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6章 不老者とクラス召喚
第110話 マイナール国 西部森林地帯1
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「ピース。ちょっと地図見てくれ」
「どれどれ。現在地で言うとここら辺だな」
「ちょうど1/4位か。確か中間あたりに村があるんだっけ?」
「そうだな。寄り道した時に一度行ったことあるが、あまり歓迎はされないぞ」
ピースの渋い表情でもわかる。最低でも、何か交渉材料が必要かもしれないな。
4人にも聞いてみるか。
「みんなにも聞きたいんだけど、どうやったら食料譲ってもらえるかな?」
少し考えた後に1人ずつ答えてくれた。海野さんは、持っているお金で買えないかと思っている。トモエとカオルは物々交換。あおい君は仕事の対価。ピースはそこで補充しなかったので、わからないと言っている。
「結局どうするんですか?」
海野さんの言葉だけど、全員気になっている。
「全部と言いたいけれど、法外な報酬を求められたら断ることにしよう」
「「「「「了解(です)」」」」」
対価を集めるために、森の中で採取しつつ進んでいく。
それにしても、ピースの従魔が居てくれて良かった。アイアンブルは予想以上の力持ちで、背中に載せてる分で5人分は軽く超える大きさだ。カオルも気になっているみたいで、よく話しかけている。
「ピースさん。初めはどんな従魔が良いと思いますか?」
ゆっくりだが、確実に話せるようになってきた。ピースが参加してくれたのは大きい。
「そうだな。やはり一番おすすめなのは運搬出来る従魔かな」
「戦闘系よりもですか?」
「戦闘か。あっちは難しいんだよな。カオルの戦闘スタイルに合わせて補うタイプを選ぶんだが」
ピースは、カオルを再び見ると首を降る。
「ちゃんと動けるようになる方が先かな」
「そうですか。ノールさんは、どんな従魔を使役してたんですか?」
「うぇ?俺の?」
いきなり振られてビックリ。
「確か浮きくらげだろ?あれ使役してる奴すごく少ないんだよ。どうやって飼ってたんだ?」
「飼ってたというか。付いてきてたというか。とりあえずこれが好きだったかな」
懐《ふところ》からニンニクを取り出すとピースが後ずさる。
「うっ。そいつがニンニクか! 獣人族が無理な意味がわかったよ。早く仕舞ってくれ!」
「はいはい。これ目当てで来てたかな。あとは毒を食べるから、毒持ちの動植物を集めてたかも」
「カオルは諦めた方が良いな」
「いや、私も採取がんばればなんとか!」
「残念だけど、俺と一緒にいた浮きくらげは命令はよく無視してたよ?」
その言葉に2人とも絶句する。
「そんなのよく使役してたな?」
「まぁ、たまに頼み事は受けてくれたから助かってはいたかな」
ピースはむず痒そうな顔をしながら聞いてくる。
「そうか、もう一匹居たよな?」
「あぁ、そっちは普通だったな。魔鴨から進化して花鳥になったんだよ」
「進化! 魔獣は進化するんですね?」
「いや、普通は進化まで行かないぞ。やっぱりお前も従魔もおかしい」
そんなこと言われてもな。メサは良いけど、オスクは元気してるかな?今度教授に手紙出そうかな。ここから手紙出したら、いくらかかるのだろうか?どこに行っても金金金金。それが嫌で山に入ったのに……。
「ノールさん。すごい顔ですけど大丈夫ですか?」
カオルの言葉で意識が戻ってきた。いかんな。昔から考えると思考のツボにハマる。それがわかってから、あまり考えないようにしてたのに。気をつけよう。
「ごめんごめん。ちょっと考え事してた。俺もピースの言う通り運搬系は良いと思うぞ。花鳥も運搬してたけど、確実に移動が楽になる」
「なるほど、そうとなるとどんな魔物が良いか」
あとはピースが教えてくれるだろう。俺もここら辺は詳しく無いから、2人で相談してくれい。
他の3人はどうしてるかな?
