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第1夜会 迷い子の賢犬-ワイズドッグ(前)
しおりを挟む階段を登り部屋へと入る四人。オーナーであるみなせと従業員のイズミに順々に案内されネームプレートの置いてある席に座る。部屋に大きな長テーブルがあり左側に奥からチェルシー、アーニャ。右側の奥からロサナ、ユアが座る。ちょっと小高い位置にある店のため予約するほどの部屋は街の明かりが広く見え、ちょっとした特別の日を祝う人々にとっては有名な店である。値段もランクの高いレストランに比べるとかなりリーズナブルだ。
それぞれの席に一杯目のお酒が並べられる。この国では15歳から男女ともに結婚ができ飲酒も認められている。
事前にオーナーのみなせがヒアリングした飲み物が各々の前に並べられる。
チェルシー:レモンビール
ロサナ:赤ワイン
アーニャ:ビール
ユア:果実酒イチゴとベリー
全員に飲み物が行き渡ったと同時にチェルシーがグラスを少し高めに持ち上げる。
「では、僭越ながら私が仕切らせてもらう。同じ時にこの店、部屋を予約した同志諸君。今日は私たちの出逢いに感謝をし……乾杯」
「「「乾杯」」」
チェルシーに一呼吸遅れ三人もグラスを少し高い位置にかかげる。
皆一口お酒を口に含み一息つくと一品目のオードブルが運ばれてくる。
「まずは、オードブル:野菜のパンナコッタ でございます。ぷるぷるしているのはジュレというソースを固めたものです。一緒にお召し上がりください」
丸い形をした白いプリンのようなものの上にぷるぷるとした黄金色のゼリーのようなものが乗っている。チェルシーは訪ねる。
「これは食えるのか?」
「チェルシーさん。ここのパンナコッタという料理はとても美味しいですよ! 野菜嫌いの弟もばくばく沢山食べるので! 私は大好きです!」
鼻息荒くユアが興奮しながら喋る。
「ん! 美味しいわね」
「野菜嫌いだけどこれは食べれるよ~」
ロサナとアーニャが続く。
「はむっ! ~っ! うまいなっ!」
チェルシーも笑顔になる。
「本日のコースは皆様の好きなメニューを皆様全員の口に合うようにアレンジいたしました。皆様がより仲良くなれると幸いです。続きましてスープは豆乳とトマトのクリームスープでございます」
「あら嬉しい。私の大好きな豆乳スープですわ」
ロサナが喜ぶ。
「豆乳?」
「豆を使って作るスープを豆乳と言って栄養が凄いいいんですよ。ロサナ様は必ず注文しますね」
「なるほどね~……これであのむちむちができるわけだ」
アーニャが言うと他の二人もロサナの豊満な胸をじぃっと見つめる。
「えっ。べっ別に豆乳のせいではないですわ。そうよね? みなせさん?」
「はい。私がロサナ様と出会った時にはすでに魅力的なボディーでございました」
「それはセクハラですよ?」
「いやらしい~」
「みなせは胸が大きいのがタイプなのか……ぶつぶつ」
「あらあら、私をそんな目で見ていたのですか?」
「たっ、大変失礼いたしました」
みなせは先ほどまでの落ち着いたクールさが抜け、顔が真っ赤になり少しうつむいた。
こうして食事会はどんどん盛り上がりを見せて打ち解けてきた。
……
……
夜会も終盤に差し掛かり、デザートをみなせが出す前にチェルシーが話したいことがあると言い注目を集める。
三人をじぃっと見つめて話し出す。
「皆。もうすぐデザート、食後のドリンクが届いて本日の食事会が終わる。本当にこんなに楽しい食事会は久しぶりだ。この夜会を提案してくれたみなせには感謝はもちろん……予約が被って知らない面々と同席にも関わらず、参加してくれてロサナ、アーニャ、ユアと出逢えたことに私は凄く嬉しいと思っている」
