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第七章『草枕』
3 赤子と青子、短刀の行方(ゆくえ)を知りたがる
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主人公は鏡の池を訪れる。池を見つめて、ここに女性が浮かんでいる場面を描こうかと思案してみる。女の顔を那美にして絵を描けるかと考えて、「物足りない」と結論づける。
那美の顔に物足りない要素とは何か。考えて、「憐れ」であると思考は行き着く。憐れとは神が知らない感情で、神に最も近い人間の情である。そういう風に、漱石先生は書く。
……吾輩、ここまで考えた時、何かが脳裏に閃く。神様……小説の神様……吾は物語る者……愛……復活……憐れを知る者……吾輩は猫である……
『おーい、猫ちゃん。どうしたっすかー』
『掲示板が寝落ちっすかー。ウチらが書き込めなくなるっすよー』
赤子と青子が文字で話しかけてくる。吾輩、思考を断ち切られて、娘達に向かい合う。
『……説明の途中だったね。鏡の池の前で主人公は、那美の顔に『憐れ』の情が出れば、良い絵になると思う。逆に言うと今の那美では駄目なんだね。今の那美の顔は、『人を馬鹿にする微笑と、勝とう勝とうと焦る色ばかりだ』と主人公は評価する』
『人を馬鹿にする微笑』とは、那美が周囲に反発する時の仮面であり、戦闘態勢なのだろう。赤子や青子のガングロメイクみたいなものだ。不良少女の強がりであり、絵の題材には物足りない。
『勝とう勝とうと焦る色ばかり』というのも、不幸に負けまいとする気持ちが強すぎるという事だろう。病的な劣等感である。心に余裕が無いから、他人を憐れむ気持ちも持てない。
主人公は自覚していないのかも知れないが、こう考えている時、彼は那美を憐れんでいる。『神に最も近い人間の情』が、主人公に湧き上がっている場面であると、吾輩は思う。
『ちなみに鏡の池っていう名前の由来は、那美の先祖に当たる女性が、男に捨てられて。それで鏡を抱えて、この池に飛び込んで亡くなったからだってさ。その祟りで、那美の家には代々、狂人が出るとか言われてる。まあ面白おかしく、そういう話が現地で語られていると』
主人公が池に居る時に、那美が来て、池に飛び込む振りだけをして帰っていく。主人公は『また驚かされた』と呆れる。風呂での一件といい、彼は那美に驚かされてばかりだ。
『次の日、主人公は外の風景を描こうと思って、出かける準備をする。縁側に出ると、宿の二階に那美が居るのを見つける。声を掛けようとして、主人公は那美が白鞘、つまり鞘付きの短刀を持っているのを目撃する。そのまま那美は何処かへ出かけていって、主人公は呆然とする』
『何で短刀を持っていくっすか……殺人事件?』
『主人公は那美を追いかけないんすか? そういう展開?』
『主人公も那美の事が気にはなるんだけど、温泉地に来たのは絵を描くためだからねぇ。短刀の一つくらい、護身用として持つ事もあるかも知れないし。最初の予定通り、主人公は風景を描きに出かけていくんだ』
山道を登って、主人公は風景を見渡すが、絵を描く気が無くなってしまう。那美の事が気になるのかも知れない。木瓜の花を見ながら、主人公は地べたに寝転がる。
そこで人の気配がする。寝転がった主人公は、その姿勢で周囲を見回す。主人公の方が高所に居るのか、二人の者が互いに待ち合わせしていた姿を発見する。二人は男と女で、一人は野武士のように髭を生やしている。女の方は那美だ。
『殺人? 殺るんすか? 殺ってしまうんすか?』
『絵描きは見てしまうんすか? 家政婦みたいに?』
『主人公が『野武士』と形容する男と那美は、しばらく向かい合って会話する。意見が分かれたようで、那美は男から目を背けて山の方を向く。主人公から那美の顔は見えない。鶯が鳴いていて、那美は、その歌を聴いているかのようにも主人公には見える』
焦らすつもりは無いが、吾輩、一呼吸を置く。語りには、こういう間が必要なのだ。
『男は下を向いていて、そこから顔を上げると、Uターンして那美から遠ざかるように歩き出す。那美は向き直って、男を呼び止めながら追いかける。男が立ち止まって振り返る時、那美は着物の帯から何かを取り出す。短刀だと思った主人公が『あぶない!』と心の中で叫ぶ』
赤子と青子は、続きを待っている。吾輩、二人を安心させるように再開する。
