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ドアが閉まった世界
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そもそも立て付けが悪いのか、蝶番かドアクローザーがいたんでいるのか、ともかくギィヤァドタンッバタンッと騒々しい音を鳴らしたドアが完全に閉まるのを見届け、一呼吸置いたあと隣からうめき声が上がった。
「間に合った……な」
詰めていた息を吐き出し、梅先氏が呟いた。
ああよかった。氷彫と化してはいなかったんですね。僕、魔法もさっぱりで呪いとか解けないんです。
「梅先さん……」
梅先氏の背後、少し前までつぶれかけのカエルみたいだった男性が(未だ上着を着ていない。震えているけど寒くないのかな。あ! それ、恐怖の震えなんだ! なんだ僕と同じで恐がってる人いた(微嬉))すっと握りこぶしを梅先氏の前に出すと、梅先氏も軽く握ったこぶしをそこにぶつけ応えた。そしてアイコンタクトを交わす。
なんですか、その空気。
やっぱり石化か氷化かしていたの? 呪いが解けたの? そのお祝い?
そっかー良かったですねーって、いやいやいや。
いや! 違うでしょ?!
呪いが解けたんならそれは良かったかもしれませんが、健闘を称え合っている場合ですか?!
なんなんですかアレは?!
圧倒的なオーラに当てられた僕は、そんなつもりはなくても涙腺が決壊しそうだった。心臓は止まっていた。ずれた眼鏡のガラスの前で洪水が起きそうです。あ、呼吸!
「あ、あのっ 梅先氏! あ、あれ、あれなんだったんですか?! 人間ですか?!」
僕は慌てて呼吸を繰り返しながら、梅先氏を問い詰めた。余程切迫した雰囲気だったのだろう。実際そうだし。梅先氏は努めて優しく宥めるように僕を見た。
「鳴海さん、落ち着いて。泣かなくて大丈夫。あれ、鬼切さんが再起動しただけだから」
「鬼切、さん?」
「そうそう。鬼切さん。我らがボス」
鬼切さん? ボス? ……嫌です。上司って響きも、お昼ご飯の前にもしかしたら近付いて確認しなきゃならない対象かもってことをたった今思い出したその事実も何もかもが嫌です!!!
「初めてだからびっくりしたよね。でもそのうち慣れるから」
「慣れる?」
慣れるわけないでしょう。あんなの。
「昼休みが終わる時間にちゃんと席についていれば大丈夫だから」
「大丈夫?」
何がですか? 何が大丈夫なんですか? あんなの野放しにしてて大丈夫なわけないでしょう?
どうなってるのこの会社? この人間たち?! 鈍感にも程があるでしょう?!
「そう。大丈夫。恒例行事と言うか、鬼切さんが社内にいれば通常運転の儀式みたいなもんだから。鬼切さんが再起動するタイミングで、僕らはちゃんと席についていれば問題ない」
「再起動? 問題……ない?」
「鬼切さん、必ず昼飯を食べた後シャットダウン……机の上で上着の中に潜り込んで活動を停止するんだ。そして、ぴったりと自分が定めた昼休みの終了時間とともに再起動する。一秒と違わずにね」
「腹に時計が入って標準電波を受信しているか、頭がWi-Fiにでも繋がってNTP同期してんだろうな。だからまあ、人間かって聞かれると微妙だな。“お前、何を言っているんだおばかさんだな。どっからどうみても鬼切さんは人間に決まってるだろ”って答えられないわ。俺って正直もんだから」
恐ろしく棒読みだった自作自演の台詞に男は一人うんうんと頷いている。そしてふと思いつめた顔で「何よりあの再起動時に間に合わなかったことを思い出すと……」と言い、恐怖の反芻からかぶるぶると体を震わし白目をむきそうになっていた。
あ。なんか、はみ出してきてる。それ、人間として大切なものじゃない? この人、変な特技あるんですね。
「紫野、紫野! 気をしっかり持て! 多分そこそこ大事なものを今解き放つな! いや、見られるものならエクトプラズムちょっと見たいけど、今は仕事が詰まってるからダメだ! しまえ、霊魂。それは暇なときに出して見せてくれ」
どうやら梅先氏はあのはみ出した何かが見えならいらしい。そうか。見えないんだ。でもまあ見えたところでどうってことない程度の物体の端っこですよ。
あれ? しの? しのって言いましたよね?
