれないのに。
「余命が近付くにつれて身体が動けなくなるのは当然だ。プールで泳げないどころか、最後は何も出来なくなるさ」
「それをわかってるなら、どうしてプールに行こうとする私を止めなかったの?」
「せっかくアオバに誘われてるのに断るほうが感じ悪いし。それにお前がオレ様を振らなければ、こんなことにはなっていなかった」
「そんなの……」
防ぎようがない。夢の中に勝手に現れて、一目惚れされて告白を断ったら、いきなり寿命を吸い取られて。人間の私が死神に太刀打ちできるわけがない。私は無力な女の子で特別な力は何一つない。
「悪かったとは思ってる。でも今更寿命を返すことは出来ない。死神は寿命を元に戻す能力を持っていない」
「……」
本当に申し訳なさそうな顔で謝ってくるアイル。けれど、私の怒りは謝罪くらいじゃおさまることはなく、むしろ火に油を注ぐ勢いで私のイライラは頂点に達していた。
「謝るくらいなら私の寿命を奪わないで。ねぇお願いだから返してよ私の寿命。もうすぐ私は蒼羽の前から消えてしまうの……。私、死ぬのは本当は怖いのよ」
「っ……」
弱音を見せる相手を間違えただろうか。気付けば私は八つ当たりどころか、アイルに弱さを見せていた。
私は初めてアイルに死を恐れていることを話した。健康な身体で風邪も引かず、身体が不自由と感じたことがない日々。私はもう少し感謝すべきだったんだ。
生まれつき身体が弱い人もいる。生まれてからすぐに命の灯しが消える人もいる。その中で私は今まで何事もなく生きてきた。
死が間近に迫り、身体のパーツが一つずつ自由に動かなくなって、やっとわかった。死ぬことはどんなものより恐怖だ。心臓が止まれば生命の維持は難しくなる。私は死ぬことが怖い。
今は世界中の誰よりも生きたいと願っている。叶うことなら、アイルと出会う前に戻りたい。でも進んだ時間は戻せない。だから私たちは一秒一秒大切に生きなきゃならない。
「出かけてくる」
「夜風は身体に悪いぞ」
「一人になりたいの。邪魔しないで」
「わかった」
「行ってきます」
きっと一人で考える時間が出来ればアイルのことを許せるかもしれない。今のは私が完全に悪い。言いすぎてしまったし、反省もしている。でも今は自分の感情をコントロール出来ていないから謝るのは後にしよう。
◇ ◇ ◇
―――バッシャーン。
夜の学校。私は学校にあるプールの中に勢いよく飛び込んだ。普段なら先生に怒られるところだが、警備員さんに無理を言って、特別に入らせてもらった。
去年までは水泳部だったこともあり一人でも大丈夫だと判断されたからだ。とはいっても短時間だけ。時間になれば警備員さんが呼びに来てくれる。
「やっぱり泳げない、よね……」
私は蒼羽とお昼にプールに行った時に泳げなかったことが実は嘘なんじゃないかと思い、こうして本当に泳げなくなったのか確かめていた。
もちろん、そんな確認をしなくてもわかっていた。ただ思い込んでいたかったのだ。そうすることで少しでも辛い現実から目を背けようとしたかったから。
「まだ泳げないと決まったわけじゃない!」
また諦めるところだった。まだ始めたばかりじゃないか。思い出せ。泳げなかった小さな私を。昔はお風呂の水ですら怖かった。
というのも家族で川に遊びに行ったとき、お母さんに危ないから駄目だと注意されたにも関わらず大きな岩に登りそこで足をブラブラさせながら景色を見ていた。すると案の定滑って、そのまま川に転落。川は足が軽く入るくらいの浅瀬だったので、幸い怪我はなかった。
だが、それがキッカケで水に恐怖を感じ、お風呂に入るのも怖いし、プールや海は極力入ることを避けた。けれど蒼羽とプールに行くようになり泳ぐことが楽しいと知り、水泳部に入るほど泳ぐことが好きになった。そういえば、そんなこともあったっけ。
私が再び泳げるようになったのも蒼羽のお陰、か。やっぱり蒼羽は凄いな。私にとってヒーローのような存在だ。
出来ないことを出来る私になってみせる。まだ身体は動くんだから。そう決意した私は何度も何度も泳いだ。その度に水から拒絶された。しまいには誰かの邪魔が入ったのかと疑いたくなるほど足が動けなくて。
