異世界勇者様の性的耐性訓練

ハシバミ

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異世界勇者様の性的耐性訓練④

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(はっ♡ あ、有り得ない、こんな無様な恰好……! しかも見られて……っ♡)

 ずらっと周囲に人々が円状に集まり始めている。結城はその中心で、ふー♡ふー♡と荒い息を口枷から吐き、あまりの羞恥に脳が中心から眩んでいた。

 台に磔にされた結城の姿はあまりに無残だった。
 足を腰の位置で折りたたまれ、脚枠に載せられるとベルトで拘束されている。両膝よりも低い地で股間が晒され、それは身体の後ろに下がらないように、前方に突き出す形で固定されている。完全に陰茎が縛られ、尿道から十字架を突き出した性器や、ぱくぱくと空気を食んでいる後孔の恥部をすべて余すところなく人々に晒されてしまっていた。陰茎に繋がれていた鎖は、磔台に回されて固定されている。ただでさえ自らの意思では抜け出せないのに、更に入念な拘束を加えられて、何故か十字架の端で押しつぶされている前立腺が激しく快感を訴えた。
 きゅんきゅん♡と沸き上がる快楽から逃げようと捩った両腕はベルトで拘束されたまま、磔台に縛り付けられている。散々聖水を掛けられた乳首が胸の上で尖り切り、刺激を求めてうずうずと立ち上がっていた。
 顔の半分以上を覆う口枷は外されず、言葉を発することすら許されていない。ただ呻き、押し殺した喘ぎを漏らし、口内を押し広げ支配しているゴム状の棒に歯を立てることしかできなかった。その首元にある首輪も外されることはなく、首の後ろにある磔台に連結され、僅かしか首を動かすことも出来ない。

 そんな結城を取り囲む人々は、結城に対し侮蔑の目を向けているわけではない。ただただ純粋に「勇者」の姿を見に集まっており、今から行われる行為が訓練であると信じて疑っていない。だからこそ、嬲られる目に晒されるよりも激しい羞恥に襲われた。まだ蔑みの色が混じる方が耐えられる。自分の際限のない無様さを見てもなお悪意のない期待の目は、自分が思う以上に結城の精神を追いつめていた。

 訳も分からず勇者として扱われ、勇者として期待を受け、全く関係のないように見える性的な虐めを常に受けさせられる今の状況がある。それを自覚すればするほどに、耐えられない感情が荒れ狂い、半狂乱に陥ってしまう。

(ううっ、こんな――もう嫌だ! こんなの繰り返されたら狂う……! まともでいられるはずがない! もういっそ、俺を解放して欲しい……っ! 家に帰してくれ……っ)

日本での生活も、それほど幸福なものではなかった。しかし今は、会社に通勤し、疲れて家に帰り、寝るだけの生活すら恋しく思って仕方がない。何とは言えなくとも普通にあった日本の生活を思い出すと、懐かしさと恋しさに気が触れて狂いそうになる。
だが、その瞬間に、何かが結城の思考に触れた感覚があった。散り散りになりそうな精神の神経を集め、留め、修復し始める。目に見えないのに、確かに何かが干渉している感覚があった。

(何だ、これ――!)

 無遠慮に触れられる感覚に眩暈に似た酩酊感が襲う。しかし、いつの間にか、狂いそうになった結城の精神は、瞬く間に正気の状態に戻されてしまった。それは、今の現状を全く正気のまま、受け止めさせられるに他ならない。結城は狂うことも許されずに、羞恥の底なしの渦の中にひとりで放り込まれてしまっていた。

「ふ~~っ♡ ふぉ゛――ッ♡」

 まだ責め苦は始まっていないが、足先の指が震え、背筋に快楽の波が昇ってくる。喉を圧迫されたまま結城は息を懸命に吐き、全身の神経を撫で上げる衝動に耐えようとした。見られているだけで絶頂しては、取り返しのつかないことになってしまう。分かるからこそ、必死に息を吐いて落ち着けようとしているのに、そう思えば思うほどに身体が精神を裏切り始める。

(駄目、み、見られて……視線が、辛い……っ♡ 嫌なのに、もう、前立腺疼いて……きゅんきゅん、くる――♡)

 十字架が当たる前立腺が疼き、ぶわっと込み上げる波が無意識に腰を動かさせる。何も咥えていない肉壁がびくびくと震え始め、結腸までもが快楽神経に飢餓を訴えて痺れ始める。

(あ゛っ♡ 駄目♡ いぐ、いぐいぐ~~~~ッ♡♡ いってしまう゛♡♡)

「んんんん゛~~~~~っ♡」

 見られているだけなのに。磔台に縛られた身体を限界までねじって、結城は射精しない絶頂にまで追い上げられてしまっていた。ばちばちっ♡と目の前で火花が弾け、首輪をつけた喉を仰け反らせてしまう。呼吸が困難に陥りそうになるのに、口内のゴム状の棒からは喉に聖水が送り込まれ、咳き込み、飲み込みながら、更にかっと熱くなった全身を持て余した。
 イっているのに、刺激が足りない。肉体が得ている快楽が、今の精神に釣り合っておらず、がくがくと後孔や乳首が不満を訴えて、結城を責め立てている。
 結城が快楽から暴れようとするたびに、ぎちっぎちっと縄の音が響く。目の前で絶頂した勇者を見て、市民たちは不思議そうに顔を見合わせて何かを囁く。
 神官たちは、そんな結城にようやく近付くと、少々呆れを込めた声を出した。

「勇者様、まだ訓練は始まっていませんよ? そんな状態でメスイキしてはいけません」
「今から、メス穴と乳首の訓練をします。勇者様、簡単にイってはいけないんです。メスしこりを叩かれても、乳首をカリカリ♡されても、メスイキせずに耐えられるようになってください」

