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何をするにも道具から
生産取引
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朝のニュースを見るとネテラの特集がやってた。
キャスターと専門家の対談形式で話を進む。
「このようにキャタピラ式の移動と、背部に収納されたプロペラで移動しています。」
「なるほど、機体はこうやって動くのですね。環境改善のペースはどうでしょうか?」
「正直言うと遅いと言われるかもしれません。現状の進捗は0,001%です。」
キャスターが説明を求めると、まず惑星の大きさが地球の3倍サイズとなっていることがある。現在はドーム型の拠点内部が主な改変場所となっている。
プレイヤーの行動で多少は進んでいるが、ドーム内だけでもまだまだ環境が整ってないと言っている。
機体がドームの中に設置された装置に何かを入れている映像が出てきた。
「これはあの装置に特定の物質を入れることで、上空にオゾンを作り出しています。」
「一定量に達するとドーム外も良くなると言うことですか?」
「継続する必要もありますし、必ずとは言えませんが、良くする大事な部分ではあります。早期に始めた理由も膨大な時間がかかるからですね。発表された内容では、このペースで300年以上先の完成となります。」
「大変気の長い話でしゅが、夢がありますね。」
「…未来の子孫の為です。本日の昼過ぎから3回目のアカウント追加ですからね。躊躇《ちゅうちょ》されている大人も是非参加していただきたく思います。」
「以上、『Neo Earth Terraforming』の特集をお送り致しました。」
若干顔を赤くしたキャスターが頭から離れない。
「しゅ…。これは流行る。恵比寿様。本日もよろしくお願いしましゅ!」
◆ ◆ ◆
跪《ひざまず》く俺の前には、真っ二つに割れている赤熱した鉄がある。
「やっぱり。『しゅ』がいけなかったんだ!恵比寿様ごめんなさい。」
「しゅ?ハッチさんがまたおかしな事を言ってますね。それより、そろそろ3陣来ますよ?私は行きますけど、ハッチさんは見に行かないんですか?」
3陣の追加も気になるけれど、このペースだと鉈が間に合わなそうだ。まだ研ぎに入ってないからなぁ。
「今回はやめとくよ。ちょっと道具を新しくしようと思うから、鉱山行ってくる。」
いつものように親方から手紙を貰って鉱山へ行く。
鍛冶スキルがLV10を超えてから、途端に上がりが悪くなった。
鉈が高難度なためか、時間を掛けると微量ずつ上がっていく。
今までがイージーモードとは思わなかった。
スキルLV10の特典が、スキル枠の増加!
ただし、未成年の間は5枠のままで、成人後一気に増えるみたい。
鉱山用のスキル構成を書いておくと『採掘+』『投擲』『鉱物探知』『自然回復』『器用』にしている。言語系は設定しなくても使えるとわかった。
『力』にすると掘るスピードと持てる量は増えても誤差範囲。それより『器用』で正確に当てた方が良品が出やすいとわかった。
前に打診していたスキル記憶機能は追加されたよ。運営の告知で希望者が多数ってあったから、相当問い合わせあったんだろうな。
毎回ではないけれど、劣化鉄鉱石ならマイナス無しの通常品が掘れる。なので現在は『器用』スキル育成中でLV5まで上げた。
「掘ってー掘ってーまた掘ってー。」
【鉄鉱石-】またマイナス品か。
まだスキルが低いのかな?
だが、今回の目標は道具のランクアップだ。
この鉄鉱石でトンカチとツルハシを作り直す!
「あれ?ハッチさんここに居たんだ。」
振り向くとテッケンさんが居た。
「ん?テッケンさんも生産するんですか?」
確か戦闘系スキルを多く取ったとか言ってた気がする。
「うーん。グスタフさんに頼んでるんだけど、小物道具も必要になってきてね。ほら、雑貨屋って店におろすので精一杯だから、戦闘職まで回ってこないんだよね。」
確かにそうかもしれない。
一般用に作ってたら、他の店が回らなくなる。
申し訳ないが諦めて貰おう。
そう思ったが、ちょっと閃いた。
「テッケンさん!物々交換的なのやりませんか?」
「え?どういうこと?」
「テッケンさんが、ここで採った鉄鉱石を俺が加工するんです。手数料にちょっと余分に貰うっていうことです。」
「確かにそれなら作らなくて良いから、無駄に育てなくて良いかも。」
「あ。ただ、俺もやりたい事があるんで、出来る時って限定ですけど。」
それで良いと言ってくれた。
試しに解体用のナイフとテントのペグを頼まれた。
「それなら、明日までに出来ますね。鉄鉱石マイナスで良いので、5個です。頑張ってください。」
「わかったよ。」
その後は、並んで掘り、敵襲も共同だったので楽だった。
というか、テッケンさんがほとんど倒してた。
俺も戦闘スキル育てようかな…。
「じゃあ、これでお願いね。」
「了解です。明日、いない時だったらメールを送るということで。」
これで俺の鍛冶生活も安泰だな。
というか、いつになったら釣り出来るんだ?
