11 / 165
1章 修行不定期
第10話 修行不定期 終
しおりを挟む
2065年
中国での修行を終えて、日本に戻ってきた。師匠はそのまま残り、時々助言しに日本に来るらしい。色々やっておけと言われたので、自分で続ければ良いだろう。インドやら他の国も巡りたいので、瞑想は一時中止することにした。一度瞑想始めると1年経ってしまうようになってな。
最初に使ってた山はクマさんに任せている。甥っ子は官僚さんの下で元気に働いているそうだ。久しぶりに会ったら、高身長で爽やかなイケメンになってたよ。妹はちょっと老けたか?いや、そこまで変わらない、元気でなにより。姪っ子は漫画家目指しているとかで、変な格好している。張さんの仲間みたい。
官僚さんに頼まれて、1年程山守りの指導していたが、優秀な人が多かった。山菜で作る胃薬を教えておいた。来年からは海外巡りだ。
2069年
海外巡ってきた。
スパイスマスターは、シャンカラさんという名前で、インドのシムラーという山間の町にいた。自家製の香辛料を交換して、すぐに仲良くなった。
インドは1年ほどで離れることにしたが、シャンカラさんにトルコを勧められたので、黒海を見るついでに行ってみる。
トルコワインが美味しかった。独特の風味だったが、スパイス好きだったのでばっちりハマったな。ワイン巡りしてる時に、ルーマニア出身の青っ白い顔の男と仲良くなった。そいつもワイン好きで色々教えてくれた。秘蔵のワインとか言って貰った奴はうまかったな。ただ、「最近の人間は血が悪くてもう飲め無い。」が口癖なのがいけない。ニンニクもアレルギーで食べられないし、匂いもダメだとか。品種改良して、奴が食べれるニンニクを作ってやろう。
ヨーロッパは……またの機会にしておこう。コーヒー飲みたい気分だから、エチオピアへ行ってきた。
ここの人は常に踊っているか歌っているな。毎日キャンプファイヤーやってるんじゃないか?
ちょっと!服引っ張るなよ!おい。ウェーイ。
気づいたら骨の杖持ったおっさんと踊ってた。
幻術で、色んな香辛料の種、持ち帰り放題。修行しててよかった。
2093年
瞑想再開したら、時が経つの早い。最近では、見た目と年齢も合わなくなってきた。
国から大きめの無人島を好きにして良いと預かったので、色んな種を植えておいた。
ある日、妹が最後の別れだと会いに来た。もうお婆ちゃんだが、良い顔している。しばらく来るなよと釘を刺されてしまった。しょうがないな。
瞑想すると10年経ってるので、ニュースを見てもよくわからん。
21○○年
師匠がやってきた。昇天の数が増えた為か、仙人が減ってきたらしい。師匠と老師もそのうち昇天するらしい。俺はまだまだ仙人になれてない。ちょっと欲が強いらしい。
ついでに町に行ってみると、月に家が建ってるらしい。ほえー。
23○○年
師匠!なんか人っぽい機械がいるんだけど!?
えぇ。人工知能?
人間の代わりに仕事。ははぁ。
人間減ってるよね?
バランス取れてるのね。
うちの島、手つけられてないから外の情報無いんだよね。
最新のテレビ用意した方がいいかな?
