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よう! 来たな!
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この感じを見るに、ジェードさんも特に遠慮なく話しているみたいだし、感触はけして悪くないと思う。
昨夜の女子トークでアリシア様とすっかり仲良くなったことだし、タイミングを掴んでうまくサポートしてあげられるといいなぁ。
そんなことを思いながら、あたしはついつい胸元のペンダントを触っていた。嬉しくて、昨日から気がついたら触ってしまっている。しかも顔がニヤけるのを抑えられない。
だって可愛いし、なによりリカルド様がプレゼントしてくれたものだって思うともうそれだけでなんとなくテンションあがるんだもん。
ふと視線を感じて見上げたら、リカルド様が目を細めてあたしを見下ろしていた。その雰囲気が優しくて、あたしの顔もつい綻ぶ。
「気に入ってくれたようだな」
「はい! 可愛くってつい触っちゃいます」
「良かった。ユーリンの嬉しそうな顔を見るとこっちまで嬉しくなるな」
「はいはい、そろそろ着くよー。地図が確かならね」
リカルド様との平和もここまでか。アイルゥ先生の「そろそろ着くよ」の声に背筋がピンと伸びる。
「失礼がないようにね」
先生らしくアイルゥ先生が注意を促してくれて、あたしたちは一斉に頷いた。道の向こうにはひときわ大きい石造りの家が立っている。まだまだ辺りは暗いけれど、窓からはこうこうと灯りが漏れていて本当に漁に出るつもりなんだと感じられる。
まあ、ここらへんのおうちって漁師さんが多いのか、結構な家の灯りがともってはいるけれど。
「あれ?」
目的の家の前で、何か動いた気がした。
「よう! 来たな」
あ、この声。
家の前で大きく手を振ってくれていたのは、昨日の食堂で出会ったマッチョなウエイターさんだった。
「ま、俺も居たほうがお互い緊張しねえかと思ってよ」
そう言って真っ白い歯を見せて二カッと笑うマッチョなお兄さんは、確かに居てくれるだけで頼もしい。それに、先方の要望だとは言え、夜も明けない時間にまだ知り合いでもない人のお宅に突撃するのってやっぱり勇気が要るもんね。
「助かります。ありがとうございます」
リカルド様が少し安堵したみたいな顔でお礼を言うと、お兄さんは「気にすんな!」とリカルド様の肩を荒く叩く。そして、その視線はそのまま下に落ちてアイルゥ先生をとらえた。
ちょっぴり意表を突かれたような顔をしたお兄さんはあたしたちを一通り見回して「言ってたツレか? 変わった組み合わせだな」と笑う。それでも特にそれ以上追求することもなく、くるりと踵を返した。
昨夜の女子トークでアリシア様とすっかり仲良くなったことだし、タイミングを掴んでうまくサポートしてあげられるといいなぁ。
そんなことを思いながら、あたしはついつい胸元のペンダントを触っていた。嬉しくて、昨日から気がついたら触ってしまっている。しかも顔がニヤけるのを抑えられない。
だって可愛いし、なによりリカルド様がプレゼントしてくれたものだって思うともうそれだけでなんとなくテンションあがるんだもん。
ふと視線を感じて見上げたら、リカルド様が目を細めてあたしを見下ろしていた。その雰囲気が優しくて、あたしの顔もつい綻ぶ。
「気に入ってくれたようだな」
「はい! 可愛くってつい触っちゃいます」
「良かった。ユーリンの嬉しそうな顔を見るとこっちまで嬉しくなるな」
「はいはい、そろそろ着くよー。地図が確かならね」
リカルド様との平和もここまでか。アイルゥ先生の「そろそろ着くよ」の声に背筋がピンと伸びる。
「失礼がないようにね」
先生らしくアイルゥ先生が注意を促してくれて、あたしたちは一斉に頷いた。道の向こうにはひときわ大きい石造りの家が立っている。まだまだ辺りは暗いけれど、窓からはこうこうと灯りが漏れていて本当に漁に出るつもりなんだと感じられる。
まあ、ここらへんのおうちって漁師さんが多いのか、結構な家の灯りがともってはいるけれど。
「あれ?」
目的の家の前で、何か動いた気がした。
「よう! 来たな」
あ、この声。
家の前で大きく手を振ってくれていたのは、昨日の食堂で出会ったマッチョなウエイターさんだった。
「ま、俺も居たほうがお互い緊張しねえかと思ってよ」
そう言って真っ白い歯を見せて二カッと笑うマッチョなお兄さんは、確かに居てくれるだけで頼もしい。それに、先方の要望だとは言え、夜も明けない時間にまだ知り合いでもない人のお宅に突撃するのってやっぱり勇気が要るもんね。
「助かります。ありがとうございます」
リカルド様が少し安堵したみたいな顔でお礼を言うと、お兄さんは「気にすんな!」とリカルド様の肩を荒く叩く。そして、その視線はそのまま下に落ちてアイルゥ先生をとらえた。
ちょっぴり意表を突かれたような顔をしたお兄さんはあたしたちを一通り見回して「言ってたツレか? 変わった組み合わせだな」と笑う。それでも特にそれ以上追求することもなく、くるりと踵を返した。
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