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第十一話 菊の不可思議な寸止め奉仕 ~焦らされ続ける幸介のオスの欲望~
しおりを挟む・・・女が泣く村・・・「女泣村」!
現在この村は「目名来村」と表記されているが、地誌によるとそれは明治の初め頃にそう変えられらしい・・・それまでは「女泣村」と呼ばれていたのである!
・・・幸介はこの小さな発見に改めて奇異の念に打たれた・・・ここにも「女」が絡んでくるのである!
「女が泣く村か・・・・随分と変わった名前だな・・・なにか曰く因縁のある村名だったんだろうが、おそらくは、明治の文明開化の頃にそれでは縁起が悪いとか、そういう理由で「目名来村」に変えられたんだろうな・・・当時はよくあることだったらしい」
幸介は西村の言った「呪い」という言葉を思い出し、この村の伝説・・・「呪い」のいわく因縁を調べようとも思ったが、なにせ乱雑に埃の中に埋もれている古文書や資料は未整理のものが多い。
その中から目当ての「伝説」を探すのは大変な手間だと思ったので、なかなか手を付ける勇気が出なかった。
・・・まあいいさ、この村の人達は代々ここに住み着いている人達ばかりなんだから、蜂ヶ谷の屋敷にでも戻って誰か女中をつかまえて聞いてみれば、すぐに教えてくれるさ・・・急ぐほどのことでもないし。
幸介はそう思い役場の奥の書庫を後にしたのだった。
・・・幸介がこの「目名来村」・・・・旧村名「女泣村」に来てから数日が経った。
役場の仕事は楽だし、蜂ヶ谷の屋敷に戻れば相変わらず昔の殿様のような、下にも置かない扱いである。
豪華な食事を食わせてもらい食後には酒まで出てくるのだ、酒はイケる口の幸介にはまさに天国のような環境である。
布団の上げ下げから洗濯まで・・・全て蜂ヶ谷家の女中達がやってくれるのだ。
・・・女中といえば、彼の世話を任されている菊・・・・彼女の幸介に対する「お世話」も、彼がこの村に来た初日からずっと変わらなかった。
例の・・・湯殿での背中流しの「奉仕」も、菊は毎日欠かさず申し出るのである。
湯文字一枚で腰から下を隠し、乳房も丸出して幸介の背中を流す菊・・・その甘美な「奉仕」は日に日にエスカレートしてゆく。
ヌルヌルと石鹸でヌメる乳房を幸介の背中に押し付け、後ろから細い腕を回し、彼のペ〇スを泡立った手で洗い清めてゆく菊。
幸介のペ〇スも、さらにその刺激を求めるようにすぐに膨張を始め、あっと言う間に股間から杭のように突出して菊のネットリとした愛撫に震えるのだ。
背中の方から聞こえる菊乃甘い吐息・・・彼女もすっかり発情しているのは間違いない。
しかし不思議なことに、幸介の息が荒くなり、快楽の頂きに昇りつめようとすると、菊は無情にもパッと手を離し、一瞬にして元の「女中」へと戻ってしまうのである。
・・・・この不思議な菊の「寸止め」奉仕。
毎日のように行われる甘美なペ〇スへの指奉仕と、突き放すような無情な放置・・・・その意図が幸介には全く理解できなかった。
もうこれは通常の女中の「役目」ではない・・・明らかに性的な意味を含んでいるらしいことは明らかである。
菊は意図して幸介のペ〇スを毎日勃起させているのである!
どちらかという控えめで、純朴そうな十八歳の菊が、自分の意志や興味でこのような淫らな事をしているとは幸介にはどうしても思えなかった。
大事な蜂ヶ谷家の「客分」である、彼女自身の興味だけで幸介を誘惑するような真似をしているはずはない。
・・・かと言って、誰かにそうするよう命令されているとも断定できなかった。
例え誰がの命令だとしても、一介の女中にそんなことをさせる意味が、幸介には全く分からないのである。
ただ困ったことには、毎日のように美しい十八歳の少女の柔らかい手で刺激をされている幸介のペ〇スは我慢できずに駄々をこね始めてしまうのだ。
21歳の健康な青年としては無理からぬことだが、彼はなんとか機会を見つけてはムクムクと頭をもたげ、鉄のように硬直してしまう己の男性器を自分自身で慰めるしか方法がなかったのである。
・・・そんな日々が一週間ばかり続いたある夜のこと。
例によって、湯殿で菊に濃厚な「奉仕」をしてもらい、なかなか収まらないペ〇スを持て余しながら自室に戻った幸介は、東京からボストンバックに入れて一冊だけ持ってきたポオの詩集を読みながら心を落ち着けていた。
元々文学青年だった彼がお気に入りの一冊・・・詩集を読んでいると心が洗われる気分になるのだ。
・・・しかし、いつもなら次第に落ち着ついていく気持ちが、今夜に限っては全く鎮まる気配を見せないのである。
ランプの明かりを消し、布団に入ってはみたものの、柱時計が午後十一時の鐘を鳴らしても彼は眼が冴えで眠ることが出来なかった。
屋敷の者達も寝静まった物音ひとつしない自室で幸介が何度も寝返りを打ちながら悶々としていると、襖の外から自分を呼ぶ小さな声が聞こえる。
「・・・幸介さん・・・まだ起きていらっしゃいますか?」
・・・それは菊の声だった!
「き、菊さんっ?・・・え、ええ・・・まだ寝てはいませんよ・・・これから寝ようとしていたところで・・・」
こんな夜中に一体どうしたのだろうと幸介が不審に思いながらも返事をすると、菊が小さな声で尋ねる。
「・・・あの・・・入ってよろしゅうございますか?」
「えっ?・・・は、はい・・・どうぞ・・・」
菊が音も立てずに襖を開くと、廊下の明かりも全て消され真っ暗だった。
大きな窓から差し込む月明りだけを頼りに、菊が布団に入って上体を起こしている幸介の側にすり寄ってくる。
「・・・き、菊さんっ・・・どうしたんですか?こんな夜中にっ・・・」
幸介が驚いて小声で尋ねるが、菊はそれには返事をせず、まだ布団に入って上体を起こしたままの幸介に体を擦り付けんばかりに近づき、無言のまま帯をスルスルと解き始めたのである!
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