隣に住んでた7歳上のお姉ちゃんが好きだった話

フロッちゃん

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思い出

小五

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 褒められるのが好きで、何か些細なことでも親に報告していた。得意分野はスポーツだった。引っ越し先では学校のサッカーチームに入って、表彰されることをたのしみに続けていた。
 今思えばただの嫉妬だ。ある日、同級生に
「お前、そんなにうまいとかチートじゃん!ずるいんだよ!」
と言われ、そうか今までの表彰は全部チートだったのか。と哀しい気持ちになった。
 家に帰ると、すでに待ち構えていた彼女が今までの表彰を見つけてはしゃいでいた。すごいすごいと言う彼女に今日のことを話すと頭を撫でて
「香澄は頑張り屋さんだね」
と言ってくれた。すごいね、でもそんな事ないよ、でもなく頑張り屋さん。と褒めてもらえたことが何より嬉しかった。なんとなく、舐められている感が否めなかったが。
彼女は無事、大学生活を謳歌していた。
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