『……那美が取り出したのは、財布でね。それを男に差し出す。財布から金を出すんじゃなくて、財布ごと男に手渡す。財布は紫の包み物で、男と那美の間にある紫の財布が、二人を繋ぐ縁のように主人公には見える。財布は男の手に渡って、二人の縁は途切れる』
男女は互いに背を向けて歩き出す。雑木林に入る手前で、男は一度、那美の方を振り返る。那美は一度も振り返らず歩く。そして、そのまま主人公の前まで来て声を掛けてくる。
『『何をそんな所でしてらっしゃる』と、軽い口調で那美が言う。見つかった主人公が『詩を作って寝ていました』と、那美を気遣って惚けようとする。木瓜の花の前で惚けようとしてるのが、もう落語みたいな状況だね。そんな事では誤魔化せなくて、軽く笑って那美は主人公に、一緒に宿に帰ろうと言う』
『結局、男は誰なんすか?』
『ねーねー、誰なんすか猫ちゃん』
『それを主人公も知りたいよね。帰り道を歩きながら那美が説明してくれて、『あの男は、貧乏して、日本にいられないからって、私に御金を貰いに来たのです』だそうだ。男は満州、現代で言う中国の方に行くんだってさ。物語の時代の満州は、今の戦争で兵隊が戦っている場所なんだよ。この当時に行われていたのは日露戦争だったんだ』
小説を読めば、最初の方から日露戦争の事は記されている。戦争に嫌気が差して温泉地に来た主人公は、そこでも戦争の影響を避けられないと実感する。
『男が満州に何をしに行くのかと、主人公が聞く。『御金を拾いに行くんだか、死にに行くんだか、分りません』と那美が言う。那美は悲しい時に笑うのが癖になってるんだが、この時、その笑みは消えかけてる。『あれは、わたくしの亭主です』と、離婚した元夫である事を那美が告白する。明るく取り繕うけど、悲しみの大きさは隠しようも無い』
主人公は、また那美に驚かされた訳だ。これまでで最大の驚きを主人公は与えられる。
『……で、短刀は? あれは何のために持ってたっすか?』
『良く覚えてたね、赤子ちゃん。『用事がある』と、那美は仲が悪い兄の家へと向かうんだ。何だか分からないまま、主人公も歩いて付いていく』
『あー、なるほど。短刀で、仲が悪い兄をズブリと殺ると』
青子が一人で納得している。違うから。
『那美の兄の家には、従兄弟の久一が泊っていてね。畳の部屋に居る久一を見つける。那美は白鞘の短刀を投げて、久一の足元まで畳の上を滑らせる。『御伯父さんの餞別だよ』と那美が言うんだ。御伯父さんというのは那美の父親だね』
戦地に向かう久一に、那美の父親が短刀を渡したのは、何としてでも生きて帰ってこいという愛情表現であったろう。
那美の顔に物足りない要素とは何か。考えて、「憐れ」であると思考は行き着く。憐れとは神が知らない感情で、神に最も近い人間の情である。そういう風に、漱石先生は書く。
……吾輩、ここまで考えた時、何かが脳裏に閃く。神様……小説の神様……吾は物語る者……愛……復活……憐れを知る者……吾輩は猫である……
『おーい、猫ちゃん。どうしたっすかー』
『掲示板が寝落ちっすかー。ウチらが書き込めなくなるっすよー』
赤子と青子が文字で話しかけてくる。吾輩、思考を断ち切られて、娘達に向かい合う。
『……説明の途中だったね。鏡の池の前で主人公は、那美の顔に『憐れ』の情が出れば、良い絵になると思う。逆に言うと今の那美では駄目なんだね。今の那美の顔は、『人を馬鹿にする微笑と、勝とう勝とうと焦る色ばかりだ』と主人公は評価する』
『人を馬鹿にする微笑』とは、那美が周囲に反発する時の仮面であり、戦闘態勢なのだろう。赤子や青子のガングロメイクみたいなものだ。不良少女の強がりであり、絵の題材には物足りない。
『勝とう勝とうと焦る色ばかり』というのも、不幸に負けまいとする気持ちが強すぎるという事だろう。病的な劣等感である。心に余裕が無いから、他人を憐れむ気持ちも持てない。
主人公は自覚していないのかも知れないが、こう考えている時、彼は那美を憐れんでいる。『神に最も近い人間の情』が、主人公に湧き上がっている場面であると、吾輩は思う。
『ちなみに鏡の池っていう名前の由来は、那美の先祖に当たる女性が、男に捨てられて。それで鏡を抱えて、この池に飛び込んで亡くなったからだってさ。その祟りで、那美の家には代々、狂人が出るとか言われてる。まあ面白おかしく、そういう話が現地で語られていると』
主人公が池に居る時に、那美が来て、池に飛び込む振りだけをして帰っていく。主人公は『また驚かされた』と呆れる。風呂での一件といい、彼は那美に驚かされてばかりだ。
