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第12章: 下層民の救済
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ミカミ財団の専用車でルミエールとタクミ、ミカミの三人は、東都の下町にある貧民街を訪れていた。後ろには、物資や機械を載せた財団のトラックと技術者たちがずらっと並んでいる。
ルミエールが引き締まった声でタクミに告げる。「今は、ミカミさんのSMAIがこのエリアの全システムを管理しているけど、それだけですべてがうまくいくほど甘くはない・・ここの人たちを救うのが私達の最後の任務になるわ」
タクミがうなずく。「ここに暮らしているのは人間だ…AIでもコンピュータでもない。・・公平さん!こちらのアナウンスに応じて、タクミ財団下町支部のシェルターに避難してくれた人は、どれくらいいますか?」タクミが公平にたずねる。
「全住民の半数程度です・・後は、耳が聞こえなかったり体が動けなくなっている人、上層階級にへつらってこの町を支配していた連中の残党、および独自のグループを作って暗躍していた愚連隊たち、それと・・ゾンビ、じゃなかった、デコヒーの方たちです」
「…どうする、ルミエール?」
「とりあえず、3つの班にわけましょう。公平さんは、避難できなかった人たちを救い出す「救護班」と、残党や愚連隊と対峙する「戦闘班」を財団の方で編成してください。」
「了解いたしました、ルミエールさん」公平が力強くうなずく。
「で、タクミと私は、「デコヒー班」…公平さん、デコヒーの方々の受け入れ体制は整っていますね?」
「もちろんです!お二人が捕獲した「デコヒー」の方々は、こちろですぐに、タクミさんに作っていただいた「コヒー化装置」で元に戻していいきます。」
「じゃ、早速、それぞれに分かれて任務を遂行しましょう!」全員が、ハイ!と言ってそれぞれの持場に散っていく。
「・・ルミエール。ボクのマインド座標で、彼らの位置を特定できたよ!」タクミがルミエールを見た瞬間、彼の耳たぶがキラリと光った。
「タクミのマインド座標、デコヒーの内面まで見抜くんだ…」と言った後、ルミエールが笑いはじめる。
「はあ?何かおかしいの?」タクミがむっとして聞き返す。
「そのイヤリング!あまりに似合ってるのがおかしすぎて」ルミエールがゲラゲラ笑い出す。
「なにそれ!てか、これしかないんだよね?腕時計とか指輪とか、他にいくらでもありそうなんだけど」タクミがむっとして言い返す。
「いいじゃない!私とおそろいなんだし…それとも、それになにかご不満でも?」
「いえ…ありません」タクミがいそいで否定する。
「じゃ、そろそろ行こう…あの方たち、早く救ってあげないとね。もうみんな任務について作業始めてるし」
「うん。」タクミは、ゲーム理論のベイジアン戦略によって捕獲作戦を進めていく。現状を事前のシュミレーション結果と照合するために、ルミエールのイヤリングが役に立った。ルミエールはタクミの後についていく。二人がはじめにたどりついたのは、一番小さなデコヒーの群れだった。
群れが潜む古い倉庫の前で、タクミは立ち止まる。イヤリングをひねってホログラムを呼び出し、内部のセンサリングを行う。すると、タクミのマインド座標に、エッジの重みが一番大きいノードが青い点で浮かび上がる。このデコヒーが、この群れの「リーダー」だ。タクミは、その結果をルミエールのイヤリングに送る。
「ターゲットはこの青い点ね…で、どうやって捕獲エリアに誘導するの?」
「ドローンに誘引物を乗せて、その後を追わせる…」タクミが少し、ためらいがちに言う。
「それはわかってるけど…その誘引物が何か、までは聞いてないよ?」ルミエールがタクミに聞き返す。
「彼らは、心の奥底では、コヒー化を願っている・・だから、元々コヒー化している人間や天使を本能的に追い回すんだよ。」
「え?てことは…」ルミエールはいやな予感がした。
「うん。僕たちがドローンに乗って、青い点との距離をギリギリに保ちながら、最短経路で捕獲エリアまで誘導する」
「そんな!」ルミエールの顔がムンクの叫びになる。
「ゴメン。他に方法がないか探ってみたんだけど、これしかなかった」タクミがすまなそうに言う。
「…そこまでタクミが考えてくれたならいいよ。大丈夫。タクミと一緒なら、私、耐えて見せるから」ルミエールが強がりの笑顔を作る。
「ホントに大丈夫?…いきなりデコヒーの群れを全滅させたりしない?」
「しないわよ!…けど、私、途中で気を失うかもしれないよ」
「そのときは、ボクがルミエールを守るよ」タクミがきっぱり言う。
