ワンダリング・ワンダラーズ!!

ツキセ

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一章

『異世界への招待状』

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惑星カレドのとある空中。
それは風の瞬きの間に行われた。
空間の宙に、どこからともなくふっと現れた無数微小の青白い粒子が、
くるくると渦巻きながら、人の形を形成する。
そんな青白いヒトガタに、
ぱりぱりと、どこかホログラフィックなエフェクトが覆いかぶさり、
そこに現れたのは――


*────


峡谷の渓流の川底に、赤い花を咲かせ、
無事にはずの俺の身体は、

「――ぉぉぁぁああっ!?」

えぇぇ、なにこれまた空中じゃん!?
どうなってんのこれ!! 新手のバグ!? やったぜ――

  ――ドボンッ

森を切り裂く峡谷の底の蒼い渓流から、おだやかな光射す小川のなかへ。
俺は二度ふたたび、墜落した。


*────


実はキャラメイクの時点から、少々懸念していたことがある。
それは、テレポバグを起こすために使用した『異世界への招待状』のこと。

俺は『異世界への招待状』によるキャラメイクの終了時の処理をバグらせてテレポバグを起こしたわけだが。
本来あのアイテムは、いったいどのようなを行うためのものだったのだろう?


*────


「っぷはッ! ――はっ、はっ」

必死の思いで水底へと沈む身体を動かす。
水の流れは緩やかで、身体に絡みつくものもない。
初期装備の革一式は「死に戻り」と同時に無事に全ロストしたらしい。
今の俺の身体は薄っぺらいインナースーツのみ。
まるでダイバースーツを着ているかのようで、泳ぎやすい。
すぐ近くの土手まで泳ぎ切り、なんとか陸地に這い上がる。

「はぁ―― ……死んだ死んだァ」

ヤバかったな、あの森。
初見殺しにもほどがある。
テレポ先の難易度としては間違いなく「ルナティックくるってる」だ。
あれほんとに物理演算シミュレートの結果でああなってるの?
高次の神話的存在によるなんらかの干渉の結果とかではなく?
そうしてひとまず、植物に覆われた川べりの土手に素足で這い上がり、周囲を見回す。


(――で、いったいここはどこなんです?)


俺は死に戻りしたはずなのだけれど。

プレイヤーが死んだ場合は、それぞれの拠点に戻されるはずなのだけれど。

……なんで俺は、川の上にるんだ?


*────


『異世界への招待状』は、いったいどのような処理を行うためのものだったのか。

あの機械音声の話を聞く限りでは、そう難しいものではないはずだ。
俺をこの惑星カレド地表面、着陸可能だと判断された地形座標の一つである仮称「セドナ」に飛ばすためのもの、ということになる。

だが、『異世界への招待状』の発行プロセス。
あれに、やけに時間がかかっていたのが、ずっと気になっていた。
だって俺はもう着陸地点をセドナの地形座標に決めたんだろ?
あとはなにをすることがあるっていうんだ。

……いや、よく考えてもみろ。
俺たちはセドナに「それぞれの個人用脱出ポッド」で着陸するんだ。
つまり、それらの「セドナを選んだプレイヤー全員の脱出ポッド」が、この地形座標――恐らくはあの衛星写真に映っていた範囲内――に、お互いが重なり合わないように、上手く着陸できるように調整されているはずなんだ。

と、なると、システムはそれを処理する必要がある。
セドナを選んだプレイヤー全員が上手く着陸できるように、他のプレイヤーのセドナへの着陸が随時追加決定されるのを集計しながら、同時にその全員がちゃんと重なり合わずに着陸できるような座標をリアルタイムで算出し続けていたはずなんだ。

時間がかかっていたのは、たぶんそれだ。
「着陸地点決定シーケンス」のあと、バックグラウンドでシステムが処理し続けていたもの。
それは俺というアバターの着陸地点ではなくて、

(――「俺というプレイヤーの初期開始地点としての脱出ポッドの配置座標」、なんじゃないか?)


*────


そして、もう一つ。
「俺がキャラメイクを行っていた脱出ポッド」と、このセドナに「俺の初期開始地点として配置されるはずの脱出ポッド」は、ゲーム的な処理としてはまったく別のマップ、別のものになるはずだ。
仮想の大気圏から本当に突入させていたなら、キャラメイク終了時に行われた「転移処理」なんて必要ない。
あの脱出ポッドは、あくまでキャラメイク時限定の、演出空間であったはずなのだ。

では、「それぞれのプレイヤーの初期開始地点として配置される脱出ポッド」は、いったいどの時刻タイミングでこの星の上に配置される?
いつなら、プレイヤーに対して違和感を与えない?
概ね現実準拠な常識に照らして違和感がない?

