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二章 高校入学編
49 VS 妖怪<鎌鼬>
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妖怪<鎌鼬>は人化して人型になっています。
人化した状態だと戦闘力が落ちるのですが、女性を襲うだけならそれでも十分。
ですが、その油断のせいで、奴の体は大きくダメージを負っています。
「ああん? 俺のやることになんか文句あるのカ!?あの悲鳴と負の感情が俺の力になんだヨ!ナニモンかは知らネェが、俺の邪魔をしてタダで済むと思うナヨ!?」
「ふふっ・・その邪魔とやらをしに来たのですよ、妖怪<鎌鼬>さん?」
口元を扇で隠して恐怖を悟られないようにしつつ、挑発します。
余裕のありそうな大物っぽい雰囲気を出して、行動を誘導しなければ。
「アアァ?俺の正体を知ってやがるとなナ・・・本当にナニモンだ?」
「さて、何者でしょうね? ご自分の頭で考えてみてくださいな? あ、でも、鼬の脳みそではそんな簡単な推理さえできませんよね。これは失礼・・・ふふっ」
「ほざけっ!!」
妖怪<鎌鼬>が人化を半分ほど解いて、二又に別れた尻尾が出現。
爪も生えてきて、風が爪の周囲に蠢いています。
・・・来ますね。
「おらっ!<風爪刃>ォ!」
「ふっ、『弐ノ舞・硬扇二連』っ!」
妖力で限界まで硬化させた扇で<風爪刃>を弾きます。
ダメージの影響か、誘導した通り、様子見の行動なのか。
どちらにせよ、私の全力でギリギリ弾けるくらいでした。
ですので、余裕な振りをすることも忘れません。
「どうしました?その程度なのですか?」
「テメェ・・・!!」
敵はギリっと歯を食いしばり、両の爪を振りかぶりました。
目に妖力を集中させて動体視力を強化して・・・来るっ!
「死ねっ!!<鋭爪烈風刃>っ!!」
「五文字技・・・<鮮烈破>ッ!!」
まともな方法では対処できない攻撃がきたので、切り札を切る。
薄い赤色をした、たった一枚しかない特殊な<高位符>を起爆させました。
これは半ば賭けでしかありませんが・・・私の祈りは届いたようです。
「ナニッ!?俺の<鋭爪烈風刃>を相殺したダト!?そんな馬鹿ナッ!!」
「はぁ・・・期待外れですね。妖怪<鎌鼬>ともあろうものがこの程度とは」
「クソッ、クソッ、クソッ・・・クソガアアアッ!!」
どうやら、あの<高位符>による圧縮衝撃波が私の基本攻撃だと思い込んでくれた様子。大物ロールの甲斐がありましたね。
妖怪<鎌鼬>は出し惜しみできないと判断したのか、人化を完全に解いて本気モードになりました。
終始余裕な私が遊んでいるとでも思ったのかもしれません。
「俺ヨリ、チット強エカラッテ、調子ニノリヤガッテっ!!」
「ふふっ・・・少しどころではないのですがね。そんなことも分からないので?」
「ッ、ガアアアアアアアアッ!!」
やはり怒りましたね。
フォーンの話では、<妖怪>は大抵プライドが高く、自分勝手だそうで。
このように見下されたら、十中八九、激昂して全力を出してくれるとのこと。
実際は冷や汗ものなのですがね。
「キサマダケハ許サネェッ!! 喰ラエ!<鎌鼬舞踏>ゥゥゥッ!!」
来ましたっ・・・!
その妖の名を冠した四文字技っ!!
欠片も見えませんし、発動さえ感じ取れないっ!!
一撃喰らえば間違いなくお陀仏にっ・・・!?
でも、ここさえ乗り切ればっ・・・!!
