少女とお嬢様と外れモノと

kai

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【終わりからの始まり】

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 そこには、死体が横たわっていた。誰が見ても屍で、生を感じさせるものが何一つなく、無残にも切り裂かれていた。

 僅かでも救われるところを探すなら、頭部だけは無傷であったこと。白い霜の中、今は汚すモノが居ない。

 しかし、幾日かの後に朽ち果て土へ還るのだろうと誰もが思う残骸の横で、男は立っていた。誰も居ない、薄白に染まった野原に。

 歳は二十後半といった所だけれど、醸し出す雰囲気は往く年の積み重ねを知らしめていた。

 男は赤いそれを眺めていたが、やがて踵を返し、何処かへと去って行った。いつの間にか消えた残骸と共に。



 暗い闇を切り裂く白い摩天楼、その最上階に誰も入ることが出来ない部屋がある。ドアも窓も無い密室は書斎になっており、先ほどの男が木製の机で筆を執っていた。近くにはうじゃうじゃと蠢く『何か』が寝具に存在し、屍もその中にあった。

『何か』は、忙しなく蠢いていて、潜ったり、這いずったりしている。『何か』はどこか方向性を持って這いずりまわっていたが、動きがなくなると共に消えていき、代わりに綺麗な死体が出来上がっていた。死体は生前を思わせる出来栄えで、『もしかしたら生き返るかもしれない』と思わせるほどだ。

 実際、体中に体液が巡り始めたし、曲線を描く胸部は上下をしはじめ呼吸の音だってする。半刻が過ぎたころには、青白かった肌は赤く火照てり、幾ばくかの生気を感じさせた。

 そして、目を開き意識が覚醒する頃を見計らって、男は声をかけた。

「名がわかるか?」



 目覚めは自覚できなかった。目を開いていることも、天井を見ていることもしばらく眺めてから気づいたと思う。そんな中でかけられた問いは、どこか遠いところから聞いているように思えた。思考は働かず、話を聞くだけで精一杯だ。

「考える必要はない。今から、一つずつ理解していくこととなる。初めに、お前は死んだ」

 非常識な話だったが、すんなりと受け入れることが出来た。けれど、なぜ死ぬことになったのか、重要なことなのに思い出すことが出来ない。

「原因は大量出血。化け物に襲われ、体を切り裂かれた」

 そう、私は無意識の中誘われるように夜の街を抜け、外れの野原で引き裂かれたのだ。いきなりで、化け物の姿を見ることは出来なかった。まあ、見たいとも思わないので問題ない。

 ただ、少しだけ、化け物がどうなったか気になる。

「始末した。化け物の目的はこちらで、お前は巻き込まれた」

 なるほど、これで殺された原因は分かった。私を生き返したのは、負い目を感じてのことなんだろうか?なんとなく、そんなタマとは思えないけど。

「自責の念など無い。修復したのは、別に意味がある。それに、生き返ってなどいない。頭を体に繋ぎ、体液を通わせただけだ」

 それで目を覚まし、意識があるのなら、生き返りと言わず、何と言えばいいのか?

「では聞くが、脈動は無く、体も別物で、損傷の少なかった脳でさえ手が及んで元とは異なっている。これで、誰が生き返ったと言うのか」

 確かに、心臓の鼓動は感じない。それでは、どうやって血が流れているのか、体が別物とはどういうことなのか。全く分からない。

「その体は蠢く『虫』から成り立っている。人の死体に巣食い、足らない部分は擬態で誤魔化し、疑似体液を体に巡らせ、まるで生きているかのように操り振る舞う。人が未だに知りえない、『虫』だ」

 頭はどうなっているのだろうか。この考えも『虫』が作り出したものなのだろうか?

「脳へは直接手を加え、『虫』に汚染されないよう処置した。傷ついた部分は繕い、足らない部分は疑似細胞で代替し、模造品を作った」
 それであれば、生き返ったとは言わないのかもしれない。死んだ者が生き返ったように振る舞っているだけだ。

「差異が理解できたなら、最終点検だ。思考に問題は?違和感は?」
 自分は死んだ。体は虫から成っている。このようなおぞましい事実が明らかになったのに、落ちつていられないのが普通なのに、湧き上がってくるものが何も無い。

「何も無い。ただ、目が覚めただけみたいだ」

 灯は上半身をベッドから持ち上げ、男を見る。掛けられていた白布が体らからずれ落ちないようにと、手で支えながらだが、死んでいたとは思えないほど軽く体は動いた。

「こんばんは、初めまして、私は立花 灯と言う名前だった事を思い出したよ。化け物さん」

 無機質な臭いのする部屋にあって、鮮やかに彩る笑顔で挨拶を送ったが、男は顔を持ち上げ、気にした風もなく少女に目を合わせた。その瞳はただ黒く、何も映ることなく吸い込まれるようだ。

