秘密だらけの家族

かっくり

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第四話

妹の秘密 其の1   2章

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「親父、大丈夫か?」
 親父は少し顔色が悪かった
「風邪でも引いたんじゃないか?」 
「ハッハッハ、心配してくれるのか?息子よ!」
「だが、安心しろ熱も無ければ体の怠さなんてない!」
 親父たちは新潟へ旅行に行くことになっている。しかも、四泊五日とのことだ
「お母さんが行くんだったら私も行く!」
 玲奈の声が聞こえた。
「でもねぇー、2人でって予約しちゃったから」
「....でもー」
 こいつ、どこまで幼稚なんだ?俺と同じ年だってのに。僕も16歳だった
「お土産沢山買ってきてあげるから、我慢して」
 と、優さんはそう言い玲奈の頭を撫でた
「私はそんなに餓鬼じゃないわよ!」
 玲奈は少し照れながら怒っていた
そうして親父たちは旅行へと出掛けた
「さてと」
 
 僕は約束の場へ向かう
「たーのもー」 
 少しふざけながらある部屋の前に立ち、言った
「どうぞ、入って良いよ」
 ツッコミしてくれても良かったのになぁ~と、思ったが、言われるがまま、部屋の中に入った―――――











「意外と部屋は綺麗なんだな」
「掃除はしているからね」
 僕は伽奈の部屋に来ていた
「じゃあ早速やってもらおうかな」
 そう言われ僕は伽奈から編集を学んだ
「これだけ教えれば大丈夫だと思うから、この動画を編集してみてよ」
「分かったよ」
 僕は編集に集中していた
「私は漫画でも読んでいようかな。終わったら教えてよ」
「...............」
 僕は黙っていた。面倒くさいのではやく終わらせたいのだ
     ────1時間後────
「おーー、終わったーー!」
 時計を見るに1時間がたっていた。
これが速いのか遅いのか分からないが取り合えず伽奈に伝えることにした
「..............」
「寝てるのか?」
 うん。伽奈は寝落ちしていた。
起こそうかどうか迷った、結局起こすことにした
「伽奈!起きろー、終わったぞー」 
「うー、うーーん」
 凄く眠たそうだった
「動画作り終わったが、このまま寝とくか」
「うーー、確認する」
 そう言って伽奈はパソコンに目を通していた
「何時間かかった?」
「だいたい1時間程度だ」
「いっっ1時間!?」
 何をそんなに驚いてるんだろうか?
「ヤバイよそれは!柊は天才かも知れないよ!本当に1時間!?」
「嘘だと思うなら時計を見ろ。だいたい1時間くらいたってるだろ」
「そもそも、伽奈は何時間程度で終わらせるんだ?」 
「だ、だいたい3、4時間かかるよ」
「そんなにか?」
 そう考えると僕は早いのかな
「もうこれは才能の域を超越しているよ」
「大袈裟だな」
「今回やってもらったのはゆっくりってやつで初めはだいたい9、10時間かかるもんなんだよ!」
「まぁ、俺が天才だったのかもな」
 冗談を交えて言ってみた。
しかし、そんなに驚く事ではないと思うのだが、人が普通に集中したらこんぐらいは余裕なのではないだろうか



 その後伽奈から色々言われて僕はかなり疲労してしまった。―――――

晩御飯の時間となった
「今日はスパゲッティーか」
「嫌いでしたか?」 
 不安そうに箕郷は言った
「全然。むしろ好きな方だ」
「あ、柊兄だ!」
 麗音が大きな声でそう言った 
「おう!どうした?」
「今日のスパゲッティーね!僕も作ったんだよ」
「おおーそうか、偉いぞ」
 僕は麗音の頭を撫でてやった
「うん。美味しいな」
 やはり贅沢だなぁ~と、心底思うのだった
「当たり前じゃない!箕郷の作る料理は美味しいんだから!」
「姉ちゃん!俺も作ったんだよ!」
「そうなの?頑張ったわね」
 玲奈は労いの言葉を言った後、僕を睨んできた
「あんまりじろじろ見ないでくれる?」
「分かったよ」
「ご馳走さま」
 そう言い残し玲奈は自分の部屋へと戻って言った
「お粗末様です」
 箕郷がにっこり笑顔で言った。
優さんからは仲良くしろと言われていたが玲奈とはどうも上手くいかない。麗音も箕郷も人懐っこい性格なのかすぐに懐いてきた。
「ふぅー」
「旨かったよ。ご馳走さま」
僕はそう言い玲奈の部屋へと行った――――――




ノックを3回して
「玲奈入るぞ」
 そう言い部屋へと入る
「なに?勝手に部屋に入って来ないで」
 玲奈は睨んでくる
「僕はお前と仲良くなりたい」
 僕は玲奈の言葉を無視して言った
「ふーん。じゃあさ、土下座して今勝手に部屋に入った事を謝ってよ」
 そう言われたので僕は床に膝をつくと
「ちょちょちょちょちょ、冗談だから貴方、プライドとか無いの?」
「プライドなんかより僕はお前と仲良くなりたい。そんなんに比べたら土下座なんて容易いものだ」
 そう言ってまた、床に膝をつくと
「もう分かったから、仲良くするから」
「そうか、それなら良かった」  
 正直、こんなにあっさり関係を良くできるとは思わなかった
「それじゃ。僕はもう寝るよ」
「お休み」 
 玲奈がそう言い僕は
「あぁ、お休み」
 と、返した―――――――




「ふぁ~」
 僕は大きく欠伸をした。本当に今日は疲れた。
 編集や玲奈との関係を良くしたりと大変な1日だった
「今日はもう寝るか....」
 自室の電気を消し、眠りについた――――――







翌朝起きてから早々親父から電話が来た
「もしもし?」
「おー柊元気か?」
 親父は元気そうだった
「それだけの電話か?ならもう切るぞ」
 そう言うと親父は
「ちょっと待て大事なお知らせがあるんだ」
「その知らせとは?」
 嫌な予感がした―――――――




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