▽▽▽
「っ、きゃあああああああっ!?」
「・・・アァン?」
若葉は真空の斬撃を何発も喰らい、その場に倒れ伏した。
土台、彼女の能力では見てから対応するなど不可能だったのだ。
その体は全身血だらけであり、どう見ても致命傷。
実際、ピクリとも動かない。
「コイツ、思ってたヨリ、強くネェノカ・・・? ダガ、俺ノ風を相殺シヤガッタシ・・・ドウイウコッタ?」
妖怪<鎌鼬>は眉をひそめて首を傾げつつも、安堵した。
恐怖を感じていた相手との戦いを制したことで気が緩んだ。
・・・再び人化して、止めを刺そうとした。
彼の持つ通常三文字技<風爪刃>を放とうとして―――
「―――アン?こいつ、扇はどこに『イエローテイルだコン!』ぶほあっ!?」
顕現したフォーンの尻尾によって弾き飛ばされた。
妖怪<鎌鼬>はフォーンの存在などつゆほども知らなかったため、思わぬ不意打ちに対応できなかったのだ。
尻尾の攻撃自体に殆ど威力は無いのだが。
そして、吹き飛ばされた先には、<上位符変換>で全ての<妖符>を変換して用意した四枚の<高位符>による連鎖罠が存在していた。
「<鮮烈破>ッ!!」
ドゴゴゴゴゴゴッ!!
「ぐああああああああああああああっ!!」
その連鎖衝撃波は、人化状態で防御力が落ちた<鎌鼬>に、有効なダメージを与えることに成功した。
敵、<鎌鼬>が油断しきったこの瞬間こそが、唯一の勝ち筋。
この状況を生み出すことが、若葉の狙いだったのだ。
初めからこの展開を産もうとしても、警戒されて上手くいかなかっただろう。
敢えなく妖怪化されて対応されたはずだ。
強敵との戦いに勝利したと確信し、油断したが故に、上手くいったのだ。
そして、血に塗れ、致命傷と思われた若葉。
彼女は重傷ながらも生きていた。
彼女は、捜査情報から<鎌鼬>による風刃の癖を推測し、把握していた。
来るべきタイミングで、ここまで温存していた全ての妖力を、体の一定箇所にのみ集中させたのである。
それによって、致命傷であるはずの攻撃を、重傷でとどめることができた。
山が外れていたら、致命傷を通り越して即死である。
重要器官である首や心臓の守りに使う妖力さえ、全て数か所の防御に回した。
狂気の沙汰にも思えるが、彼女にとってはどのみち、他に勝機など無い。
それ故にこの作戦に打って出たのだ。
なお、噴き出した血は血糊である。
「武装召喚<多尾狐>『フォーン』! これで、決めるっ!はあああああっ!!」
「や、やめっ、ヤメロオオオオオオオオオオオッ!!」
「はああああっ!! 多尾幻扇『肆ノ舞・天国昇扇』ッッ!!」
「グアアアアアアアアアアアアアッ!?!?」
ボロボロになった妖怪<鎌鼬>に、若葉の妖力全てを強制的に放出する、半自爆技が直撃した。
扇による打ち上げを喰らった<鎌鼬>は、息も絶え絶えに―――だがまだ瀕死にはなっていなかった。
「グァッ・・・マダ、ダ・・・!妖怪、変化、鎌――――」
「いえ、これで終わりです。裏・多尾幻扇『肆ノ舞・地獄降扇』ッッ!!」
ドゴオッ!!