「日は昇っている。呼び方は何であれ問題ないが、世間では弓永 宗と呼ばれている」

 部屋の主に相応しい、無感情な返答になんて答えればよいのか、黙って次の言葉を待つほうが良いのかなんて考えたが、どうしても言わなければならないことがあった。

「さすがに、このまま話すのは恥ずかしい。なにか服を頂けると嬉しいのだけれど」

 恥ずかしさからか、わずかに笑みを浮かべ言った要求は、どこにでもいる少女のようであった。



 弓永から貰った洋服は、この春先に流行っている花柄を使ったシャツと白とピンクで彩ったスカートだった。灯が着ることに何ら問題は無かったが、この無頓着そうな男が用意したという点には違和感があった。

 まさか弓永が選んだのか?もしそうなら、意外と人間味のある人物かもしれない。

「すごくかわいい服ですね。これは弓永さんが選ばれたんですか?」

 相手は大人で威厳のある人だ。慣れない敬語を使って話してみたけど、合っているか自信がないな。

「瑕へお前の要求を伝えたあと、持ってきた」

 『きず』とは誰であろうか?持ってきたと言ったが、弓永以外の人物を見ていない。そういえば、服を着た覚えもない。どういうことだろうか、死んだ後遺症で忘れっぽくなったのか。

「そうではない。瑕の仕事は、誰にも気づかれないことが常だ」

 弓永がこちらの横に目線を送ると、いつの間にやら女性が立っていた。綺麗な金糸の髪を束ねた長身の女性で、気品のある顔立ちは弓永と違い、人種を特性させることが出来なかった。肌が白くブロンドなので、白人だろうか。もしくは、染色した黄色人種か。

「初めまして、立花様。瑕と申します。アマタの命令とは言え、了承も得ず勝手な振る舞いをし、誠に申し訳ありません」

「いえ、大丈夫です。いつの間にか服を着ていたことに驚きましたけど、かわいい洋服を着せて貰えたのだから、悪い気はしていませんよ」

 実際、彼女の気品ある態度や可愛い洋服のせいか、勝手にきがえさせられ肌に触れられたことなどは気にならなかった。それより気になったのは、存在を隠せたカラクリだ。触れられても分からなかった。そんなことがあるとは。

「死人が動けるのだから、その程度は眇々たる現象。と盲目にならない点は、良い」

 褒められているのだろうか?と疑問になるが、まだ気になることがある。

「瑕さん。アマタって言うのは、弓永さんのことかな?」

 弓永の唐突な発言を無視して疑問を投げかけたが、弓永は気にしただろうか?しかし、独り言みたいな物言いに反応するのは難易度が高い。無視するのが正しい選択だと思う。

「立花様がおっしゃる弓永は、アマタで間違いありません。私たち使用人は、主人をアマタと呼んでいます」

 そういえば自己紹介で、弓永は世間一般で呼ばれている名前だと紹介された。おそらく、芸能人みたいにいくつも名前があるのだろう。

「呼称に特別な意味を見出してはいない。それより、本題へ入ろう」

「本題?」

 唐突な話だ。脈絡のなさは、会話をしているという気がしない。

「先ほど、修復したのには意味があると言った。些細な依頼がある」

 何であろうか。何であろうと、この男から出されるものだ。簡単では無い気がする。

「弓永 紫の護衛」


 『弓永 紫』とは、弓永 宗の娘で灯と同じくこの春から高校へと進学する少女だ。高校はお嬢様が通うことで有名な、桜学館女子高等学校(通称:桜女子)。つまりは、お嬢様だ。器量は大変よく、機知に富んだ才女というのが瑕の話した人物像だった。

「けれど、なんだって素人の私に頼む必要があるのですか。何から守るのか知りませんけど、荷の重い話じゃないですか」

「護衛能力が高いとは思っていない。目の前で死んだ少女が紫と同じ年であっただけ」

 何が言いたいのか分かりづらい返答を頂いた。この人と会話をするのは大変だ、というのが灯の感想だ。

「つまり護衛にと言う話は、ただの思いつきであり、防衛能力は期待していないということ?それでは、ただのお世話係か話し相手じゃないですか」

 そもそも灯には武道の経験は無く、特別な技能を持っているわけでもない。襲われれば、逆に守ってもらう必要がるほど貧弱だ。

「灯様。紫はとある理由で警護が必要な身ですが、それは本人には全く落ち度の無い話なのです。そんな彼女が窮屈な日々を過ごさなければならず、可哀そうだと憐れんでいました。そこで、同年代の灯様に護衛して頂ければ、気も軽くなるのではないかと考えたのです」

 瑕の懇願には弓永に無い、悲壮感めいたものが見られた。しかし、と灯は思う。

「危機には紫さんの盾になって、別の護衛が来るまで耐えろってことですか?紫さんの話はかわいそうだけど、そんなことすらできないと思いますが」

「力は与えよう。当然ながら報酬も」

そう言って、灯は瑕から袋に入った細長いモノを貰った。袋から出してみれば、日本刀のようなものだと分かる。柄はラバーの様なものから出来ており、日本刀とは違う作りだ。鞘は軽くて固い物質で出来ている。刀身を鞘から抜いてみれば、全てが黒く吸い込まれそうだ。

