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第一楽章
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ふたたび外を眺めたジムは周囲の建物に比べるとだいぶ年季の入った古びたビルから出てきた人間が、前にある歩道を数メートルばかり歩くとすぐに地下への入り口に消えていくのを見た。
例の大災害でも残った建物か。地下通路と直結していないものもまだあるのか。
ジムは、視線を地下への入り口から流れる車道へと移した。
車と同じレイヤーを人間が動こうとするから事故が起こる。車両と人は移動階層を分けてしまえば良い。人間と車両、鉄道、全てのレイヤーを分けることで、より管理しやすく効率的に人も物も流れることが出来る。なんともシンプルかつ効果的な発想だが、すでに地中に埋められている大小さまざまな無数の管を整備再配置し、新たな階層を施設しようとは困難を極めることがたやすく想像できるほど現実味に乏しく、算出するのも馬鹿馬鹿しくなるような莫大な費用の前に夢物語で終わってしまうのが普通だ。しかしそこに、日本国産の世界的企業、Hayama――ハヤマ・エンタープライズ――が名乗りを上げた。
不幸中の最大のタイミングをハヤマは逃さなかったとも言える。1世紀以上も前に造られた東京をかこむ高速道路と鉄道、縦横無尽の一般道、その地下を走る地下鉄、水道、下水、電気、ガスといった地中埋設インフラ、まさに首都の生命線の深刻な老朽化に決定的な対策を施せないまま過ごしていたある日、突然訪れた災害が東京とその近郊に壊滅的なダメージを与えた。崩れ落ちた首都を目の当たりにし、経済的損失は元より精神的に打ちのめされた人々の前に、速やかなる復興、ただそれだけでなく世界に類を見ない新たな都市へと生まれ変わるために、と声を上げたのがハヤマだった。東京、いや、首都陥落の責任を問われた日本政府は諸手を上げて歓迎した。
当初より管制AIの導入と人と物流の移動レイヤーの階層分離は不可欠と計画され、新たな首都構想、建設にはハヤマが持つ最新技術がふんだんに採択された。道路や鉄道、地下鉄のレールに圧力のエネルギーを利用した発電機が備えられているのもその一つで、運転手が双子たちにサプライズだと言ったこの街に立ち並ぶ高層ビルにもわかりやすい変化がある。そして日本復興の救世主が持つ最主力テクノロジーを注いだ東京の管制AIは、ただの都市管理にしては優秀すぎる代物だとしろうさぎたちは警戒していた。東京の管制AIは世間には知らされていない、秘匿性の高い隠された存在――軍事目的や世間の目からは隠しておきたい特性・性質を備えたAI――と同等レベルの力を持つのではと推測される一方で、公にはその存在はあえて意識しないようにやんわりとだけ国民に伝えられている。どれだけのパワーを持つAIに管理されているか知らずに、人は日々その利便性を享受して過ごしている。
そのAIの管理圏内に着陸しこうやってタクシーで街中を移動出来ているということは、俺たちに付加された情報が有効に働いている証拠だ。こちらのAIが作り出した虚像の情報が今は一歩リードして、俺たちは幽霊ではなく生きた人間として存在している。だが、東京の “眼” に俺たちがデータ不整合だと見破られれば、即ゲームエンドだ。
俺たちの背後にいるAIと、この国のAIとどちらが優秀か。
まるで世界はAIのゲームボードで盤上の社会で過ごす人間たちも俺たちも、その駒にしか過ぎないのかもしれない。人間を駒のように動かしその行く末を楽しむゲーム。大昔から伝え聞く神々の戯れとなにも違いやしないな。そうか。人間はとうとう求めて止まない存在、神を自ら創り出したというわけか。なんとも曖昧な世界のなんとも滑稽な話だな。
ジムはシートに背を預け、双子たちと運転手のやり取りをBGMのように聴きながら自分が薄く笑っていることに気付いた。
