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本編
☆密欲の牢室4
しおりを挟むシャンは、何とかゴウシュの身体中に巻きついている触手を焦がしながら引きちぎっていたが、ゴウシュの胸に巻きついている触手が執拗にギッチリ絡みついていた。
「ぐぬぬぬぬ……!!」
「っあ!♡ん"ッ♡♡♡」
しかもシャンが引きちぎろうとする度に、触手がゴウシュを刺激するらしく、目の前でゴウシュが喘ぐ。
「もぉ!ゴウシュのおっぱいもぼくのだよ!!早く離れてぇぇ……!!」
シャンが渾身の力で触手を握りしめると、魔道具の作用もあってか、ぶちゅッ!と破裂した。
バシャッ!
破裂した触手から出た粘液は、2人に降りかかり、粘液塗れの2人はドサッとそのまま床に崩れ落ちた。
「……っはぁ、はぁ、ゴウシュ……」
「っ♡ぁ♡はぁ、ッ、シャン……ありがとな」
シャンがぎゅーっとゴウシュに抱きつくと、ゴウシュは息を整えながら力なく笑った。
ゴウシュが息を整える間、シャンはゴウシュに浄化魔法を掛け、台座までゴウシュを抱えながら、身体中を確認していた。
暴れた時についたのであろう、小さな切り傷や擦り傷はあるが、それ以上の怪我が無いことに胸を撫で下ろす。
台座にゴウシュを乗せ、電撃対策のために抱きしめる。
「ありがと、シャン……。お前意外と力あるんだな」
抱きしめたまま顔を覗き込むも、ゴウシュは先程からシャンと目を合わさない。
今も床を見つめながら話し出した。
「魔道具技師って、意外とパワーがいるんだよ。あと魔道具も付けてた」
「……そっか」
シャンは、さっきからなんだかモヤモヤしている。
ゴウシュが触手にされていたこともモヤモヤだし、ゴウシュを抱えていた時にゴウシュは出来るだけシャンの身体に触れないようにしていた様な気がするし、なんだかゴウシュは嫌な笑い方をしているし、何よりゴウシュと目が合わないことにとてもモヤモヤしてしまう。
シャンは今までこんな気持ちになった事がない。
自分の中に黒くてどろっとした何かが溜まっていく様な気がして、ギュッと目を閉じた。
「……ぼく、また間に合わなかった?」
シャンはぽつりと呟いたあと、そっと唇を噛んだ。
「ごめんね、ゴウシュ。ぼくが助けるのが遅くて間に合わなかったから嫌な気持ちにさせちゃったんだよね」
「……なにを、」
「……だって、ゴウシュまたさっきの部屋の時みたいな顔してるんだもん。ぼくのことも見てくれない……」
ゴウシュは小さく息を飲んだ。
ゴウシュがシャンのことを見れなかったのは、様々な理由による羞恥心。そして、守りたいだのなんだの考えていたくせに、シャンに助けられるまで何も太刀打ち出来なかった悔しさからくるものだった。
そしてまた、自分がうじうじしているせいでシャンを傷つけている。
(くそっ、まじで情けねぇ……)
ゴウシュはシャンの背中にしっかりと腕を回した。
台座に乗せられている分、いつもより身長差がなくなったのか、裸の胸と胸がピッタリと重なり合った。
ドキドキと伝わる心音に、こんな時なのになんだか安心して、だけどなんだか照れくさくてゴウシュの心音はスピードを上げた。
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