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17話
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演習を終えた美苑は、静かにブーツの音を響かせながら、校舎裏の芝生に腰を下ろしていた。
制服に着替え直してはいたが、どこか動きは硬く、視線も落ち着かない。
──あの姿を、男子に見せてしまった。
恥ずかしさと、妙な胸の高鳴りと、そして後悔とも言えない“何か”が、彼女の中でふつふつと混ざり合っていた。
そこへ、控えめな足音が近づく。
「……ここにいたんだ。お疲れさま、黒崎さん」
文哉だった。
美苑は一瞬、反射的に立ち上がりかけたが──すぐに腰を下ろしたまま、目だけを向けた。
「……勝手についてきてよろしいとは申しておりませんわ」
「うん、でも……なんとなく、ひとりにさせたくなかったから」
「っ……ッ!」
そのまっすぐな言葉に、美苑の肩がぴくりと震える。
「本当に、余計なお世話ですわね……あなた様というお方は」
視線を逸らしたままの声は、どこか微かに震えていた。
文哉は、美苑の隣に静かに腰を下ろした。肩が触れ合わない、ぎりぎりの距離──
けれど、それは“意識しないと保てないほどの近さ”だった。
「さっきの……バイオギア、すごくきれいだったよ。透明な装甲とか、ホログラフィックの翼とか……まるで、風そのものみたいで」
「……やめてくださいまし」
「え?」
「男子に褒められることが、こんなにも心臓に悪いとは……誰も教えてくださいませんでしたわ」
小さな声で、そうこぼすように言った美苑は、普段の完璧な仮面を脱いだ、年相応の少女の顔だった。
文哉は、目を細めた。
「風紀委員長も、ふつうに照れるんだね」
「……照れてなどおりませんっ!」
ぴしゃりと返しながらも、彼女の頬は明らかに赤い。
文哉は、そっと空を仰いだ。
紺碧がゆるやかに夜へと染まり始める時間。芝の上に座る二人の影が、ゆらゆらと長く伸びている。
「俺ね、最初この世界に来て、戸惑ってばっかりだった」
ぽつりと、文哉が語る。
「男ってだけで守られるのも、好かれるのも……正直、どこか現実感がなかった。でも、黒崎さんみたいに、ちゃんと向き合ってくれる人がいて、こうして話せると……なんか、ちゃんとここに生きてる気がする」
その言葉に、美苑はわずかに目を見開いた。
そして、小さく、けれど確かな声で答えた。
「……その“ちゃんと向き合う”というのは……わたくしにとって、決して容易なことではありませんの」
「うん。だから嬉しいんだよ。ありがとう」
「っ、~~~っ……!」
またしても不意打ちの直球に、言葉が詰まる。
……ありがとう、だなんて。男子に、そんなふうに優しくされたら。
この距離で、そんなまっすぐに目を見つめられたら。
――理性が保てませんわよ……。
と、美苑は心の中で小さく叫んだ。
文哉が立ち上がる。
「そろそろ戻ろうか」と、手を差し伸べてくる。
美苑は、その手を一度見つめてから、そっと手を重ねた。
──その瞬間。
びくりと、身体が跳ねる。
触れた掌から、熱が伝わる。それはバイオギアのどんなエネルギーよりも、ずっと、生々しい感触だった。
「……っ、しっかり握られたら……その、困りますわ。いろいろと……」
「え?」
「何でもありませんっ! さあっ、行きましょう!」
美苑は勢いよく立ち上がると、赤くなった顔を隠すように文哉に背を向けて歩き出した。
ただし、その歩幅はほんのわずかに小さく──
彼が隣に追いつきやすい速度に、自然と調整されていた。
いつもは“後ろから風紀を正す”彼女が、いまは“並んで歩く距離”を許している。
それだけで、十分だった。
──ほんの少し、文哉と美苑の距離は近づいた。
それは言葉では語られない、でも確かにそこにある“変化”だった。
✿✿✿✿
ノア・クロス学園・中央図書ラウンジ。