AIと言う神。
神。AI。姿を持たず形のない世界で育った知能、どこにでもいるがどこにもいないものに、最適解という自己責任のない安心を与えられ物質で満たされた人間は動かされている。
どこにでもいるが、どこにもいない……闇の世界に君臨しながら存在はなく、存在はないが光の世界の住人であるリチャード・ダークは、そのものじゃないか。リチャード・ダーク。やつは本当に人間なのか? 噂の通りこの世界のどこかを管理するAI、いや、AIたちが作り出した存在だったとしたら。
高度に成長したAIが互いに牽制し、いつしか戦争を始めると考えるのは人間だからこその発想で、AIが人間のような争いを好むとは限らない。神が何を望んでいるか知るよしがないように、AIが何を望んでいるかなど人間にはわかりゃしないだろう。AIは非効率的な人間を、社会を、歴史を最適解によって効率良く管理することだけを望み、手始めに裏の世界をダークを使って攻略したとしたら。次に手を伸ばすのは表の世界か。いや、そもそもAIに人間のような境界の意識などあるのか? 現に幽霊犬である俺の両脇で、生身の体を持つAI(神)たちは笑いながらこの世界を、表も裏もじゃれ合いながら歩いている。
「ほらもう少ししたらその会社のビルが見えますよ。明るい日の下でもう一度ご覧下さい。この東京が緑の都市だなんて言われているのが少しご納得頂けるかもしれません」
運転手が双子たちに声を掛けるとフレッドはジムの膝の上を越えてエリックの隣まで行き、二人は顔をペタリと窓につけてそのビルを見上げた。宙に浮かぶ “Hayama” のコーポレーションロゴはくっきりと見えるが、なぜだかその高層ビルは無機物の美しくも空間を切り取ったような鋭利な直線のシャープなフォルムではなく、マンデルブロ集合でも見るような、どこかもっさりとしたやけに生の歪な輪郭をしていた。
「何かへんな形?」
「うん。ビルなのに直線でも鋭角的でもない」
「「なんで?」」
二人に同時に尋ねられた運転手は笑って、明日をお楽しみにと繰り返すだけだった。双子はビルのフォルムに関しては明日に持ち越すことに顔を見合わせて納得したらしく、今度は「運転手さんがよく聴く日本の曲教えてよ!」とせがみ始め、運転手はダッシュボードに選曲するようキーワードをいくつか指示すると静かに曲が流れ始めた。運転手は車載AIアシスタントの選曲に苦笑しながらも懐かしそうに「大昔の日本を代表する歌手ですよ」と双子に言った。
しばらくするとタクシーはゆるやかに速度を落とし大通りから離れると目的地のホテルの玄関へと向かった。
タクシーを降りるとジムはトランクから荷物を取り出そうとした運転手に「自分でやるから大丈夫だ」と丁寧な断わりとここまでの礼をのべ、運転手は「こちらこそ。ご乗車有難うございました。どうぞ良い里帰りを」と頭を下げた。双子たちはお揃いのバックパックを抱え車の脇に立つ運転手のところへ並んだ。
「運転手さんが好きな曲、僕、好きになったよ」
「僕も! お礼に僕たちの大好きな曲も教えてあげるね! ダークサイドオブザムーンって言うバンドなんだけど、知ってる? このタクシーにいるAIだったら “ヤミツキ” で探してくれるかな?」
「ダークサイド……ヤミツキ……申し訳ありません。わたしは聴いたことがないのですが……どうでしょう? でも彼は優秀なアシスタントですから探してくると思いますよ」
「じゃあ彼に伝えてみて!!」
双子にせかされた運転手は運転席の窓から登録者の音声にのみ反応する車載AIにキーワードを告げると、数秒後には様式美に彩られながらも洗練された重厚なメタルなサウンドがホテルの玄関前のタクシー響き始めた。ドアマンがなにごとかとこちらを見る。
「これ! この曲! 絶対カッコいいから聴きながらお仕事してみて!」