静かにチェルシーの優しい話をそれぞれが聞いている。しかし、皆が感じていた違和感をチェルシーが語りだす……
「ユア……今日の夜会……心から楽しんでくれたか?」
ユアの顔が一瞬強張る。
「隣に座っていた私も少し気になっていましたわ」
「うん……ユアは楽し~って思った矢先何かを思い出したか何かで所々悲しい顔を見せてた」
ロサナ、アーニャもチェルシーに続く……
「わっ……私は……」
俯くユアにチェルシーが優しく話しかける。
「ユア……私はね。今日の夜会凄く楽しかった。重い女かもしれないけど、皆がよければこの夜会を機に友人になって欲しいと思う」
ロサナ、アーニャも首を縦に頷く。
「ユアさえよければ何があったか話してくれないか? この短い時間だけどユアの人柄はわかったつもりだし悩んでいるなら力になりたいの」
「私もチェルシーに同意件ですわ。安心してください。外で言いふらしたりなどはしませんわ」
「ユア~……なにがあったんだよ~」
三人の優しさにユアの目から涙が零れる……
三人はそれを見てあわあわと慌て出す。この中での年長者のロサナでさえ自分のハンカチを出したはいいものの右往左往している。
「少しだけ……少しだけですけど話を聞いてもらってもいいですか?」
ユアが皆に話かけ皆頷くがアーニャが気付く。
「あっ……デザート」
「「「あっ……」」」
皆の声が重なった。その時、カチャとカップがそれぞれの前に並べられ、暖かい紅茶が注がれ部屋にいい茶葉の香りが充満した。
「どうぞ。ユア様……一口飲んでゆっくりとお話しください」
「あっありがとうございます」
皆少し笑顔が戻った。ユアはカップに手を当てこくりと暖かい紅茶を一口飲みほぅ……っと息を吐いてから話し出した。
「先ほど皆様には昨年、父が他界したことをお話しました。私にはここより二区画離れた場所に家族がいます。父、母、二人の弟と犬を飼っていて犬の名前はロペといいます。ロペは14歳くらいの犬で人にするとそこそこいいとしです。私と一緒に育ったといっても過言ではありません。そのロペが一週間前からいなくなってしまったのです……」
「愛犬が迷子ですか……王国は広いから中々難しいですわね……」
この王国の広さは日本の関東地域と同じ大きさである。区画は日本で言うところの区や市にあたる。一区画というだけでも結構広い範囲になる。
「騎士の詰所に届け出は出したのか?」
「はい。すぐに出しました。青い首輪にティアラの押し花がアクセサリーとしてついているので大きな目印になると思います」
「犬……失礼、ロペの知性はどうですの? それによって内容が変わってきますわ?」
「なんでよ~」
「チェルシーとアーニャは迷子と認識しているみたいだけど私は別の可能性があるとも考えています。失礼……煙草を吸ってもよろしくて?」
皆どうぞという頷きを見せ、ロサナはマッチを擦り煙草を蒸かす。
「ロサナさんが言う知性のように上手く表現できませんが、頭は良かったと思います。例えば、出かける素振りを見せたら私たちが履こうとしている靴を靴箱から先に取り出し、靴に足を入れれば靴ヘラを手元に加えて持ってきます。外出中雨が降れば傘を家から持ってきてくれたりもします」
「いっ……犬の話ですわよね?」
「私たちよりしっかりしてるかもしれんな」
皆顔がひきつる……
「私の小さい頃からずっと一緒だったの……」
「そこまで賢いと迷子という線はないですわね」
「は~い……しつも~ん。いなくなったのはいつ? それと直近の行動も教えて~」
アーニャがぐでーんと手をあげる。普段なら規律を重んじる騎士チェルシーと校長ロサナが指摘しただろう。部下の騎士なら、学校の生徒・教員なら……
二人の性格からして違うコミュニティの他人であっても関係なく叱っただろう。しかし、なぜ厳格な二人が怒らなかったのか?
