1 / 16
プロローグ 「混沌とした世界」~開かれた魔界への門~
しおりを挟む王政もあれば、共和制、僭主が治める僭主制など、様々な国家が林立するエルトリア大陸。
その平和が突如、一人の伝説の妖術師によって破られた。
・・・・大妖術師・ヴォールカン・・・・
千年に一人と言われる強力な魔力を持った、大妖術師・ヴォールカンによって魔界への門が開かれたのだ。
異世界へと繋がる門から湧き出るように出現する恐ろしい怪物達。
妖術師・ヴォールカンは魔界への門を開き、魔族達の力を借りてこの大陸の支配者となる野望を持っているのだ。
もはや、エルトリア大陸の北半分は魔族の跋扈する、人間の住めない「暗黒地帯」となっていた。
この危機に、各国は連合軍を組織して魔族との戦争状態・・・20年戦争と呼ばれる・・・に入ったが、事態は膠着状態のまま、未だにエルトリア大陸に棲む各種族の国家群と、異界から来た魔族の間の戦争状態は続いている。
各国の常備する正規軍だけではとても手に負えない、無尽蔵とも思える魔族の怪物達の侵攻に対し、多くの国は国民に対し、「報奨金」を出して怪物退治を奨励した。
その種類によって賞金は異なるが、怪物の首一つに対し、15グリュネとか、30グリュネ・・・知性を持った高等魔族等の「大物」になると数万グリュネが王宮から支給されるのである。
そうして、魔族を討伐して報奨金を得る「賞金稼ぎ」を生業とする、多数の「私設討伐隊」が結成された。
・・・その構成員の殆どが、正規軍の騎士や士官となれる貴族階級ではなく、軍に入隊しても兵隊か、せいぜい下士官止まりである、平民階級の野心溢れる若者達である。
鍛冶屋の息子、○○歳のサージュもそんな一人だった。
村の小さな鍛冶屋として一生を終えることを虚しく思ったサージュは、両親の反対を振り切って、私設討伐隊のメンバーを募集する張り紙が壁一面に貼られている街の酒場へと出向く。
そして、そこで偶然見つけた歴戦の私設討伐隊「バロッツァとその仲間達」に身を投じるのであった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる