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ナンパ男と××
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毎度おなじみ、アンナです。
なかなか不倫の話にならなくてごめんね。
今回はいよいよ不倫の話です。
22歳のとき女の子が生まれて、家事と育児に忙しくなった。
高校の同級生で仲良かった子は、就職したり進学したり就活中だったりして、結婚なんかまだ考えてもいないみたいだけど、私がお産したら、お祝い持ってきてくれて、楽しかったな。
1カ月ぐらいは実家にいたから、「お友達と話してもいいけど、寝てなさい!」って母に怒られた。
出産後に無理すると、産後の肥立ちに影響するんだって。
夜泣きとかは大変だし、風邪気味だったりお腹壊したりすると死ぬほど心配だし、全然楽じゃないんだけど、手伝ってくれる人は多いし、何だかんだで結構楽しいなって思った。
体が基本的に体が丈夫で育てやすい子だからかな。
健診とかではほかの赤ちゃんより少し小さいとは言われるけど、それ以外は別に問題ないっぽいし、1歳半の健診では「言葉が早い」「おりこうさん」って褒められた。
健診とか予防接種も「お出かけ」って考えると、実はちょっと楽しみ。
私って刺激の少ない生活してたんだなと思う。
2歳くらいになると、図書館の児童書コーナーとかビデオ屋さんとかに娘を連れていったり、公園で遊んだりさせるようになった。
公園デビューとか、ママ友みたいなのはよく分かんない。たまに同じくらいの子供連れの人と一緒になったとき、遊んでいる様子を見ながらおしゃべりする程度で、どこの誰かも分かんない状態で話したりしてる。
ある日ダンナくんが「たまには1人で出かけるのも気分転換になるんじゃないか?」って言った。
勤め先で誰かに何か言われたみたい。「たまには嫁孝行しろよ」とか 笑
娘と自分は実家、というか義実家に行っているって言ってたから、安心して出かけた。
娘はかわいいけど、たしかに1人でお出かけってしばらくしてないしなあ。
買い物でもお茶や食事でも、自分のペースで行けるのは悪くない。
つまんなかったら私もすぐ帰ればいいや、くらいの気持ちで出かけた。
…でも結局、近所のビデオ屋さんとか古着屋さんとかドーナツ屋さんとか行くくらいしか思いつかない。
ビデオ屋さんでは最近は娘の好きそうなこども番組や動物のビデオばかり借りてるので、たまには話題のロマンチックコメディとか探してみようかなと思った。もともとそんなに映画見ないけど、ビデオ借りて家でゆっくりお菓子食べながら見るってのもいいかもしれない。
特にあてもなくビデオコーナーをうろうろしていたら、「あの…」って声をかけられた。
私より少し背が高いくらいの小太りの男。色白でちょっと濃い顔立ち。
「何ですか?」って聞いたら、「あの、お子さんといつも来てますよね?」だって。
それに「図書館でもよくお見掛けします」って言うから、多分近所っていうか、行動エリアが同じくらいの人なんだろう。
「はい。それで?」って尋ねたら、「いつも、きれいな人だなあって思ってて…」とか言われた。
ちょっとちょっと、ナンパっすよ、ナンパ、奥さん!(いや奥さんは私か)
その男は、ビデオ屋さんの近所のアパートに住んでいて、派遣社員だと言っていた。
会社の借り上げの結構立派な2LDKの部屋に1人で住んでるんだけど、そのうち同じ派遣の同居人が来るかもしれないから、「女性を連れ込むなら今のうち」だと言われた。
そう、行ったのよ、その部屋に。
最初は公園で缶のお茶飲みながら話してただけ。
年齢は私の兄くらいで、隣の県の定時制高校を卒業してから、いろいろ転々としてきたらしい。
定時制高校でも修学旅行みたいなのがあって、50代、60代のおじさんがバスの中で酒盛り始めたりするから、バスガイドさんがギョッとしてたみたいな話をしてくれて、楽しかった。
素朴で素直でいい人そうだけど、実は話しながら私の胸ばっかり見てる。
分かりやすっ。
私から「この近くに住んでいるなら、おうちにお邪魔してもいいかな?」と言ったら、「もちろん!」って力強く言った。
あのときは本当、自分でも何考えてたかわかんないけど、この人とエロいことするのも悪くないなくらいの気持ちになっていた。
会ったその日にってうかつにもほどがあるんだけど、私はあのとき、ちょっとした発情期だったのかもね。
部屋に入るとすぐ、後ろから抱き締められた。
ちょっと怖くなったけど、それ以上に好奇心が勝った。
「ベッド、布団?」
「布団…敷きっぱなし」
きったないせんべい布団みたいなのを想像したら、そうでもなかった。
部屋もきれい。間取りはウチと変わんなかったけど、もっと新しいし、多分家賃も高いだろうな。
