60 / 79
59話 ※春岳と伊吹のチャラブ兜あわせ
しおりを挟む
春岳が伊吹を恋人にして十日程になる。
飽きもせず、春岳は毎晩、伊吹を閨に呼んだ。
「ンン、殿、ふぁ……ああ……」
「伊吹、閨では何て呼ぶんでしたか?」
「春岳様、あっあっ…」
春岳は伊吹の魔羅を後ろから包のみ、千摺りしつつ、唇を合わせる。
伊吹は私の恋人なので、接吻もしましょうねと、言うと、伊吹は初めてなんですと、少し怯えていた。
最初こそ、上手く息継ぎが出来ずに窒息しかけ失神させてしまった事も有ったが、今では接吻にも慣れ、目を細めて微笑んでくれる。
ああ、可愛い。
俺の伊吹が可愛い過ぎる。
「私にも春岳様の魔羅を愛でさせて下さい」
「うん、優しく撫でて。伊吹の魔羅と仲良くしよう」
未だに、春岳が伊吹に出来る事は、千摺りと兜あわせ、それから接吻ぐらいだ。
伊吹は本当に色事にはウブすぎて全てが初めての経験になる。
それは愛らしく、ゆっくり育めば良いと思うのもたが、歯がゆく思うことも有った。
大事にしたいが、そろそろ先にも進めたいな。
「んぁッ春岳様、春岳様ぁ」
「魔羅が気持ちいいね伊吹」
「気持ちいいです。アッアッ、春岳様の魔羅は気持ちいいですか?」
「うん、気持ちいいよ伊吹」
「んあっンン」
気持ちよさそうに喘いでくれる伊吹が可愛くて、春岳は、もう一度接吻する。
初めは声を押さえようとしたり、恥ずかしい顔を見られたく無いのか、反らしたり、腰を引いて逃げようとする事も有った。
だが最近では、それも無くなり、素直に気持ちいいと伝えてくれるし、喘ぎ声も可愛い顔も見せてくれる。
普段、清廉潔白な様子で色事に興味など無い様子で、武闘派の雄々しい伊吹。
彼のこんな厭らしい部分を知っているのは自分だけだと思うと、春岳は興奮する。
「アァン、気持ちいい。出してしまいます!」
「いいよ。出してしまいなさい。可愛く達する所を見せて」
「イヤイヤ、イヤです。達したくないです」
ブンブン首を振って嫌がる伊吹。
急にどうしたのだろう。
「何で? 達したく無いの?」
何が気に入らないのだろう?
「いつも私ばっかり先に達してしまいます。今日は春岳様が先に達して下さい。ああっンン、ダメですってば! 手を止めて下さい! 出てしまいます! うああっン」
必死になって先に春岳をイかせようと、千摺りを激しくする伊吹だが。
そんな事を言われて止まれる春岳じゃない。
ああ、伊吹可愛過ぎる。
反則だぁ。
「んんアッ止めて、やだぁ出ちゃいます!出ちゃう! あああンンン!!!」
グチャグチャと激しい音を立てて千摺りする伊吹と春岳。
伊吹は耐えきれずに達してしまった。
それを見届けてから「ン……」と、小さく声を漏らし、春岳も達するのだった。
「また私が先に達してしまいました…… 止めて下さとお願いしましたのに。殿は意地悪です」
ムスッとした様子で布団に顔を埋めてしまう伊吹。
もう呼び名は殿に戻ってしまった。
ちょっと残念だ。
「ごめんなさい。伊吹があまりに可愛かったので。止められませんでした。ねぇ、可愛い顔を見せて下さい伊吹」
機嫌を取るよう謝りながら、背中を撫でる春岳。
「んアッ! っ…… 今、触らないで下さい」
「伊吹?」
もしかして、敏感になっていて背中を擦られるだけで感じてしまうのだろうか。
伊吹、凄い敏感過ぎる。
嗚呼、心配だ。
こんなにちょろすぎる上に敏感でエッチな顔するなんて、よく今まで無事にいたものである。
「落ち着いたら湯浴みに行きましょう」
「はい……」
顔を見せてくれないのは寂しいので、無理矢理抱き寄せると、真っ赤な顔を見せてくれた。
「伊吹、愛してますよ」
「私もです……」
いつも春岳は伊吹に愛を伝える。
伊吹が愛してると返してくれた事は無い。
伊吹は照れ屋さんだから多くは望まない。
ゆっく育めたら良いと思う。
彼の中には、はじめっから無い愛さえも。
飽きもせず、春岳は毎晩、伊吹を閨に呼んだ。
「ンン、殿、ふぁ……ああ……」
「伊吹、閨では何て呼ぶんでしたか?」
「春岳様、あっあっ…」
春岳は伊吹の魔羅を後ろから包のみ、千摺りしつつ、唇を合わせる。
伊吹は私の恋人なので、接吻もしましょうねと、言うと、伊吹は初めてなんですと、少し怯えていた。
最初こそ、上手く息継ぎが出来ずに窒息しかけ失神させてしまった事も有ったが、今では接吻にも慣れ、目を細めて微笑んでくれる。
ああ、可愛い。
俺の伊吹が可愛い過ぎる。
「私にも春岳様の魔羅を愛でさせて下さい」
「うん、優しく撫でて。伊吹の魔羅と仲良くしよう」
未だに、春岳が伊吹に出来る事は、千摺りと兜あわせ、それから接吻ぐらいだ。