「私たちのスキルは良いけど、先生の指導って何かしらね?」
「私も考えていたのですが、やっぱり教えることでしょうか」
「スキルの発動する感覚は無いの?」
はぁ。スキルは俺もわからないんだよな。1つわかってるのは魔力を使うってことだけか。だとすると、覚え始めた気を沈めないといけないな。
「ちょっと良いか?」
そう言って3人の意識をこっちに向ける。
「まだ言ってなかったが、気と魔力は打ち消し合うんだ。スキルは魔力を使うから、気を沈めるところからやった方が良い」
3人とも弱い賦活が出来始めてから、明らかに体力がついたので、気を沈めるのは難色を示している。森の演習以降の成長率が高いので、やってよかったと実感する。
それはそれとして、魔力が消える感覚だけでもわかると覚えやすいかもしれない。
「ちょっと賦活してみてくれ」
3人の賦活を確認して、魔力を押し当てる。
ジリジリと対消滅していく、気力と魔力。
「なんか減ってるような」
「なんとなく」
「背中あたりが薄くなってるかもです」
海野さんが一番感覚良いな。他のこともだけれど、海野さんは物覚えが良いな。他のみんなも、今の覚えるペースなら孤児達より早い。これがスキルを得るってことなのか。
「その感覚を少しずつ覚えておこうか。まずは気の強弱が出来るようになろう」
「「「はい」」」
採取や野営の準備も4人に任せている。時間もかかるし下手だけど、日に日に成長しているのがわかると、微笑ましい。
「まるで先生だな」
「かもしれないな」
「否定すると思ったんだが……」
ピースが苦笑いしている。そんな顔するなら言わなければ良い。
俺は半人前だから師匠にはなれない。それなら先生の真似事をするくらいさ。
「それより、体術覚えたいんでしょ?」
「そうだった! さっそく頼む!」
やっぱり獣人族は筋肉が発達している。通常の人族とは才能の違いがあるよな。
でも、それ以上の人族も知っている。帝国の軍人は凄かった。力だけなら、一兵卒でも勇者君と同じくらいか。
「この打ち付けた時、手先が痛すぎないか?」
「痛くてあたりまえでしょ?」
「えぇ? お前普通に使ってたじゃないか」
なるほど、お手軽拳法と勘違いされたのかな。
手を鍛える方法から教えれば良かった。
「えっと、砂はないから、土で良いか。土に手を打ち付けて鍛えていくんだ。するとだんだん強くなって耐えられるようになる」
土に打ち込んで様子を見せる。
「砂とか土とか柔らかいものでやるんだよ」
「なるほどな。どのくらい練習すれば良いんだ?」
「とりあえず毎日少しずつやれば良いと思う」
「武術だから仕方ないよな。とりあえず練習するか」
そう言って土を叩き始める。
その様子を見ていた4人は、自分たちも覚えた方が良いかと話し合っていたが、気の鍛錬が先だと納得していた。
「晩御飯出来たよ!」
今日も変わらず野草やキノコの鍋。味付けも変わらないけど美味しい。
だけど、1つだけ食材を追加。
作ってる最中、気づかれないように弱毒の野草の粉末を入れている。これに気づいたのはピースだけだ。
「毎日飽きないことだな」
「ふふ。これで体が強くなるんだから良いでしょ?」
俺の師匠はもっとハードだったからな。気づかない程度の毒で鍛えられる上に、賦活で回復させてるんだ。優しいと思うけどなぁ?
「念入りに解毒薬まで作って……それも教えてくれよ」
「良いけど、採取は自分でやってよ?」
「どれどれ。現在地で言うとここら辺だな」
「ちょうど1/4位か。確か中間あたりに村があるんだっけ?」
「そうだな。寄り道した時に一度行ったことあるが、あまり歓迎はされないぞ」
ピースの渋い表情でもわかる。最低でも、何か交渉材料が必要かもしれないな。
4人にも聞いてみるか。
「みんなにも聞きたいんだけど、どうやったら食料譲ってもらえるかな?」
少し考えた後に1人ずつ答えてくれた。海野さんは、持っているお金で買えないかと思っている。トモエとカオルは物々交換。あおい君は仕事の対価。ピースはそこで補充しなかったので、わからないと言っている。
「結局どうするんですか?」
海野さんの言葉だけど、全員気になっている。
「全部と言いたいけれど、法外な報酬を求められたら断ることにしよう」
「「「「「了解(です)」」」」」
対価を集めるために、森の中で採取しつつ進んでいく。
それにしても、ピースの従魔が居てくれて良かった。アイアンブルは予想以上の力持ちで、背中に載せてる分で5人分は軽く超える大きさだ。カオルも気になっているみたいで、よく話しかけている。
「ピースさん。初めはどんな従魔が良いと思いますか?」
ゆっくりだが、確実に話せるようになってきた。ピースが参加してくれたのは大きい。
「そうだな。やはり一番おすすめなのは運搬出来る従魔かな」
「戦闘系よりもですか?」
「戦闘か。あっちは難しいんだよな。カオルの戦闘スタイルに合わせて補うタイプを選ぶんだが」
ピースは、カオルを再び見ると首を降る。
「ちゃんと動けるようになる方が先かな」
「そうですか。ノールさんは、どんな従魔を使役してたんですか?」
「うぇ?俺の?」
いきなり振られてビックリ。
「確か浮きくらげだろ?あれ使役してる奴すごく少ないんだよ。どうやって飼ってたんだ?」