およそ扇で攻撃したとは思えないような音が鳴り響いた。
地面に叩きつけられた<鎌鼬>は今度こそ瀕死になった。
「ク、ソ、がぁぁ・・・」
「ゲホッ・・・!この世ならざる妖よ、現世より隔絶せん!『封印の妖陣』っ!」
若葉によって紡がれた式句によって、<封印術>が発動。
特殊な<妖符>に妖怪<鎌鼬>が霧のようになって吸い込まれていき・・・
・・・やがて、緑色の<妖符>がその場に残った。
そして、最後に生命力を死ぬギリギリまでぶっ放した若葉。
元々重傷―――普通の人間基準なら致命傷―――だったこともあり、意識を失い、その場に倒れ伏したのだった。
人化した状態だと戦闘力が落ちるのですが、女性を襲うだけならそれでも十分。
ですが、その油断のせいで、奴の体は大きくダメージを負っています。
「ああん? 俺のやることになんか文句あるのカ!?あの悲鳴と負の感情が俺の力になんだヨ!ナニモンかは知らネェが、俺の邪魔をしてタダで済むと思うナヨ!?」
「ふふっ・・その邪魔とやらをしに来たのですよ、妖怪<鎌鼬>さん?」
口元を扇で隠して恐怖を悟られないようにしつつ、挑発します。
余裕のありそうな大物っぽい雰囲気を出して、行動を誘導しなければ。
「アアァ?俺の正体を知ってやがるとなナ・・・本当にナニモンだ?」
「さて、何者でしょうね? ご自分の頭で考えてみてくださいな? あ、でも、鼬の脳みそではそんな簡単な推理さえできませんよね。これは失礼・・・ふふっ」
「ほざけっ!!」
妖怪<鎌鼬>が人化を半分ほど解いて、二又に別れた尻尾が出現。
爪も生えてきて、風が爪の周囲に蠢いています。
・・・来ますね。
「おらっ!<風爪刃>ォ!」
「ふっ、『弐ノ舞・硬扇二連』っ!」
妖力で限界まで硬化させた扇で<風爪刃>を弾きます。
ダメージの影響か、誘導した通り、様子見の行動なのか。
どちらにせよ、私の全力でギリギリ弾けるくらいでした。
ですので、余裕な振りをすることも忘れません。
「どうしました?その程度なのですか?」
「テメェ・・・!!」
敵はギリっと歯を食いしばり、両の爪を振りかぶりました。
目に妖力を集中させて動体視力を強化して・・・来るっ!
「死ねっ!!<鋭爪烈風刃>っ!!」
「五文字技・・・<鮮烈破>ッ!!」
まともな方法では対処できない攻撃がきたので、切り札を切る。
薄い赤色をした、たった一枚しかない特殊な<高位符>を起爆させました。
これは半ば賭けでしかありませんが・・・私の祈りは届いたようです。
「ナニッ!?俺の<鋭爪烈風刃>を相殺したダト!?そんな馬鹿ナッ!!」
「はぁ・・・期待外れですね。妖怪<鎌鼬>ともあろうものがこの程度とは」
「クソッ、クソッ、クソッ・・・クソガアアアッ!!」
どうやら、あの<高位符>による圧縮衝撃波が私の基本攻撃だと思い込んでくれた様子。大物ロールの甲斐がありましたね。
妖怪<鎌鼬>は出し惜しみできないと判断したのか、人化を完全に解いて本気モードになりました。
終始余裕な私が遊んでいるとでも思ったのかもしれません。
「俺ヨリ、チット強エカラッテ、調子ニノリヤガッテっ!!」
「ふふっ・・・少しどころではないのですがね。そんなことも分からないので?」
「ッ、ガアアアアアアアアッ!!」
やはり怒りましたね。
フォーンの話では、<妖怪>は大抵プライドが高く、自分勝手だそうで。
このように見下されたら、十中八九、激昂して全力を出してくれるとのこと。
実際は冷や汗ものなのですがね。
「キサマダケハ許サネェッ!! 喰ラエ!<鎌鼬舞踏>ゥゥゥッ!!」
来ましたっ・・・!
その妖の名を冠した四文字技っ!!
欠片も見えませんし、発動さえ感じ取れないっ!!
一撃喰らえば間違いなくお陀仏にっ・・・!?
でも、ここさえ乗り切ればっ・・・!!
