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昼過ぎの部屋にて3
しおりを挟む全身の力が抜け、ゆかはベッドに崩れ落ちていた。
息は荒く、髪は汗に濡れ、下腹は熱と痺れに支配されている。
――もう、終わり…。
安堵にも似た思いが胸をよぎったそのとき、耳元で低い声が響いた。
「……こんなにいっぱい出されて、気持ちよさそうですね」
ジュリアンの声は淡々としているのに、逃げ場を失わせる重みがあった。
「……っ、もう……むり……」
震える声で訴えると、彼は髪を撫でながら囁いた。
「まだ終わりではありませんよ」
その言葉に怯えた瞬間、指が再び秘部を撫でた。
「うそっ……ひ……っ! だ、め……っ」
ルカも無邪気な声を重ねる。
「ゆか、まだいけるでしょ? ほら、ここ……柔らかくて可愛い」
彼の指先がぐずぐずに濡れた膣口を掻き混ぜる。
「中のものを1回掻き出してあげましょうか、苦しかったでしょう?」
同時にジュリアンの指が後ろをなぞる。
「……こちらも、物欲しそうですね」
「やっ……! だ、め……そこは……!」
羞恥に涙を浮かべるゆかを見下ろしながら、彼は冷静に続けた。
「少し慣らしておきましょう。……将来のために」
「え……?」
意味を問う前に、優しい圧が入口を撫で、全身が跳ね上がる。
「ほら、中、また締まった……気持ちよくなってきた?」
ルカがにやにやと煽り、ゆかは首を振るしかない。
「ちが……っ、だめ……っ……んんっ!」
クリを擦られ、お尻を弄られ、前後から責められる。
腰が逃げても、どこにも逃げ道はなかった。
「……もう少し頑張ってくださいね」
ジュリアンの声が静かに落ちる。
次の瞬間、彼の熱が奥へと突き込まれた。
「んんっ…!あぁぁっ……!」
急な快感に思わず盛れる甘い悲鳴が、部屋に響き渡った。
ルカは彼女の頬を撫で、舌を絡めながら笑う。
「やっぱすごいや……ジュリアン、俺も見てるだけで興奮する」
「ふふっ……観察するのも、愉しいものですよ」
理性的な声と、無邪気な声。
二つに挟まれ、ゆかは快楽に沈み込んでいく。
何度目かの絶頂に力なく横たわるゆかを、ジュリアンの腕がそっと抱き起こした。
「……まだ終わりではありません」
耳元に落ちた声に、心臓が跳ねる。
背後から支えるように腰を抱かれ、そのままベッドの上に座らされる。
ジュリアンが後ろに腰を下ろし、ゆかを膝の上に乗せると、自然に脚は大きく開かされてしまった。
「っ……や、だ……っ」
羞恥に顔を逸らすが、ルカの視線が正面から絡む。
「わぁ……ゆか、丸見えだよ」
無邪気な声に頬が熱を帯び、逃げ場を失う。
ジュリアンは背中越しに身体を抱きしめ、耳元で低く囁いた。
「隠してはいけませんよ。ほら……見られている方が、もっと感じるでしょう」
熱がゆっくりと押し入る。
「ひっ……あ……っ」
奥まで深く埋め込まれる感覚に、腰が震える。
ジュリアンは律動を刻まず、奥へと押し付けるようにじわじわと擦り上げる。
「ここがあなたの奥……。慣れていない場所ですから、じっくりと……」
「ん……っ、あぁ……っ!」
普段とは違う感覚に、甘い悲鳴が洩れる。
ルカはその顔を覗き込み、満足げに笑った。
「ねぇ、すごい顔してる。そんなに気持ちいいの?」
唇を奪い、舌を差し込む。
「はむっ……ん……あぅ……っ!」
息を奪われる口づけの間にも、背後からの圧は止まらない。
ジュリアンは淡々と、奥を責めながら観察する。
「……ほら、もう入口では満足できなくなっている」
その冷静な言葉に、羞恥と快感で身体が熱くなっていく。
奥を押し上げられるたび、視界が揺れた。
「んっ……あ、やっ……っ!」
背後から抱き込む腕は逃げ場を与えず、深みに追い詰めていく。
「ねぇ、ゆか……ここ、もっと欲しそうにしてるよ?」
ルカの指が下へ伸び、クリトリスを軽く撫でる。
「赤く熟れて……すっごく可愛い」
無邪気な言葉に羞恥で息を詰めるが、舌が触れた瞬間、喉から悲鳴が上がった。
「っんぁっ……それ…だ、め……!」
「違いますね……これは“もっと欲しい”という声です」
ジュリアンが淡々と囁き、腰をゆっくりと打ち込む。
「やっ……はぁん……っ」
否定の言葉も、溶かされるように快感に変わっていく。
「イク、イッちゃう……っ!ひぐっ!」
「いっぱい……イッてください」
その声と共に律動が強まり、奥を容赦なく抉られる。
ルカは舌でクリを吸い上げ、喘ぐ顔を覗き込む。
「ほら、もっと素直に言って。“欲しい”って」
「っ……ほ、し……っ、あぁぁっ!」
自分の声が、快感に引き出される。
激しい律動に深く沈められ、視界が白に染まった。
「あんっ、いいの……! それ、しゅきぃ……ィ、くっ!」
悲鳴のような絶頂を繰り返す中、ジュリアンの熱が奥で弾ける。
「っ……はぁ、…たくさんイけましたね」
耳元の低い声が最後に届き、全身の力が抜けていく。
「すごい……ゆか、ほんとに気持ちよさそうだった」
ルカが頬を撫で、子犬のように笑う。
ジュリアンはゆかの髪を整えながら、静かに言った。
「大分、体力もついてきましたね……。今後が楽しみだ」
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