ガラス張りの高天井から、午後の陽光が斜めに差し込み、木製の床と本棚に柔らかな影を落としていた。ここは男子生徒にも開放されているごくわずかな“共用空間”で、かつ、ヒロインたちが偶然にして出くわすには十分すぎるほど都合のいい場所でもある。
その日もまた、文哉のまわりには、自然に女子たちが集まっていた。
「えへへ~、文哉くん、今日の実技演習すっごくキレてたよ! スライド動作も完璧だった!」
笑顔でぐいぐい距離を詰めてくるのは、海里しずく。彼女は座る位置を気にせず文哉の隣へと滑り込む。しかも背中を軽く支えながら、まるで“護衛の反射”のように自然に身体を寄せていた。
その様子に、美苑の眉がピクリと動いた。
「……随分と、近いのですのね」
誰にともなく、しかし明確に“牽制”の含まれた声だった。
「え? あ、ごめんね風紀委員長。でもこれ“危機回避姿勢”だからさ。男子への危害に対する即応距離、ってことで!」
「ふむ……護衛の名を借りた、接近行為とも受け取れますわね?」
「え? なにその言い方~……」
しずくが肩をすくめ、困ったように笑う。だがその目は、完全に“意図していた”。
そこへ、桜葉梨羽が歩いてくる。
「わーっ、やっぱり文哉くんここにいた~! も~、朝の連絡先送ったのに返事ないから心配しちゃったよっ」
笑顔で手を振りながらも、その目線は――美苑へと鋭く向けられていた。
「……風紀委員長さんも来てたんだね? 珍しいなあ。委員会の仕事、大丈夫なの?」
「お気遣い、感謝いたしますわ。ですが男子に対する規律保持もまた、風紀の重要業務ですのよ」
「ふーん……じゃあさ、あんまり睨まないでね? 文哉くん、怖がっちゃうよ?」
梨羽の笑顔は華やかだが、その言葉には確かな“挑発”があった。
美苑は立ち上がりかけたが、その直前、さらに静かな足音が響いた。
「……ごきげんよう。……文哉くん、これ……」
柊真帆だった。彼女はスケッチブックを手にしながら、そっと文哉の机に一枚の絵を差し出す。それは――文哉が先日の演習で見せた姿を描いた、精密な鉛筆画だった。
「……これは、俺に?」
「……はい。……すごく……かっこよかったから、描きたくなって……」
恥ずかしそうに伏し目がちに言う真帆。その姿に、文哉は自然と柔らかく微笑んだ。
「ありがとう、すごく嬉しいよ」
その一言。
――それだけで、美苑の胸の奥に、妙な焦燥が走った。
(……こんな、あからさまな好意に……あの方が……あっさりと)
不意に、美苑の喉元が熱くなった。風紀委員長としての立場も、規律も、威厳も、今この場では何の効力もない。
文哉は誰にでも、優しい。
だからこそ、誰が“特別”なのかが、わからない。
だが――
「文哉様」
静かに、それでも強く、美苑は彼の名を呼んだ。
図書ラウンジの空気が、わずかに張り詰める。
文哉が振り向く。
「……本日、わたくしがご案内いたします。あなた様の護衛経路の再調整と、それに伴う注意事項について、ご説明がありますの」
「……でも、それなら明日でも──」
「――今日でなければなりませんの」
それは“誘い”ではなかった。“提案”でも、“命令”でもない。
――まるで、「奪取」だった。
その瞬間、梨羽の笑顔がぴくりと歪んだ。
しずくが眉を寄せる。
真帆が、そっとスケッチブックを抱きしめた。
美苑は、内心で震えていた。
(……何をしているの、わたくし)
これは風紀でも、規律でもない。ただの――
『女』の我が儘。
それでも。もう引き下がれなかった。
「黒崎さん……」
文哉の声が、静かに届いた。
「……わかった。お願いするよ」
「……光栄にございますわ」
その瞬間、美苑の胸にわずかに灯ったのは、優越ではない。
――怖さだった。
自分がこの場で“選ばれた”ことによる、他の女子たちの視線。
これから先、この選択が生む“波紋”。
それでも、美苑は静かに歩き出した。文哉と並んで。けれど、その歩幅は自然と縮まり、彼女の手は、制服の裾を強く握りしめていた。
これは戦いだった。
