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*1 死願者と幸指導者
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*1 死願者と幸指導者
(?)「死ぬの?」
(私)「え…?」
そんな…こんな海の深い所で誰かの声が聞こえるはずがない…
あぁ…幻聴か…
邪魔するな、今大事な所なんだから
(?)「幻聴だと思ったでしょう?」
(私)「うわぁぁぁ!」
目の前には…顔…
でも人じゃない…
なぜなら心臓の部分だけ大きな穴が空いてるからだ。
(私)「誰…なの…?」
恐る恐る訪ねてみた。
すると彼は
(?)「だって君、死願者でしょー?」
死願者…死を望む者。
…確かに死を望んでいた。
いや、あと一歩で死ねた。なのに…なんでっ?!
(私)「なんで死願者だと分かっていて声をかけたの…!?私は死にたいのッ!!」
なんでなんでなんでなんで!
あともう少しで死ねたのに…!
(?)「んな事言われてもね~
一応仕事だからね~。」
仕事…?
(?)「申し遅れましたぁ~
わたくし、幸指導者のEVEと申しますぅ。
以後よろしくお願いしまーす」
幸指導者…
死願者を幸せに導く者。
今更「幸せに導きま~す」だって?
冗談じゃない。
(EVE)「君の幸せって何かな~?教えて、教えて!」
(私)「そんなもの、あるわけないでしょ?
いまさっき死のうとしてたの…あなた、見てたでしょ?」
(EVE)「ウンウン、じゃあ君の幸せは死ぬこと?それなら、どうぞご自由にして下さい。
せっかく神様からもらった最後のチャンスなのにぃ…」
…は?
(私)「死ぬことが幸せ…?そんな、そんなことないじゃない。
でも、これが私の運命なの…もう苦しいの。選択肢がこれしかないのっ!」
苦しい…苦しいの…もう私にはこれしか…
(EVE)「選択肢なら、今増えたじゃん。
どうしてこう、すぐに諦めるかな?」
(私)「!!」
そうだ…私には今、チャンスを与えられている…もう二度とこないであろう幸せになれるチャンスを…
でも、私にとっての幸せ…って…
(EVE)「じゃあ、聞き方を変えよう。今君が手に入れたいものは、ある?」
手に入れたいもの…欲しいもの…
欲しかったもの…手に入らなかったもの…
あぁ…あるじゃん…
「________本当の愛が欲しい…です。」
(?)「死ぬの?」
(私)「え…?」
そんな…こんな海の深い所で誰かの声が聞こえるはずがない…
あぁ…幻聴か…
邪魔するな、今大事な所なんだから
(?)「幻聴だと思ったでしょう?」
(私)「うわぁぁぁ!」
目の前には…顔…
でも人じゃない…
なぜなら心臓の部分だけ大きな穴が空いてるからだ。
(私)「誰…なの…?」
恐る恐る訪ねてみた。
すると彼は
(?)「だって君、死願者でしょー?」
死願者…死を望む者。
…確かに死を望んでいた。
いや、あと一歩で死ねた。なのに…なんでっ?!
(私)「なんで死願者だと分かっていて声をかけたの…!?私は死にたいのッ!!」
なんでなんでなんでなんで!
あともう少しで死ねたのに…!
(?)「んな事言われてもね~
一応仕事だからね~。」
仕事…?
(?)「申し遅れましたぁ~
わたくし、幸指導者のEVEと申しますぅ。
以後よろしくお願いしまーす」
幸指導者…
死願者を幸せに導く者。
今更「幸せに導きま~す」だって?
冗談じゃない。
(EVE)「君の幸せって何かな~?教えて、教えて!」
(私)「そんなもの、あるわけないでしょ?
いまさっき死のうとしてたの…あなた、見てたでしょ?」
(EVE)「ウンウン、じゃあ君の幸せは死ぬこと?それなら、どうぞご自由にして下さい。
せっかく神様からもらった最後のチャンスなのにぃ…」
…は?
(私)「死ぬことが幸せ…?そんな、そんなことないじゃない。
でも、これが私の運命なの…もう苦しいの。選択肢がこれしかないのっ!」
苦しい…苦しいの…もう私にはこれしか…
(EVE)「選択肢なら、今増えたじゃん。
どうしてこう、すぐに諦めるかな?」
(私)「!!」
そうだ…私には今、チャンスを与えられている…もう二度とこないであろう幸せになれるチャンスを…
でも、私にとっての幸せ…って…
(EVE)「じゃあ、聞き方を変えよう。今君が手に入れたいものは、ある?」
手に入れたいもの…欲しいもの…
欲しかったもの…手に入らなかったもの…
あぁ…あるじゃん…
「________本当の愛が欲しい…です。」
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