「紫野、さん?」
「そう。こいつが、紫野。よろしくね」
「よ、よろしくお願いします」
僕が我に返って初対面の先輩に頭を下げると、ぺしっと何かをはたく音がして顔を上げれば何事も無かったように我に返りながら頭をさすっている紫野さんがいた。
「おー。面倒かけるなよ、ぺったんこなきくらげ。って言うかお前、梅先氏さんってなんだよ、オタクか?」
ぺったんこ? なきくらげ? オタク? ちょっと待ってください。この人、何を言っているか意味がわからないのですが。
「はい?」
首を傾げた僕の前で、にっこりと笑いながらまた梅先氏が紫野さんの頭をぺしっとはたいた。
「朝の出会いが強烈だっただけに、刷り込まれちゃったのかもしれないけど、俺のこと梅先氏って呼ぶのは八武さんだけ」
「え?」
一般的敬称だと思ってました。
「そっかーくらげはオタク女子か。ごめんな、俺、オタクはちょっとアレだなー」
あの、いや、僕は……。
「なんで? オタク、いいじゃないか。もてる力の全てを余すとこなくその情熱にかける生き様」
「いやまあ、梅先さんはオカルトオタクですからね。いいですよ。守備範囲も広いですし」
別にオタクと言うわけでは……。
どうやら氏は敬称のひとつでも、一般的でもないらしい。科戸さんが“鎌倉殿の13人” にお気に入りの役者が決まったことを祝して(?)歴代大河ドラマを一緒に(拒否権なく)一気見したときに出てきた氏と言う敬称は全く一般的でなかったらしい。そして結局僕は、二人の数分間の交渉結果(当事者蚊帳の外)オタクだということになったらしかった。二人の先輩は当事者抜きにして無事に話し合いで解決した結果に満足していたようだけど、そんなことより、出て行ったアレはいいんですか? やっぱり二人ともあの冷気で大切なことを失っていませんか?
! まさか、忘却の魔法とか!?
「間に合った……な」
詰めていた息を吐き出し、梅先氏が呟いた。
ああよかった。氷彫と化してはいなかったんですね。僕、魔法もさっぱりで呪いとか解けないんです。
「梅先さん……」
梅先氏の背後、少し前までつぶれかけのカエルみたいだった男性が(未だ上着を着ていない。震えているけど寒くないのかな。あ! それ、恐怖の震えなんだ! なんだ僕と同じで恐がってる人いた(微嬉))すっと握りこぶしを梅先氏の前に出すと、梅先氏も軽く握ったこぶしをそこにぶつけ応えた。そしてアイコンタクトを交わす。
なんですか、その空気。
やっぱり石化か氷化かしていたの? 呪いが解けたの? そのお祝い?
そっかー良かったですねーって、いやいやいや。
いや! 違うでしょ?!
呪いが解けたんならそれは良かったかもしれませんが、健闘を称え合っている場合ですか?!
なんなんですかアレは?!
圧倒的なオーラに当てられた僕は、そんなつもりはなくても涙腺が決壊しそうだった。心臓は止まっていた。ずれた眼鏡のガラスの前で洪水が起きそうです。あ、呼吸!
「あ、あのっ 梅先氏! あ、あれ、あれなんだったんですか?! 人間ですか?!」
僕は慌てて呼吸を繰り返しながら、梅先氏を問い詰めた。余程切迫した雰囲気だったのだろう。実際そうだし。梅先氏は努めて優しく宥めるように僕を見た。
「鳴海さん、落ち着いて。泣かなくて大丈夫。あれ、鬼切さんが再起動しただけだから」
「鬼切、さん?」
「そうそう。鬼切さん。我らがボス」
鬼切さん? ボス? ……嫌です。上司って響きも、お昼ご飯の前にもしかしたら近付いて確認しなきゃならない対象かもってことをたった今思い出したその事実も何もかもが嫌です!!!
