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第一部ルート4「動き出す歯車」
追跡者7
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金属と爪が重なりあって嫌な高音で鳴り響き森を駆け巡った。
「これは…ちょっと…無理かも…」
ポルテはアームの力に押されて徐々に後ろに後退している。
僕はしゃがんだ低い体制のままシエルの傍へ逃げていった。
「もっと気合入れなさいよ!」
力に耐え切れずにそのまま爪をへし折られてその勢いにまま投げ飛ばされた。
「うわぁぁぁぁぁぁ!」
空中に投げ出されたポルテは、大きな木に激突し止まった。
そのまま気を失ったみたいだ。
「あははっ…これはやばいかもね…。」
シエルは乾いた笑いと弱気な発言をして後ずさりする。
大型ロボットはそれを感じとったのか、こちらに威嚇するようにじりじりと近づいてきた。
すぐに逃げ出したい気持ちが強いが、ポルテを置き去りにしては、後味が悪すぎる。
とっさに僕は声を出す。
「僕がひきつけるから、シエルはポルテの側まで行って。」
「そ、それだったらアサトより、私の方が動けるし適任じゃないぁな?」
ポルテは気づいていないようだったけど、僕は気づいている。
あまり表には出していないようだけどシエルはとてもつらそうにしていた。
おそらく腕からの出血が原因だと思う。
僕はそれを気遣い嘘をついた。
「僕に考えがあるから、とにかくポルテの元へ行って。」
何も考えていない…
そうでも言わないと、シエルは無茶をするだろう。
シエルは少し考えた後に、頷いてくれた。
とりあえず僕は何も考えずにロボットへ一直線に進む。
それと同時にシエルは横から素早く移動を始めてポルテの元に向かった。
ロボットはアームを振りかぶると一気に僕に襲い掛かってきた。
それを横目にシエルは持ち前のスピードでその横を駆け抜ける。
囮役は成功だ。
後はロボットの攻撃をどう避けようかと思った時には既に直撃を受けて吹き飛ばされてた。
「えぇ!?なんでよけなかったの!」
シエルがあっけに取られビックリした顔でこちらを見ている。
僕はポルテみたいに木に強打することはなかったが、地面に叩きつけられながら転がった。
とても痛いが立てない程ではない。
気合を入れてゆっくりと立ち上がる。
「だ、大丈夫…これも作戦だから…。」
僕は気付く…。
本の知識で嘘を付くと心が痛むと言うのはこういう事なのか…。
物理的な今受けた痛みよりも遥かに痛い気がする。
すぐにシエルはポルテの側に寄り添い必死に目を覚まそうとした。
「ポルテ!起きて!」
「ぐっ、っほっ」
少し血交じりのせき込みをした後、ポルテは片目を少し開けて
「い、痛いよ…もう嫌だよ…」
ポルテは弱々しい声で今の正直な気持ちを訴えかけてくる。
「ごめん…ごめんね…。」
シエルは少しポルテに頼りすぎた事を後悔して、涙をこぼしながらポルテに謝罪している。
ロボットはじりじりと僕の方へ、威嚇をしながら迫って来ている。
作戦も考えずに行き当たりばったりだと、やはり無理がありすぎる。
どうする…どうする。
必死に自分の中にある本の知識を、頭の中に散らかすように呼び覚まして行く。
何か使える物はないか辺りを見渡した。
シエル達の方向に目を向けた時、ロボットの足元にキラリと何かが輝いたのが見えた。
あれは使えそうだ。
僕は心より体が先に動いていた。
「これは…ちょっと…無理かも…」
ポルテはアームの力に押されて徐々に後ろに後退している。
僕はしゃがんだ低い体制のままシエルの傍へ逃げていった。
「もっと気合入れなさいよ!」
力に耐え切れずにそのまま爪をへし折られてその勢いにまま投げ飛ばされた。
「うわぁぁぁぁぁぁ!」
空中に投げ出されたポルテは、大きな木に激突し止まった。
そのまま気を失ったみたいだ。
「あははっ…これはやばいかもね…。」
シエルは乾いた笑いと弱気な発言をして後ずさりする。
大型ロボットはそれを感じとったのか、こちらに威嚇するようにじりじりと近づいてきた。
すぐに逃げ出したい気持ちが強いが、ポルテを置き去りにしては、後味が悪すぎる。
とっさに僕は声を出す。
「僕がひきつけるから、シエルはポルテの側まで行って。」
「そ、それだったらアサトより、私の方が動けるし適任じゃないぁな?」
ポルテは気づいていないようだったけど、僕は気づいている。
あまり表には出していないようだけどシエルはとてもつらそうにしていた。
おそらく腕からの出血が原因だと思う。
僕はそれを気遣い嘘をついた。
「僕に考えがあるから、とにかくポルテの元へ行って。」
何も考えていない…
そうでも言わないと、シエルは無茶をするだろう。
シエルは少し考えた後に、頷いてくれた。
とりあえず僕は何も考えずにロボットへ一直線に進む。
それと同時にシエルは横から素早く移動を始めてポルテの元に向かった。
ロボットはアームを振りかぶると一気に僕に襲い掛かってきた。
それを横目にシエルは持ち前のスピードでその横を駆け抜ける。
囮役は成功だ。
後はロボットの攻撃をどう避けようかと思った時には既に直撃を受けて吹き飛ばされてた。
「えぇ!?なんでよけなかったの!」
シエルがあっけに取られビックリした顔でこちらを見ている。
僕はポルテみたいに木に強打することはなかったが、地面に叩きつけられながら転がった。
とても痛いが立てない程ではない。
気合を入れてゆっくりと立ち上がる。
「だ、大丈夫…これも作戦だから…。」
僕は気付く…。
本の知識で嘘を付くと心が痛むと言うのはこういう事なのか…。
物理的な今受けた痛みよりも遥かに痛い気がする。
すぐにシエルはポルテの側に寄り添い必死に目を覚まそうとした。
「ポルテ!起きて!」
「ぐっ、っほっ」
少し血交じりのせき込みをした後、ポルテは片目を少し開けて
「い、痛いよ…もう嫌だよ…」
ポルテは弱々しい声で今の正直な気持ちを訴えかけてくる。
「ごめん…ごめんね…。」
シエルは少しポルテに頼りすぎた事を後悔して、涙をこぼしながらポルテに謝罪している。
ロボットはじりじりと僕の方へ、威嚇をしながら迫って来ている。
作戦も考えずに行き当たりばったりだと、やはり無理がありすぎる。
どうする…どうする。
必死に自分の中にある本の知識を、頭の中に散らかすように呼び覚まして行く。
何か使える物はないか辺りを見渡した。
シエル達の方向に目を向けた時、ロボットの足元にキラリと何かが輝いたのが見えた。
あれは使えそうだ。
僕は心より体が先に動いていた。
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