▽▽▽
「っ、きゃあああああああっ!?」
「・・・アァン?」
若葉は真空の斬撃を何発も喰らい、その場に倒れ伏した。
土台、彼女の能力では見てから対応するなど不可能だったのだ。
その体は全身血だらけであり、どう見ても致命傷。
実際、ピクリとも動かない。
「コイツ、思ってたヨリ、強くネェノカ・・・? ダガ、俺ノ風を相殺シヤガッタシ・・・ドウイウコッタ?」
妖怪<鎌鼬>は眉をひそめて首を傾げつつも、安堵した。
恐怖を感じていた相手との戦いを制したことで気が緩んだ。
・・・再び人化して、止めを刺そうとした。
彼の持つ通常三文字技<風爪刃>を放とうとして―――
「―――アン?こいつ、扇はどこに『イエローテイルだコン!』ぶほあっ!?」
顕現したフォーンの尻尾によって弾き飛ばされた。
妖怪<鎌鼬>はフォーンの存在などつゆほども知らなかったため、思わぬ不意打ちに対応できなかったのだ。
尻尾の攻撃自体に殆ど威力は無いのだが。
そして、吹き飛ばされた先には、<上位符変換>で全ての<妖符>を変換して用意した四枚の<高位符>による連鎖罠が存在していた。
「<鮮烈破>ッ!!」
ドゴゴゴゴゴゴッ!!
「ぐああああああああああああああっ!!」
その連鎖衝撃波は、人化状態で防御力が落ちた<鎌鼬>に、有効なダメージを与えることに成功した。
敵、<鎌鼬>が油断しきったこの瞬間こそが、唯一の勝ち筋。
この状況を生み出すことが、若葉の狙いだったのだ。
初めからこの展開を産もうとしても、警戒されて上手くいかなかっただろう。
敢えなく妖怪化されて対応されたはずだ。
強敵との戦いに勝利したと確信し、油断したが故に、上手くいったのだ。
そして、血に塗れ、致命傷と思われた若葉。
彼女は重傷ながらも生きていた。
彼女は、捜査情報から<鎌鼬>による風刃の癖を推測し、把握していた。
来るべきタイミングで、ここまで温存していた全ての妖力を、体の一定箇所にのみ集中させたのである。
それによって、致命傷であるはずの攻撃を、重傷でとどめることができた。
山が外れていたら、致命傷を通り越して即死である。
重要器官である首や心臓の守りに使う妖力さえ、全て数か所の防御に回した。
狂気の沙汰にも思えるが、彼女にとってはどのみち、他に勝機など無い。
それ故にこの作戦に打って出たのだ。
なお、噴き出した血は血糊である。
「武装召喚<多尾狐>『フォーン』! これで、決めるっ!はあああああっ!!」
「や、やめっ、ヤメロオオオオオオオオオオオッ!!」
「はああああっ!! 多尾幻扇『肆ノ舞・天国昇扇』ッッ!!」
「グアアアアアアアアアアアアアッ!?!?」
ボロボロになった妖怪<鎌鼬>に、若葉の妖力全てを強制的に放出する、半自爆技が直撃した。
扇による打ち上げを喰らった<鎌鼬>は、息も絶え絶えに―――だがまだ瀕死にはなっていなかった。
「グァッ・・・マダ、ダ・・・!妖怪、変化、鎌――――」
「いえ、これで終わりです。裏・多尾幻扇『肆ノ舞・地獄降扇』ッッ!!」
ドゴオッ!!
およそ扇で攻撃したとは思えないような音が鳴り響いた。
地面に叩きつけられた<鎌鼬>は今度こそ瀕死になった。
「ク、ソ、がぁぁ・・・」
「ゲホッ・・・!この世ならざる妖よ、現世より隔絶せん!『封印の妖陣』っ!」
若葉によって紡がれた式句によって、<封印術>が発動。
特殊な<妖符>に妖怪<鎌鼬>が霧のようになって吸い込まれていき・・・
・・・やがて、緑色の<妖符>がその場に残った。
そして、最後に生命力を死ぬギリギリまでぶっ放した若葉。
元々重傷―――普通の人間基準なら致命傷―――だったこともあり、意識を失い、その場に倒れ伏したのだった。
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