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【ジェード視点】絶対になんかあっただろ!②
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邪魔が入らず人目も少ない場所、という観点でわざわざ学園の屋上に連れ出してはみたものの、リカルドはさっきからずっと目をそらしっぱなしだ。
コイツのことだし、さすがに逃げられないと悟ったものの、何から話せばいいのか皆目見当がつかないんだろうなぁ。剣と魔術をあれほど器用に使えるくせに、変なところ不器用なんだよな。
ま、悩む必要ないんだけどね。オレの方からちゃんと聞き出すし。
「で、リカルド。昨日ユーリンちゃん、家族に紹介したんだろ?」
「う、うむ」
「うまくいったのか?」
「いった……と思う。ユーリンも『来て良かった』と言ってくれたし、家族も彼女を随分と褒めていた」
「上出来じゃないか!」
すごいな、ユーリンちゃん。
「それで、家族はなんて言ってたんだい?」
「兄は『俺にタンカを切るとは見所がある』と褒めていたし」
「タンカ切ったの!? ユーリンちゃんが!? なんで!?」
「なぜって……」
若干首を傾げ、答えに窮した様子だったリカルドの耳が、徐々に赤くなっていく。どうやら思い当たることがあったらしい。
「そういえば、俺が悪く言われるのが我慢ならなかったと、言っていた」
面映ゆそうに言うリカルドに、思わず「惚気やがって」という気持ちも湧いたが、ぶっちゃけ驚きの方が優っている。
「お前のために怒ったのか。それにしても勇気あるね、ユーリンちゃん。だってリカルドの兄さんって、騎士団の中でもそこそこ強面でしょ」
っていうか高圧的で魔法嫌い、かーなーり、恐ろしい人だとの噂を聞いてますけど?
「ああ、兄にはあとで『尻に敷かれるなよ』とも言われたが……兄も通常女性には恐れられるからな。あんなに言い返されるのは稀有なことなのだろう、あの日は楽しそうだった」
ちょっと待って。ほのぼのっぽく話してるけど、ユーリンちゃん、物怖じしないにもほどがあるよね!?
「母も喜んでいた。俺がしばらく席を外した間に二人で色々と話せたらしくて」
「ちょっと!? なんでいきなりお母さんと二人きりにしてんの!?」
「いや、兄と試合をした関係上、仕方なく」
「試合……?」
なんで家に来てくれた女の子ほっぽって兄ちゃんと試合とかやってんの? 何やってんだ、いったい。さすがにツッコミ疲れてきたんだけど。
ダメだ。コイツもユーリンちゃんもオレの常識から外れすぎてる。
ええい、もう根掘り葉掘り聞くのは諦めた。意味不明なことばっかりで妙に疲れるし。それより、朝っぱらから耳が赤かった理由のほうを話して貰おうじゃないか。
コイツのことだし、さすがに逃げられないと悟ったものの、何から話せばいいのか皆目見当がつかないんだろうなぁ。剣と魔術をあれほど器用に使えるくせに、変なところ不器用なんだよな。
ま、悩む必要ないんだけどね。オレの方からちゃんと聞き出すし。
「で、リカルド。昨日ユーリンちゃん、家族に紹介したんだろ?」
「う、うむ」
「うまくいったのか?」
「いった……と思う。ユーリンも『来て良かった』と言ってくれたし、家族も彼女を随分と褒めていた」
「上出来じゃないか!」
すごいな、ユーリンちゃん。
「それで、家族はなんて言ってたんだい?」
「兄は『俺にタンカを切るとは見所がある』と褒めていたし」
「タンカ切ったの!? ユーリンちゃんが!? なんで!?」
「なぜって……」
若干首を傾げ、答えに窮した様子だったリカルドの耳が、徐々に赤くなっていく。どうやら思い当たることがあったらしい。
「そういえば、俺が悪く言われるのが我慢ならなかったと、言っていた」
面映ゆそうに言うリカルドに、思わず「惚気やがって」という気持ちも湧いたが、ぶっちゃけ驚きの方が優っている。
「お前のために怒ったのか。それにしても勇気あるね、ユーリンちゃん。だってリカルドの兄さんって、騎士団の中でもそこそこ強面でしょ」
っていうか高圧的で魔法嫌い、かーなーり、恐ろしい人だとの噂を聞いてますけど?
「ああ、兄にはあとで『尻に敷かれるなよ』とも言われたが……兄も通常女性には恐れられるからな。あんなに言い返されるのは稀有なことなのだろう、あの日は楽しそうだった」
ちょっと待って。ほのぼのっぽく話してるけど、ユーリンちゃん、物怖じしないにもほどがあるよね!?
「母も喜んでいた。俺がしばらく席を外した間に二人で色々と話せたらしくて」
「ちょっと!? なんでいきなりお母さんと二人きりにしてんの!?」
「いや、兄と試合をした関係上、仕方なく」
「試合……?」
なんで家に来てくれた女の子ほっぽって兄ちゃんと試合とかやってんの? 何やってんだ、いったい。さすがにツッコミ疲れてきたんだけど。
ダメだ。コイツもユーリンちゃんもオレの常識から外れすぎてる。
ええい、もう根掘り葉掘り聞くのは諦めた。意味不明なことばっかりで妙に疲れるし。それより、朝っぱらから耳が赤かった理由のほうを話して貰おうじゃないか。
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