2△○○年
例の青っ白い奴が遊びに来た。ドラなんとかって言ってたよね。ドラちゃんね。
町が居心地悪くなったとかで、そのまま居着いてしまった。
とりあえず、品種改良したニンニク食わせてやった。アレルギー反応無し!俺の勝ちだ。
ドラちゃん機械に詳しくてね。最近のネットはどこでも繋がるんだって言ってた。パソコンも変わってて、指輪を触るとパソコンがリアルに映写される。
ドラちゃんと、最新技術で島開発してたんだけど、50年くらいで終えてしまった。やり切ったから、棺桶入って長めに寝るんだってさ。部屋の前に目覚ましロボット置いとこう。
俺も瞑想しようかと思ったら、師匠達がやってきた。
俺の修行が終わったらしい。やっとこ卒業か!仙人になれたか尋ねたら、半仙人程度とか。おい!時間かけても仙人まではなれないんだとさ。
不老にはなったけど、不死じゃないとか。
「出来が悪くて時間かかったけど、やっとこ昇天できるわ」とか宣《のたま》った。
じゃ、いってらっしゃい。
さて、瞑想始めますか。
中国での修行を終えて、日本に戻ってきた。師匠はそのまま残り、時々助言しに日本に来るらしい。色々やっておけと言われたので、自分で続ければ良いだろう。インドやら他の国も巡りたいので、瞑想は一時中止することにした。一度瞑想始めると1年経ってしまうようになってな。
最初に使ってた山はクマさんに任せている。甥っ子は官僚さんの下で元気に働いているそうだ。久しぶりに会ったら、高身長で爽やかなイケメンになってたよ。妹はちょっと老けたか?いや、そこまで変わらない、元気でなにより。姪っ子は漫画家目指しているとかで、変な格好している。張さんの仲間みたい。
官僚さんに頼まれて、1年程山守りの指導していたが、優秀な人が多かった。山菜で作る胃薬を教えておいた。来年からは海外巡りだ。
2069年
海外巡ってきた。
スパイスマスターは、シャンカラさんという名前で、インドのシムラーという山間の町にいた。自家製の香辛料を交換して、すぐに仲良くなった。
インドは1年ほどで離れることにしたが、シャンカラさんにトルコを勧められたので、黒海を見るついでに行ってみる。
トルコワインが美味しかった。独特の風味だったが、スパイス好きだったのでばっちりハマったな。ワイン巡りしてる時に、ルーマニア出身の青っ白い顔の男と仲良くなった。そいつもワイン好きで色々教えてくれた。秘蔵のワインとか言って貰った奴はうまかったな。ただ、「最近の人間は血が悪くてもう飲め無い。」が口癖なのがいけない。ニンニクもアレルギーで食べられないし、匂いもダメだとか。品種改良して、奴が食べれるニンニクを作ってやろう。
ヨーロッパは……またの機会にしておこう。コーヒー飲みたい気分だから、エチオピアへ行ってきた。
ここの人は常に踊っているか歌っているな。毎日キャンプファイヤーやってるんじゃないか?
ちょっと!服引っ張るなよ!おい。ウェーイ。
気づいたら骨の杖持ったおっさんと踊ってた。
幻術で、色んな香辛料の種、持ち帰り放題。修行しててよかった。
2093年
瞑想再開したら、時が経つの早い。最近では、見た目と年齢も合わなくなってきた。
国から大きめの無人島を好きにして良いと預かったので、色んな種を植えておいた。
ある日、妹が最後の別れだと会いに来た。もうお婆ちゃんだが、良い顔している。しばらく来るなよと釘を刺されてしまった。しょうがないな。
瞑想すると10年経ってるので、ニュースを見てもよくわからん。
21○○年
師匠がやってきた。昇天の数が増えた為か、仙人が減ってきたらしい。師匠と老師もそのうち昇天するらしい。俺はまだまだ仙人になれてない。ちょっと欲が強いらしい。
ついでに町に行ってみると、月に家が建ってるらしい。ほえー。
23○○年
師匠!なんか人っぽい機械がいるんだけど!?
えぇ。人工知能?
人間の代わりに仕事。ははぁ。
人間減ってるよね?
バランス取れてるのね。
うちの島、手つけられてないから外の情報無いんだよね。
最新のテレビ用意した方がいいかな?