『次の日、主人公は外の風景を描こうと思って、出かける準備をする。縁側に出ると、宿の二階に那美が居るのを見つける。声を掛けようとして、主人公は那美が白鞘、つまり鞘付きの短刀を持っているのを目撃する。そのまま那美は何処かへ出かけていって、主人公は呆然とする』
『何で短刀を持っていくっすか……殺人事件?』
『主人公は那美を追いかけないんすか? そういう展開?』
『主人公も那美の事が気にはなるんだけど、温泉地に来たのは絵を描くためだからねぇ。短刀の一つくらい、護身用として持つ事もあるかも知れないし。最初の予定通り、主人公は風景を描きに出かけていくんだ』
山道を登って、主人公は風景を見渡すが、絵を描く気が無くなってしまう。那美の事が気になるのかも知れない。木瓜の花を見ながら、主人公は地べたに寝転がる。
そこで人の気配がする。寝転がった主人公は、その姿勢で周囲を見回す。主人公の方が高所に居るのか、二人の者が互いに待ち合わせしていた姿を発見する。二人は男と女で、一人は野武士のように髭を生やしている。女の方は那美だ。
『殺人? 殺るんすか? 殺ってしまうんすか?』
『絵描きは見てしまうんすか? 家政婦みたいに?』
『主人公が『野武士』と形容する男と那美は、しばらく向かい合って会話する。意見が分かれたようで、那美は男から目を背けて山の方を向く。主人公から那美の顔は見えない。鶯が鳴いていて、那美は、その歌を聴いているかのようにも主人公には見える』
焦らすつもりは無いが、吾輩、一呼吸を置く。語りには、こういう間が必要なのだ。
『男は下を向いていて、そこから顔を上げると、Uターンして那美から遠ざかるように歩き出す。那美は向き直って、男を呼び止めながら追いかける。男が立ち止まって振り返る時、那美は着物の帯から何かを取り出す。短刀だと思った主人公が『あぶない!』と心の中で叫ぶ』
赤子と青子は、続きを待っている。吾輩、二人を安心させるように再開する。
『……那美が取り出したのは、財布でね。それを男に差し出す。財布から金を出すんじゃなくて、財布ごと男に手渡す。財布は紫の包み物で、男と那美の間にある紫の財布が、二人を繋ぐ縁のように主人公には見える。財布は男の手に渡って、二人の縁は途切れる』
男女は互いに背を向けて歩き出す。雑木林に入る手前で、男は一度、那美の方を振り返る。那美は一度も振り返らず歩く。そして、そのまま主人公の前まで来て声を掛けてくる。
『『何をそんな所でしてらっしゃる』と、軽い口調で那美が言う。見つかった主人公が『詩を作って寝ていました』と、那美を気遣って惚けようとする。木瓜の花の前で惚けようとしてるのが、もう落語みたいな状況だね。そんな事では誤魔化せなくて、軽く笑って那美は主人公に、一緒に宿に帰ろうと言う』
『結局、男は誰なんすか?』
『ねーねー、誰なんすか猫ちゃん』
『それを主人公も知りたいよね。帰り道を歩きながら那美が説明してくれて、『あの男は、貧乏して、日本にいられないからって、私に御金を貰いに来たのです』だそうだ。男は満州、現代で言う中国の方に行くんだってさ。物語の時代の満州は、今の戦争で兵隊が戦っている場所なんだよ。この当時に行われていたのは日露戦争だったんだ』
小説を読めば、最初の方から日露戦争の事は記されている。戦争に嫌気が差して温泉地に来た主人公は、そこでも戦争の影響を避けられないと実感する。
『男が満州に何をしに行くのかと、主人公が聞く。『御金を拾いに行くんだか、死にに行くんだか、分りません』と那美が言う。那美は悲しい時に笑うのが癖になってるんだが、この時、その笑みは消えかけてる。『あれは、わたくしの亭主です』と、離婚した元夫である事を那美が告白する。明るく取り繕うけど、悲しみの大きさは隠しようも無い』
主人公は、また那美に驚かされた訳だ。これまでで最大の驚きを主人公は与えられる。
『……で、短刀は? あれは何のために持ってたっすか?』
『良く覚えてたね、赤子ちゃん。『用事がある』と、那美は仲が悪い兄の家へと向かうんだ。何だか分からないまま、主人公も歩いて付いていく』
『あー、なるほど。短刀で、仲が悪い兄をズブリと殺ると』
青子が一人で納得している。違うから。
『那美の兄の家には、従兄弟の久一が泊っていてね。畳の部屋に居る久一を見つける。那美は白鞘の短刀を投げて、久一の足元まで畳の上を滑らせる。『御伯父さんの餞別だよ』と那美が言うんだ。御伯父さんというのは那美の父親だね』
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