「初めてだからびっくりしたよね。でもそのうち慣れるから」
「慣れる?」
慣れるわけないでしょう。あんなの。
「昼休みが終わる時間にちゃんと席についていれば大丈夫だから」
「大丈夫?」
何がですか? 何が大丈夫なんですか? あんなの野放しにしてて大丈夫なわけないでしょう?
どうなってるのこの会社? この人間たち?! 鈍感にも程があるでしょう?!
「そう。大丈夫。恒例行事と言うか、鬼切さんが社内にいれば通常運転の儀式みたいなもんだから。鬼切さんが再起動するタイミングで、僕らはちゃんと席についていれば問題ない」
「再起動? 問題……ない?」
「鬼切さん、必ず昼飯を食べた後シャットダウン……机の上で上着の中に潜り込んで活動を停止するんだ。そして、ぴったりと自分が定めた昼休みの終了時間とともに再起動する。一秒と違わずにね」
「腹に時計が入って標準電波を受信しているか、頭がWi-Fiにでも繋がってNTP同期してんだろうな。だからまあ、人間かって聞かれると微妙だな。“お前、何を言っているんだおばかさんだな。どっからどうみても鬼切さんは人間に決まってるだろ”って答えられないわ。俺って正直もんだから」
恐ろしく棒読みだった自作自演の台詞に男は一人うんうんと頷いている。そしてふと思いつめた顔で「何よりあの再起動時に間に合わなかったことを思い出すと……」と言い、恐怖の反芻からかぶるぶると体を震わし白目をむきそうになっていた。
あ。なんか、はみ出してきてる。それ、人間として大切なものじゃない? この人、変な特技あるんですね。
「紫野、紫野! 気をしっかり持て! 多分そこそこ大事なものを今解き放つな! いや、見られるものならエクトプラズムちょっと見たいけど、今は仕事が詰まってるからダメだ! しまえ、霊魂。それは暇なときに出して見せてくれ」
どうやら梅先氏はあのはみ出した何かが見えならいらしい。そうか。見えないんだ。でもまあ見えたところでどうってことない程度の物体の端っこですよ。
あれ? しの? しのって言いましたよね?
「紫野、さん?」
「そう。こいつが、紫野。よろしくね」
「よ、よろしくお願いします」
僕が我に返って初対面の先輩に頭を下げると、ぺしっと何かをはたく音がして顔を上げれば何事も無かったように我に返りながら頭をさすっている紫野さんがいた。
「おー。面倒かけるなよ、ぺったんこなきくらげ。って言うかお前、梅先氏さんってなんだよ、オタクか?」
ぺったんこ? なきくらげ? オタク? ちょっと待ってください。この人、何を言っているか意味がわからないのですが。
「はい?」
首を傾げた僕の前で、にっこりと笑いながらまた梅先氏が紫野さんの頭をぺしっとはたいた。
「朝の出会いが強烈だっただけに、刷り込まれちゃったのかもしれないけど、俺のこと梅先氏って呼ぶのは八武さんだけ」
「え?」
一般的敬称だと思ってました。
「そっかーくらげはオタク女子か。ごめんな、俺、オタクはちょっとアレだなー」
あの、いや、僕は……。
「なんで? オタク、いいじゃないか。もてる力の全てを余すとこなくその情熱にかける生き様」
「いやまあ、梅先さんはオカルトオタクですからね。いいですよ。守備範囲も広いですし」
別にオタクと言うわけでは……。
どうやら氏は敬称のひとつでも、一般的でもないらしい。科戸さんが“鎌倉殿の13人” にお気に入りの役者が決まったことを祝して(?)歴代大河ドラマを一緒に(拒否権なく)一気見したときに出てきた氏と言う敬称は全く一般的でなかったらしい。そして結局僕は、二人の数分間の交渉結果(当事者蚊帳の外)オタクだということになったらしかった。二人の先輩は当事者抜きにして無事に話し合いで解決した結果に満足していたようだけど、そんなことより、出て行ったアレはいいんですか? やっぱり二人ともあの冷気で大切なことを失っていませんか?
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