それはキャラメイク終了時、つまり――

(『異世界への招待状』によるプレイヤーの転移処理と、まったく同じタイミング)

そこしかない。
まず、キャラメイクの終了時より後、つまりプレイヤーの転移処理より後に「プレイヤーの初期開始地点として配置される脱出ポッド」を配置するのはありえない。
プレイヤーを転移させる時点で、転移先であるはずの脱出ポッドがないなんてことはありえないだろうからな。
一方で、キャラメイクの終了前にあらかじめ設置しておく、というのもない。
もしもキャラメイクの終了時までに「プレイヤーの初期開始地点として配置される脱出ポット」を配置してしまうと、最後のあたりまでキャラメイクを進めたプレイヤーが、最後の最後で最初からやり直すことを望んだりすれば、一度地表に配置された脱出ポッドが消えるなんて現象も起きかねない。
要するに、そのような「ゲームゆえの違和感や不都合」を可能なかぎり避けるためには、キャラメイク終了時、『異世界への招待状』によるプレイヤーの転移とまったく同じタイミングで「プレイヤーの初期開始地点として配置される脱出ポッド」を配置するようにするのがもっとも不都合が生じない。もっとも自然なんだ。

ゆえに――


*────


仮に。もしも仮にだが。

「着陸地点決定シーケンス」で決定され『異世界への招待状』に内包されていた座標データが、俺ではなく、「俺というプレイヤーの初期開始地点として配置される脱出ポッド」の座標データであり。

『異世界への招待状』によるキャラメイクの終了時の処理が、俺というアバターを転移させる処理だけではなく、「俺というプレイヤーの初期開始地点として配置される脱出ポット」の配置の処理も同時に行うものであり。

そして、俺の異常な挙動テレポバグにより、『異世界への招待状』によるキャラメイク終了時の処理が、正常に行われなかったのなら。

『異世界への招待状』によるキャラメイク終了時の処理のうち、
「俺というアバターを転移させる処理」は、正常に行われなかった。

では、それと同時に行われるはずだったと考えられる、
『異世界への招待状』によるキャラメイク終了時の処理のうちの、
「俺というプレイヤーの初期開始地点として配置される脱出ポッドの配置処理」は?


*────


「……あー、これは……」

やっちまったかもしれん。

土手の側面で仮想端末を展開し、マップを開く。
そこには、俺が地形座標として選択したセドナの衛星写真と、まったく同じ地形図が映る。
マップが表示されるということは、ここが正常な初期開始地点であるということ。
死に戻った俺がいるこの周囲は、俺が着陸地点に選んだセドナ周辺ではあるようだ。

だが――

その地形図に、うす青色の複数の光点が、ほどよくまばらに散らばっている。
その水色の光点は、「他のプレイヤーの拠点」を示すものであるようだ。
そして「自分の拠点」を表す、赤い光点が――ない。

果たして、このセドナと呼ばれる地形座標内に、俺の初期開始地点として配置されるはずの脱出ポッドは

そして、なにがどうバグってずれこんだのかわからないが、現在の俺の初期開始地点は、どうやらこののようだ。

ウケる。


*────


うすうす懸念していたことだが、どうやらテレポバグによって、俺というプレイヤーの初期開始地点として配置されるはずの脱出ポッドの設置処理がスキップされてしまったらしい。
冷静になって、現在の状況を整理する。

で、どうなるよ。
どうするよ。
これから俺は死ぬたびに川に落ちるのか。
というか拠点がないんだが?
家なき子なんだが?

(……。)

現状を追認し、選択肢を一つ一つさらっていく。
その行動の先にある未来の一つ一つを精査していく。

拠点がないということ。
初期開始地点が川の上になっているということ。

(……。)

――いや、問題はそこじゃない。
たしかにそれらは致命傷なんだが、それらをにしているもの。
どうにもならない状態を作り出しているもの。
この状況の本当の問題。

この状況を解決するもっとも妥当な行動はなんだろうか。
うん、そうだね。
運営に報告すれば対応してもらえそうだね。
でもなんて報告するのかな。

「拠点消えました」
『なにやったの』
「バグらせました」

(……それは

いや、気まずいとか、情けないとか。
窓ガラスを割った子どもが、叱られるのが怖くてなかなか言い出せないとか。
そういう後ろめたい心算もまったくないとは言い切れないけれど。
それよりもまずい未来がある。

俺の、この「初期開始地点消失バグ」報告によって。
「テレポバグ」または「ワンダリングトラベル」再現バグが、
プレイヤーのとして運営開発内で認知されるようになることがまずい。
その結果、この『犬2』に存在するかもしれない「未開域の切符」がなかったことにされるかもしれないのがまずすぎる。

「テレポバグ」は、プレイヤーを楽しませていたからこそ、「未開域の切符」という形でその存続を許されていたんだ。
ゆえに、俺は決してこのバグの被害者面をして、運営に対応を願うわけにはいかない。
「テレポバグ」を、いかなる加害者にもしてはいけない。

なんなら、俺というプレイヤーの初期開始地点が消えたことは、ほかの誰にも知られないほうがいいのだ。
誰かに知られれば、その親切な誰かは俺のためにそれを運営開発に報告するかもしれない。
「初期開始地点が消えちゃってるプレイヤーがいるみたいなんですけど」と。
そうすると、運営開発は「なぜ俺の初期開始地点は消えたのか」を調べるだろう。
そうしてその先にあるのが「テレポバグ」だということを突き止めるだろう。
あとは同じ流れだ。