伊吹は本当に色事にはウブすぎて全てが初めての経験になる。
それは愛らしく、ゆっくり育めば良いと思うのもたが、歯がゆく思うことも有った。
大事にしたいが、そろそろ先にも進めたいな。
「んぁッ春岳様、春岳様ぁ」
「魔羅が気持ちいいね伊吹」
「気持ちいいです。アッアッ、春岳様の魔羅は気持ちいいですか?」
「うん、気持ちいいよ伊吹」
「んあっンン」
気持ちよさそうに喘いでくれる伊吹が可愛くて、春岳は、もう一度接吻する。
初めは声を押さえようとしたり、恥ずかしい顔を見られたく無いのか、反らしたり、腰を引いて逃げようとする事も有った。
だが最近では、それも無くなり、素直に気持ちいいと伝えてくれるし、喘ぎ声も可愛い顔も見せてくれる。
普段、清廉潔白な様子で色事に興味など無い様子で、武闘派の雄々しい伊吹。
彼のこんな厭らしい部分を知っているのは自分だけだと思うと、春岳は興奮する。
「アァン、気持ちいい。出してしまいます!」
「いいよ。出してしまいなさい。可愛く達する所を見せて」
「イヤイヤ、イヤです。達したくないです」
ブンブン首を振って嫌がる伊吹。
急にどうしたのだろう。
「何で? 達したく無いの?」
何が気に入らないのだろう?
「いつも私ばっかり先に達してしまいます。今日は春岳様が先に達して下さい。ああっンン、ダメですってば! 手を止めて下さい! 出てしまいます! うああっン」
必死になって先に春岳をイかせようと、千摺りを激しくする伊吹だが。
そんな事を言われて止まれる春岳じゃない。
ああ、伊吹可愛過ぎる。
反則だぁ。
「んんアッ止めて、やだぁ出ちゃいます!出ちゃう! あああンンン!!!」
グチャグチャと激しい音を立てて千摺りする伊吹と春岳。
伊吹は耐えきれずに達してしまった。
それを見届けてから「ン……」と、小さく声を漏らし、春岳も達するのだった。
「また私が先に達してしまいました…… 止めて下さとお願いしましたのに。殿は意地悪です」
ムスッとした様子で布団に顔を埋めてしまう伊吹。
もう呼び名は殿に戻ってしまった。
ちょっと残念だ。
「ごめんなさい。伊吹があまりに可愛かったので。止められませんでした。ねぇ、可愛い顔を見せて下さい伊吹」
機嫌を取るよう謝りながら、背中を撫でる春岳。
「んアッ! っ…… 今、触らないで下さい」
「伊吹?」
もしかして、敏感になっていて背中を擦られるだけで感じてしまうのだろうか。
伊吹、凄い敏感過ぎる。
嗚呼、心配だ。
こんなにちょろすぎる上に敏感でエッチな顔するなんて、よく今まで無事にいたものである。
「落ち着いたら湯浴みに行きましょう」
「はい……」
顔を見せてくれないのは寂しいので、無理矢理抱き寄せると、真っ赤な顔を見せてくれた。
「伊吹、愛してますよ」
「私もです……」
いつも春岳は伊吹に愛を伝える。
伊吹が愛してると返してくれた事は無い。
伊吹は照れ屋さんだから多くは望まない。
ゆっく育めたら良いと思う。
彼の中には、はじめっから無い愛さえも。
0
あなたにおすすめの小説
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
異世界にやってきたら氷の宰相様が毎日お手製の弁当を持たせてくれる
七瀬京
BL
異世界に召喚された大学生ルイは、この世界を救う「巫覡」として、力を失った宝珠を癒やす役目を与えられる。
だが、異界の食べ物を受けつけない身体に苦しみ、倒れてしまう。
そんな彼を救ったのは、“氷の宰相”と呼ばれる美貌の男・ルースア。
唯一ルイが食べられるのは、彼の手で作られた料理だけ――。
優しさに触れるたび、ルイの胸に芽生える感情は“感謝”か、それとも“恋”か。
穏やかな日々の中で、ふたりの距離は静かに溶け合っていく。
――心と身体を癒やす、年の差主従ファンタジーBL。
【完結】※セーブポイントに入って一汁三菜の夕飯を頂いた勇者くんは体力が全回復します。
きのこいもむし
BL
ある日突然セーブポイントになってしまった自宅のクローゼットからダンジョン攻略中の勇者くんが出てきたので、一汁三菜の夕飯を作って一緒に食べようねみたいなお料理BLです。
自炊に目覚めた独身フリーターのアラサー男子(27)が、セーブポイントの中に入ると体力が全回復するタイプの勇者くん(19)を餌付けしてそれを肴に旨い酒を飲むだけの逆異世界転移もの。
食いしん坊わんこのローグライク系勇者×料理好きのセーブポイント系平凡受けの超ほんわかした感じの話です。
イケメン後輩のスマホを拾ったらロック画が俺でした
天埜鳩愛
BL
☆本編番外編 完結済✨ 感想嬉しいです!