彼――「S」と名乗った――はずーっと鼻息荒く、私の体をまさぐっていた。
大体ダンナくんがやるようなことを一通りシてくれているんだけど、相手が違う人というだけですごく興奮した。
Sは巨大なおまんじゅうみたいなクッションの上に、私の下半身を乗り上げるようにさせて、硬くなった自分のアレをアソコにこすりつけたり、クンニリングスをしたりした。
たったそれだけのことなんだけど、ダンナくんのやり方とちょっと違うというだけで、すごいテクニックを施さりている気になった。
シャワーとか浴びてないし、においとか味とかどうなんだろと思ったけど、Sは気にせずに舌を使って私を愛撫した。腋の下もなめられたびっくりした。
「汚いよ…やめて…」
「これが、いいんです…ん…うまい…」
正直その感触自体はちっともよくないんだけど、Sが私の体に興奮してるのが分かって、その状況に私も興奮した。
子供も産んだような私に、ダンナくんじゃない男がしゃぶり付いてるって、すごいよね。
挿入したら、びっくりするくらいはやく「ぞくっ」とした感覚を覚えた。
どうやらSとの「そこ」の相性はすっごくよかったらしくて、簡単に中イキした。
ダンナくんとの間でも、するときとしないときがあるくらいなのに。
それだけじゃなくて、Sは挿入しながら私のクリトリスをやわやわと撫でて、刺激していたんだ。
なにこれ、すごくいい!ダンナくんにもやってもらおうって思っちゃった 笑
Sのことを好きになったわけじゃないけれど、セフレとしては最高の相手だと思った。
何しろ家が近い。
それでいてダンナくんがこの辺に来る可能性はそんなに高くない。
私はその後、自分からSの家に押しかけていくことも何度かあったんだけど、目当てはセックスだけだから、外で会うことはしなかった。
そしてある日突然、「バレたらどうなるんだろう」というのが怖くなった。
多分、何だかんだでSに飽きて冷静になったんだと思う。
私はその後Sの家に行くのをやめ、ビデオ屋さんや図書館にも1人では行かないようにした。
まあ基本的に娘と一緒なんだけど、Sと遊びたいときは自分の実家に「友達と会ってくる」って言って預けるまでしていた。
ちょっと頭狂ってたよね。
そんなわけで、私の初めての本格的不倫体験は、実はバレずに終わった。
でも、そういう悪事の成功体験ってマズイんだよ。
調子に乗るし、絶対バレないと思っちゃう。
そうすると油断も出てくるのだ。
なかなか不倫の話にならなくてごめんね。
今回はいよいよ不倫の話です。
22歳のとき女の子が生まれて、家事と育児に忙しくなった。
高校の同級生で仲良かった子は、就職したり進学したり就活中だったりして、結婚なんかまだ考えてもいないみたいだけど、私がお産したら、お祝い持ってきてくれて、楽しかったな。
1カ月ぐらいは実家にいたから、「お友達と話してもいいけど、寝てなさい!」って母に怒られた。
出産後に無理すると、産後の肥立ちに影響するんだって。
夜泣きとかは大変だし、風邪気味だったりお腹壊したりすると死ぬほど心配だし、全然楽じゃないんだけど、手伝ってくれる人は多いし、何だかんだで結構楽しいなって思った。
体が基本的に体が丈夫で育てやすい子だからかな。
健診とかではほかの赤ちゃんより少し小さいとは言われるけど、それ以外は別に問題ないっぽいし、1歳半の健診では「言葉が早い」「おりこうさん」って褒められた。
健診とか予防接種も「お出かけ」って考えると、実はちょっと楽しみ。
私って刺激の少ない生活してたんだなと思う。
2歳くらいになると、図書館の児童書コーナーとかビデオ屋さんとかに娘を連れていったり、公園で遊んだりさせるようになった。
公園デビューとか、ママ友みたいなのはよく分かんない。たまに同じくらいの子供連れの人と一緒になったとき、遊んでいる様子を見ながらおしゃべりする程度で、どこの誰かも分かんない状態で話したりしてる。
ある日ダンナくんが「たまには1人で出かけるのも気分転換になるんじゃないか?」って言った。
勤め先で誰かに何か言われたみたい。「たまには嫁孝行しろよ」とか 笑
娘と自分は実家、というか義実家に行っているって言ってたから、安心して出かけた。
娘はかわいいけど、たしかに1人でお出かけってしばらくしてないしなあ。
買い物でもお茶や食事でも、自分のペースで行けるのは悪くない。
つまんなかったら私もすぐ帰ればいいや、くらいの気持ちで出かけた。
…でも結局、近所のビデオ屋さんとか古着屋さんとかドーナツ屋さんとか行くくらいしか思いつかない。
ビデオ屋さんでは最近は娘の好きそうなこども番組や動物のビデオばかり借りてるので、たまには話題のロマンチックコメディとか探してみようかなと思った。もともとそんなに映画見ないけど、ビデオ借りて家でゆっくりお菓子食べながら見るってのもいいかもしれない。
