竜に拾われた少女。ほのぼのギルドのお世話になります。

あまおう

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0 衝撃の事実です

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「や、やったぁ! つ、ついにパパに勝ったー!」

 やっと……やっと勝てた! 何年も諦めずに修行を続けてた甲斐があったなぁぁ。

 私の名はリュカ、14歳。
 たった今、何年も負け続けていた父との模擬戦に勝利し、喜びの声を上げていた。

「見事だリュカよ……ツヨくなったな……」

 そう言って、真紅のドラゴンが優しく私の頭を撫でてくれる。

 この人が私のパパ。名をガロウ。外見は真紅のドラゴンだ。

 パパから稽古を付けて貰う様になったのは、子供の頃に森でゴブリンに虐められてからだ。

 私はドラゴンにしては体が小さい。鱗もないし、何て表現すればいいか分からないけど、見た目は猿みたいな感じだ。

 そんな訳で、ひ弱な私はスライムやゴブリンみたいな弱いモンスターから良くいじめられていた。

 それから10年、私はパパと共にがむしゃらに魔法と体術の稽古に励み、ドラゴン族の使う最上級魔法を全てマスターした。

 そのお陰で体を切断されてもすぐに再生できるし、自由自在に空も飛べる。

 パパはいつも言っていた……修行が終わったら私は立派なドラゴンになれるって。そして、今日……私はパパに勝利し、ついにその日を迎えた。

 これで私も大人のドラゴンになれるんだぁ。
 パパみたいに背中から大きな翼が生えて、爪も鋭く伸びてくるのかな。

「リュカよ……修行は終わりだ……」

 ワクワクして待っていると、何だかパパが浮かない顔を見せていた……どうしたんだろう。

「オレ……ずっとオマエにカクシテいたコトがあるんだ……」

「急にどうしたのパパ?」

 パパが私の肩に手をぽんっと置いて呟いた。

「実はオマエ……ドラゴンじゃなくて、ニンゲンなんだ」

「……ええぇぇ!? 私が……ニンゲン!?」

 ……衝撃の事実だ。私はドラゴンじゃなかったのか。

 で、ニンゲンって何?
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