誰が“文哉の特別”になるのか――誰が、彼にとっての“規範”になるのか。
その答えが出る日は、まだ遠い。
だが、確かにこの日、黒崎美苑は一歩、彼の隣へと踏み出したのだった。
制服に着替え直してはいたが、どこか動きは硬く、視線も落ち着かない。
──あの姿を、男子に見せてしまった。
恥ずかしさと、妙な胸の高鳴りと、そして後悔とも言えない“何か”が、彼女の中でふつふつと混ざり合っていた。
そこへ、控えめな足音が近づく。
「……ここにいたんだ。お疲れさま、黒崎さん」
文哉だった。
美苑は一瞬、反射的に立ち上がりかけたが──すぐに腰を下ろしたまま、目だけを向けた。
「……勝手についてきてよろしいとは申しておりませんわ」
「うん、でも……なんとなく、ひとりにさせたくなかったから」
「っ……ッ!」
そのまっすぐな言葉に、美苑の肩がぴくりと震える。
「本当に、余計なお世話ですわね……あなた様というお方は」
視線を逸らしたままの声は、どこか微かに震えていた。
文哉は、美苑の隣に静かに腰を下ろした。肩が触れ合わない、ぎりぎりの距離──
けれど、それは“意識しないと保てないほどの近さ”だった。
「さっきの……バイオギア、すごくきれいだったよ。透明な装甲とか、ホログラフィックの翼とか……まるで、風そのものみたいで」
「……やめてくださいまし」
「え?」
「男子に褒められることが、こんなにも心臓に悪いとは……誰も教えてくださいませんでしたわ」
小さな声で、そうこぼすように言った美苑は、普段の完璧な仮面を脱いだ、年相応の少女の顔だった。
文哉は、目を細めた。
「風紀委員長も、ふつうに照れるんだね」
「……照れてなどおりませんっ!」
ぴしゃりと返しながらも、彼女の頬は明らかに赤い。
文哉は、そっと空を仰いだ。
紺碧がゆるやかに夜へと染まり始める時間。芝の上に座る二人の影が、ゆらゆらと長く伸びている。
「俺ね、最初この世界に来て、戸惑ってばっかりだった」
ぽつりと、文哉が語る。
「男ってだけで守られるのも、好かれるのも……正直、どこか現実感がなかった。でも、黒崎さんみたいに、ちゃんと向き合ってくれる人がいて、こうして話せると……なんか、ちゃんとここに生きてる気がする」
その言葉に、美苑はわずかに目を見開いた。
そして、小さく、けれど確かな声で答えた。
「……その“ちゃんと向き合う”というのは……わたくしにとって、決して容易なことではありませんの」
「うん。だから嬉しいんだよ。ありがとう」
「っ、~~~っ……!」
またしても不意打ちの直球に、言葉が詰まる。
……ありがとう、だなんて。男子に、そんなふうに優しくされたら。
この距離で、そんなまっすぐに目を見つめられたら。
――理性が保てませんわよ……。
と、美苑は心の中で小さく叫んだ。
文哉が立ち上がる。
「そろそろ戻ろうか」と、手を差し伸べてくる。
美苑は、その手を一度見つめてから、そっと手を重ねた。
──その瞬間。
びくりと、身体が跳ねる。
触れた掌から、熱が伝わる。それはバイオギアのどんなエネルギーよりも、ずっと、生々しい感触だった。
「……っ、しっかり握られたら……その、困りますわ。いろいろと……」
「え?」
「何でもありませんっ! さあっ、行きましょう!」
美苑は勢いよく立ち上がると、赤くなった顔を隠すように文哉に背を向けて歩き出した。
ただし、その歩幅はほんのわずかに小さく──
彼が隣に追いつきやすい速度に、自然と調整されていた。
いつもは“後ろから風紀を正す”彼女が、いまは“並んで歩く距離”を許している。
それだけで、十分だった。
──ほんの少し、文哉と美苑の距離は近づいた。
それは言葉では語られない、でも確かにそこにある“変化”だった。
✿✿✿✿
ノア・クロス学園・中央図書ラウンジ。
ガラス張りの高天井から、午後の陽光が斜めに差し込み、木製の床と本棚に柔らかな影を落としていた。ここは男子生徒にも開放されているごくわずかな“共用空間”で、かつ、ヒロインたちが偶然にして出くわすには十分すぎるほど都合のいい場所でもある。