私はもう泳ぐことは出来ないのかな? 頑張っても、どんなに努力しても叶わないことってあるの? 心のメンタルが崩れそうになったその時、遠くから『雨音!』と私を呼ぶ声がした。
「いくら夏だからって夜のプールに一人で入るとかどう考えても危険すぎる! 怪我はないか?」
「蒼羽、どうしてここに?」
いるはずもない蒼羽が私の目の前にいる。昼に私は蒼羽と気まずい空気になって、そのまま何も言わず家に帰ったのに。
「昼にプールに行った時、お前の様子が途中からおかしかったから。お前の親に聞いたら学校のプールで泳いでくるとか訳の分からないことを言ってるって。最初は俺も冗談かと思ったが、まさか本当に泳いでるなんてな」
「泳げてないの。これのどこが泳げてるっていうの?」
蒼羽を傷付けるつもりなんてないのに……。自由に泳げないイライラからか、私は蒼羽に八つ当たりしていた。
「泳げてる。少なくとも俺にはそう見える」
「っ……」
蒼羽は、からかったり冗談で人を傷つける人じゃないことは私が一番よくわかってる。
「辛い時には俺に相談しろ。今はただこうして抱きしめるしか出来なくてごめんな」
「ううん、大丈夫」
これだけで十分伝わってる。蒼羽の優しさ。
本当のことが言えたらどれだけ楽だろう? 蒼羽はお人好しだから、代われるなら俺が代わりになんて言うだろう。でも駄目だよ。蒼羽は私のことを好きじゃないんだから。ただの幼なじみにその役目は重すぎる。
もし蒼羽が私と同じ立場なら、私は間違いなく死神に懇願しただろう。私の命を代償に蒼羽を助けてくださいって。私は蒼羽の優しさに甘えてしまっていた。幼なじみとしての立場を利用してしまっている。こんなことが許されていいのだろうか。アイルは遠くから私たちのことを見守っていた。
「あまね~、今日は楽しかった? オレ様も仕事頑張ったし、水着くらい見せてくれても……」
「出て行って」
「は?」
「アイルの馬鹿。どうして黙ってたの?」
「急になんだよ」
「プールに行ったら泳げなかった。水が私を拒否してみたいだった。泳ぐの、好きだったのに」
「……」
アイルは死神だ。それを忘れてはいけない。理不尽に奪われた寿命。最初から仲良く出来るわけなかったのに。どうして私はアイルを部屋に置いてしまったのだろう。
何故、気を許してしまったのか。初めから追い出していれば、こんなことにはならなかったのに。アイルに八つ当たりせず、一人で病んで泣いて解決出来たかもしれないのに。
「余命が近付くにつれて身体が動けなくなるのは当然だ。プールで泳げないどころか、最後は何も出来なくなるさ」
「それをわかってるなら、どうしてプールに行こうとする私を止めなかったの?」
「せっかくアオバに誘われてるのに断るほうが感じ悪いし。それにお前がオレ様を振らなければ、こんなことにはなっていなかった」
「そんなの……」
防ぎようがない。夢の中に勝手に現れて、一目惚れされて告白を断ったら、いきなり寿命を吸い取られて。人間の私が死神に太刀打ちできるわけがない。私は無力な女の子で特別な力は何一つない。
「悪かったとは思ってる。でも今更寿命を返すことは出来ない。死神は寿命を元に戻す能力を持っていない」
「……」
本当に申し訳なさそうな顔で謝ってくるアイル。けれど、私の怒りは謝罪くらいじゃおさまることはなく、むしろ火に油を注ぐ勢いで私のイライラは頂点に達していた。
「謝るくらいなら私の寿命を奪わないで。ねぇお願いだから返してよ私の寿命。もうすぐ私は蒼羽の前から消えてしまうの……。私、死ぬのは本当は怖いのよ」
「っ……」
弱音を見せる相手を間違えただろうか。気付けば私は八つ当たりどころか、アイルに弱さを見せていた。
私は初めてアイルに死を恐れていることを話した。健康な身体で風邪も引かず、身体が不自由と感じたことがない日々。私はもう少し感謝すべきだったんだ。
生まれつき身体が弱い人もいる。生まれてからすぐに命の灯しが消える人もいる。その中で私は今まで何事もなく生きてきた。
死が間近に迫り、身体のパーツが一つずつ自由に動かなくなって、やっとわかった。死ぬことはどんなものより恐怖だ。心臓が止まれば生命の維持は難しくなる。私は死ぬことが怖い。
