甘いマカロンで異世界トリップ!幼馴染は王子様!?

相馬かなで

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第3章

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*********

___ガチャ。

扉の開く音で目が醒めると、
そこには見覚えのある男性が安堵の表情を浮かべていた。

“悠人...さん?”

眠い目を擦るように起き上がると
共に、体がふわっと浮かんだ。

「えっ!?」

「しーっ。真矢、今からこの城を抜け出すよ。静かにしていてね」

どうやら本当に悠人さんの様だが、その姿はまるでどこかの国の王子様のようだ。

「うん」

怪しいという気持ちは少しも湧かず、悠人さんに身を任せることにした。
月夜が私たちを照らす中、悠人さんは手慣れた手つきで城の下まで私を運び出した。

その先に、本の中でしか見たことのない生き物が待機していたので思わず私は自分の口を両手で塞ぐ。

「驚いた?ドラゴンなんて見るのは初めてだろ?シェイクは大人しいから大丈夫だよ」

悠人さんは優しく微笑むと私をドラゴンの背に乗せてくれた。
この世界にはドラゴンも居るのか。
てか、悠人さんは何者!?

「悠人さん、あのっ」

「色々聞きたいことはあるだろうけど、話は俺の城についてからでいいかな?」

こちらの了解など聞かずに、悠人さんはドラゴンに飛ぶように命じたらしい。
ゆっくり上昇してくれたが、この浮遊感は私にかなり怖い。
なんて言ったって、子どもの用のジェットコースターですら苦手なのだから。

「うわぎゃあああああっ!!」

その後は言うまでもなく、ドラゴンは物凄いスピードで飛んだ。
もう、それはすごい速さで。
私の可愛らしい悲鳴はどこえやら。
素で叫ぶものだからひどいものだ。

*********

「着いたよ。ごめんね、かなり怖かったよね」

ぜぇぜぇと息を吐きながら青ざめる顔を地面に向ける。
無茶苦茶怖かった。
もう乗りたくない。

「真矢、城に案内するよ。君の部屋も用意しておいたんだ」

ここでも私の部屋はあるらしい。
どこでも好待遇だな。
これは絶対、“裏がある。”
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