2△○○年
例の青っ白い奴が遊びに来た。ドラなんとかって言ってたよね。ドラちゃんね。
町が居心地悪くなったとかで、そのまま居着いてしまった。
とりあえず、品種改良したニンニク食わせてやった。アレルギー反応無し!俺の勝ちだ。
ドラちゃん機械に詳しくてね。最近のネットはどこでも繋がるんだって言ってた。パソコンも変わってて、指輪を触るとパソコンがリアルに映写される。
ドラちゃんと、最新技術で島開発してたんだけど、50年くらいで終えてしまった。やり切ったから、棺桶入って長めに寝るんだってさ。部屋の前に目覚ましロボット置いとこう。
俺も瞑想しようかと思ったら、師匠達がやってきた。
俺の修行が終わったらしい。やっとこ卒業か!仙人になれたか尋ねたら、半仙人程度とか。おい!時間かけても仙人まではなれないんだとさ。
不老にはなったけど、不死じゃないとか。
「出来が悪くて時間かかったけど、やっとこ昇天できるわ」とか宣《のたま》った。
じゃ、いってらっしゃい。
さて、瞑想始めますか。
0
あなたにおすすめの小説
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ゆう
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
祝【コミカライズ決定】!!
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
【完結】剣の世界に憧れて上京した村人だけど兵士にも冒険者にもなれませんでした。
もる
ファンタジー
剣を扱う職に就こうと田舎から出て来た14歳の少年ユカタは兵役に志願するも断られ、冒険者になろうとするも、15歳の成人になるまでとお預けを食らってしまう。路頭に迷うユカタは生きる為に知恵を絞る。
【一時完結】スキル調味料は最強⁉︎ 外れスキルと笑われた少年は、スキル調味料で無双します‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
調味料…それは、料理の味付けに使う為のスパイスである。
この世界では、10歳の子供達には神殿に行き…神託の儀を受ける義務がある。
ただし、特別な理由があれば、断る事も出来る。
少年テッドが神託の儀を受けると、神から与えられたスキルは【調味料】だった。
更にどんなに料理の練習をしても上達しないという追加の神託も授かったのだ。
そんな話を聞いた周りの子供達からは大爆笑され…一緒に付き添っていた大人達も一緒に笑っていた。
少年テッドには、両親を亡くしていて妹達の面倒を見なければならない。
どんな仕事に着きたくて、頭を下げて頼んでいるのに「調味料には必要ない!」と言って断られる始末。
少年テッドの最後に取った行動は、冒険者になる事だった。
冒険者になってから、薬草採取の仕事をこなしていってったある時、魔物に襲われて咄嗟に調味料を魔物に放った。
すると、意外な効果があり…その後テッドはスキル調味料の可能性に気付く…
果たして、その可能性とは⁉
HOTランキングは、最高は2位でした。
皆様、ありがとうございます.°(ಗдಗ。)°.
でも、欲を言えば、1位になりたかった(⌒-⌒; )
クラス転移したからクラスの奴に復讐します
wrath
ファンタジー
俺こと灞熾蘑 煌羈はクラスでいじめられていた。
ある日、突然クラスが光輝き俺のいる3年1組は異世界へと召喚されることになった。
だが、俺はそこへ転移する前に神様にお呼ばれし……。
クラスの奴らよりも強くなった俺はクラスの奴らに復讐します。
まだまだ未熟者なので誤字脱字が多いと思いますが長〜い目で見守ってください。
閑話の時系列がおかしいんじゃない?やこの漢字間違ってるよね?など、ところどころにおかしい点がありましたら気軽にコメントで教えてください。
追伸、
雫ストーリーを別で作りました。雫が亡くなる瞬間の心情や死んだ後の天国でのお話を書いてます。
気になった方は是非読んでみてください。
転生貴族の移動領地~家族から見捨てられた三子の俺、万能な【スライド】スキルで最強領地とともに旅をする~
名無し
ファンタジー
とある男爵の三子として転生した主人公スラン。美しい海辺の辺境で暮らしていたが、海賊やモンスターを寄せ付けなかった頼りの父が倒れ、意識不明に陥ってしまう。兄姉もまた、スランの得たスキル【スライド】が外れと見るや、彼を見捨ててライバル貴族に寝返る。だが、そこから【スライド】スキルの真価を知ったスランの逆襲が始まるのであった。
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる