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第一部ルート5「つばさ」
侵入8
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溶鉱炉内の施錠された扉を無理にこじ開け上に通ずる階段を目指す。
この辺の内装も入口付近に設置されていた落とし穴トラップみたいに位置が全て変えられている。
「趣味が悪いトラップばかりだ…」
俺のトラップセンスとクイナのトラップセンスは似ても似つかぬ物ばかりだな…。
下から槍が無数に出てくる物や、火炎放射で丸焦げにさせるような物まで殺傷性の高い罠が設置されていた。
「このような処刑系トラップは、あまり好きじゃないから使わないようにしてたんだけどな…。」
俺の場合は生け捕り系のトラップを使う事が多い。
一番の理由として殺傷後に死骸の処理がどうしてもネックになり処分に困ってしまうのである。
だから処刑系は嫌いだ。
でも実の所の目的は、捕獲対象の研究だったりもするが…。
それは置いといて。
「昔はそんな嫌な奴じゃ無かったんだけどな…。」
R2-917型…今はクイナと仮に呼んでいる。
俺がまだ養殖場に配属前の事である。
機人の住まう都市部から少し離れた研究所で勤務をしていた。
そこで新人として研究チームに入って来たのがクイナだった。
いつも後ろをちょこちょこついて回り研究熱心で努力家である。
時には共に笑い…。
時には共に落ち込み…。
二人で切磋琢磨し合った仲である。
とてもいい印象の後輩だったが、しばらく見ないうちにこうも変わってしまうものなのか…。
絶対に捕獲して、再教育してやらないと…。
そんなこんなを考えているうちに様々なトラップを掻い潜り、上部に登る階段前にたどり着いた。
この階段にもトラップが仕掛けられている事は、おおよそ見当がついている。
クイナの性格からして殺傷性の高いトラップだとするのならば、球体状の岩を転がり落とすか壁挟みのどちらかと予想した。
そのどちらかが来ても、対応策はぶち壊せば何の問題はない。
それが一番スマートで効率がいいと判断した。
しかし思い込みとは怖いもので、来ると思っていたトラップではない意表を突かれた罠が発動しだした。
階段を半分登りきった場所で、突然大きな振動が襲ってきた。
壁に閉じ込められてない事を考えると岩が転がって来るはずだ。
気合を拳に溜め込み…しばらくその場で待機する。
一向に揺れは収まらず、岩が転がって来ない…
「おかしいな…。」
気づいた時にはもう遅くかった。
上部がひび割れて天井が崩落して生き埋めになりかける。
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
とっさの判断で力を溜め込んだ拳を天井に打ち放ち、その反動を使って階段の下へと転がり落ちていった。
階段は完全に崩落してしまい、上に行く方法がなくなってしまう。
俺は仕方なさそうな顔で、天井を見て最終手段を下す。
「直接上部に上がるしかない。」
フルパワーに溜めた拳を、全力で天井に打ち込んだ。
この辺の内装も入口付近に設置されていた落とし穴トラップみたいに位置が全て変えられている。
「趣味が悪いトラップばかりだ…」
俺のトラップセンスとクイナのトラップセンスは似ても似つかぬ物ばかりだな…。
下から槍が無数に出てくる物や、火炎放射で丸焦げにさせるような物まで殺傷性の高い罠が設置されていた。
「このような処刑系トラップは、あまり好きじゃないから使わないようにしてたんだけどな…。」
俺の場合は生け捕り系のトラップを使う事が多い。
一番の理由として殺傷後に死骸の処理がどうしてもネックになり処分に困ってしまうのである。
だから処刑系は嫌いだ。
でも実の所の目的は、捕獲対象の研究だったりもするが…。
それは置いといて。
「昔はそんな嫌な奴じゃ無かったんだけどな…。」
R2-917型…今はクイナと仮に呼んでいる。
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絶対に捕獲して、再教育してやらないと…。
そんなこんなを考えているうちに様々なトラップを掻い潜り、上部に登る階段前にたどり着いた。
この階段にもトラップが仕掛けられている事は、おおよそ見当がついている。
クイナの性格からして殺傷性の高いトラップだとするのならば、球体状の岩を転がり落とすか壁挟みのどちらかと予想した。
そのどちらかが来ても、対応策はぶち壊せば何の問題はない。
それが一番スマートで効率がいいと判断した。
しかし思い込みとは怖いもので、来ると思っていたトラップではない意表を突かれた罠が発動しだした。
階段を半分登りきった場所で、突然大きな振動が襲ってきた。
壁に閉じ込められてない事を考えると岩が転がって来るはずだ。
気合を拳に溜め込み…しばらくその場で待機する。
一向に揺れは収まらず、岩が転がって来ない…
「おかしいな…。」
気づいた時にはもう遅くかった。
上部がひび割れて天井が崩落して生き埋めになりかける。
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
とっさの判断で力を溜め込んだ拳を天井に打ち放ち、その反動を使って階段の下へと転がり落ちていった。
階段は完全に崩落してしまい、上に行く方法がなくなってしまう。
俺は仕方なさそうな顔で、天井を見て最終手段を下す。
「直接上部に上がるしかない。」
フルパワーに溜めた拳を、全力で天井に打ち込んだ。
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