短い時間ではあったが二人はアーニャの人柄を理解しつつあった。雰囲気は第一印象通りだらしない態度、口調だったが目に篭る真剣さが段違いだった。
彼女は真剣にユアを思い力になりたいと思っていることが伝わっているからだ。
「はい。ロペは賢いので散歩の際、縄を付けたりはしません。止まれと言えば止まるし言わなくても状況を判断して止まります。酔っぱらいに蹴られても何もしませんが私が絡まれると守ってくれますし、ロペが怒って感情がむき出しになっても家族の声に反応します」
「めちゃくちゃ賢いな……」
「でも、いなくなったのは一週間前の散歩の時間中です……縄をしてないからと責められるのはわかっています」
「は~い。散歩のルートはいつもど~り?」
「散歩のルートはいつも町中をぐるぐる回るので決まったルートはありません。しかし、新しい道は通ってません。家を出て広場→公園→花屋→八百屋→肉屋→雑貨屋→家のはずでした。買い物もありましたし」
「どこでロペくんはいなくなったのかしら?」
「ロペがいなくなったのは買い物を終え家に向かう途中、友人とすれ違いお話してる間に行方がわからなくなりました。もちろん友人も協力してくれてすぐに私はルートを引き返し、友人もロペとは顔見知りだったので近隣を探して貰いました」
「それでも見つからないんですわね……」
「捜索範囲を広げてみるのは? うちの騎士団を使って……」
「う~ん……難しいかな。犬の行動範囲は一日2~3キロって言われてるから一週間たったということは元の区画内より周囲4~7区画は離れてるんじゃないかな~。例えばチェルシーとロサナで人員集めて10区画先から輪になって囲んでどんどん小さく追い詰めて~」
「「それは無理」」
「でしょうね~」
アーニャはお手上げのように手をあげる。
ユアは申し訳なさそうに……
「いえ、そこまでお力を借りるわけにはいきません。下の子二人も一生懸命に張り紙を張っています」
「そもそも話を聞くにかなり賢い犬だから家に帰って来てもいいはずなのに何故戻らないのかしら?」
ロサナが新しい煙草に火をつけながら疑問を話す。
「たしかに戻って来そうだ」
「ユア以外の家族とはどうだったの~?」
「お母さんと二人の弟共に仲が良かったです。一番は他界したお父さんでしたが……」
三人がばんっとテーブルを叩き、興奮気味に声をあげた!
「それだっ!」
「それねっ!」
「それ~っ!」
いきなり過ぎてユアはビクッとなる。入り口付近でガシャっと食器のぶつかる音がなり、みなせもビクッとなったようだ。
「それだ! それ! なんで気付かなかったんだ!」
「ユアとロペはほぼ同じに育てられたと言っていたわね! お父さんを本当のお父さんのようにロペも思っていたのよ!」
「つ~ま~り~! ロペはお父さんのお墓に先に向かったんだ!」
「すぐに近くの騎士を向かわせて確認する!」
「いや! 私のペットの鷹を使いますわ! 魔法で目をリンクさせるから状況確認がすぐとれるわ!」
「うむっ! それがいいな!」
「ユア~! 早くお墓の場所をロサナに教えて~!」
「……はっはい……」
ユアは気まずそうに興奮する三人にお墓の場所を伝えた。
……
……
しばらくして、ロサナの目が緑色に光りペットの鷹を操り目を借り捜索している。身をのりだし向かいの席のチェルシー、アーニャが興奮気味に見つめる。
「どっどうだ!? いたか!?」
「ダメね……見当たらないわ」
「お墓の周りはチェックした~!?」
「それはまだよ。ちょっと周りも捜索して見るわね」
ロサナが張り切り新しい煙草を咥えようとしたそのとき……
「もういいんです!」
ユアの悲痛な叫び声が聞こえた。
「「「ユア……」」」
「ごめんなさい。皆様……私のためにいろいろしてくれて実はお父さんのお墓周りは2~3日間前に同じ日数で私が探しましたがいませんでした。皆様が私のことのように必死になって探してくれるとは思ってませんでした。本当にありがとうございます」
三人は悔しそうに俯く……
「本当はわかってるんです。ロペがこんなにも帰って来ないということは何か事件事故に巻き込まれたんじゃないかって! 私を心配してくれたお母さんが先に近くまで向かって、お父さんが数年前から私の誕生日を二人で祝ってくれたこのお店で気晴らしなさいと! 今日はホントに楽しくてこんなにも優しくされて嬉しくて……でも! ロペがっ! ロペが忘れられないんです! ロペに会いたい……会いたいよぅ……」
ついにユアの目から大粒の涙がどんどん溢れて止まらなくなった。周りの三人もより悔しさがましてぎゅっと拳を握っていた。
静かな空気にユアの泣き声だけが響く……
その時である……
「皆様……お飲み物のおかわり。当店自慢のホットミルクでございます」
カチャ……カチャ……っと四人の席にホットミルクのカップが並べられていく。
最後のユアの席にカップを置くとハンカチをそっとユアに差し出す。
「ユア様……ご利用ください」
「……みなせさん……」
受け取ろうとしないユアを無視して涙を拭き始めるオーナーのみなせ。
「失礼いたしますね……ホットミルクには気持ちを落ち着かせてリラックスさせる成分が含まれております。寝る前とかに飲むのも最適でございます」
涙を拭き終わると四人はホットミルクに口を付け少し落ち着いた雰囲気に戻る……
「給仕の私が皆様のお話に口を挟むことをお許しください……皆様のお話を後ろで聞いていて一つ心当たりが浮かびました」
オーナーみなせの一言に四人の視線が集まる。
後編へ続く
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