キャスターと専門家の対談形式で話を進む。
「このようにキャタピラ式の移動と、背部に収納されたプロペラで移動しています。」
「なるほど、機体はこうやって動くのですね。環境改善のペースはどうでしょうか?」
「正直言うと遅いと言われるかもしれません。現状の進捗は0,001%です。」
キャスターが説明を求めると、まず惑星の大きさが地球の3倍サイズとなっていることがある。現在はドーム型の拠点内部が主な改変場所となっている。
プレイヤーの行動で多少は進んでいるが、ドーム内だけでもまだまだ環境が整ってないと言っている。
機体がドームの中に設置された装置に何かを入れている映像が出てきた。
「これはあの装置に特定の物質を入れることで、上空にオゾンを作り出しています。」
「一定量に達するとドーム外も良くなると言うことですか?」
「継続する必要もありますし、必ずとは言えませんが、良くする大事な部分ではあります。早期に始めた理由も膨大な時間がかかるからですね。発表された内容では、このペースで300年以上先の完成となります。」
「大変気の長い話でしゅが、夢がありますね。」
「…未来の子孫の為です。本日の昼過ぎから3回目のアカウント追加ですからね。躊躇《ちゅうちょ》されている大人も是非参加していただきたく思います。」
「以上、『Neo Earth Terraforming』の特集をお送り致しました。」
若干顔を赤くしたキャスターが頭から離れない。
「しゅ…。これは流行る。恵比寿様。本日もよろしくお願いしましゅ!」
◆ ◆ ◆
跪《ひざまず》く俺の前には、真っ二つに割れている赤熱した鉄がある。
「やっぱり。『しゅ』がいけなかったんだ!恵比寿様ごめんなさい。」
「しゅ?ハッチさんがまたおかしな事を言ってますね。それより、そろそろ3陣来ますよ?私は行きますけど、ハッチさんは見に行かないんですか?」
3陣の追加も気になるけれど、このペースだと鉈が間に合わなそうだ。まだ研ぎに入ってないからなぁ。
「今回はやめとくよ。ちょっと道具を新しくしようと思うから、鉱山行ってくる。」
いつものように親方から手紙を貰って鉱山へ行く。
鍛冶スキルがLV10を超えてから、途端に上がりが悪くなった。
鉈が高難度なためか、時間を掛けると微量ずつ上がっていく。
今までがイージーモードとは思わなかった。
スキルLV10の特典が、スキル枠の増加!
ただし、未成年の間は5枠のままで、成人後一気に増えるみたい。
鉱山用のスキル構成を書いておくと『採掘+』『投擲』『鉱物探知』『自然回復』『器用』にしている。言語系は設定しなくても使えるとわかった。
『力』にすると掘るスピードと持てる量は増えても誤差範囲。それより『器用』で正確に当てた方が良品が出やすいとわかった。
前に打診していたスキル記憶機能は追加されたよ。運営の告知で希望者が多数ってあったから、相当問い合わせあったんだろうな。
毎回ではないけれど、劣化鉄鉱石ならマイナス無しの通常品が掘れる。なので現在は『器用』スキル育成中でLV5まで上げた。
「掘ってー掘ってーまた掘ってー。」
【鉄鉱石-】またマイナス品か。
まだスキルが低いのかな?
だが、今回の目標は道具のランクアップだ。
この鉄鉱石でトンカチとツルハシを作り直す!
「あれ?ハッチさんここに居たんだ。」
振り向くとテッケンさんが居た。
「ん?テッケンさんも生産するんですか?」
確か戦闘系スキルを多く取ったとか言ってた気がする。
「うーん。グスタフさんに頼んでるんだけど、小物道具も必要になってきてね。ほら、雑貨屋って店におろすので精一杯だから、戦闘職まで回ってこないんだよね。」
確かにそうかもしれない。
一般用に作ってたら、他の店が回らなくなる。
申し訳ないが諦めて貰おう。
そう思ったが、ちょっと閃いた。
「テッケンさん!物々交換的なのやりませんか?」
「え?どういうこと?」
「テッケンさんが、ここで採った鉄鉱石を俺が加工するんです。手数料にちょっと余分に貰うっていうことです。」
「確かにそれなら作らなくて良いから、無駄に育てなくて良いかも。」
「あ。ただ、俺もやりたい事があるんで、出来る時って限定ですけど。」
それで良いと言ってくれた。
試しに解体用のナイフとテントのペグを頼まれた。
「それなら、明日までに出来ますね。鉄鉱石マイナスで良いので、5個です。頑張ってください。」
「わかったよ。」
その後は、並んで掘り、敵襲も共同だったので楽だった。
というか、テッケンさんがほとんど倒してた。
俺も戦闘スキル育てようかな…。
「じゃあ、これでお願いね。」
「了解です。明日、いない時だったらメールを送るということで。」
これで俺の鍛冶生活も安泰だな。
というか、いつになったら釣り出来るんだ?
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