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64 獣除けのまじない
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ハンディ・ドギー事務所を後にした二人は、空の荷車を引きながらとある場所へと向かって歩いていた。
「これが最後の仕事だ。町の外れにある『獣除けのまじない』の点検だよ」
「……獣除け?」
リードの言葉に、ソディアックは不思議そうに聞き返す。
「この町の向こうに、森があるのは知っているかい? あの森にはディングーという狼に似た獣が生息していてね。他にも様々な獣がいるが、このディングーがとにかく厄介で、家畜や食料に度々被害が出ていたんだ。ここが巡礼者の宿場町だった頃からの問題として、昔から住民は頭を悩ませていたんだ。奴らは群れで行動するんだが、こちらが数人程度では数で押されてしまう。かといって、ディングーの群れを一掃できるような武器や魔法が使える人間は、こんな小さな町にはそう多くもない。そうこうしている間に、ディングーの数はどんどん増えて、襲撃の規模も大きくなっていった。いよいよどうしたものかと住民達が困り果ててていたところに、通りすがりの魔法技師が現れたんだ」
リードとソディアック、そして荷車は、町の端へと向かって進む。
少しずつ建物が減り、この町に来た時に見た広大な平原と、遠目でもわかる鬱蒼と生い茂った木々の影が視界に入ってくる。
「ディングーの話をどこからか聞きつけた魔法技師は、自分に任せてくれと言い、住民達に素材を用意させると、まじないを施した石板を大量に生成した。これは獣が忌避する風を散布するまじないを刻んでいる、これを町の外に置きなさい、と魔法技師は説明した。半信半疑で住民達は言われた通りに町を囲むように石板を置いたら、なんと本当に獣達が町に近寄らなくなったそうだ。住民達はたいそう喜んだが、その効果を町中が信じるようになった頃には、既に魔法技師はサラブから旅立ってしまっていた。住民達は感謝の気持ちを伝えきれなかったことを惜しみながら、ずっとその石板を大切にしてきた、ということだ」
「いわゆる、サラブの民話か。まじない……今で言う魔導刻印なのか?」
ソディアックの質問に、リードはうーんと唸る。
「それが、私の知識ではよくわからないんだ。おそらくそうだと思うんだが、見たことのない形式で刻まれていてね。古いものだし、単に年代の違いによるものかもしれないが……だから、点検というのも他の<魔導機器>のような調整ではなく、石板が無事であるかどうかを確認する程度さ。それ以上のことは、わからないから手の出しようがないんだ」
曖昧な返答を受け、ソディアックはその石板に興味が沸いた。普段からは考えられない程の距離を歩かされ、いい加減帰りたいと考えてもいたが、ここまで来たらその石板を見てやろうという気になってきた。
途中の路地の脇に荷車を置いて、身軽になった二人は更に歩く。
殆ど町の外というところまで来ると、申し訳程度の木の柵で町の区域と外の土地が区切られている。その柵の傍に、件の石板が安置されていた。
石板と言っても台座となる石材の台にしっかりと固定されており、何も知らずに見ると石の標識か何かに思えた。
「これだよ。ここに刻まれているのが、まじないと呼ばれてるやつさ。石作りで頑丈なものだから、滅多なことでは壊れたりはしないだろうけど、うっかり見落としていると大変なことになるからね。どうだい、君が見て何かわかることがあるかな?」
リードに言われ、ソディアックはその石板に近付く。
石板に刻まれた紋様をまじまじ観察するが、ソディアックにも見覚えがない。そもそも、ソディアックが把握している形式の、どれとも合致しないのだ。
魔導刻印には刻む紋様にルールが決まっており、有識者が刻印の紋様を見れば、それが何をするための刻印なのかを一目で把握することができる。自由自在に模様を描くものではないのだ。
