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第一章 日常から非日常への一歩
38話 歯がかっこいい
しおりを挟むお皿を洗い終わる頃に強姦魔が家に帰ると言った。リシェじいが食後のデザートも食べずに帰るのかと問いかけてどこからかクッキーを取り出した
クッキー?!俺もたべられてないでぇ
急いでお皿を洗ってリシェじいと強姦魔のところまで駆け寄る
「リシェじい!俺もクッキー食べたいっ」
「お皿洗いありがとう。ももあの分もちゃんとあるからそう慌てなくていい、それでレヴィ、、、クッキーはいいのか?いらないなら俺たちで食べるが、、、」
「強姦魔、俺がちゃんと食べとくから安心して帰ってええで?」
「俺が食うから、心配すんなモモ」
強姦魔が帰ったらクッキーを少しだけ多く食べられると聞いて帰りやすいように声を掛けたのに食べるらしい
「ふっ、俺を早く帰そうったって、そうはいかねぇぞモモ」
「なっ?!ちゃうし、ただ、俺はクッキーがいっぱい食べたかっただけやし、、、っ」
強姦魔を家に帰そうとしたのが何故かバレていた。俺はそそくさとリシェじいの隣に腰掛けてクッキーを頬張り、無罪だと言うように知らんぷりをした
強姦魔は鼻で笑って正面の席に腰掛ける。のではなくて椅子を引き摺って俺の隣に無理やりきた。あのまま座っていたら朔夜と隣合って座るから嫌だったんだろうけど
邪魔やし狭いっ!
「もぐもぐ、、、っんぅ!ん゛ん゛!、、、食べてるんやからほっぺを突くな!このあほ!」
「動いてたから」
「そりゃ動くに決まっとるやろ」
さっきまでの不機嫌さはどこへ行ったのか上機嫌に笑いながらクッキーを食べている強姦魔。情緒不安定すぎてこわい
リシェじいの方へ椅子を寄せようとした時、リシェじいは立ち上がってどこかへ歩いて行く
「っ?リシェじい、どこに行くん?」
「風呂に入ってくる、仲良くするんだぞ、、、三人とも、、、絶対に」
「、、、は~い」
そう意味深に言ってお風呂場へと消えて行った。返事をしたのは俺だけで朔夜は頷き、強姦魔はヒラヒラと手を振っていた
これ、仲良くできんのか?俺が強姦魔と仲良くなんて出来んのやけど、、、
クッキーを口に運ぶと朔夜が立ち上がりどこに行くのかと見守っているとリシェじいが座っていたところに腰掛けた
「朔夜?なんや、一人は寂しかったん?、、、あ、朔夜もクッキー食べる?はい、あ~んっ」
「っ!」
「っは?!」
朔夜は一瞬、驚いてから嬉しそうに口を開けた。鬼らしくギザギザの歯に初めて見たと関心しているとその中でも長く鋭利な四本の歯に目が釘付けになった。何故かドキリと胸が高鳴った
上と下とで二本ずつあるその歯を朔夜の口の中にクッキーを入れずに見ていたので朔夜は首を傾げた
「ぁ、ごめんな朔夜、、、あ~ん」
もう一度やり直して今度こそ口の中にクッキーを入れた。胸が高鳴ったのは恐怖か期待かどちらだろう
食べるのだから歯が見えなくなってしまうのは当たり前なのにもっと見たくて、ずっともぐもぐと食べているのを見ていると暗い感情が少しだけ顔を出した
もしも、朔夜の歯で噛まれたら、、、気持ちええんかな?優しい朔夜が俺を噛んだら、、、
今日の強姦魔との情事を思い出してそんなことを考える。服は首元まである噛み跡やキスマをしっかりと隠してある、もし服を脱いで朔夜も噛んで欲しいと強請ったらしてくれるのだろうか
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