「ありがとう!」ルミエールがタクミの頬にキスをする。
タクミとルミエールはドローンに乗り込み、倉庫の前で準備を整えた。タクミはイヤリングを操作し、ホログラムのディスプレイにデコヒーたちの位置と動きを表示させた。
「準備完了。いくよ、ルミエール。」タクミが合図を送ると、ドローンは静かに浮上し、倉庫の中に向かって飛び立った。
倉庫の中は薄暗く、埃っぽい空気が漂っていた。デコヒーたちは無秩序にうごめいており、彼らの目は虚ろで、力強い叫び声が響いていた。タクミはホログラムディスプレイを確認しながら、青い点のリーダーに狙いを定めた。
「そこだ!」タクミが小さな声でつぶやき、ドローンをリーダーに向けて進めた。リーダーは突然、タクミとルミエールの存在に気付き、興奮したようにこちらに向かってきた。
「ついてきている…ルミエール、スピードを上げるよ。」タクミが指示すると、ドローンは一気に加速した。デコヒーたちは本能的に追いかけ、倉庫の外へと飛び出してきた。
タクミとルミエールはドローンを操作し、デコヒーたちを巧みに誘導しながら、捕獲エリアへと進んでいった。途中で、ルミエールが振り返ると、デコヒーたちの群れが激しい勢いで迫ってくるのが見えた。
「タクミ、後ろにたくさん来てるわ!」ルミエールが不安げに叫んだ。彼らのオーラでルミエールはめまいがしていた。タクミがいなかったら、失神していてもおかしくなかった。
「大丈夫。もうすぐ捕獲エリアだ。」タクミは冷静に答え、ドローンをさらに加速させた。
捕獲エリアに到着すると、タクミはイヤリングを操作し、エリア内に設置されたコヒー化装置を起動させた。装置が青い光を放ち、デコヒーたちの動きを止める。
「これで終わりだ!」タクミが叫ぶと、装置が高周波の音を発し、デコヒーたちをコヒー化の光に包み込んだ。彼らの体は徐々に正常な状態に戻り、虚ろな目も次第に生気を取り戻していった。
「成功したわね!」ルミエールが安堵の表情を浮かべる。
「うん」タクミが微笑んで答える。
捕獲エリアに到着したデコヒーたちは次々と元の姿に戻り、人間の意識を取り戻していった。彼らは混乱した表情を浮かべながらも、タクミとルミエールに感謝の言葉をかけた。
「ありがとう…本当にありがとう。」最後のデコヒーが涙を流しながら言った。
ルミエールとタクミは、肩を寄り添えて立っていた。
「私達、ついにやったのね」ルミエールが頭をタクミの肩にのせた。
「うん…任務完了だね」タクミがルミエールの肩を抱き寄せた。
ルミエールが引き締まった声でタクミに告げる。「今は、ミカミさんのSMAIがこのエリアの全システムを管理しているけど、それだけですべてがうまくいくほど甘くはない・・ここの人たちを救うのが私達の最後の任務になるわ」
タクミがうなずく。「ここに暮らしているのは人間だ…AIでもコンピュータでもない。・・公平さん!こちらのアナウンスに応じて、タクミ財団下町支部のシェルターに避難してくれた人は、どれくらいいますか?」タクミが公平にたずねる。
「全住民の半数程度です・・後は、耳が聞こえなかったり体が動けなくなっている人、上層階級にへつらってこの町を支配していた連中の残党、および独自のグループを作って暗躍していた愚連隊たち、それと・・ゾンビ、じゃなかった、デコヒーの方たちです」
「…どうする、ルミエール?」
「とりあえず、3つの班にわけましょう。公平さんは、避難できなかった人たちを救い出す「救護班」と、残党や愚連隊と対峙する「戦闘班」を財団の方で編成してください。」
「了解いたしました、ルミエールさん」公平が力強くうなずく。
「で、タクミと私は、「デコヒー班」…公平さん、デコヒーの方々の受け入れ体制は整っていますね?」
「もちろんです!お二人が捕獲した「デコヒー」の方々は、こちろですぐに、タクミさんに作っていただいた「コヒー化装置」で元に戻していいきます。」
「じゃ、早速、それぞれに分かれて任務を遂行しましょう!」全員が、ハイ!と言ってそれぞれの持場に散っていく。
「・・ルミエール。ボクのマインド座標で、彼らの位置を特定できたよ!」タクミがルミエールを見た瞬間、彼の耳たぶがキラリと光った。
「タクミのマインド座標、デコヒーの内面まで見抜くんだ…」と言った後、ルミエールが笑いはじめる。
「はあ?何かおかしいの?」タクミがむっとして聞き返す。
「そのイヤリング!あまりに似合ってるのがおかしすぎて」ルミエールがゲラゲラ笑い出す。
「なにそれ!てか、これしかないんだよね?腕時計とか指輪とか、他にいくらでもありそうなんだけど」タクミがむっとして言い返す。
「いいじゃない!私とおそろいなんだし…それとも、それになにかご不満でも?」