獣除けのまじないは、その紋様は複雑ではないが綿密な計算とバランスで刻まれており、一見するとただのデザインにしか見えない。しかし紋様からは常に微弱なジィンが放出されており、これがデザインではなく魔導刻印の類であることは間違いない。
「ボクにも、この魔導刻印は見覚えがない。しかし、ここから生じるジィンが森の獣を遠ざけるものであるということはわかる。おそらく周囲にある様々なジィンから獣が嫌う成分のジィンを再構築して散布する、という機構が刻まれているんだろうけど……」
ソディアックはそう口にしたが、これはただリードが説明してくれた内容を言い換えているだけに過ぎないと、自分でもわかっていた。
この石板を見ても、ソディアック自身が読み取ることができる情報は、皆無と言ってよかった。悔しいが、何もわからなかった。
「すまない、ボクの知識ではこれを解読することは無理だ」
素直にそう告げたソディアックに、リードは軽い調子で応じた。
「謝ることではないよ。やっぱり、もう古くて廃れた刻印なのかもしれないね。それでも今までずっと機能し続けているのだから、これを作った魔法技師は相当の腕だったんだなぁ」
「これはどのくらい古いものなんだ?」
「さて……私が子供の頃にはもうあったし、その頃の大人達も昔話のように語っていたからなぁ。ざっと考えても、100年以上前のものじゃないかな」
リードはそう答えると、次に行こうとソディアックを促した。
「全部で50個近くあるからな、のんびり歩いていると日が暮れてしまう。あと少し、頑張ろう」
「……ご、じゅ……」
気が遠くなりそうなことを言われて、ソディアックの顔は引き攣った。町を囲むように設置されている、という話なので、つまり町の外周をぐるりと回る羽目になるのだ。
既に足はくたくただが、石板の謎も無性に気になるため一人で帰るとも言いたくない。仕方なく、ソディアックはリードの背後について次の石板へ向かった。
***
陽が沈み、町の賑わいも少しずつ静まっていく。空に煌々と月が輝く頃、サラブの町はひっそりと静まり返った。痛い程の静寂の中、森の方からは獣の遠吠えのようなものが聞こえるが、それを聞く者は誰もいない。
そんな中、ひょろりと背の高い人影がふらふらと町の外を歩いていた。
灯りも持たず、冷たい空気をうまそうに吸い込みながら、闇に怯えることなく歩いている。視界に頼らず周囲を把握できる彼にとって、周囲の明るさなど些末事なのだ。
「んー、古いわりに結構頑丈な町の作りしてんなぁ。こりゃ燃やすのも一苦労だ、火責めじゃ効率が悪いな」
物騒なことを飄々と呟きながら、男はひたすら歩き続ける。ふらふらと歩く割に、歩幅が大きいため進む速度はそれなりに早い。ぬるぬると揺れるように動く動作は、爬虫類を想起させた。
「お? 何だこれ」
不意に、男は何かを見つけた。背の高い男が身を屈めて覗き込むと、それは何かが刻み込まれた石板だった。
「……こりゃあ、随分古い魔導刻印だ。しかも、アズワーンのものじゃん。なーんでこんなところに、こんなもんがあるのかねぇ?」
しげしげと眺めながら、男はその刻印を観察する。そして、不意ににやりと笑った。
「獣除け、か。ははーん、あの森のワンコロを寄せ付けないためだな? ……じゃあ、これを壊せば町はどうなっちゃうのかなぁ?」
楽しい遊びを思いついたような顔をして、男は石板から身を起こす。月の光が、嫌な笑みを浮かべる男の顔を冷たく照らした。
直後、男は拳を石板に叩きつけた。硬質な音を立てて、石板は真っ二つに割れてしまう。拳はそのまま背面の台座にまで到達し、男は痛みに悲鳴を上げて拳を持ち上げた。
「あいっててて! 何だよ、思ったより脆いじゃん。思いっきり殴っちまったよ」
半泣きで掌を振りながら、男は不満そうにぼやく。そしてぐるりと町を見渡した。
「全部じゃなくてもいいか、ここからあと二、三個もやりゃ充分っしょ。おお、なんか楽しくなってきたぞぉ!」
