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美人ライターとクールな中学生【千弦と聡二】
千弦、肝に銘じる
しおりを挟む「本当に取れ高ばっちりで助かりました。掲載は2週間後を目指します」
「はい。記事、楽しみにしていますね」
檜聡二君の第一印象は、正直言うと「少し怖い」だった。
中3の運動部員男子というワードからイメージするものから大きく外れた、やたら落ち着きのある子で、話し始めるとかなり饒舌なのに、言葉を慎重に選んでいるような「まとまりのよさ」があった。頭の回転が相当速いのだろう。ついついこちらも乗せられてしまった。
スポーツ系の知識が全くないので、「普通の中3男子に質問していろいろ引き出せ」という指令には答えたつもりだけど、それに当たって、ステロタイプな中3の子を思い描き過ぎていたなあと反省した。
これは今後、どんな人にインタビューするときでも役に立ちそう。
キャッチフレーズ的にいえば「予備知識は必要だが予断は要らない」
お、なかなかいいじゃん。当然のことだけど、なかなか実行できないのよね。
檜君は来客用昇降口まで見送ってくれた。
最後の最後まであっぱれな紳士ぶり。これはいい男に育ちそう。
生レモンスカッシュ、店のメニューに参入させてみようかな。
コストの関係で、中学生には注文しにくい値段設定になっちゃいそうだけど。
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