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四話目:続き
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髪の色はこんなじめっとした薄暗い牢屋でも分かる発光しているんじゃないかと思うほどの綺麗な銀髪で、まだ成長期真っ只中か迎えていない体は無駄な贅肉どころか硬い筋肉も無縁に思えるしなやかな細身で肌は透けるように白い。
そして今は「んんー」と緊張感もなく背伸びして、その愛嬌からは真反対の
閉じられた瞳は冷たい閉ざされた冬の湖を連想させるアイスブルーの瞳だった。
牢の中に知らない人間、友則がいることに少しの警戒もないのか
んんー、と声を上げて手を上に上げ背を反らせる姿は子供の無邪気さそのものだった。
その後に上げた大あくびも友則の存在などミジンコほども気にした様子がない。
対する友則はそんなにすぐにこの場の空気に馴染んではいなかった。
突如?現れた自分以外の新たな存在。それに動揺していた。
それがたとえ外見が無害に見える子供の姿をしていても。
まだ幼いためにまったいらな胸板に少女にも見える中世的な可愛い顔をしていても
これぞ年上のお姉さまがいたらきゃーきゃー言ってかいぐりしたくなる
ジャ○ーズも真っ青なショタっこだとしても
異世界に来てしまったという常識からかけ離れた状況にプラス加算されていく
不条理な状況。そして薄暗い牢屋。
それらが合わさって普通の人間ではない、ということが通常ではない生き物に友則の中で彼の存在は育っていた。
「…幽霊が喋ってる」
足は少年にしっかりあるのだが…。
「ひぃいいいいい」
友則の顔色はぴくぴく動く見慣れない生きた耳にふっさふさの尻尾と悪くなっていた。
「あれ、お兄さん顔色紫だけど大丈夫?」
なんでも悪い方へ後ろ向きに捕らえる友則のブラック企業で習慣づいた思考である。
そして精神に直結する身体からの拒否反応。つまり…。
「うっ」
「ちょ、お兄さん吐くつもり?ぎゃー。だめだ!やめろーーー!」
おえぇええ、ゲフ…。
胃から逆流するものを吐き出して
ぐったりとした体に薄れ行く意識。意識のドロップアウト。
友則、異世界トリップ一日目・
髪の色はこんなじめっとした薄暗い牢屋でも分かる発光しているんじゃないかと思うほどの綺麗な銀髪で、まだ成長期真っ只中か迎えていない体は無駄な贅肉どころか硬い筋肉も無縁に思えるしなやかな細身で肌は透けるように白い。
そして今は「んんー」と緊張感もなく背伸びして、その愛嬌からは真反対の
閉じられた瞳は冷たい閉ざされた冬の湖を連想させるアイスブルーの瞳だった。
牢の中に知らない人間、友則がいることに少しの警戒もないのか
んんー、と声を上げて手を上に上げ背を反らせる姿は子供の無邪気さそのものだった。
その後に上げた大あくびも友則の存在などミジンコほども気にした様子がない。
対する友則はそんなにすぐにこの場の空気に馴染んではいなかった。
突如?現れた自分以外の新たな存在。それに動揺していた。
それがたとえ外見が無害に見える子供の姿をしていても。
まだ幼いためにまったいらな胸板に少女にも見える中世的な可愛い顔をしていても
これぞ年上のお姉さまがいたらきゃーきゃー言ってかいぐりしたくなる
ジャ○ーズも真っ青なショタっこだとしても
異世界に来てしまったという常識からかけ離れた状況にプラス加算されていく
不条理な状況。そして薄暗い牢屋。
それらが合わさって普通の人間ではない、ということが通常ではない生き物に友則の中で彼の存在は育っていた。
「…幽霊が喋ってる」
足は少年にしっかりあるのだが…。
「ひぃいいいいい」
友則の顔色はぴくぴく動く見慣れない生きた耳にふっさふさの尻尾と悪くなっていた。
「あれ、お兄さん顔色紫だけど大丈夫?」
なんでも悪い方へ後ろ向きに捕らえる友則のブラック企業で習慣づいた思考である。
そして精神に直結する身体からの拒否反応。つまり…。
「うっ」
「ちょ、お兄さん吐くつもり?ぎゃー。だめだ!やめろーーー!」
おえぇええ、ゲフ…。
胃から逆流するものを吐き出して
ぐったりとした体に薄れ行く意識。意識のドロップアウト。
友則、異世界トリップ一日目・
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