キーボードクラッシャーの日常

あおみなみ

文字の大きさ
5 / 19

オタクとハゲと更年期、時々デブ

しおりを挟む
 とっても個人的なことなのですが、一つだけついていたブクマが、更新後に解除されていたのを認知しました。

 当該の方を責めるつもりはありませんが、それでも考えてしまいます。

 書きぶりがねちっこかった? ネタ選びが駄目だった? 「何か違うな」って思っちゃった?

 などとひとしきり考えて、少しだけ落ち込んで、どう書いて受け付けない人は受け付けないし、他人がドン引きするような内容でも好んでくれる人はいる! と考え直し、開き直って好き勝手することにしました。

 というわけで、次はいつ更新されるか(自分でも)分かりませんが、ドン引き内容続行中の『マホの朝活』も読んでいただけますと幸いです。

***

 さて、今回のタイトルに挙げた三つ(or四つ)の項目の共通点は何でしょうか。

 ほかにもあるかもしれませんが、思いついたのがこの三つ(四つ)なので列挙しました。

 全部、「この令和の世においても、差別して蔑んでもいいと思われている要素・属性」です。

 基準として、「自分ではどうにもならない要素」をからかったり侮辱したりしてはいけない、というのをお持ちの方はいるでしょう。
 分かりやすくいえば、顔の美醜は生まれつきだからダメ、体型も、身長はダメだけど、太っていたり、極端にヒョロガリだったりするのは自力で何とかできるから、からかってもOK、みたいな感じです。

 同じ病気でも、生まれつきだったり、災難としてかかってしまったものは仕方ないけれど、不摂生で罹ったものは自業自得なのでわらってもいい、とか。

 それを言ったら太る・やせるも、自分ではどうにもできない疾患に由来するものもあるだろうに。

 その点、「オタク」はやめようと思えばいつでもやめられるんだから、自己責任とみなされるのでしょう。
 趣味に人一倍熱心ゆえに言動に不審なキモい点が生じやすいというだけで、犯罪者予備軍のように扱われるのはたまったものではありません。
 これについては語り出すとキリがないので、このくらいにしておきます。

 よく分からないのが「ハゲ」です。
 自分のせいではない、本人も悩んでいる。なのに、ある程度以上の年齢の男性をののしるとき、非常によく使われます。
 しかもそれは、当該者のはあまり関係ありません。
 東京03のネタの中で、「うるせーハゲ!」「ハゲてねーよ!」というシンプルなやりとりがあり、思わず笑ってしまった私には、これ以上言う資格はありませんが。

 そしてそして、個人的にもっと分からないのが「更年期」です。
 小林製薬「命の母」のHPによると、「閉経前の5年と閉経後の5年の約10年間」と説明されています。
 個人差はあるものの、年齢でいえば45~55歳くらいでしょうか。

 ざっくり言うと、40代以降の女性がヒステリックな言動をすると、「更年期ババアが暴れてる」的にひっくるめられます。
 というか、先述の「ハゲ」と一緒で、ごく理性的に振る舞っても、年齢だけで「更年期ww」と侮辱されることも割とありますから、どちらかというと「老害」あたりに近いニュアンスかもしれません。ついでながら、「更年期障害」もほぼ同じような扱いです。

 女性に生まれ、半世紀も生きていれば、嫌でも更年期は迎えます。
 そもそもこの時期をある種特別視するのは、心身の不調をきたしやすい時期だからです。
 人によっては日常生活に支障が出るような症状に悩むこともあります。
 加えて親世代の介護など「やるべきこと」はたくさんあるし、年齢的に管理職の場合もあるでしょう。そんな多忙な毎日を、だましだましこなしているのです。

 私自身は腸が弱い(昔から)とか、老眼進んだなあとか、暑くなると片頭痛が起こりやすい(多分水分不足)なあという以外、不調がほぼないので、実は更年期症状というものは全くおなじみでありません。
 これは個人的に実にラッキーと言わざるを得ませんが、だからこそ、自分と同世代や少し若い方が「更年期ババア」などと侮辱されているのを見ると、本当に腹が立ちます。

 ざっと ↑ そんなようなことをSNSに投稿したら、「と、更年期ババアがのたまってます」と、自分より若年と思われる男性に混ぜっ返されたことがありました。
 相手はもともと相互フォローで、それなりに節度を持った交流もあった方ですが、さすがにただの軽口と捨て置けず、問答無用でブロックしました。

 ま、こういうことをするから「これだから更年期は」と言われるのかもしれませんが。

***

 男性更年期(LOH症候群)という概念も最近は割と一般的かもしれません。
 我が旦那はネット記事を読み、「あー、ちょっと心当たりあるわ」と言っておりましたが、ナース経験のある義姉にそれを指摘されるのをうっとうしがり、没交渉状態です。

 言われて不愉快な言葉だからこそ攻撃力があるというのも一理ありますが、やっぱり人が嫌がるような進んでことを言うもんじゃありませんな。
 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

あれは12月のことでした

あおみなみ
エッセイ・ノンフィクション
1987年か88年の、12月の土曜日。 ただ、いろいろと思い返すと11月だったかもしれない。 比較的寒い季節だったことは間違いない。 「人の記憶には強弱があるなあ」という、割とありふれた、しかしありふれてほしくない話。

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

ハローページ

あおみなみ
青春
2023年2月に配布が完全に終了した、NTTの50音別電話帳「ハローページ」。 固定電話が主流だった昭和~平成時代は、それなりに触れる機会がある方もいたのでは? 「世帯主の名前と大体の住まいが分かれば、簡単に電話番号が調べられる」という、 今思えば便利なんだか何だか分からない代物でした。 そんな時代に実体験した小事件の記録です。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

処理中です...