遊びを前にした子どものように、浮かれた調子で男は声をあげる。
「もうじきでっけぇ祭があるみたいだし。俺っちも参加して、盛大に盛り上げてやろうじゃないの」
月を見上げて、男は……リトマスは愉悦に目を細めて呟いた。
「これが最後の仕事だ。町の外れにある『獣除けのまじない』の点検だよ」
「……獣除け?」
リードの言葉に、ソディアックは不思議そうに聞き返す。
「この町の向こうに、森があるのは知っているかい? あの森にはディングーという狼に似た獣が生息していてね。他にも様々な獣がいるが、このディングーがとにかく厄介で、家畜や食料に度々被害が出ていたんだ。ここが巡礼者の宿場町だった頃からの問題として、昔から住民は頭を悩ませていたんだ。奴らは群れで行動するんだが、こちらが数人程度では数で押されてしまう。かといって、ディングーの群れを一掃できるような武器や魔法が使える人間は、こんな小さな町にはそう多くもない。そうこうしている間に、ディングーの数はどんどん増えて、襲撃の規模も大きくなっていった。いよいよどうしたものかと住民達が困り果ててていたところに、通りすがりの魔法技師が現れたんだ」
リードとソディアック、そして荷車は、町の端へと向かって進む。
少しずつ建物が減り、この町に来た時に見た広大な平原と、遠目でもわかる鬱蒼と生い茂った木々の影が視界に入ってくる。
「ディングーの話をどこからか聞きつけた魔法技師は、自分に任せてくれと言い、住民達に素材を用意させると、まじないを施した石板を大量に生成した。これは獣が忌避する風を散布するまじないを刻んでいる、これを町の外に置きなさい、と魔法技師は説明した。半信半疑で住民達は言われた通りに町を囲むように石板を置いたら、なんと本当に獣達が町に近寄らなくなったそうだ。住民達はたいそう喜んだが、その効果を町中が信じるようになった頃には、既に魔法技師はサラブから旅立ってしまっていた。住民達は感謝の気持ちを伝えきれなかったことを惜しみながら、ずっとその石板を大切にしてきた、ということだ」
「いわゆる、サラブの民話か。まじない……今で言う魔導刻印なのか?」
ソディアックの質問に、リードはうーんと唸る。
「それが、私の知識ではよくわからないんだ。おそらくそうだと思うんだが、見たことのない形式で刻まれていてね。古いものだし、単に年代の違いによるものかもしれないが……だから、点検というのも他の<魔導機器>のような調整ではなく、石板が無事であるかどうかを確認する程度さ。それ以上のことは、わからないから手の出しようがないんだ」
曖昧な返答を受け、ソディアックはその石板に興味が沸いた。普段からは考えられない程の距離を歩かされ、いい加減帰りたいと考えてもいたが、ここまで来たらその石板を見てやろうという気になってきた。
途中の路地の脇に荷車を置いて、身軽になった二人は更に歩く。
殆ど町の外というところまで来ると、申し訳程度の木の柵で町の区域と外の土地が区切られている。その柵の傍に、件の石板が安置されていた。
石板と言っても台座となる石材の台にしっかりと固定されており、何も知らずに見ると石の標識か何かに思えた。
「これだよ。ここに刻まれているのが、まじないと呼ばれてるやつさ。石作りで頑丈なものだから、滅多なことでは壊れたりはしないだろうけど、うっかり見落としていると大変なことになるからね。どうだい、君が見て何かわかることがあるかな?」
リードに言われ、ソディアックはその石板に近付く。
石板に刻まれた紋様をまじまじ観察するが、ソディアックにも見覚えがない。そもそも、ソディアックが把握している形式の、どれとも合致しないのだ。
魔導刻印には刻む紋様にルールが決まっており、有識者が刻印の紋様を見れば、それが何をするための刻印なのかを一目で把握することができる。自由自在に模様を描くものではないのだ。
獣除けのまじないは、その紋様は複雑ではないが綿密な計算とバランスで刻まれており、一見するとただのデザインにしか見えない。しかし紋様からは常に微弱なジィンが放出されており、これがデザインではなく魔導刻印の類であることは間違いない。