運転手はアシスタントにボリュームを下げるように伝え、やや面くらいながらも「ありがとう、坊やたち」と、最後まで孫を眺める祖父の眼差しを崩さなかった。
最後に二人で運転手をハグしてからタクシーが見えなくなるまで手を振る双子を呼ぶと、ジムはレセプションに向かった。
例の大災害でも残った建物か。地下通路と直結していないものもまだあるのか。
ジムは、視線を地下への入り口から流れる車道へと移した。
車と同じレイヤーを人間が動こうとするから事故が起こる。車両と人は移動階層を分けてしまえば良い。人間と車両、鉄道、全てのレイヤーを分けることで、より管理しやすく効率的に人も物も流れることが出来る。なんともシンプルかつ効果的な発想だが、すでに地中に埋められている大小さまざまな無数の管を整備再配置し、新たな階層を施設しようとは困難を極めることがたやすく想像できるほど現実味に乏しく、算出するのも馬鹿馬鹿しくなるような莫大な費用の前に夢物語で終わってしまうのが普通だ。しかしそこに、日本国産の世界的企業、Hayama――ハヤマ・エンタープライズ――が名乗りを上げた。
不幸中の最大のタイミングをハヤマは逃さなかったとも言える。1世紀以上も前に造られた東京をかこむ高速道路と鉄道、縦横無尽の一般道、その地下を走る地下鉄、水道、下水、電気、ガスといった地中埋設インフラ、まさに首都の生命線の深刻な老朽化に決定的な対策を施せないまま過ごしていたある日、突然訪れた災害が東京とその近郊に壊滅的なダメージを与えた。崩れ落ちた首都を目の当たりにし、経済的損失は元より精神的に打ちのめされた人々の前に、速やかなる復興、ただそれだけでなく世界に類を見ない新たな都市へと生まれ変わるために、と声を上げたのがハヤマだった。東京、いや、首都陥落の責任を問われた日本政府は諸手を上げて歓迎した。
当初より管制AIの導入と人と物流の移動レイヤーの階層分離は不可欠と計画され、新たな首都構想、建設にはハヤマが持つ最新技術がふんだんに採択された。道路や鉄道、地下鉄のレールに圧力のエネルギーを利用した発電機が備えられているのもその一つで、運転手が双子たちにサプライズだと言ったこの街に立ち並ぶ高層ビルにもわかりやすい変化がある。そして日本復興の救世主が持つ最主力テクノロジーを注いだ東京の管制AIは、ただの都市管理にしては優秀すぎる代物だとしろうさぎたちは警戒していた。東京の管制AIは世間には知らされていない、秘匿性の高い隠された存在――軍事目的や世間の目からは隠しておきたい特性・性質を備えたAI――と同等レベルの力を持つのではと推測される一方で、公にはその存在はあえて意識しないようにやんわりとだけ国民に伝えられている。どれだけのパワーを持つAIに管理されているか知らずに、人は日々その利便性を享受して過ごしている。
そのAIの管理圏内に着陸しこうやってタクシーで街中を移動出来ているということは、俺たちに付加された情報が有効に働いている証拠だ。こちらのAIが作り出した虚像の情報が今は一歩リードして、俺たちは幽霊ではなく生きた人間として存在している。だが、東京の “眼” に俺たちがデータ不整合だと見破られれば、即ゲームエンドだ。
俺たちの背後にいるAIと、この国のAIとどちらが優秀か。
まるで世界はAIのゲームボードで盤上の社会で過ごす人間たちも俺たちも、その駒にしか過ぎないのかもしれない。人間を駒のように動かしその行く末を楽しむゲーム。大昔から伝え聞く神々の戯れとなにも違いやしないな。そうか。人間はとうとう求めて止まない存在、神を自ら創り出したというわけか。なんとも曖昧な世界のなんとも滑稽な話だな。
ジムはシートに背を預け、双子たちと運転手のやり取りをBGMのように聴きながら自分が薄く笑っていることに気付いた。
AIと言う神。
神。AI。姿を持たず形のない世界で育った知能、どこにでもいるがどこにもいないものに、最適解という自己責任のない安心を与えられ物質で満たされた人間は動かされている。