 神官たちからの責めが始まる。恐怖すら覚えて身を捩ろうとすると、荒い縄が二の腕の肌に食い込んで軋んだ音を立てた。ぴりっとした痛みすら身を襲う淫らなアクセントのように結城の身体は受け取って、ぶるりと拘束された足から震えあがる。

「逃げようとしてはいけません、勇者様。勇者様は何事にも勇敢に立ち向かわなければ――苦難から逃げずに戦うからこそ、勇者様なのですよ」

 背中に回った神官から耳元で囁かれ、結城は首を振ってしまう。一回も、勇者であることなど望んだ経験はない。しかし、そんな結城の抵抗はまったく無視されて、ぐずぐずと解けた後孔の入り口に、淫具が押し当てられた。それは二股に分かれ、ずっぽりと肉壁に埋められる太い方と、睾丸を後ろから刺激するように湾曲している細い方が備え付けられている。
そして奇妙なことに、その淫具はびくり♡と脈動して震え、太い方から濁った白い液体が漏れ出して淫具をべとべとと濡らしていた。

(い、生きて……る……?)

 本能的に感じた恐怖に、喉が引き攣る。緊張した結城の身体を、宥めるように神官たちの手が這う。尖り切った赤い乳首を擽りながら、神官は告げた。

「これは魔物の陰茎を切り出した訓練用の道具です。種は機能を失っていますので安心してください。ただし、本来の魔物と同じように、勇者様の腰にしがみついて、種付けをする動作でどちゅどちゅ♡と勇者様のメス穴を突き続けます」
「精子はありませんが、精液は勇者様の胎の中に出してくれますからね。たくさん生の精液を受け止めても動揺しない強いメス穴になってください」
「魔物は疲れを知りません。勇者様が負けなくなるまで、ずっと種付けプレスをしてくれるので、安心して訓練に集中してくださいね」

 今まで生き物に犯されたことのない結城は、神官たちの言葉に動揺して目を見開いた。
(魔物の……? ずっと……?)
 だが、疑問が自分の中で集結する前に、淫具がぐううっと結城の後孔を割り開いて、体内に入ってきてしまう。

「ふ……っ、くぅ――ッ♡」

 孔に先端を潜り込ませたそれは、悦ぶようにびくびくびくぅ~♡と震え始めた。神官が手を離すと、自らで動き、結城の媚肉を突き進む。

「ん゛っ♡ んん゛っ⁉♡」

 すぐに突き進むだけでは思ったようにメス穴の中に侵入できないと悟った淫具は、神官が握っていた根元の形状を変化させた。左右に大きく伸びたそこが、結城の太腿に触れ、這いあがり、腰を掴む。やがて安定すると理解したのか、腰を一周するようにぐねぐねと身体を伸ばし、がっちりと掴んだ。伸びた淫具の中心で、メス穴に先端だけを突っ込んだいきり立つ魔物の怒張がびくっと震える。
 結城は目を見開いたまま、恐ろしい数瞬先の未来に備えることも出来なかった。

 どちゅ~~~~ッ♡

 大きく反り返ったカリが、結城の肉壁を擦り上げる。ついでと言わんばかりに前立腺も容赦なく圧迫して押し付け、掘削は結腸の入り口まで止まらずに突き進む。自腰に回された魔物の肉体が、そんな肉棒の動きを補佐して、熱く爛れた肉壁の中を自在に動き回った。

「ぉ゛っ、ほお゛――っ♡ ふぉ゛~~~~っ♡」

 神官たちに嬲られていた感覚とは全く違う。精を吐きだそうと、メスに受胎させようとする生物の生々しい動きに、結城は限界まで身体を逃がそうとし、それが叶わないままぎちぎちと拘束具の音を立てていた。
 この魔物の淫具には精がなく、結城も受胎する機能は持たない。分かってはいるが、そんな理解とは全く違うところで、生きて自身を荒らす肉棒の存在に怯え、それ以上の快楽を受け止めようとしてしまう。

「ん゛っ♡ んお゛っ♡ おお゛っ♡」

 ばちゅん、ばちゅん♡
 ごちゅ、ぐりぐり……♡

(駄目だッ♡ 孕まないのに――精液、叩き込もうとしてる……っ♡ 絶対受胎させようとして……っ♡ 違うのにっ、奥、めちゃくちゃに突かれる……ッ♡ 結腸、勘違いしてる……!♡)

 腰を突き出して、為されるがままに蹂躙される後孔を晒し。取り囲む神官たちはわざと結城から離れ、その姿を市民たちに見えるようにし。市民たちは訓練に耐える勇者に、無邪気に応援の言葉を掛け、格好いいと褒め称える。

 結城は最早、絶え間なく涙を零し、最奥から容赦なく突き上げられる快楽に身体の全てを支配されていた。

(い゛♡ いぐ゛っ♡ 見られて、いぐ♡ 魔物ので……っ♡ い゛、イグ~~~~ッ♡)

 嫌悪感を越えて、身体の最奥から絶頂の波が襲い来る。
 声も出せずに全身を不自由なまま跳ねさせる結城を、人々がじっと見つめている。

「神官様、今回の勇者様は魔王を倒せるでしょうか?」

 市民たちの疑問に、神官は自信を伴った声で答えた。

「ええ、勿論です――勇者様は、この訓練で必ず魔物から犯されてもメスアクメしない強いメス穴になって、私たちを救ってくれますとも」

 安堵する市民たちの前で、結城は魔物の淫具に最奥を突かれる度に「んん゛っ♡ んお゛っ♡」と喘ぎ、絶頂を極め続けていた。
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