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夢は大きく

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「どうやら、作者が1000文字程度のペースに書き慣れてきたみたいね」

「おお、二話前のなんて、めっちゃ惜しいじゃん!
 あと3文字削れば、1000文字ぴったり」

「でも、そこは削らないのよね」

「面倒なんじゃない?」

「あ、それじゃあ、1000文字ぴったり収まったら、
 記念に私たちで何か企画しません?」

「企画って何を?」

「例えば、入浴シーンをもっと増やすとか」

「香穂、そればっかりだな」

「それじゃあ、敦美姉さんは、他に何かいい案があるんですか?」

「えー……そんな急にフラれてもなぁ」

「そもそも、この話ってスパの温泉に浸かりながら~ってところくらいしか
 アピールポイントないんですもん。
 しかも、その割に、入浴してる感じが全然しないじゃないですか。
 何なんですか、その設定いります?」

「裸の付き合いをすれば、自然と心が開放的になって、
 何でも話しやすくなるよね、という発想からきてるらしいわよ」

「あ! お酒飲みながら、温泉に入るとかは?」

「それはダメ」「それはダメです」

「えーなんでー」

「あっちゃん、お酒を飲むと人が変わるもの」

「後始末するのは、私たちなんですよ」

「えーそうかなぁ」

「そろそろお客さんたちも、
 この話題の薄さに気付き始めてるんじゃないですか。
 もっと他の人たちが読みたくなるような話をしましょうよ」

「あ、それなら、感想コメントで、
 私たちにどんな話をしてもらいたいか、募集するっていうのはどうかしら?」

「いいですね、それ!
 是非そうしましょう!」

「なんかもう既にそれって、話題のネタに困ってる感丸出しじゃない?」

「いいんです!
 だって、映画化するんですから!」

「いや、それ全く何の根拠もないからね。
 ただ志麻姉が言ってるだけだからね。
 これ読んでるお客さんが誤解したらどうすんのよ」

「あら、あっちゃん、 “言霊”って知らないの?
 どんなに荒唐無稽な夢でも、口に出したら本当になるって話」

「いや、それは聞いたことはあるけどもさあ。
 誇大広告は、詐欺にもなるからね。
 私、訴えられたくないよ?」

「夢は、大きく!」

「ってことで、私たち美人三義姉妹に話題にして欲しい内容を大募集しまぁ~す♡
 感想コメントお待ちしてま~す♡」

「あ、そこは語尾 “♡” つけるんだ」

「当たり前です」

「これで、もしコメント0だったらどうすんの」

「その時は、その時です」

「そもそも、こんなどうでもいい話してるだけの話、需要あるのかなぁ」

「あっちゃん、ちょっと黙ってて」「敦美姉さん、黙っててください」

「……ぶくぶくぶく」

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