やばいな。
その辺の適当な誰かを頼るわけにはいかなくなった。


*────


「――ぃよしッ!」

俺は川から上がったばかりで、放射熱によりひんやりとしている両手で、熱く火照っていた頬を張る。
発想の方向自体が間違っていた。
考えを改めろ。お前はだろ。

そもそも、バグは自己責任。
恩恵に預かっておいて、不利益が出たときだけ泣きつくのはなしだ。
元人柱としてありえねえ。

――ふぅ。
考えてみれば悩むほどのことでもなかったな。
俺はテレポバグを得た代わりに拠点としての脱出ポッドを失ったわけだ。

うん、いいよ。
その交換条件は妥当だ。
というかテレポさせてくれるなら、なんでも持ってっていいよ。
技能全没収とかは流石に厳しいけど、それでもテレポができるなら喜んで差し出そう。

……で、だ。
初期開始リスタート地点が川の上なのは百歩譲ってよしとして、いやよくないが。
事実として今後の行動に差し支えるのは拠点がないことだ。

拠点がないと、技能の付け替えができない。
拠点がないと、仮想端末のカスタマイズができない。
拠点がないと、最低限の資源加工もできない。
『犬』においてすら、これだけの差し迫った問題がある。
ましてや今作『犬2』ではどのような問題が生じるかもわからない。

となると、誰かを頼ることになる。
あなたの拠点を間借りさせてください、と。
そして土下座するのだ。
どうか私の境遇は密に、密に、と。

ふふふ、他のプレイヤーに対して最初にやるのがそれか。
自業自得とはいえ、今から頭が痛くなってくるぜ。


*────


と、そうして今後の大まかな行動方針を考えていて、ハッと気づく。

(今――何時だ?)

明るい日の射す川べり。
日は高い。

――いやちがう。
知りたいのは、ここの、惑星カレドのセドナの時刻じゃない。

俺が知りたいのは、

(8月30日20時――)

仮想端末を起動し、ウィンドウの右上を見る。
現在時刻、19時08分。

よかった。まだ超えてはいない。
だが、あの手紙の主が指定した時刻まで、あと1時間もない。
そして手紙の主がこのセドナに来ているなら、先ほどマップでみた無数の青色の光点のどれかが、手紙の主である可能性が非常に高い。

(まずいな……思ったより、合流が難しそうだ)

前作のように、ゲームを開始したプレイヤーが一同に会するような場所があるかと思っていたのだが……この様子だとそれぞれのプレイヤーは、このセドナ全域にかなり手広く散らばっているようだ。
セドナに降り立った後での合流が困難だとは想定していなかった。完全に俺の油断だ。

……いや、間に合わせて見せよう。
それも5分前に、なッ!
もとより俺が寄り道をかましたせいでこんなことになっているのだ。
間に合わないとか許されん。

そうして、勢いよく身体を起こす。
光点の大部分は、俺が上がったこの土手の、川を挟んで反対側に集中している。
確率として高いのはそちらだ。ここからは最善手を選び続けよう。
あちら側へ向かうためには、もう一度この川を渡らないといけない。
さいわい濡れて困るものは特になく、泳ぎに格別自信がないというわけでもない。
さっさと渡って、待ち人探しに移るとしよう。
今後の拠点をどうするかとか、そういう些細なことはそのあとだ。

そんな風に今後の方針を定めた俺の目に、ふと――なにか動くものが映る。

(……お?)

川を挟んで反対側の土手、その向こう側に広がる森の中から、一つの人影が現れる。
どうやら……人間、すなわちプレイヤーのようだ。

さきほど俺が派手に落ちたときの水音を聞いて、誰かが確認しに来た、とか?
ありえるな。
もしそうならば、俺と同じようにこのセドナに降り立ったプレイヤーとの初遭遇だ。

……よし、ご近所になった挨拶ついでだ。
あの人に、西の樹林帯に降り立ったプレイヤーの脱出ポッドの集落付近まで案内してもらおうかね。

そう思って、いまだ遠いその人影に声を掛けようとした、俺の、




息が――止まる。




*────
 

風に流れる、漆のように黒い髪。
小さな背。
細い肩。
どこか頼りない立ち姿。
顔の造形も、性別すらも
――まだ、よくわからない。

だが――


*────


『犬』から引き継がれた、フーガのアバター・データ。

それは、決して俺だけの特権じゃなくて。

きっと『犬』の世界に存在した、すべてのアバターたちに与えられた可能性で。

俺がフーガのまま、この世界に降りることを選んだように、

彼女もまた、彼女のまま、この世界に降りることを選んだ。

だから、そこにいる人影を、俺は知っている。

俺は、

俺は――


*────


こちらを見て、驚いたように硬直するその人影を見て、俺は。

  ――ザッパァァンッ!

両手を合わせて勢いよく、目の前の水面へと飛び込んだ。
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