特にあてもなくビデオコーナーをうろうろしていたら、「あの…」って声をかけられた。
私より少し背が高いくらいの小太りの男。色白でちょっと濃い顔立ち。
「何ですか?」って聞いたら、「あの、お子さんといつも来てますよね?」だって。
それに「図書館でもよくお見掛けします」って言うから、多分近所っていうか、行動エリアが同じくらいの人なんだろう。
「はい。それで?」って尋ねたら、「いつも、きれいな人だなあって思ってて…」とか言われた。
ちょっとちょっと、ナンパっすよ、ナンパ、奥さん!(いや奥さんは私か)
その男は、ビデオ屋さんの近所のアパートに住んでいて、派遣社員だと言っていた。
会社の借り上げの結構立派な2LDKの部屋に1人で住んでるんだけど、そのうち同じ派遣の同居人が来るかもしれないから、「女性を連れ込むなら今のうち」だと言われた。
そう、行ったのよ、その部屋に。
最初は公園で缶のお茶飲みながら話してただけ。
年齢は私の兄くらいで、隣の県の定時制高校を卒業してから、いろいろ転々としてきたらしい。
定時制高校でも修学旅行みたいなのがあって、50代、60代のおじさんがバスの中で酒盛り始めたりするから、バスガイドさんがギョッとしてたみたいな話をしてくれて、楽しかった。
素朴で素直でいい人そうだけど、実は話しながら私の胸ばっかり見てる。
分かりやすっ。
私から「この近くに住んでいるなら、おうちにお邪魔してもいいかな?」と言ったら、「もちろん!」って力強く言った。
あのときは本当、自分でも何考えてたかわかんないけど、この人とエロいことするのも悪くないなくらいの気持ちになっていた。
会ったその日にってうかつにもほどがあるんだけど、私はあのとき、ちょっとした発情期だったのかもね。
部屋に入るとすぐ、後ろから抱き締められた。
ちょっと怖くなったけど、それ以上に好奇心が勝った。
「ベッド、布団?」
「布団…敷きっぱなし」
きったないせんべい布団みたいなのを想像したら、そうでもなかった。
部屋もきれい。間取りはウチと変わんなかったけど、もっと新しいし、多分家賃も高いだろうな。
彼――「S」と名乗った――はずーっと鼻息荒く、私の体をまさぐっていた。
大体ダンナくんがやるようなことを一通りシてくれているんだけど、相手が違う人というだけですごく興奮した。
Sは巨大なおまんじゅうみたいなクッションの上に、私の下半身を乗り上げるようにさせて、硬くなった自分のアレをアソコにこすりつけたり、クンニリングスをしたりした。
たったそれだけのことなんだけど、ダンナくんのやり方とちょっと違うというだけで、すごいテクニックを施さりている気になった。
シャワーとか浴びてないし、においとか味とかどうなんだろと思ったけど、Sは気にせずに舌を使って私を愛撫した。腋の下もなめられたびっくりした。
「汚いよ…やめて…」
「これが、いいんです…ん…うまい…」
正直その感触自体はちっともよくないんだけど、Sが私の体に興奮してるのが分かって、その状況に私も興奮した。
子供も産んだような私に、ダンナくんじゃない男がしゃぶり付いてるって、すごいよね。
挿入したら、びっくりするくらいはやく「ぞくっ」とした感覚を覚えた。
どうやらSとの「そこ」の相性はすっごくよかったらしくて、簡単に中イキした。
ダンナくんとの間でも、するときとしないときがあるくらいなのに。
それだけじゃなくて、Sは挿入しながら私のクリトリスをやわやわと撫でて、刺激していたんだ。
なにこれ、すごくいい!ダンナくんにもやってもらおうって思っちゃった 笑
Sのことを好きになったわけじゃないけれど、セフレとしては最高の相手だと思った。
何しろ家が近い。
それでいてダンナくんがこの辺に来る可能性はそんなに高くない。
私はその後、自分からSの家に押しかけていくことも何度かあったんだけど、目当てはセックスだけだから、外で会うことはしなかった。
そしてある日突然、「バレたらどうなるんだろう」というのが怖くなった。
多分、何だかんだでSに飽きて冷静になったんだと思う。
私はその後Sの家に行くのをやめ、ビデオ屋さんや図書館にも1人では行かないようにした。
まあ基本的に娘と一緒なんだけど、Sと遊びたいときは自分の実家に「友達と会ってくる」って言って預けるまでしていた。
ちょっと頭狂ってたよね。
そんなわけで、私の初めての本格的不倫体験は、実はバレずに終わった。
でも、そういう悪事の成功体験ってマズイんだよ。
調子に乗るし、絶対バレないと思っちゃう。
そうすると油断も出てくるのだ。
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