元バスケ部の俺が拾ったスマホのロック画は、ユニフォーム姿の“俺”。
持ち主は、顔面国宝の一年生。
なんで俺の写真? なんでロック画?
問い詰める間もなく「この人が最優先なんで」って宣言されて、女子の悲鳴の中、肩を掴まれて連行された。……俺、ただスマホ届けに来ただけなんだけど。
頼られたら嫌とは言えない南澤燈真は高校二年生。クールなイケメン後輩、北門唯が置き忘れたスマホを手に取ってみると、ロック画が何故か中学時代の燈真だった! 北門はモテ男ゆえに女子からしつこくされ、燈真が助けることに。その日から学年を越え急激に仲良くなる二人。燈真は誰にも言えなかった悩みを北門にだけ打ち明けて……。一途なメロ後輩 × 絆され男前先輩の、救いすくわれ・持ちつ持たれつラブ!
☆ノベマ!の青春BLコンテスト最終選考作品に加筆&新エピソードを加えたアルファポリス版です。
アプリで都合のいい男になろうとした結果、彼氏がバグりました
あと
BL
「目指せ!都合のいい男!」
穏やか完璧モテ男(理性で執着を押さえつけてる)×親しみやすい人たらし可愛い系イケメン
攻めの両親からの別れろと圧力をかけられた受け。関係は秘密なので、友達に相談もできない。悩んでいる中、どうしても別れたくないため、愛人として、「都合のいい男」になることを決意。人生相談アプリを手に入れ、努力することにする。しかし、攻めに約束を破ったと言われ……?
攻め:深海霧矢
受け:清水奏
前にアンケート取ったら、すれ違い・勘違いものが1位だったのでそれ系です。
ハピエンです。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
自己判断で消しますので、悪しからず。
殿下に婚約終了と言われたので城を出ようとしたら、何かおかしいんですが!?
krm
BL
「俺達の婚約は今日で終わりにする」
突然の婚約終了宣言。心がぐしゃぐしゃになった僕は、荷物を抱えて城を出る決意をした。
なのに、何故か殿下が追いかけてきて――いやいやいや、どういうこと!?
全力すれ違いラブコメファンタジーBL!
支部の企画投稿用に書いたショートショートです。前後編二話完結です。
【完結】弟を幸せにする唯一のルートを探すため、兄は何度も『やり直す』
バナナ男さん
BL
優秀な騎士の家系である伯爵家の【クレパス家】に生まれた<グレイ>は、容姿、実力、共に恵まれず、常に平均以上が取れない事から両親に冷たく扱われて育った。 そんなある日、父が気まぐれに手を出した娼婦が生んだ子供、腹違いの弟<ルーカス>が家にやってくる。 その生まれから弟は自分以上に両親にも使用人達にも冷たく扱われ、グレイは初めて『褒められる』という行為を知る。 それに恐怖を感じつつ、グレイはルーカスに接触を試みるも「金に困った事がないお坊ちゃんが!」と手酷く拒絶されてしまい……。 最初ツンツン、のちヤンデレ執着に変化する美形の弟✕平凡な兄です。兄弟、ヤンデレなので、地雷の方はご注意下さいm(__)m
僕の恋人は、超イケメン!!
刃
BL
僕は、普通の高校2年生。そんな僕にある日恋人ができた!それは超イケメンのモテモテ男子、あまりにもモテるため女の子に嫌気をさして、偽者の恋人同士になってほしいとお願いされる。最初は、嘘から始まった恋人ごっこがだんだん本気になっていく。お互いに本気になっていくが・・・二人とも、どうすれば良いのかわからない。この後、僕たちはどうなって行くのかな?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる