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12 パッチワークを作ろう

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 瑠璃と仲直りするためにがんばる。
 ただ、これからが問題だ。瑠璃とわかり合うにはどうすればいいんだろう。
 市民センターを出た滝くんとわたしは、なにかいい案はないかと頭を悩ませながら帰り道を歩いた。

「どうやって内田さんに気持ちを伝えるか、だよね」
「うん……。瑠璃に『これからも友だちでいたい』って伝えたんだけど、だめだったから」
「気持ちそのままを言っても、向こうに伝わるかどうかはわかんないんだなあ。おれもよくあるよ。建築の大好きポイントを周りに語りまくっても、よくわからん、で終わっちゃうこと」

 滝くんは大げさに肩をすくめて、話を続けた。

「でもさ、実際に建物がかっこいい美術館に行くと、おまえの言ってたのこれかー、すごい! って感心してくれる。やっぱ言葉だけじゃ伝わらないんだよなー」

 言葉だけじゃ、伝わらない、かあ……。
 それならなにか思いをこめて作ったもの、たとえばパッチワーク作品を通じて気持ちを伝えたら……と考えて、すぐに打ち消した。
 瑠璃は手作りのものを押しつけられることがいや、ということがそもそもの問題なのに。仲直りどころか、完全に逆効果になるんじゃないだろうか。

「あれ、待井さん、目がキラッとしてる……かと思ったらしょぼっとしちゃった。あれでしょ、いい案が浮かんだけど自信がない、って考えてるでしょ!」

 言いながら、滝くんはひょい、とわたしの顔をのぞきこんできた。
 突然滝くんの顔が間近に現れてびっくり。さらに今考えていたことを言い当てられて、もう一度びっくりだ。滝くんは本当に、わたしの心臓を休ませてくれない。
 わたしはなんとか気持ちを落ち着かせると、滝くんにさっき考えていたことを話した。

「いいじゃん、それ! 待井さんが大得意なパッチワークなら、きっと気持ち、伝わるよ!」
「でも、瑠璃はハンドメイドが苦手だから、いやな思いさせるだけだなって……」

 ノリノリの滝くんとは反対に、わたしの声はどんどん小さくなっていく。

「うーん、そうだけどさ、ハンドメイドは待井さんの中心っていうか、基礎にあるものじゃん? まず、そのままの待井さんを内田さんに知ってもらうことが大事なんじゃない?」

 滝くんの言葉にハッとした。そのままのわたしを、伝える……。
 たしかに、とても大事なことだ。

「うん……そうだね。滝くんの言うとおりだ。わたし、作ってみたい。受け取ってもらえなくても、ひと目見てもらいたい。本当のわたしを瑠璃に伝えるために」

 瑠璃に無理やり渡して使わせる、なんてことは絶対しない。ただ、瑠璃にわたしのことを知って欲しいんだ。
 そして、できたら瑠璃の話も聞かせてほしい。
 瑠璃のハンドメイドが苦手な気持ち、わたしが理解するのは難しいかもしれないけど、ちゃんと知りたいよ。

「じゃあパッチワークで決まりだな!」
「うん!」

 滝くんに尋ねられ、わたしは大きくうなずいた。

「おっ、声がさっきより大きい。待井さんやる気だ! パッチワークでどんなもの作るか、もう決まってるの?」

 答えを口に出すのは、緊張した。
 心を決めることで、気持ちを伝えられるかもしれない期待や、瑠璃をまた傷つけてしまうかもしれない怖さ。怖いくせに、新しい作品が作れる喜びもあって……。
 その複雑で胸を刺すような気持ちを、全部いっぺんに受け止めないといけないからだ。
 わたしは決心して、口を開いた。

「布絵本を作りたいんだ」


 家に帰ると、わたしはすぐに布絵本のアイデアを描きはじめた。
 布絵本は、名前のとおり布でできた本のことだ。
 絵の具もキャンバスもすべて布。色とりどりの布を使い、パッチワークの手法で、布を縫い合わせたり、アップリケをしたりして絵を描く。
 なにも考えずに布で絵を描くのは難しいので、アイデアを出すのは色鉛筆とスケッチブックを使った。
 手にした色鉛筆の勢いは止まらず、スケッチブックを走っていく。色を選ぶときも、人差し指がトントンとリズムに乗っていた。

 瑠璃と一緒にいて楽しかったことを思い浮かべてひたすら描いた。
 お昼休みに話したときに並んでいたカップ。白は全部の色が入っていると教えてくれたときのおどろきとうれしさ。図書室でこっそり語り合った時間。瑠璃が教えてくれた、本の世界。

 本は特に重要だ。瑠璃が一番大好きなもの。
 タペストリーではなく絵本にしようと決めたのは、作ったものを押しつけて使ってもらうのではなく、気持ちを見てもらいたいから。
 本という形にすれば、一番伝わると思ったんだ。
 わたしの「好き」を瑠璃に伝えるのなら、瑠璃の「好き」もちゃんと大切にしたい。

 頭の中にあるイメージをはっきりさせるため、紙に描いてみるだけじゃなく、布を実際に並べたり重ねたりして見比べてみる。いつか瑠璃のために使おうと思っていた瑠璃色の布をまっさきに候補に入れた。
 瑠璃に対する後ろめたさから、じっくり見られなかったその布は、今、とてもあざやかに目に映った。

 その日はごはんやお風呂の時間以外、ずっと布絵本の図案づくりをしていた。
 夜が明けても熱は冷めず、早起きをしてスケッチブックを何枚もめくって、どんどん描いた。
 学校では放課後に文化祭の準備をしているから、一日の半分は手芸をしている気がする。なのにまったく疲れを感じなかった。
 早く続きを作りたい気持ちで胸がいっぱいで、走りだしそうになるくらい、毎日やる気がフル充電状態だ。

 帰宅後は、面白いくらいに布絵本へとスイッチが切り替わった。
 図案ができた。だけど色が決まっていない。どの部分にどの布を当てるか、アイデアをかためなくては。

 瑠璃色が引き立つ色は何だろう。瑠璃はシンプルなものが好きだから、柄がうるさすぎないようにしたいな。考えながらはぎれをパッチワークボードに並べ、パズルのように組み合わせてみる。
 布が決まると、目の前に道ができたような気がする。
 これから作品を完成させるまでの、大変で楽しい道のり。期待と不安、全部を燃料に、一歩を踏みだす。
 図案を写して布をカットしたら、いよいよ縫う作業だ。シンブルを指にはめて、針を持つ。シンブルのくぼみに針がぴたっとはまる手ごたえが気持ちいい。

 パッチワークキルトの好きなところはたくさんあるけど、その中でも特に好きなのは、手ざわりのよさだ。
 ふれてみて心地よいと思ってもらいたい。
 カップや本などの小物をアップリケするときも、布が引きつったり、折りこんだ縫い代が飛びだしてきたりしないよう、ていねいに、奥たてまつりで縫い進めていく。

 とがった部分がうまくできるとすごくうれしくて、そのあとの作業もどんどんはかどる。
 陶器のカップも紙の本も、布絵本の中ではぷっくりとしてふわふわだ。現実とは違っていても、心で受け止めたものを形にしたら、こんな手ざわりなのかも。

 もっとやわらかく、もっとあたたかくなりますように。
 ひと針ごとに、新しい気持ちが生まれる。
 布に針を通すとき、その気持ちも一緒に入ってくれたらいいのに、と思う。
 この布絵本を作っているときのわたしは、こんなにわくわくどきどきしてるんだよって、瑠璃に伝わるように。

 だんだん、自分の芯から作品に入り込む感覚になる。
 手を動かそうとしなくても、布の上を自由に泳いでいる。リズムが途切れることもなく、なめらかに糸が滑っていく。
 わたしは今にも駆けだしそうな気持ちに身をまかせながら、ひたすら布絵本と向き合い続けていた。


 文化祭まであとわずか。
 学校では、ドールハウス作りも着々と進んでいた。
 建物も完成した。建築設計担当・滝くんのこだわりは、とにかくマスコットたちの体にも心にもやさしい、住みやすい家にしよう、ということだった。
 マスコットたちの気持ちをなごませられるようにと、ドールハウスの窓から見えるように緑を植えた。もちろん木々も手作りだ。
 玄関の横には、屋根のついたポーチを作ってテーブルを並べた。開放感があって、家族みんながくつろげる、素敵な空間になった。

 建築チームに触発されて、わたしたち内装チームも、小物をたくさん作った。
 マスコット家族たちが楽しく過ごせるよう、それぞれの趣味の品を置いた。
 たとえばお父さんうさぎなら釣り道具。DIYが好きなお母さんうさぎは工作道具。
 それぞれの個室に道具を置くだけではなく、リビングにも釣りやDIY関連の雑誌を置くなど、日々趣味を楽しんでいる様子を表現してみた。

 建築チームのみんなは、マスコットたちにとって建物や家具が安全なものであるようにと、細かいところまで気を配って作業をしていた。
 窓枠ひとつを取っても、指に乗るような小さな木材をヤスリがけし、ニスを塗って……と大変な手間ひまがかかっている。
 そうして出来上がったドールハウスの建物は、マスコットたちのふわふわした手にささくれができることもない、安心して住める場所になった。

「さすがにめんどくさかったよな……」

 つぶやく建築チームのみんなに対して滝くんは首をかしげていた。

「えー、全然めんどくさくないよ! だってこの一本一本が合わさって支え合って、かっこいい家になるんだよ。楽しいじゃん」
「滝、この前の家庭科の授業では、野菜切るのだるいー、皮むくのしんどいーとか言ってたのになー」
「あれはめんどくさい!」

 ほがらかに答えた滝くんに、みんなは噴きだした。

「まあ、それだけ好きなもんがあるってのは、ちょっとうらやましいかもなー」

 男子が半分あきれながらそう言ったけど、滝くんはすでにその話題から離れて、建物をいろんな角度から眺め、コンベックスで長さを測ることに熱中していた。

「聞いてないのかよ!」と男子にツッコミを受けてきょとんとしている滝くんに、みんなはまた笑う。
 なにかを好きな気持ちって、すごいなあ。
 滝くんを見ながらそう思った。わたしも、あんな風に夢中になれてるといいな。

「待井さん、あのさ今さ」
「……えっ?」

 ドールハウスのそばでコンベックスを構えていたはずの滝くんが、わたしの真後ろから話しかけてきた。
 滝くんの唐突な行動にそろそろ慣れてもいいんじゃないかとは思うんだけど、無理みたい。心臓が飛びだしそうなほどびっくりしてしまう。そしてそのたびにわたしはかたまってしまい、「えっ」しか言えないでいる。

「内田さんがね、ドールハウス見てたよ」
「瑠璃が?」
「うん。広報チームの子に話しかけられて、すぐあっち行っちゃったけどね。苦手なわりには熱心に見てた気がする」
「本当に……?」

 さっきとは違う意味でびっくりだ。ハンドメイドが嫌いな瑠璃は、ドールハウスの近くに来ることさえなかったのに。

「ホントホント。待井さんが好きなものに興味出てきたんじゃないかな?」
「だったら、うれしいんだけど……」

 そんな都合のいいことあるかなあ。今だって、わたしが視線を向けると、瑠璃は不自然なくらい顔をそむけてしまって、視線を合わせてくれないもの。
 悲しいけど、いつもどおりのことだ。

 後ろ向きな気持ちになっていたそのとき、普段は見かけないものが瑠璃の机の上にあることに気づいた。
 ピンク色のシャープペンシルだ。
 文具売場でよく見かける、特別なところはない品物だった。
 ただ、瑠璃の持ち物は、ほとんどが黒やグレーのモノトーンだから、そこにピンク色があるのはすごく目立つ。

 ケンカのあと仲直りしたいときはピンク色のものを身につけるといい……前に瑠璃が教えてくれたことだ。
 色の変化に意味なんてないかもしれない。だけど、瑠璃の中でなにかが変わっているのだとしたら。
 もしかしたらもう一度、瑠璃とわたしの仲を縫い合わせることができるかもしれない。

 文化祭の準備をがんばっているのは、生徒だけじゃなかったらしい。

「今日、中学校でPTAの打合せしてきたよ。文化祭でバザーやるから」

 夕ごはんのときに、お母さんがそう切りだした。

「えっ、お母さん、学校来てたの?」
「うん、校内もすっかり文化祭ーって雰囲気になってたね。大きな旗作ってたり、舞台の練習してたり。深白の作ったドールハウスも楽しみだな」

 それまで夢中でごはんを食べていた夕映ちゃんが、身を乗りだしてきた。

「ドールハウス! 早く見たいなあ。深白ちゃん、写真見せてって頼んでもヒミツって言うんだもん」
「……えっとね、直接、実物を見た方がいい気がして……。感動できるっていうか……」

 文化祭がはじまる前に画像を見せるのは、プレゼントを渡す前にラッピングのリボンが外れちゃった、みたいなイメージなんだよね。当日、夕映ちゃんには新鮮な気持ちで楽しんでもらえるといいなあ。

「そっかー。じゃあ待ってるね。お母さんのバザーも見に行かなきゃだし」

 夕映ちゃんは口をとがらせた。お母さんは笑って、夕映ちゃんの頬をちょんとつつく。それからこちらを向いて、話を続けた。

「バザーのことで、深白にお願いがあるんだ」
「お願い?」
「出品物、けっこう集まったんだけど、並べてみるとすき間があってさみしい感じだから、もう少し増やしたいんだよね。深白が作ったもので、バザーに出せそうなものはある? いくつかあると助かるなあ」
「ええと、うん。キルトならいっぱいあるけど……わたしの作ったもので大丈夫かな? お金を出してもらえるような出来かどうかわからなくて」
「大丈夫大丈夫! こないだ作ってくれた鍋つかみとか、よかったよー」

 今は布絵本に全力だけど、これまでに作ったものなら、たくさんある。
 バッグやポーチや鍋敷き、ぬいぐるみ。お母さんや夕映ちゃんのためにいくつも作ったけど、それだけでは物足りず、人にあげるあてがないものもたくさん作ってしまった。
 それらはほとんどクローゼットにしまわれたままだ。誰かに使ってもらえるならとてもありがたい。

「じゃあ、準備しておくね」

 お母さんは大喜びで、ありがとうありがとうと言いながらごはんを大盛りによそってくれた。わたしはそのごはんを頬張りつつ、どれを出品しようかと考えていた。
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