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第二章 人生色々、妊娠色々
課長のマタニティ・ハイ
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「J課長、最近ずっと在宅勤務だったのって、おめでたなんですって。」
B子は同僚のK世にそう言われた。J課長(38)は男性である。
「元から太ってるし気が付かなかったよ。J課長って、二人目じゃない? 妊娠しやすい体質なのかな。」
J課長が第一子を出産したときは、部署全体で費用を集めて出産祝いとしてベビー用バスローブを贈った。
K世は言った。
「次の出産祝いはどうするのかな?」
「同じでいいんじゃない。」
実は、B子もK世もJ課長のことがあまり好きではなかった。というのも、仕事ができないくせに言うことだけは偉そうで、鼻持ちならないからである。
「いつから産休入るんだろ?」
多分、J課長がいないほうが仕事が捗る。そうみんなは思っているのだが、前回のJ課長の妊娠の際のことをB子は思い出していた。
「前のときは結構お腹が大きくなるまで出社してたわよね。」
「ゲッ、来なくていいよ!」
K世がそう言ったところで、J課長が出勤してきた。
「やあ、君たちおはよう!」
「おはようございます。」
「知っていると思うけど、僕は二人目を授かってね。もう4か月でだいぶ体調も落ち着いてきたんだ。」
「それは何よりです。」
K世はそう言って愛想笑いをした。
「やっぱり、男が妊娠するようになったことって素晴らしいと思うんだよね。こうやって体調が変化することによって、父親としての自覚ができてくる。」
「そうなんですね。」
「あれ、君たちはまだ子どもを産んだことがないんじゃなかった?」
B子は夫のA雄がE郎を出産しているが、自分には出産経験はなかった。K世は付き合って長い彼氏がいるが未婚で、もちろん出産したことはない。
「はあ、まあ。」
J課長はしたり顔で話を続けた。
「やっぱり、一生に一度は出産するという経験をしたほうがいいと思うんだよ。自分のお腹を痛めて、そこから新しい命が誕生する。あれは感動ものだ。そしてその後の赤ちゃんの成長! 確かに少々手はかかるが、しわくちゃの猿みたいだったのが、だんだん自分や妻に似てきて、本当に愛おしい。産みの苦しみと感動、子育ての苦労と喜び、これらはやはり人間として生まれてきたからには経験すべきことだ。」
B子がうっかり口を挟んだ。
「うちにも赤ちゃんがいるんで、子育てのほうは分かりますよ。今は夜泣きして大変です。」
これを聞いたJ課長は笑いながら言った。
「B子くん、あのね、君のところは旦那さんが産んでくれたんだろう? 僕は出産と育児をセットで経験すべきだって言ってんの。自分がお腹を痛めて産んだ子の可愛さはひとしおだ。」
「そうなんですね、帰って旦那に聞いてみます。」
B子はうんざりしてきたので、早く会話を終わらせたかったのだ。しかし、J課長は自分の腹を撫でながらこう続ける。
「ああ、この中で新しい命が育っていると思うと、世界中が輝いて見えるね。早く赤ちゃんに会いたいなあ。」
「会えますよ、あと半年後。」
B子はなるべくぶっきらぼうに言った。もっとも、そんな空気が読めるJ課長ではない。
「そう、あと半年くらいで子どもに会えるんだ。まだ性別は分からないけど、どっちだとしても可愛いだろうなあ。」
J課長がそう言って目を細めていると、部長がやってきた。
「おいJくん、若手相手に講釈垂れてないで、早く資料をまとめてくれ。」
「はいすみません、今すぐやります!」
昼休み、B子とK世は会社近くのカフェでランチを食べた。
「あの課長何? マタニティ・ハイってやつ??」
K世は怒っていた。
「だいたい、『君たちはまだ子どもを産んだことがないんじゃなかった?』って、セクハラよ。コンプラの部署に言いつけてやろうかしら。」
B子は冷静に分析した。
「セクハラというより、逆マタハラね。」
マタハラとは、ご存知のとおり職場において妊婦(妊夫)が嫌がらせを受けることである。しかし、24世紀ではマタハラよりも、妊娠している者がしていない者に対して嫌がらせをする逆マタハラが問題化していた。加害者は妊娠中の既婚男性、被害者は未婚女性であることが多く、例えば、「あなたはまだ子どもを産んだことがないのか!」「子どもを産んでこそ人は一人前だ」などと執拗に言うケースが典型例だ。
今回のJ課長の発言は、まさしく逆マタハラに該当するといえる。
「まあ、途中で部長が注意してくれたから良かったけど。」
K世は言った。
「だいたい、男って妊娠すると偉そうになるよね。女の人が妊娠してもあそこまで偉そうなことは言わないのに、何でだろう?」
B子は頷いた。
「男はちょっとしたことでも大袈裟に言うもんね。妊娠出産ともなれば、もうそれは大事業なのよ。ただ……うちのA雄はそんなことなかったなあ。」