「いえ…ありません」タクミがいそいで否定する。
「じゃ、そろそろ行こう…あの方たち、早く救ってあげないとね。もうみんな任務について作業始めてるし」
「うん。」タクミは、ゲーム理論のベイジアン戦略によって捕獲作戦を進めていく。現状を事前のシュミレーション結果と照合するために、ルミエールのイヤリングが役に立った。ルミエールはタクミの後についていく。二人がはじめにたどりついたのは、一番小さなデコヒーの群れだった。
群れが潜む古い倉庫の前で、タクミは立ち止まる。イヤリングをひねってホログラムを呼び出し、内部のセンサリングを行う。すると、タクミのマインド座標に、エッジの重みが一番大きいノードが青い点で浮かび上がる。このデコヒーが、この群れの「リーダー」だ。タクミは、その結果をルミエールのイヤリングに送る。
「ターゲットはこの青い点ね…で、どうやって捕獲エリアに誘導するの?」
「ドローンに誘引物を乗せて、その後を追わせる…」タクミが少し、ためらいがちに言う。
「それはわかってるけど…その誘引物が何か、までは聞いてないよ?」ルミエールがタクミに聞き返す。
「彼らは、心の奥底では、コヒー化を願っている・・だから、元々コヒー化している人間や天使を本能的に追い回すんだよ。」
「え?てことは…」ルミエールはいやな予感がした。
「うん。僕たちがドローンに乗って、青い点との距離をギリギリに保ちながら、最短経路で捕獲エリアまで誘導する」
「そんな!」ルミエールの顔がムンクの叫びになる。
「ゴメン。他に方法がないか探ってみたんだけど、これしかなかった」タクミがすまなそうに言う。
「…そこまでタクミが考えてくれたならいいよ。大丈夫。タクミと一緒なら、私、耐えて見せるから」ルミエールが強がりの笑顔を作る。
「ホントに大丈夫?…いきなりデコヒーの群れを全滅させたりしない?」
「しないわよ!…けど、私、途中で気を失うかもしれないよ」
「そのときは、ボクがルミエールを守るよ」タクミがきっぱり言う。
「ありがとう!」ルミエールがタクミの頬にキスをする。
タクミとルミエールはドローンに乗り込み、倉庫の前で準備を整えた。タクミはイヤリングを操作し、ホログラムのディスプレイにデコヒーたちの位置と動きを表示させた。
「準備完了。いくよ、ルミエール。」タクミが合図を送ると、ドローンは静かに浮上し、倉庫の中に向かって飛び立った。
倉庫の中は薄暗く、埃っぽい空気が漂っていた。デコヒーたちは無秩序にうごめいており、彼らの目は虚ろで、力強い叫び声が響いていた。タクミはホログラムディスプレイを確認しながら、青い点のリーダーに狙いを定めた。
「そこだ!」タクミが小さな声でつぶやき、ドローンをリーダーに向けて進めた。リーダーは突然、タクミとルミエールの存在に気付き、興奮したようにこちらに向かってきた。
「ついてきている…ルミエール、スピードを上げるよ。」タクミが指示すると、ドローンは一気に加速した。デコヒーたちは本能的に追いかけ、倉庫の外へと飛び出してきた。
タクミとルミエールはドローンを操作し、デコヒーたちを巧みに誘導しながら、捕獲エリアへと進んでいった。途中で、ルミエールが振り返ると、デコヒーたちの群れが激しい勢いで迫ってくるのが見えた。
「タクミ、後ろにたくさん来てるわ!」ルミエールが不安げに叫んだ。彼らのオーラでルミエールはめまいがしていた。タクミがいなかったら、失神していてもおかしくなかった。
「大丈夫。もうすぐ捕獲エリアだ。」タクミは冷静に答え、ドローンをさらに加速させた。
捕獲エリアに到着すると、タクミはイヤリングを操作し、エリア内に設置されたコヒー化装置を起動させた。装置が青い光を放ち、デコヒーたちの動きを止める。
「これで終わりだ!」タクミが叫ぶと、装置が高周波の音を発し、デコヒーたちをコヒー化の光に包み込んだ。彼らの体は徐々に正常な状態に戻り、虚ろな目も次第に生気を取り戻していった。
「成功したわね!」ルミエールが安堵の表情を浮かべる。
「うん」タクミが微笑んで答える。
捕獲エリアに到着したデコヒーたちは次々と元の姿に戻り、人間の意識を取り戻していった。彼らは混乱した表情を浮かべながらも、タクミとルミエールに感謝の言葉をかけた。
「ありがとう…本当にありがとう。」最後のデコヒーが涙を流しながら言った。
ルミエールとタクミは、肩を寄り添えて立っていた。
「私達、ついにやったのね」ルミエールが頭をタクミの肩にのせた。
「うん…任務完了だね」タクミがルミエールの肩を抱き寄せた。
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