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メアリアを部屋に残し、廊下へ出たエドワードは一人頭を抱えていた。
どうしようもない。彼女を優しく慈しみたいと思っているのに、その姿をひとたび目にすれば、荒れ狂う性欲を抑えきれずに手が先に出てしまう。
彼女は酷い夫に迫害され、深く傷ついているというのに。
(……リアが、あまりにも美しすぎるのが悪い)
そして、あまりにも官能的だ。
あんなに感じやすく、情欲に溺れた表情を見せるというのに、あの元夫はどれだけ甲斐性なしの無能だったのか。
だからこそ、かつて「メアリアを俺の妻に」と国王に何度も親書を送ったのだ。それなのにあの国王は、帝国の申し出を袖にし、あんなクソ野郎に娘を嫁がせた。
愛撫も満足にできない下手くそに嫁がせ、最終的に「魔女」呼ばわりされて迫害されるくらいなら、最初から帝国の嫡子である俺に嫁がせた方が、はるかに国益に叶っていたし、何より彼女を幸せにできたはずだ。
『愛娘を国外に嫁がせたくない。特に、帝国のような野蛮な国には絶対に渡さない』
国王はそう言って頑なに譲らなかった。帝国を、俺たちを「野蛮」だと忌み嫌って。
おまけに彼女自身も俺との出会いを覚えていないようで、ついムキになって強引に扱ってしまった。
エドワードがあの会場にいたのは、会談のついでに彼女の姿を見るためだった。
未練がましいとは分かっていたが、彼女が幸せに暮らしている姿をひと目見れば、自分も諦めがつくと考えていたのだ。
だが、今思えば、あの場所に居合わせることができて本当に良かった。
もし偶然が重ならなければ、俺が異変に気づいた頃には、彼女は魔女として火炙りにされていたかもしれないのだ。そう思うだけで、今でも背筋に氷を押し当てられたような恐怖を感じる。
信じてもいない神に感謝したいほどだった。
エドワードがメアリアと出会ったのは、彼が十歳の誕生日を迎えた祝宴の席だった。
彼女は父親に連れられ、兄と共に出席していた。
エドワードが挨拶回りに疲れ果て、一人庭で休んでいた時のことだ。
「こんにちは」
声をかけられ顔を上げると、そこには幼いメアリアが立っていた。
「ここは俺の私的な庭だ。勝手に入ることは許されない」
疲れ切っていたエドワードは、きつい口調で突き放した。
「ごめんなさい。迷子になってしまって……。貴方、すごく疲れた顔をしているわね。クッキー食べる? 私の手作りなの」
「は? クッキーだと。毒が入っているかもしれないものを食べられるか」
さらに険しい言葉を浴びせたが、彼女はひるむどころか、差し出したクッキーを自分で一口かじってみせた。
「ほら、毒なんてないわ。疲れた時は甘いものが一番なのよ。ねえ、食べて?」
必死に勧めてくる彼女に気圧され、エドワードはしぶしぶクッキーを受け取り、口にした。
すると、どうだろう。一口食べただけで、澱んでいた疲れが嘘のように吹き飛んだのだ。
「……なんだこれは。お前、治癒魔法を使えるのか? それとも何か薬草を?」
「大袈裟ね、クッキーが甘いからよ」
驚愕するエドワードを見て、メアリアはクスクスと笑った。
彼女の反応を見る限り、自覚はないようだ。だが、彼女自身から立ち上る、魂を揺さぶるような甘い匂い。
そうか、彼女は――。
「メアリアと言ったか。大人になったら、俺と結婚しろ」
エドワードは、気づけば彼女の手を強く握りしめていた。
「えっと……リアは王女なの。結婚相手は好きに選べないんだって。……でも、お父様が良いと言ってくださったら、結婚してあげてもいいわ。だって貴方、とっても綺麗な目をしているもの。海みたい」
「そうか。約束だぞ、メアリア王女。俺は帝国王子だ。きっと迎えに行く」
「本当? 楽しみにしてるわね」
あの時、彼女が浮かべた無邪気な笑顔。
幼い子供の戯言だと笑われるかもしれない。だが、エドワードにとってそれは運命の出会いであり、何年経っても頭から離れない、渇望の原点だった。
それなのに、再会した彼女は自分を欠片も覚えていなかった。それが、どうしようもなく悔しかった。
