死んでも蘇る世界で俺は何度も死ぬ

スぺラ

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3話 騎士団と訓練

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宿を出ると空は晴天、気持ちいい風も吹いてる、良い日になりそうだと思った。

ハジメは戦闘技術か魔法を学ぶ方法を教えて貰おうと騎士団の兵舎を訪ねた。

兵舎とは言っても簡易的な作りみたいだ、本来この村には騎士団はいないのだろう。

「やあ、おはよう。」

外から兵舎を見つめるハジメの背後で、聞いた事のある事が響いた。

振り返るとニヤリと微笑んだ女性が立っていた。彼女の身長や声から、昨日話した騎士であることが分かった。



「おはようございます。宿に泊まれてとても助かりました、騎士さん。」

ハジメは微笑みながら挨拶とお礼を言った。

「うん、それは良かった。私の事はエレナと呼んでくれ。そういえば昨日ハジメが森の中で会った騎士達は無事に帰って来たぞ。」

エレナは思い出した様に言った。

「本当ですか、それは良かったです!…ところで、エレナさん、聞きたい事があるんですけど。」

ハジメが言葉を切ると、エレナは興味津々の表情で一を見つめた。

「質問か、良かろう。私が知っている限りでお答えしよう。」

ハジメは少し緊張しながら言った。

「俺も騎士団で訓練させてもらえませんか?魔物と戦う力を身に付けたいです。」

エレナはハジメの言葉を聞き、少し考え込んだ後言った。

「ハジメの意志は分かった、ただ私の一存で決める事は出来ない事だ。今からここの団長と話しに行くか?」

ハジメはエレナの提案に頷いた。

「はい、お願いします。」

2人は団長がいる部屋の前にやってきた。

「エレナです。レイヴン団長に話がある方を連れてきました。入って宜しいですか?」

と部屋の外からエレナが声をかけると、中から返事が返ってきた。

「ああ、入ってくれ。」

エレナはハジメを手招きし、団長の部屋に入る。部屋の中には森の中で会った赤い瞳の騎士が座っていた。レイヴンと呼ばれたこの人が団長か。

「ああ、お前は森にいたやつか。辿り着けて良かったな。」

レイヴンは表情を変えず言った。

「ハジメと言います。その節はありがとうございました。あの後、皆さん無事だった様で良かったです。」

レイヴンは軽く頷き、ハジメに向かって言葉を続けた。

「お前の事は昨日帰ってきてから、報告を受けている。それで、用件は何だ?」

ハジメは緊張しながらレイヴンに向かって話を始めた。

「魔物を倒す為、戦う力を付けたいのですが、騎士団の訓練に参加させていただけないでしょうか?」

レイヴンは立ち上がり、答えた。

「エレナよ、少し外してくれ。2人で話す。終わったら呼ぶから部屋の近くにいてくれ。」

エレナは少し驚きながらも、素早くレイヴンの指示に従い部屋を出た。

「少し君を見極める。」

そう言って、レイヴンはハジメの肩に手を置き、赤い瞳で一を見据えた。ハジメは恐ろしい程の威圧感を感じていた。



「ふっ、まるで弱いな。一般の青年と言ったところだが、どこか普通じゃない。分からないな不思議な感じだ。」

レイヴンはブツブツ呟いていた。

「入ってきていいぞエレナ」

そう言われてすぐに扉が開きエレナが入って来た。

「この青年の訓練参加を許可する、エレナに従って訓練に参加してくれ。後、魔法の知識も教えてやれ。」

エレナは頷き返事をした。

「了解しました、レイヴン団長。」

レイヴンはハジメを見て話した。

「この村には、後1月はいる。その後一部の騎士を残し王都に帰還する予定だ。その時もし一緒に来たければ来れば良い。」

ハジメは頷き「分かりました。ありがとうございました。」と言った。

エレナとハジメは部屋を出て、兵舎の外に歩き出した。

「許可が出て良かったな、ハジメ。」

歩きながら、エレナが話しかけた。

「はい、ありがとうございます。でも威圧感があって凄い怖かったです。」

「レイヴン団長の名は他の国にも名が知れている英雄だからな。でも、彼は人柄も良く、訓練には真剣に向き合ってくれるよ。」

エレナは微笑みながらハジメに語りかけた。

「そうなんですね。でも、俺、戦闘技術も魔法も全くの初心者で、ついていけるか心配ですね…。」

ハジメは少し不安そうに言った。

「大丈夫だ、初心者なりに少しずつ上達できるように考えるよ。ハジメもきっと上達していくだろう。」

エレナはハジメの肩を軽く叩きながら、優しく励ましてくれた。

二人は少し歩いて、訓練場に着いた。

訓練場には、騎士達が様々な技術を練習していた。ハジメは、自分の未熟さを痛感しながら、エレナについていくように頑張った。

数時間が過ぎ、ハジメは汗だくになりながら、訓練を終えた。その後、エレナから魔法の基礎知識を教えてもらった。

ハジメは、初めて騎士団の訓練に参加したが、これからも頑張って成長していく決意をした。

その日の訓練が終わった後、ハジメは宿に戻り、疲れ果てて眠りについた。

翌日、再び訓練場に向かう途中、ハジメは村の人々に声をかけられた。

「おはようございます!記憶が無いんですってね。色々、大変でしょうけど頑張って。」

「おはようございます。騎士を目指してるんですよね?頑張ってくださいね!」

彼らの優しい言葉にハジメは勇気づけられ、再び訓練場に向かった。

数日後、ハジメは訓練で少しずつ成長している自分を感じるようになった。騎士団の方たちも、彼を温かく迎え入れ、ハジメは自分の居場所を見つけた。

そして、数週間後、ハジメは騎士団とともに王都に向かった。彼は、騎士団の入団試験を受けることにした。
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