「護衛を務める為に作った打刀だ。呪いをかき集め、所有者以外からは意識されない方向性を持っている」

「呪いをかき集めるとか、意識されない方向性とかイマイチ良く分からない。それに、剣道は習ったことないけど……」

「知らないだけ、武器ではそれが最もなじむだろう。扱える程度の『虫』もつけよう」

背後から、横から、周囲からざわざわと蠢く存在が感じられた。忘れてはいけない、弓永 宗は化け物を殺し、死人を起き上がらせた人外だ。灯はそのことを再度認識し、冷たく鋭利な感覚が脳の隅々に染み渡ったことを自覚した。

「報酬は、その不出来な体を治すこと。蘇り」

 途方もなく現実味のない報酬を提示されたようだが、余り魅力を感じられない。今の所この体でも不自由が無いからだ。体は死体で、虫が巣食っているという話だけど、それを実際に確認したわけでは無い。実感がないのだ。そんな灯の表情に、瑕はモノ申さずにはいられないのか、断りの言葉を入れた後、話に割って入った。

「その体は長く持ちませんよ。日常生活を送れば以前と違うことが、死体だということが良く分かるはずです。それに、体を動かしている『虫』は貴方に対して利点ばかりではありません。なぜ、『虫』が死体に巣食うか想像付きますか?」

「言われてみれば、疑問ですね。死体を動かすなんて、考えてみると気味の悪い習性。少なくとも、人間に利益を与えるような感じはしない」

「その通りです。地上で最も強い人間を巣にすることで、安全を手に入れているのです。死体であれば、人間本来の免疫作用は働きませんから、居心地が良い。そして、食糧にもなります。そんな、有用な死体ですが、巣にできる遺体は死後間もないものに限られています。また、『虫』は繁殖や古い死体から乗り換える為に、生きた人間を殺すことがあります。そのさい、古い死体は跡形もなく食べられてしまうのです」

「なんとなく予想していたけど、おぞましい話。私もいずれは『虫』に食べられるかもしれないし、人を襲うかもしれない……」

 そう、死んだことを忘れていたわけでは無い。常人ならざる技で生き返ったことを忘れていたわけでは無い。ただ、余りにも現実感がないから、思考が追いつかない。

「現状を受け入れることが出来ていれば、問題ない」

 確かに現状を受け入れていた。ただ、それは理解出来できなから、流されているだけのことだ。

「どうか悲観されないでください。月に1つ死体を与えれば、貴女の肉体を虫食むことはありません。依頼を達成すれば、遺体を乗り換えられる前に、元の体を得ることが出来ます」

 僅かな沈黙が訪れた。依頼者にはもう言うことがないのだろう。この沈黙は、灯に与えられた決断を下すための時間だ。しかし、考えるまでもなく取る道は決まっている。

「……選択肢は無いみたいですね」

「期間は定かでないが、約1年といった所だ。失敗は、動かぬ屍へと成り果てる可能性がある。達成しても、それまでの記憶は消され、以前の日常へと戻ることになるだろう」

 期限が定かではない。ただ、状況に圧倒されるだけの灯だったが、そのことにはついては、わずかに引っかかるところがあった。なぜ、期限が決まっていないのか?敵を排除するのに、どれ程かかるか分からないといった所だろうか。なんにしろ、先が見えない。

「灯様。どうか護衛の際は、平時と同じように振る舞ってください。紫とは、同世代の方と変わらないお付き合いして頂ければ幸いです」

「了解しました。そうじゃないと、力の無い少女をわざわざ護衛に着けた意味は無いですよね」

 灯の返答に、瑕は笑みを浮かべて会釈を返した。ここで一旦間が空き、灯は「これで依頼の内容は終わりかな?」と疑問を浮かべた。

「要件は以上。問いがあれば」

そう言って閉めようとする弓永に対して、灯は聞かずにはいられないことがあった。弓永と話していて、違和感があったのだ。

「さっきから話していて、気になっていたことが有ったんだ。まるで私の考えを読んでいるかのように話していたけど、そういう能力があるの?」

 弓永は、この質問が来ることを予想していたのか微動だにしなかったが、瑕が丁寧な断りをいれて説明を始めた。

「灯様の体には、弓永が支配・干渉している『虫』が存在しています。そこから人の思考を読むなど造作もないことです」

 なるほど。言われてみれば納得できる話だ。脳も弓永の手が入っているのだから、細工はやりたい放題ってわけか。しかし、それは――。

「気持ちの悪い話だな」

 瑕は上品な笑みを作り、弓永は相変わらず揺らぎもしない。

「話は終わりだ」

「これから色々と問題が出ると思いますが、細かい話は後々、必要になったときに行います。取敢えずは、灯様の桜女学館高等学校へ入学手続きを済ませておきましたので、入寮日までに準備を済ませておいてください」

「そういえば、桜女子は寮暮らしが強制されるんでしたっけ?」

「その通りです。ご家族と離れ離れとなり寂しい思いをなさると思いますが、今のお体ではかえってご都合がよろしいかと」

「そうかも。しかし、紫さんか。仲良くなれると良いけど」

「灯様なら大丈夫ですよ。私のこれまでの経験がそう言っています」

 あてになるのか分からない瑕の言葉に、灯は自然と苦笑いを作っていた。
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