今は世界中の誰よりも生きたいと願っている。叶うことなら、アイルと出会う前に戻りたい。でも進んだ時間は戻せない。だから私たちは一秒一秒大切に生きなきゃならない。
「出かけてくる」
「夜風は身体に悪いぞ」
「一人になりたいの。邪魔しないで」
「わかった」
「行ってきます」
きっと一人で考える時間が出来ればアイルのことを許せるかもしれない。今のは私が完全に悪い。言いすぎてしまったし、反省もしている。でも今は自分の感情をコントロール出来ていないから謝るのは後にしよう。
◇ ◇ ◇
―――バッシャーン。
夜の学校。私は学校にあるプールの中に勢いよく飛び込んだ。普段なら先生に怒られるところだが、警備員さんに無理を言って、特別に入らせてもらった。
去年までは水泳部だったこともあり一人でも大丈夫だと判断されたからだ。とはいっても短時間だけ。時間になれば警備員さんが呼びに来てくれる。
「やっぱり泳げない、よね……」
私は蒼羽とお昼にプールに行った時に泳げなかったことが実は嘘なんじゃないかと思い、こうして本当に泳げなくなったのか確かめていた。
もちろん、そんな確認をしなくてもわかっていた。ただ思い込んでいたかったのだ。そうすることで少しでも辛い現実から目を背けようとしたかったから。
「まだ泳げないと決まったわけじゃない!」
また諦めるところだった。まだ始めたばかりじゃないか。思い出せ。泳げなかった小さな私を。昔はお風呂の水ですら怖かった。
というのも家族で川に遊びに行ったとき、お母さんに危ないから駄目だと注意されたにも関わらず大きな岩に登りそこで足をブラブラさせながら景色を見ていた。すると案の定滑って、そのまま川に転落。川は足が軽く入るくらいの浅瀬だったので、幸い怪我はなかった。
だが、それがキッカケで水に恐怖を感じ、お風呂に入るのも怖いし、プールや海は極力入ることを避けた。けれど蒼羽とプールに行くようになり泳ぐことが楽しいと知り、水泳部に入るほど泳ぐことが好きになった。そういえば、そんなこともあったっけ。
私が再び泳げるようになったのも蒼羽のお陰、か。やっぱり蒼羽は凄いな。私にとってヒーローのような存在だ。
出来ないことを出来る私になってみせる。まだ身体は動くんだから。そう決意した私は何度も何度も泳いだ。その度に水から拒絶された。しまいには誰かの邪魔が入ったのかと疑いたくなるほど足が動けなくて。
私はもう泳ぐことは出来ないのかな? 頑張っても、どんなに努力しても叶わないことってあるの? 心のメンタルが崩れそうになったその時、遠くから『雨音!』と私を呼ぶ声がした。
「いくら夏だからって夜のプールに一人で入るとかどう考えても危険すぎる! 怪我はないか?」
「蒼羽、どうしてここに?」
いるはずもない蒼羽が私の目の前にいる。昼に私は蒼羽と気まずい空気になって、そのまま何も言わず家に帰ったのに。
「昼にプールに行った時、お前の様子が途中からおかしかったから。お前の親に聞いたら学校のプールで泳いでくるとか訳の分からないことを言ってるって。最初は俺も冗談かと思ったが、まさか本当に泳いでるなんてな」
「泳げてないの。これのどこが泳げてるっていうの?」
蒼羽を傷付けるつもりなんてないのに……。自由に泳げないイライラからか、私は蒼羽に八つ当たりしていた。
「泳げてる。少なくとも俺にはそう見える」
「っ……」
蒼羽は、からかったり冗談で人を傷つける人じゃないことは私が一番よくわかってる。
「辛い時には俺に相談しろ。今はただこうして抱きしめるしか出来なくてごめんな」
「ううん、大丈夫」
これだけで十分伝わってる。蒼羽の優しさ。
本当のことが言えたらどれだけ楽だろう? 蒼羽はお人好しだから、代われるなら俺が代わりになんて言うだろう。でも駄目だよ。蒼羽は私のことを好きじゃないんだから。ただの幼なじみにその役目は重すぎる。
もし蒼羽が私と同じ立場なら、私は間違いなく死神に懇願しただろう。私の命を代償に蒼羽を助けてくださいって。私は蒼羽の優しさに甘えてしまっていた。幼なじみとしての立場を利用してしまっている。こんなことが許されていいのだろうか。アイルは遠くから私たちのことを見守っていた。
0
あなたにおすすめの小説
神楽囃子の夜
紫音みけ🐾書籍発売中