(感情のままに彼女を味わってしまった。一線だけは理性を繋ぎ止めて守ったが……完全に怖がらせただろうな)
性欲に任せて無理やり奪うのは本意ではない。
何とか耐えなければと自分を律していた、その時だった。
「殿下。まだ彼女に手を……いえ、『牙』を出していないのですか?」
背後から声をかけられ、エドワードは壁に手をついたまま忌々しげに振り返った。側近の男が、呆れたように溜息を吐いている。
「……手を出してしまっていることに、反省しているところだ」
「そうではなく、栄養摂取の話ですよ。あれだけ甘い匂いを放つ女性なら、貴方が喉から手が出るほど欲しがるわけだ」
「黙れ。俺はリアを『餌』にするために連れてきたわけじゃない」
エドワードは側近を殺気を込めて睨む。しかし、側近は怯むこと無く続けた。
「餌にしてしまえば良いでしょう。我々吸血族(ヴァンパイア)にとって、あれほどの個体は至高の栄養源です。それなのに貴方は、頑なに彼女の血を飲もうとしない」
奥手な主に、側近も見ていられなくなったのである。苦言を呈してた。それはひとえに主を心配しての事である。
「リアの手料理は、俺たちの糧になる。それで十分だ」
しかし、エドワードも頑なだ。それに、エドワードはメアリアの料理の味を知っていた。
「しかし、血を吸う時の快感はひとしおですよ。あの方ほどなら、快楽に蕩けて自ら抱いてとせがんでくるはずだ。彼女と一つになりたいのでしょう? まさに一石二鳥では……」
「黙れと言っている。それ以上彼女を侮辱するなら、いくらお前でも首を跳ねるぞ」
側近の言葉にエドワードは我慢できずに腰の短剣を抜き、刃先を側近の喉元に突きつけた。
「……本能に逆らっても仕方ないというのに」
側近は深い溜息を吐く。
「いいから黙って飯を持ってこい。彼女の分もだ」
「はいはい、分かりましたよ。……全く、不器用な主君だ」
側近は肩をすくめ、エドワードの傍を離れていった。
一人残されたエドワードは、剣を鞘に収めると、いまだ熱を持った自分の手をじっと見つめた。
愛したい、守りたい。だが同時に、その白い首筋に牙を立て、すべてを飲み尽くしたいという吸血族の飢えが、彼の中で激しく渦巻いていた。
どうしようもない。彼女を優しく慈しみたいと思っているのに、その姿をひとたび目にすれば、荒れ狂う性欲を抑えきれずに手が先に出てしまう。
彼女は酷い夫に迫害され、深く傷ついているというのに。
(……リアが、あまりにも美しすぎるのが悪い)
そして、あまりにも官能的だ。
あんなに感じやすく、情欲に溺れた表情を見せるというのに、あの元夫はどれだけ甲斐性なしの無能だったのか。
だからこそ、かつて「メアリアを俺の妻に」と国王に何度も親書を送ったのだ。それなのにあの国王は、帝国の申し出を袖にし、あんなクソ野郎に娘を嫁がせた。
愛撫も満足にできない下手くそに嫁がせ、最終的に「魔女」呼ばわりされて迫害されるくらいなら、最初から帝国の嫡子である俺に嫁がせた方が、はるかに国益に叶っていたし、何より彼女を幸せにできたはずだ。
『愛娘を国外に嫁がせたくない。特に、帝国のような野蛮な国には絶対に渡さない』
国王はそう言って頑なに譲らなかった。帝国を、俺たちを「野蛮」だと忌み嫌って。
おまけに彼女自身も俺との出会いを覚えていないようで、ついムキになって強引に扱ってしまった。
エドワードがあの会場にいたのは、会談のついでに彼女の姿を見るためだった。
未練がましいとは分かっていたが、彼女が幸せに暮らしている姿をひと目見れば、自分も諦めがつくと考えていたのだ。
だが、今思えば、あの場所に居合わせることができて本当に良かった。
もし偶然が重ならなければ、俺が異変に気づいた頃には、彼女は魔女として火炙りにされていたかもしれないのだ。そう思うだけで、今でも背筋に氷を押し当てられたような恐怖を感じる。
信じてもいない神に感謝したいほどだった。
エドワードがメアリアと出会ったのは、彼が十歳の誕生日を迎えた祝宴の席だった。
彼女は父親に連れられ、兄と共に出席していた。