B子はA雄の妊娠中のことを思い出したが、むしろ「気をつかってくれてありがとうね。」と、何かと謙虚だった。
「人にもよるかあ。A雄さんは男としてまともでいいなあ。うちの彼氏なんか、間違って妊娠したらギャーギャー騒いでうるさそうだもの。」
「いや、妊娠発覚後はA雄もうるさかったよ。だけど、結婚が決まってからはそうでもなかったな。」
「へー。」
二人がカフェから会社に戻ると、部長に「ちょっと君たち!」と手招きされた。そして、会議室に通された。
「今朝、私は途中からしかJくんの話を聞いていないんだけど、何か変なことを言っていなかったかね?」
部長はメモ帳を片手に真剣な顔で尋ねた。
「『君たちはまだ子どもを産んだことがないんじゃなかった?』って言われました!」
K世がここぞとばかりに発言した。
「『一生に一度は出産するという経験をしたほうがいいと思う』とか、『人間として生まれてきたからには経験すべき』とか、『僕は出産と育児をセットで経験すべきだって言ってんの』って部分も問題発言ですかね。」
B子が補足した。部長は頷きながらメモを取っている。
「そのくらいかね?」
「そうですね。」
部長は腕組みした。
「まあ、私も出産経験者だから、Jくんが浮かれる気持ちも分からんではないんだ。しかし、そもそも課長であるJくんが若手の女性社員に対してそんなふうに言っているとなると、かなり問題だな。法務部にも念の為聞いてみようと思うが。」
K世は尋ねた。
「J課長はどうなりそうですか?」
「うん、元からダラダラしてあまり仕事のできは良くなくて、課長にすればしゃんとするかなと思って課長に昇格させたのが二年前なんだ。でも、昇格させても何も本質は変わっていないだろう? おまけにこうやって若手に迷惑をかける。」
部長はしばらく間を置いてから言った。
「社史編纂室行きだな。」
社史編纂室とは、B子の会社の中で一番陽のあたらない場所である。各部署から使えない社員を集めて仕事を干すための部署。厳密には労基法違反なのかもしれないが、給与も支払われるし、実際にはまだ会社が訴えられたことはない。
「ぜひそれでお願いします!」
K世は身を乗り出して言った。
「まあ、これが最終決定ではないし、すぐには難しいが、うちの部としては何とかする。さあ、二人とも部に戻ってくれたまえ。」
部長は席を立った。
二人が部署に戻ると、J課長は奥さん手製の弁当をまだ食べ終えておらず、必死にネットサーフィンをしていた。あーあ、そういうのも全部チェックされてるのにな、とB子は思う。その視線に気がついたJ課長はB子に話しかけた。
「今、ベビー服を見てたんだけど、男ならこんな服、女ならこんな服って考えてたんだ。想像だけでも楽しいね。」
「そうですね。お昼休み、あと五分ですよ。」
B子はそう忠告すると、自分の席についた。
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「同じでいいんじゃない。」
実は、B子もK世もJ課長のことがあまり好きではなかった。というのも、仕事ができないくせに言うことだけは偉そうで、鼻持ちならないからである。
「いつから産休入るんだろ?」
多分、J課長がいないほうが仕事が捗る。そうみんなは思っているのだが、前回のJ課長の妊娠の際のことをB子は思い出していた。
「前のときは結構お腹が大きくなるまで出社してたわよね。」
「ゲッ、来なくていいよ!」
K世がそう言ったところで、J課長が出勤してきた。
「やあ、君たちおはよう!」
「おはようございます。」
「知っていると思うけど、僕は二人目を授かってね。もう4か月でだいぶ体調も落ち着いてきたんだ。」
「それは何よりです。」
K世はそう言って愛想笑いをした。
「やっぱり、男が妊娠するようになったことって素晴らしいと思うんだよね。こうやって体調が変化することによって、父親としての自覚ができてくる。」
「そうなんですね。」
「あれ、君たちはまだ子どもを産んだことがないんじゃなかった?」
B子は夫のA雄がE郎を出産しているが、自分には出産経験はなかった。K世は付き合って長い彼氏がいるが未婚で、もちろん出産したことはない。
「はあ、まあ。」
J課長はしたり顔で話を続けた。
「やっぱり、一生に一度は出産するという経験をしたほうがいいと思うんだよ。自分のお腹を痛めて、そこから新しい命が誕生する。あれは感動ものだ。そしてその後の赤ちゃんの成長! 確かに少々手はかかるが、しわくちゃの猿みたいだったのが、だんだん自分や妻に似てきて、本当に愛おしい。産みの苦しみと感動、子育ての苦労と喜び、これらはやはり人間として生まれてきたからには経験すべきことだ。」
B子がうっかり口を挟んだ。
「うちにも赤ちゃんがいるんで、子育てのほうは分かりますよ。今は夜泣きして大変です。」
これを聞いたJ課長は笑いながら言った。