どこにでもいるが、どこにもいない……闇の世界に君臨しながら存在はなく、存在はないが光の世界の住人であるリチャード・ダークは、そのものじゃないか。リチャード・ダーク。やつは本当に人間なのか? 噂の通りこの世界のどこかを管理するAI、いや、AIたちが作り出した存在だったとしたら。
高度に成長したAIが互いに牽制し、いつしか戦争を始めると考えるのは人間だからこその発想で、AIが人間のような争いを好むとは限らない。神が何を望んでいるか知るよしがないように、AIが何を望んでいるかなど人間にはわかりゃしないだろう。AIは非効率的な人間を、社会を、歴史を最適解によって効率良く管理することだけを望み、手始めに裏の世界をダークを使って攻略したとしたら。次に手を伸ばすのは表の世界か。いや、そもそもAIに人間のような境界の意識などあるのか? 現に幽霊犬である俺の両脇で、生身の体を持つAI(神)たちは笑いながらこの世界を、表も裏もじゃれ合いながら歩いている。
「ほらもう少ししたらその会社のビルが見えますよ。明るい日の下でもう一度ご覧下さい。この東京が緑の都市だなんて言われているのが少しご納得頂けるかもしれません」
運転手が双子たちに声を掛けるとフレッドはジムの膝の上を越えてエリックの隣まで行き、二人は顔をペタリと窓につけてそのビルを見上げた。宙に浮かぶ “Hayama” のコーポレーションロゴはくっきりと見えるが、なぜだかその高層ビルは無機物の美しくも空間を切り取ったような鋭利な直線のシャープなフォルムではなく、マンデルブロ集合でも見るような、どこかもっさりとしたやけに生の歪な輪郭をしていた。
「何かへんな形?」
「うん。ビルなのに直線でも鋭角的でもない」
「「なんで?」」
二人に同時に尋ねられた運転手は笑って、明日をお楽しみにと繰り返すだけだった。双子はビルのフォルムに関しては明日に持ち越すことに顔を見合わせて納得したらしく、今度は「運転手さんがよく聴く日本の曲教えてよ!」とせがみ始め、運転手はダッシュボードに選曲するようキーワードをいくつか指示すると静かに曲が流れ始めた。運転手は車載AIアシスタントの選曲に苦笑しながらも懐かしそうに「大昔の日本を代表する歌手ですよ」と双子に言った。
しばらくするとタクシーはゆるやかに速度を落とし大通りから離れると目的地のホテルの玄関へと向かった。
タクシーを降りるとジムはトランクから荷物を取り出そうとした運転手に「自分でやるから大丈夫だ」と丁寧な断わりとここまでの礼をのべ、運転手は「こちらこそ。ご乗車有難うございました。どうぞ良い里帰りを」と頭を下げた。双子たちはお揃いのバックパックを抱え車の脇に立つ運転手のところへ並んだ。
「運転手さんが好きな曲、僕、好きになったよ」
「僕も! お礼に僕たちの大好きな曲も教えてあげるね! ダークサイドオブザムーンって言うバンドなんだけど、知ってる? このタクシーにいるAIだったら “ヤミツキ” で探してくれるかな?」
「ダークサイド……ヤミツキ……申し訳ありません。わたしは聴いたことがないのですが……どうでしょう? でも彼は優秀なアシスタントですから探してくると思いますよ」
「じゃあ彼に伝えてみて!!」
双子にせかされた運転手は運転席の窓から登録者の音声にのみ反応する車載AIにキーワードを告げると、数秒後には様式美に彩られながらも洗練された重厚なメタルなサウンドがホテルの玄関前のタクシー響き始めた。ドアマンがなにごとかとこちらを見る。
「これ! この曲! 絶対カッコいいから聴きながらお仕事してみて!」
運転手はアシスタントにボリュームを下げるように伝え、やや面くらいながらも「ありがとう、坊やたち」と、最後まで孫を眺める祖父の眼差しを崩さなかった。
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