エドワードが挨拶回りに疲れ果て、一人庭で休んでいた時のことだ。
「こんにちは」
声をかけられ顔を上げると、そこには幼いメアリアが立っていた。
「ここは俺の私的な庭だ。勝手に入ることは許されない」
疲れ切っていたエドワードは、きつい口調で突き放した。
「ごめんなさい。迷子になってしまって……。貴方、すごく疲れた顔をしているわね。クッキー食べる? 私の手作りなの」
「は? クッキーだと。毒が入っているかもしれないものを食べられるか」
さらに険しい言葉を浴びせたが、彼女はひるむどころか、差し出したクッキーを自分で一口かじってみせた。
「ほら、毒なんてないわ。疲れた時は甘いものが一番なのよ。ねえ、食べて?」
必死に勧めてくる彼女に気圧され、エドワードはしぶしぶクッキーを受け取り、口にした。
すると、どうだろう。一口食べただけで、澱んでいた疲れが嘘のように吹き飛んだのだ。
「……なんだこれは。お前、治癒魔法を使えるのか? それとも何か薬草を?」
「大袈裟ね、クッキーが甘いからよ」
驚愕するエドワードを見て、メアリアはクスクスと笑った。
彼女の反応を見る限り、自覚はないようだ。だが、彼女自身から立ち上る、魂を揺さぶるような甘い匂い。
そうか、彼女は――。
「メアリアと言ったか。大人になったら、俺と結婚しろ」
エドワードは、気づけば彼女の手を強く握りしめていた。
「えっと……リアは王女なの。結婚相手は好きに選べないんだって。……でも、お父様が良いと言ってくださったら、結婚してあげてもいいわ。だって貴方、とっても綺麗な目をしているもの。海みたい」
「そうか。約束だぞ、メアリア王女。俺は帝国王子だ。きっと迎えに行く」
「本当? 楽しみにしてるわね」
あの時、彼女が浮かべた無邪気な笑顔。
幼い子供の戯言だと笑われるかもしれない。だが、エドワードにとってそれは運命の出会いであり、何年経っても頭から離れない、渇望の原点だった。
それなのに、再会した彼女は自分を欠片も覚えていなかった。それが、どうしようもなく悔しかった。
(感情のままに彼女を味わってしまった。一線だけは理性を繋ぎ止めて守ったが……完全に怖がらせただろうな)
性欲に任せて無理やり奪うのは本意ではない。
何とか耐えなければと自分を律していた、その時だった。
「殿下。まだ彼女に手を……いえ、『牙』を出していないのですか?」
背後から声をかけられ、エドワードは壁に手をついたまま忌々しげに振り返った。側近の男が、呆れたように溜息を吐いている。
「……手を出してしまっていることに、反省しているところだ」
「そうではなく、栄養摂取の話ですよ。あれだけ甘い匂いを放つ女性なら、貴方が喉から手が出るほど欲しがるわけだ」
「黙れ。俺はリアを『餌』にするために連れてきたわけじゃない」
エドワードは側近を殺気を込めて睨む。しかし、側近は怯むこと無く続けた。
「餌にしてしまえば良いでしょう。我々吸血族(ヴァンパイア)にとって、あれほどの個体は至高の栄養源です。それなのに貴方は、頑なに彼女の血を飲もうとしない」
奥手な主に、側近も見ていられなくなったのである。苦言を呈してた。それはひとえに主を心配しての事である。
「リアの手料理は、俺たちの糧になる。それで十分だ」
しかし、エドワードも頑なだ。それに、エドワードはメアリアの料理の味を知っていた。
「しかし、血を吸う時の快感はひとしおですよ。あの方ほどなら、快楽に蕩けて自ら抱いてとせがんでくるはずだ。彼女と一つになりたいのでしょう? まさに一石二鳥では……」
「黙れと言っている。それ以上彼女を侮辱するなら、いくらお前でも首を跳ねるぞ」
側近の言葉にエドワードは我慢できずに腰の短剣を抜き、刃先を側近の喉元に突きつけた。
「……本能に逆らっても仕方ないというのに」
側近は深い溜息を吐く。
「いいから黙って飯を持ってこい。彼女の分もだ」
「はいはい、分かりましたよ。……全く、不器用な主君だ」
側近は肩をすくめ、エドワードの傍を離れていった。
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