ライト文芸
※第6回ライト文芸大賞にて奨励賞を受賞しました。応援してくださった皆様、ありがとうございました。
【あらすじ】
地元の夏祭りを訪れていた少年・狭野笙悟(さのしょうご)は、そこで見かけた幽霊の少女に一目惚れしてしまう。彼女が現れるのは年に一度、祭りの夜だけであり、その姿を見ることができるのは狭野ただ一人だけだった。
年を重ねるごとに想いを募らせていく狭野は、やがて彼女に秘められた意外な真実にたどり着く……。
四人の男女の半生を描く、時を越えた現代ファンタジー。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
12年目の恋物語
真矢すみれ
恋愛
生まれつき心臓の悪い少女陽菜(はるな)と、12年間同じクラス、隣の家に住む幼なじみの男の子叶太(かなた)は学校公認カップルと呼ばれるほどに仲が良く、同じ時間を過ごしていた。
だけど、陽菜はある日、叶太が自分の身体に責任を感じて、ずっと一緒にいてくれるのだと知り、叶太から離れることを決意をする。
すれ違う想い。陽菜を好きな先輩の出現。二人を見守り、何とか想いが通じるようにと奔走する友人たち。
2人が結ばれるまでの物語。
第一部「12年目の恋物語」完結
第二部「13年目のやさしい願い」完結
第三部「14年目の永遠の誓い」←順次公開中
※ベリーズカフェと小説家になろうにも公開しています。
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
結婚相手は、初恋相手~一途な恋の手ほどき~
馬村 はくあ
ライト文芸
「久しぶりだね、ちとせちゃん」
入社した会社の社長に
息子と結婚するように言われて
「ま、なぶくん……」
指示された家で出迎えてくれたのは
ずっとずっと好きだった初恋相手だった。
◌⑅◌┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈◌⑅◌
ちょっぴり照れ屋な新人保険師
鈴野 ちとせ -Chitose Suzuno-
×
俺様なイケメン副社長
遊佐 学 -Manabu Yusa-
◌⑅◌┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈◌⑅◌
「これからよろくね、ちとせ」
ずっと人生を諦めてたちとせにとって
これは好きな人と幸せになれる
大大大チャンス到来!
「結婚したい人ができたら、いつでも離婚してあげるから」
この先には幸せな未来しかないと思っていたのに。
「感謝してるよ、ちとせのおかげで俺の将来も安泰だ」
自分の立場しか考えてなくて
いつだってそこに愛はないんだと
覚悟して臨んだ結婚生活
「お前の頭にあいつがいるのが、ムカつく」
「あいつと仲良くするのはやめろ」
「違わねぇんだよ。俺のことだけ見てろよ」
好きじゃないって言うくせに
いつだって、強引で、惑わせてくる。
「かわいい、ちとせ」
溺れる日はすぐそこかもしれない
◌⑅◌┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈◌⑅◌
俺様なイケメン副社長と
そんな彼がずっとすきなウブな女の子
愛が本物になる日は……
【完結】年収三百万円台のアラサー社畜と総資産三億円以上の仮想通貨「億り人」JKが湾岸タワーマンションで同棲したら
瀬々良木 清
ライト文芸
主人公・宮本剛は、都内で働くごく普通の営業系サラリーマン。いわゆる社畜。
タワーマンションの聖地・豊洲にあるオフィスへ通勤しながらも、自分の給料では絶対に買えない高級マンションたちを見上げながら、夢のない毎日を送っていた。
しかしある日、会社の近所で苦しそうにうずくまる女子高生・常磐理瀬と出会う。理瀬は女子高生ながら仮想通貨への投資で『億り人』となった天才少女だった。
剛の何百倍もの資産を持ち、しかし心はまだ未完成な女子高生である理瀬と、日に日に心が枯れてゆくと感じるアラサー社畜剛が織りなす、ちぐはぐなラブコメディ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる