召喚勇者と関西弁エルフ

えびまる

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本編

☆媚薬の迷宮8

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 鏡張りの部屋にいたはずのハヤトは、気がつくと何も無い薄暗い空間にいた。
 自分の姿だけぼんやりと浮かび上がり、それ以外はただの暗闇だった。

 手を伸ばすと何かに触れた。
 細くて少し弾力があるそれを、そのまま掴んで引き寄せてみると、見慣れた緑の目が驚いたように開かれてこちらを見た。

「フィーネ!」
『ハヤト?びっくりしたぁ……、ここどこなんやろな?』

 自分の姿とフィーネの姿だけがぼんやりと光っている。
 周りを見渡していたフィーネが再び視線をこちらに戻し目が合うと、フィーネはふんわりと微笑んだ。

『でも……ハヤトが見つけてくれてよかった』

 細くしなやかな手がハヤトの頬にためらいもなく触れた。

「フィーネ……?」
『ふふふ♡』

 優しく頬を撫ぜた手を下ろすと、そのままハヤトの胸元に擦り寄ってくる。
 腕は背中にまわされ、気がつけばフィーネに抱き締められていた。

 少し身体を離したかと思うと、つつつ……と胸元をなぞられる。
 そのままシャツのボタンが外され、フィーネの唇がハヤトの胸元にそっと触れる。

「フィーネ?!」
『ふふふ……ぼくなぁ、ずうっとこうしてみたかってん』
「え?」

 胸元にキスをした後、そっと離れたフィーネは、自分の服を少しずつ脱ぎ始めた。
 止めようと身体を動かそうとするが、何故か身動きが取れない。

「……フィーネ!!」
『ハヤトは……?ぼくのことそんな目で見られへん?』
「……っ」
『ぼくは、ハヤトに抱いてほしくて、ずうっとお腹の奥むずむずしてるねん……♡』

 切なげに笑うフィーネは細くて白い指で自分の下腹部にそっと触れた。
 その手は次第に後ろに回るが、ハヤトからは見えない。

『んっ♡はぁ……♡ぼくのおしり、ハヤトが欲しいよぉ♡ってぱくぱくしてるっ♡ふぅ♡』

 胸元にもたれかかられたまま、くちゅくちゅ♡と音を響かせ、下腹部はハヤトの太腿に擦り付けられている。

『あっ♡あ、んっ♡気持ち良い♡ハヤトに見られてるのにぃ♡♡んぅ♡前も後ろも気持ち良いよぉ……♡』

 ハヤトは奥歯を噛み締め、なるべくフィーネの方を見ないようにした。
 それでもフィーネの誘惑は止まらない。

『ハヤトぉ♡お願い♡ぼくとえっちなことしよう……?♡ハヤトのちんちんも元気になってるやん♡』

 ハヤトの理性はギリギリだった。
 すぐ側にあられもない姿の好きな相手がいて、その人がこちらを誘惑してくるのだ。
 もういいんじゃないか、という気持ちと、それでもやはりこんな所で手を出すのはダメだという気持ちがせめぎ合っている。
 
『みんなの事が心配?』
「当たり前だろ……」
『ふふふ♡やっぱり優しいなぁ、ハヤトは。……でもどうせみんなもえっちなことしてるって』
「……え?」

 フィーネはハヤトの首に腕を回し、もうあと少しで唇が触れそうな距離まで顔を近づけた。

『もういいやん、魔王倒すのとかも』
「……フィーネ?」
『なぁ、ハヤト。ぼくとずっとここで2人っきりでおろ?』

 見慣れたはずの緑の目が、いつもとは違い妖艶に細められた。
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