「飼ってたというか。付いてきてたというか。とりあえずこれが好きだったかな」
懐《ふところ》からニンニクを取り出すとピースが後ずさる。
「うっ。そいつがニンニクか! 獣人族が無理な意味がわかったよ。早く仕舞ってくれ!」
「はいはい。これ目当てで来てたかな。あとは毒を食べるから、毒持ちの動植物を集めてたかも」
「カオルは諦めた方が良いな」
「いや、私も採取がんばればなんとか!」
「残念だけど、俺と一緒にいた浮きくらげは命令はよく無視してたよ?」
その言葉に2人とも絶句する。
「そんなのよく使役してたな?」
「まぁ、たまに頼み事は受けてくれたから助かってはいたかな」
ピースはむず痒そうな顔をしながら聞いてくる。
「そうか、もう一匹居たよな?」
「あぁ、そっちは普通だったな。魔鴨から進化して花鳥になったんだよ」
「進化! 魔獣は進化するんですね?」
「いや、普通は進化まで行かないぞ。やっぱりお前も従魔もおかしい」
そんなこと言われてもな。メサは良いけど、オスクは元気してるかな?今度教授に手紙出そうかな。ここから手紙出したら、いくらかかるのだろうか?どこに行っても金金金金。それが嫌で山に入ったのに……。
「ノールさん。すごい顔ですけど大丈夫ですか?」
カオルの言葉で意識が戻ってきた。いかんな。昔から考えると思考のツボにハマる。それがわかってから、あまり考えないようにしてたのに。気をつけよう。
「ごめんごめん。ちょっと考え事してた。俺もピースの言う通り運搬系は良いと思うぞ。花鳥も運搬してたけど、確実に移動が楽になる」
「なるほど、そうとなるとどんな魔物が良いか」
あとはピースが教えてくれるだろう。俺もここら辺は詳しく無いから、2人で相談してくれい。
他の3人はどうしてるかな?
「私たちのスキルは良いけど、先生の指導って何かしらね?」
「私も考えていたのですが、やっぱり教えることでしょうか」
「スキルの発動する感覚は無いの?」
はぁ。スキルは俺もわからないんだよな。1つわかってるのは魔力を使うってことだけか。だとすると、覚え始めた気を沈めないといけないな。
「ちょっと良いか?」
そう言って3人の意識をこっちに向ける。
「まだ言ってなかったが、気と魔力は打ち消し合うんだ。スキルは魔力を使うから、気を沈めるところからやった方が良い」
3人とも弱い賦活が出来始めてから、明らかに体力がついたので、気を沈めるのは難色を示している。森の演習以降の成長率が高いので、やってよかったと実感する。
それはそれとして、魔力が消える感覚だけでもわかると覚えやすいかもしれない。
「ちょっと賦活してみてくれ」
3人の賦活を確認して、魔力を押し当てる。
ジリジリと対消滅していく、気力と魔力。
「なんか減ってるような」
「なんとなく」
「背中あたりが薄くなってるかもです」
海野さんが一番感覚良いな。他のこともだけれど、海野さんは物覚えが良いな。他のみんなも、今の覚えるペースなら孤児達より早い。これがスキルを得るってことなのか。
「その感覚を少しずつ覚えておこうか。まずは気の強弱が出来るようになろう」
「「「はい」」」
採取や野営の準備も4人に任せている。時間もかかるし下手だけど、日に日に成長しているのがわかると、微笑ましい。
「まるで先生だな」
「かもしれないな」
「否定すると思ったんだが……」
ピースが苦笑いしている。そんな顔するなら言わなければ良い。
俺は半人前だから師匠にはなれない。それなら先生の真似事をするくらいさ。
「それより、体術覚えたいんでしょ?」
「そうだった! さっそく頼む!」
やっぱり獣人族は筋肉が発達している。通常の人族とは才能の違いがあるよな。
でも、それ以上の人族も知っている。帝国の軍人は凄かった。力だけなら、一兵卒でも勇者君と同じくらいか。
「この打ち付けた時、手先が痛すぎないか?」
「痛くてあたりまえでしょ?」
「えぇ? お前普通に使ってたじゃないか」
なるほど、お手軽拳法と勘違いされたのかな。
手を鍛える方法から教えれば良かった。
「えっと、砂はないから、土で良いか。土に手を打ち付けて鍛えていくんだ。するとだんだん強くなって耐えられるようになる」
土に打ち込んで様子を見せる。
「砂とか土とか柔らかいものでやるんだよ」
「なるほどな。どのくらい練習すれば良いんだ?」
「とりあえず毎日少しずつやれば良いと思う」
「武術だから仕方ないよな。とりあえず練習するか」
そう言って土を叩き始める。
その様子を見ていた4人は、自分たちも覚えた方が良いかと話し合っていたが、気の鍛錬が先だと納得していた。
「晩御飯出来たよ!」
今日も変わらず野草やキノコの鍋。味付けも変わらないけど美味しい。
だけど、1つだけ食材を追加。
作ってる最中、気づかれないように弱毒の野草の粉末を入れている。これに気づいたのはピースだけだ。
「毎日飽きないことだな」
「ふふ。これで体が強くなるんだから良いでしょ?」
俺の師匠はもっとハードだったからな。気づかない程度の毒で鍛えられる上に、賦活で回復させてるんだ。優しいと思うけどなぁ?
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