「ボクにも、この魔導刻印は見覚えがない。しかし、ここから生じるジィンが森の獣を遠ざけるものであるということはわかる。おそらく周囲にある様々なジィンから獣が嫌う成分のジィンを再構築して散布する、という機構が刻まれているんだろうけど……」
ソディアックはそう口にしたが、これはただリードが説明してくれた内容を言い換えているだけに過ぎないと、自分でもわかっていた。
この石板を見ても、ソディアック自身が読み取ることができる情報は、皆無と言ってよかった。悔しいが、何もわからなかった。
「すまない、ボクの知識ではこれを解読することは無理だ」
素直にそう告げたソディアックに、リードは軽い調子で応じた。
「謝ることではないよ。やっぱり、もう古くて廃れた刻印なのかもしれないね。それでも今までずっと機能し続けているのだから、これを作った魔法技師は相当の腕だったんだなぁ」
「これはどのくらい古いものなんだ?」
「さて……私が子供の頃にはもうあったし、その頃の大人達も昔話のように語っていたからなぁ。ざっと考えても、100年以上前のものじゃないかな」
リードはそう答えると、次に行こうとソディアックを促した。
「全部で50個近くあるからな、のんびり歩いていると日が暮れてしまう。あと少し、頑張ろう」
「……ご、じゅ……」
気が遠くなりそうなことを言われて、ソディアックの顔は引き攣った。町を囲むように設置されている、という話なので、つまり町の外周をぐるりと回る羽目になるのだ。
既に足はくたくただが、石板の謎も無性に気になるため一人で帰るとも言いたくない。仕方なく、ソディアックはリードの背後について次の石板へ向かった。
***
陽が沈み、町の賑わいも少しずつ静まっていく。空に煌々と月が輝く頃、サラブの町はひっそりと静まり返った。痛い程の静寂の中、森の方からは獣の遠吠えのようなものが聞こえるが、それを聞く者は誰もいない。
そんな中、ひょろりと背の高い人影がふらふらと町の外を歩いていた。
灯りも持たず、冷たい空気をうまそうに吸い込みながら、闇に怯えることなく歩いている。視界に頼らず周囲を把握できる彼にとって、周囲の明るさなど些末事なのだ。
「んー、古いわりに結構頑丈な町の作りしてんなぁ。こりゃ燃やすのも一苦労だ、火責めじゃ効率が悪いな」
物騒なことを飄々と呟きながら、男はひたすら歩き続ける。ふらふらと歩く割に、歩幅が大きいため進む速度はそれなりに早い。ぬるぬると揺れるように動く動作は、爬虫類を想起させた。
「お? 何だこれ」
不意に、男は何かを見つけた。背の高い男が身を屈めて覗き込むと、それは何かが刻み込まれた石板だった。
「……こりゃあ、随分古い魔導刻印だ。しかも、アズワーンのものじゃん。なーんでこんなところに、こんなもんがあるのかねぇ?」
しげしげと眺めながら、男はその刻印を観察する。そして、不意ににやりと笑った。
「獣除け、か。ははーん、あの森のワンコロを寄せ付けないためだな? ……じゃあ、これを壊せば町はどうなっちゃうのかなぁ?」
楽しい遊びを思いついたような顔をして、男は石板から身を起こす。月の光が、嫌な笑みを浮かべる男の顔を冷たく照らした。
直後、男は拳を石板に叩きつけた。硬質な音を立てて、石板は真っ二つに割れてしまう。拳はそのまま背面の台座にまで到達し、男は痛みに悲鳴を上げて拳を持ち上げた。
「あいっててて! 何だよ、思ったより脆いじゃん。思いっきり殴っちまったよ」
半泣きで掌を振りながら、男は不満そうにぼやく。そしてぐるりと町を見渡した。
「全部じゃなくてもいいか、ここからあと二、三個もやりゃ充分っしょ。おお、なんか楽しくなってきたぞぉ!」
遊びを前にした子どものように、浮かれた調子で男は声をあげる。
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