その日もまた、文哉のまわりには、自然に女子たちが集まっていた。
「えへへ~、文哉くん、今日の実技演習すっごくキレてたよ! スライド動作も完璧だった!」
笑顔でぐいぐい距離を詰めてくるのは、海里しずく。彼女は座る位置を気にせず文哉の隣へと滑り込む。しかも背中を軽く支えながら、まるで“護衛の反射”のように自然に身体を寄せていた。
その様子に、美苑の眉がピクリと動いた。
「……随分と、近いのですのね」
誰にともなく、しかし明確に“牽制”の含まれた声だった。
「え? あ、ごめんね風紀委員長。でもこれ“危機回避姿勢”だからさ。男子への危害に対する即応距離、ってことで!」
「ふむ……護衛の名を借りた、接近行為とも受け取れますわね?」
「え? なにその言い方~……」
しずくが肩をすくめ、困ったように笑う。だがその目は、完全に“意図していた”。
そこへ、桜葉梨羽が歩いてくる。
「わーっ、やっぱり文哉くんここにいた~! も~、朝の連絡先送ったのに返事ないから心配しちゃったよっ」
笑顔で手を振りながらも、その目線は――美苑へと鋭く向けられていた。
「……風紀委員長さんも来てたんだね? 珍しいなあ。委員会の仕事、大丈夫なの?」
「お気遣い、感謝いたしますわ。ですが男子に対する規律保持もまた、風紀の重要業務ですのよ」
「ふーん……じゃあさ、あんまり睨まないでね? 文哉くん、怖がっちゃうよ?」
梨羽の笑顔は華やかだが、その言葉には確かな“挑発”があった。
美苑は立ち上がりかけたが、その直前、さらに静かな足音が響いた。
「……ごきげんよう。……文哉くん、これ……」
柊真帆だった。彼女はスケッチブックを手にしながら、そっと文哉の机に一枚の絵を差し出す。それは――文哉が先日の演習で見せた姿を描いた、精密な鉛筆画だった。
「……これは、俺に?」
「……はい。……すごく……かっこよかったから、描きたくなって……」
恥ずかしそうに伏し目がちに言う真帆。その姿に、文哉は自然と柔らかく微笑んだ。
「ありがとう、すごく嬉しいよ」
その一言。
――それだけで、美苑の胸の奥に、妙な焦燥が走った。
(……こんな、あからさまな好意に……あの方が……あっさりと)
不意に、美苑の喉元が熱くなった。風紀委員長としての立場も、規律も、威厳も、今この場では何の効力もない。
文哉は誰にでも、優しい。
だからこそ、誰が“特別”なのかが、わからない。
だが――
「文哉様」
静かに、それでも強く、美苑は彼の名を呼んだ。
図書ラウンジの空気が、わずかに張り詰める。
文哉が振り向く。
「……本日、わたくしがご案内いたします。あなた様の護衛経路の再調整と、それに伴う注意事項について、ご説明がありますの」
「……でも、それなら明日でも──」
「――今日でなければなりませんの」
それは“誘い”ではなかった。“提案”でも、“命令”でもない。
――まるで、「奪取」だった。
その瞬間、梨羽の笑顔がぴくりと歪んだ。
しずくが眉を寄せる。
真帆が、そっとスケッチブックを抱きしめた。
美苑は、内心で震えていた。
(……何をしているの、わたくし)
これは風紀でも、規律でもない。ただの――
『女』の我が儘。
それでも。もう引き下がれなかった。
「黒崎さん……」
文哉の声が、静かに届いた。
「……わかった。お願いするよ」
「……光栄にございますわ」
その瞬間、美苑の胸にわずかに灯ったのは、優越ではない。
――怖さだった。
自分がこの場で“選ばれた”ことによる、他の女子たちの視線。
これから先、この選択が生む“波紋”。
それでも、美苑は静かに歩き出した。文哉と並んで。けれど、その歩幅は自然と縮まり、彼女の手は、制服の裾を強く握りしめていた。
これは戦いだった。
誰が“文哉の特別”になるのか――誰が、彼にとっての“規範”になるのか。
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