「B子くん、あのね、君のところは旦那さんが産んでくれたんだろう? 僕は出産と育児をセットで経験すべきだって言ってんの。自分がお腹を痛めて産んだ子の可愛さはひとしおだ。」
「そうなんですね、帰って旦那に聞いてみます。」
B子はうんざりしてきたので、早く会話を終わらせたかったのだ。しかし、J課長は自分の腹を撫でながらこう続ける。
「ああ、この中で新しい命が育っていると思うと、世界中が輝いて見えるね。早く赤ちゃんに会いたいなあ。」
「会えますよ、あと半年後。」
B子はなるべくぶっきらぼうに言った。もっとも、そんな空気が読めるJ課長ではない。
「そう、あと半年くらいで子どもに会えるんだ。まだ性別は分からないけど、どっちだとしても可愛いだろうなあ。」
J課長がそう言って目を細めていると、部長がやってきた。
「おいJくん、若手相手に講釈垂れてないで、早く資料をまとめてくれ。」
「はいすみません、今すぐやります!」
昼休み、B子とK世は会社近くのカフェでランチを食べた。
「あの課長何? マタニティ・ハイってやつ??」
K世は怒っていた。
「だいたい、『君たちはまだ子どもを産んだことがないんじゃなかった?』って、セクハラよ。コンプラの部署に言いつけてやろうかしら。」
B子は冷静に分析した。
「セクハラというより、逆マタハラね。」
マタハラとは、ご存知のとおり職場において妊婦(妊夫)が嫌がらせを受けることである。しかし、24世紀ではマタハラよりも、妊娠している者がしていない者に対して嫌がらせをする逆マタハラが問題化していた。加害者は妊娠中の既婚男性、被害者は未婚女性であることが多く、例えば、「あなたはまだ子どもを産んだことがないのか!」「子どもを産んでこそ人は一人前だ」などと執拗に言うケースが典型例だ。
今回のJ課長の発言は、まさしく逆マタハラに該当するといえる。
「まあ、途中で部長が注意してくれたから良かったけど。」
K世は言った。
「だいたい、男って妊娠すると偉そうになるよね。女の人が妊娠してもあそこまで偉そうなことは言わないのに、何でだろう?」
B子は頷いた。
「男はちょっとしたことでも大袈裟に言うもんね。妊娠出産ともなれば、もうそれは大事業なのよ。ただ……うちのA雄はそんなことなかったなあ。」
B子はA雄の妊娠中のことを思い出したが、むしろ「気をつかってくれてありがとうね。」と、何かと謙虚だった。
「人にもよるかあ。A雄さんは男としてまともでいいなあ。うちの彼氏なんか、間違って妊娠したらギャーギャー騒いでうるさそうだもの。」
「いや、妊娠発覚後はA雄もうるさかったよ。だけど、結婚が決まってからはそうでもなかったな。」
「へー。」
二人がカフェから会社に戻ると、部長に「ちょっと君たち!」と手招きされた。そして、会議室に通された。
「今朝、私は途中からしかJくんの話を聞いていないんだけど、何か変なことを言っていなかったかね?」
部長はメモ帳を片手に真剣な顔で尋ねた。
「『君たちはまだ子どもを産んだことがないんじゃなかった?』って言われました!」
K世がここぞとばかりに発言した。
「『一生に一度は出産するという経験をしたほうがいいと思う』とか、『人間として生まれてきたからには経験すべき』とか、『僕は出産と育児をセットで経験すべきだって言ってんの』って部分も問題発言ですかね。」
B子が補足した。部長は頷きながらメモを取っている。
「そのくらいかね?」
「そうですね。」
部長は腕組みした。
「まあ、私も出産経験者だから、Jくんが浮かれる気持ちも分からんではないんだ。しかし、そもそも課長であるJくんが若手の女性社員に対してそんなふうに言っているとなると、かなり問題だな。法務部にも念の為聞いてみようと思うが。」
K世は尋ねた。
「J課長はどうなりそうですか?」
「うん、元からダラダラしてあまり仕事のできは良くなくて、課長にすればしゃんとするかなと思って課長に昇格させたのが二年前なんだ。でも、昇格させても何も本質は変わっていないだろう? おまけにこうやって若手に迷惑をかける。」
部長はしばらく間を置いてから言った。
「社史編纂室行きだな。」
社史編纂室とは、B子の会社の中で一番陽のあたらない場所である。各部署から使えない社員を集めて仕事を干すための部署。厳密には労基法違反なのかもしれないが、給与も支払われるし、実際にはまだ会社が訴えられたことはない。
「ぜひそれでお願いします!」
K世は身を乗り出して言った。
「まあ、これが最終決定ではないし、すぐには難しいが、うちの部としては何とかする。さあ、二人とも部に戻ってくれたまえ。」
部長は席を立った。
二人が部署に戻ると、J課長は奥さん手製の弁当をまだ食べ終えておらず、必死にネットサーフィンをしていた。あーあ、そういうのも全部チェックされてるのにな、とB子は思う。その視線に気がついたJ課長はB子に話しかけた。
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