召喚勇者と関西弁エルフ

えびまる

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本編

☆媚薬の迷宮5

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 ジルクは自分の前にある鏡をじっと見てから、他のメンバーをぐるっと見渡した。
 他のメンバーも自分の目の前の鏡を見ている他に変わった所は特にない。

 (閉じ込められてる以上、どうにかして脱出しないとなぁ)

 上下左右どこを見渡しても出口になりそうな所は見当たらない。
 魔法が封じ込められているジルクは、いつも持っている短剣の柄で鏡を叩きわろうと腕を振り上げた。


「……んぁ?」

 ……と思ったが、気付いた時には何か柔らかいものを枕にして床に寝そべっていた。
 目を開けると、水色の髪とアイスブルーの瞳のかわいい少年の姿。
 こちらを覗き込んでいるミーグと目が合った。

「……あれ?師匠?鏡どうなった……?」

 ミーグは、ジルクの問いかけに答えることはなく、優しくジルクの頭を撫ぜ始めた。

「……師匠?」

 ミーグの手はそのままジルクの耳、首筋、胸元へと降りていく。

「んっ♡はぁ♡気持ちいけど、んぅ♡どうしたの……?♡」

 媚薬の回った身体は、少しの触れ合いですぐに熱を持った。
 優しい愛撫なのに、ジルクの息は上がり、背はどんどん弓なりに仰け反っていく。

『かわいいのう、ジルク♡』

 ダンジョンにいるというのに、優しく愛撫をしてくるミーグに頭が混乱して何も言えなかった。

「んッ♡ん、師匠……ッ♡」
『気持ち良いのだろう?……もっと声を聞かせよ♡ここには我ら2人しかおらぬ』
「はぁッ♡あっ♡ん~ッ♡♡」

 気付いた時には上着のボタンは外されていて、ジルクのぷっくりと膨らんだ乳首が触って欲しそうにツン♡と存在を主張していた。

『服の下にこんないやらしいものを隠しておったのか?』
「ちが……ッ♡」
『何も違わぬではないか、真っ赤に熟れて健気よのう』
「ぁ"ああああ!!!!♡♡♡♡やだッ、やぁああッ♡♡♡」
 
 いきなりきゅー♡♡っと摘まれ引っ張られた乳首の後を追うように、ジルクの背は更に仰け反った。
 びくん♡びくんッ♡と痙攣する身体は、今にも登り詰めてしまいそうだった。

『今日はお主の望む通りの事をしてやろう、願いを言ってみろ、ジルク』

 まだミーグの膝に乗り上げたままの姿で荒い息を繰り返していたジルクは、ミーグの問いかけに必死でアタマを働かせた。

 だが、媚薬と快感でモヤが掛かった頭では上手く考えることが出来ない。

 (ねがいごと……?おれの……?)

 涙でぼやけた視界の先に、ミーグのアイスブルーの瞳がぼんやり見えている。

 (あかくない……ししょう、まだおれにこーふんしてないのかな……)

 セックスの時には必ずと言っていいほど興奮し、赤く染まるミーグの瞳が何故か今日はアイスブルーのままだった。

 (やだなぁ……いつまでもおれにこーふんしててほしい、おれが、じじいになっちゃったらさすがにもうむりなのかな……どうせおれのほうがさきにじじいになってさきにしんじゃうからな……)

 そこまで考えてとにかく悲しくなってしまう。
 腹を括っているつもりでも、ジルクはいつまでもミーグと一緒にいたいし、いつまでもミーグに可愛がられていたい。

「……おれ、ししょうとずうっといっしょにいたいよぉ」

 いつもはその問題が、リアルに目の前に現れて頭から離れなくなってしまうので上手く口に出せないジルクの願い事が、口からポロッとこぼれ落ちた。

「ししょうをのこしてしにたくないよ、ずーっとししょうといっしょにいたい」
『もちろんだ、ジルク♡我らはずーっと一緒にいよう……♡』

 視界も頭も優しい言葉と手のひらで蕩けていく。

「……ししょう、だいすき」

 ジルクはそう呟いてうっとりと微笑んだ。
 だがその瞬間、ミーグの瞳がほんの少しだけ揺らいだ気がした。

 (……ししょう?)

 ジルクはもう一度ミーグの瞳を覗き込んだ。

  
 
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